クロスアンジュ ノーマの少女達と一人の少年が出会った   作:クロスボーンズ

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今回遂に第一中隊VS謎の敵戦闘が開始されます!

なお、謎の期待についてはまだ謎なので機体という名称に固定しています。

タイトルからすでに不穏な空気が流れていますが
KI☆NI☆SU☆RU☆NA☆!!

それでは本編の始まりです!



第13話 残る命・散る命

 

「ドラゴンじゃないって、お前、あれを知ってるのか!?」

 

ヒルダが尋ねてきた。

 

「知っている!俺はあれと戦っていた!」

 

メビウスはそう断言する。自分の中にある蘇った記憶の中にあの機体との戦闘がはっきりと思い出せていた。

 

「そんなものはどうでもいい!このやろう!落ちやがれ!」

 

そんなメビウスを他所に、そう言うとロザリーはライフルを撃った。

 

しかしその攻撃は表面に現れたシールドのようなものに防がれた。

 

「なっ!あいつ!あんなもの持っているのか!」

 

次の瞬間、そいつはこちらに銃口をむけた。そしてそこからビーム砲が飛んできた。

 

「全機回避!」

 

ゾーラ隊長の号令で全機が散会する。

 

間一髪のところでビームを避けた。

 

しかし謎の機体は間髪入れずにビーム砲を撃ってきた。

 

それもなんとか回避する。

 

「くそ!どうすりゃいいんだよ!」

 

「このまま背中を向ければやられる!各機!死ぬ気で攻撃しろ!」

 

「イエス・マム!」

 

ゾーラ隊長の号令のもと、各機が散開した。

 

しかしドラゴン用のアサルトライフルではシールド突破は不可能であった。

 

クリスとエルシャはハウザーに装備されたリボルバー式の砲台をロングライフルと共に撃つ。ロザリーはグレイブに追加で装備させた2連装砲を使うがシールドは壊れる様子がない。そしてすぐにビーム砲の反撃が来た。

 

こうなると彼女達にとって有効な残りの武器はヒルダのグレイブに装備された可変斬突槍「パトロクロス」か凍結バレットぐらいだ。

 

だが接近しようにもあのビーム砲を掻い潜るのは困難を極めた。

 

(このままじゃジリ貧だ!なら!)

 

「アイ・フィールド!展開!」

 

モニターにふれ、メビウスはアイ・フィールドを展開させた。敵のビーム砲がこちらに向かってきたが、それはフェニックスに届くことなく横へとそれた。

 

(アイ・フィールドなら防げる!なら!)

 

そうしてアイ・フィールドを展開させながら一気に距離を詰めた。

シュミレーターで訓練したコンバットパターンを決め込もうとしていた。

 

まずはガトリングガンとヘヴィマシンガンを撃ち込んだ。それらはシールドで防御された。

 

次にショルダーミサイルポッドとSMM2連装ミサイルを放った。これも防がれた。

 

しかし防がれながらも彼は自分の訓練通りの動きをしていた。ウイングモードへと変更した。

 

180mmキャノン砲を撃った。するとシールドが消えた。

しかし砕けたというよりは消滅したと言った方があっている。

だが、シールドを突破したことに周りは驚く。

 

そして再び変形すると高粒子サーベルへと手をかけた。それを顔の部分に突き刺す。すると動きが明らかに遅くなった。

 

そしてトドメに高粒子バスターをサーベルで空いた穴に突っ込んだ。そして引き金を引く。そして機体から離れる。

 

多少の間があったが、次の瞬間、機体は爆散した。

 

「あいつやりやがったぞ!」「やっぱりすごいわね!あんなテクニックどこで覚えたのかしら!」

 

「よし!それじゃあもう一機の方もやるぞ!」

 

「ねぇねぇ!みんな!クイズ!」

 

「場をわきまえろヴィヴィアン!そんなことしてる場合か!早くもう一機も落とすぞ!」

 

ゾーラ隊長がヴィヴィアンを注意する。

 

「そのことだよ!もう一機はどこにいったでしょうか!?」

 

その言葉に場が凍りつく。

一機相手に苦戦していただけに残りの一機には目もくれてなかった。

 

しかもこの反応、どうやら誰も知らない様だ。

 

それだけではない。アンジュとサリア、ココとミランダの姿がどこにも見えなかった。

 

嫌な予感がした。

 

(まさか!ココやミランダ達のところなんじゃ!)

 

そう思うとナオミはレーダーを見た。するとそこにはここから離れたところに4機のパラメイルがいると反応していた。

 

するとナオミはそこへと向かって飛んで行った。

 

「ナオミ!?どこに行くんだ!?」

 

「4人が無事が確認してきます!」

 

ナオミはそう返事をすると機体をポイントへ向けて飛ばして行った。

 

「ちぃ!全機私についてこい!メビウス!ナオミの後をおえ!例の機体がいる可能性が高い!悔しいがあいつと張り合えるのは今のところお前だけだ!」

 

「イエス!マム!」

 

ゾーラ隊長の命令に従い、メビウスはフェニックスを飛ばして行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例の機体との戦闘中の少し前になる。

 

アンジュは皆が動きを止めていた中で再び逃げ出した。その後ろにココがいる。

 

そして二人を止めるためにサリアとミランダがいた。

 

「やめなさいアンジュ!その機体には燃料は1回分しか搭載されてないのよ!」

 

パラメイルはメイルライダーの脱走を防ぐために燃料は一回分の戦闘に使うとされている分しか入れられていない。アンジュのような新兵では10分も飛べば補給が必要になるだろう。

 

このままいけば途中で海へと墜落するのが目に見えていた。

 

「構いません!あのような場所に戻らなくていいなら!後は自力でなんとかします!」

 

「アンジュ!止まりなさい!これ以上行くなら貴方を撃ち落とすわ!」

 

戦闘中に脱走を企てた場合、まず説得する。それでダメなら味方が撃ち落とすことになっている。

 

サリアはアンジュの機体に銃を向けた。

 

その時だった。例の機体がアンジュ達へと迫って来た。

 

「くっ!こいつ!」

 

サリアはアサルトライフルを撃つがシールドで防御され意味がなかった。その機体はビーム砲をサリアに向けて撃ってきた

 

サリアは避ける。すると今度はその機体はココとミランダの方へとビーム砲を向けた!

