クロスアンジュ ノーマの少女達と一人の少年が出会った   作:クロスボーンズ

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今回の話で!私は生まれ変わったのだ!

私はついに!字を整理をすることができるように
なったのだ!(とても今更)

でも右端に違和感を感じてしまうため、多分次回からは控えめになると思います。

また、この作品ではたまに原作にはあったのにシナリオの都合で簡略化されている部分があります。

その点はご了承ください(今更)

それでは本編の始まりです!




第18話 衝突する仲間達

 

 

数日後、ヴィヴィアンとメビウスはジャスミン

モールへと来ていた。

 

ヴィヴィアンは新たな武器を買うため金袋を肩に

背負っていた。

 

メビウスはこの世界のことを知るためにジャスミンモールに歴史書を買いに来た。

 

「おお!新しいの入ってる!」

 

ジャスミンモールに着くなり、ヴィヴィアンが

驚きの声を上げる。

 

その目の前には見たことの無い武器があった。

見た目を言うならば弓矢での弓の部分に似ていた。

 

「おばちゃん!これいくら!?」

 

「お姉さんだろ!ったく。超硬クロム製ブーメランブレードかい。1800万キャッシュだね」

 

その金額に驚き、周りがざわつく。

 

(お姉さんって・・・この人年幾つだよ)

心の中でメビウスは苦笑した。

 

「喜んでー!」

 

そう言うとヴィヴィアンは金袋をジャスミンに渡した。

 

「毎度あり」

 

ジャスミンは札束を数えていたが数え終わるとそう言った。

 

すると突然バルカンが後ろを向きながら吠えだした。

 

3人は吠え先を見た。

 

そこにはアンジュがいた。

 

例のボロボロの制服は以前ロッカーで見た時より

ボロボロになっていた。

 

「うわぁお、セクシー」

 

「随分と涼しそうな服じゃないか」

 

「よくその姿でいれるな」

 

3人がほぼ同時にそう言った。

 

「虫ケラに見られようと何とも思わないわ。

けど流石に寒いから」

 

そう言ってアンジュはポケットからキャッシュを

取り出した。

 

「制服ありますか?」

 

そう言うとアンジュはキャッシュを投げ渡した。

 

「ありますかだって?ここはブラジャーから列車砲までなんでも揃うジャスミンモールだよ」

 

「以前俺が下着頼んだ時はそのセリフ言い直してたよな」

 

「お黙り」

 

メビウスが横槍を入れてくる。 それをジャスミンが睨みながら言う。

 

そうしてジャスミンは制服をアンジュに渡した。

 

アンジュは試着室へと入っていく。

 

数分後、試着室からは新品の制服を着込んだ

アンジュが出てきた。

 

「では」

 

そう言うとアンジュは出口へと向かって行った。

 

「もう行っちゃうの!?アンジュも武器買おうよ〜」

 

「武器?」

 

ヴィヴィアンの言葉にアンジュが止まる。

 

(この展開、以前に見たことあるな。俺の時は確か

バーグラーセットを買ったな)

 

メビウスは、初めてここにきた時の自分を思