 

二人はアンジュの後ろに付いて行ってたので気づいていない。

 

「ココ!ミランダ!避けて!」

ナオミがこの場に現れそう叫ぶ。しかし二人は気づかない。

 

「間に合ぇぇぇぇぇ」

 

メビウスはギアを全開にして、その攻撃の間に割って入ろうとする。

 

ビーム砲が発射された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の瞬間、メビウスの目の前で、ココとミランダの機体にビームが直撃した。

 

二人の機体は爆発するでもなく、ただただ無抵抗に海へと落下していった。

 

「ココ!ミランダ!」

 

「おい!返事しろ!ココ!ミランダ!」

 

しかし先程とは違い返事は帰ってこない。

 

最悪の結果。それが一瞬頭をよぎった。

 

すると例の機体は今度はこちらを標的としてきた。

 

「ナオミ!避けるぞ!」

 

その時だった。

 

「キャァァァァァ!!!」

 

叫び声と共に、不意に後ろから何かが機体に抱きついてきた。それは恐慌状態に陥ったアンジュの操縦するグレイブだった。アンジュはナオミ機にも組みついていた。

 

「アンジュ!離れて散開しろ!じゃないとビーム砲の的になる!」

 

「たっ助けて下さい!助けて下さい!!」

 

しかしパニックに陥ったアンジュにそんな言葉は届かなかった。

 

メビウスはナオミとアンジュを庇うように機体をずらした。アイ・フィールドにビーム砲が当たる。ビームは機体に触れることなく逸れていった。

 

(こうなったら他のメンバーが来るまでこうしてじっとしていて、ゾーラ隊長達に後ろから攻撃させるしかない!!)

 

その時だった。

 

「ビビーー!!」

 

エラー音が鳴った。メビウスは反射的にモニターを見る。

そこにはこの状況で一番まずいことが映し出されていた。

 

 

「I・FIELD使用時間限界、これより冷却作業を始める」

 

 

(!?アイ・フィールドには使用限界があるのか!?)

 

突然のことに混乱した。

 

「メビウス!ナオミ!無事か!?」

 

ゾーラ隊長の声がした。どうやらゾーラ隊長が来たようだ。

 

しかしその次の瞬間ビーム砲がメビウスとナオミの機体を撃ち抜いた。

 

メビウスとナオミは、ココとミランダ達と同じようにただただ海へと落ちていった。

 

アンジュは二人の陰に隠れていたせいか、直撃は避けれたらしい。

 

「キャァァァァァ!!!」

 

アンジュは今度はゾーラ隊長に組みついた

 

「なにをするアンジュ!離さないか!」

 

しかし今度はさっきよりも恐慌状態へと堕ちたのか、もはや言葉にならない悲鳴をあげていた。

しかし敵は待ってはくれない。

 

次の瞬間にはゾーラ隊長とアンジュにビーム砲を向けた。

 

「ゾーラ隊長!避けてください!」

 

その言葉より先に、ビーム砲はゾーラ隊長の機体に直撃した。

 

アンジュの機体にもビーム砲は命中していた。

 

しかしその時彼女達は見た。アンジュがゾーラ隊長を盾にするのを。

 

「あいつ!隊長を盾にしやがった!」

 

ヒルダがキレるがそんな暇はなかった。

 

敵の機体は既にこちらにビーム砲を向けていた。

 

その時だった。

 

下から何かがやってきた。

 

それはミサイルなどを放っていた。

 

「やめろぉぉぉぉぉ!!!」

 

ウイングモードに変形したフェニックスが昇ってきた。最大加速で機体に突っ込みながら、ガトリングガンやヘヴィマシンガンなどを乱射する。

 

機体はシールドを展開した。それによって攻撃は防がれた。

 

しかしそれでもメビウスはフェニックスを加速させて行く。

 

「くたばれぇぇぇぇ!!!」

 

次の瞬間、180mmキャノン砲を機体頭部めがけて発射した。

 

ほぼ零距離射撃であった。両方の機体が爆風に飲み込まれる。

 

爆風が引くと、そこには頭部を完全に破壊された機体と、フェニックスがいた。

 

すると突然穴が開いた。そしてその機体はその穴へと戻っていった。そして穴は再び閉じられた。

 

「なんとか・・・なったな・・・」

その言葉を最後に、俺は意識を失った。

操縦桿から手が離れたため、フェニックスは再び落下していった。

 

「メビウス!?おい!返事しやがれ!」

 

「とにかく!ゾーラ隊長達を回収後全機帰還するわよ!

 

「イエス!マム!」

 

サリアがそう言うと、まわりも返事をし落ちていった機体の回収にかかった。

 

 





今回6名が撃墜されました。果たしてタイトル通り一体何名の命が散ってしまうのでしょうか

(まぁ原作知ってる人なら多少は予想つくでしょう)

「6はない、タグがあれだから」主人公死んだら話おわりやん」
とかで考えるのはやめましょうね。
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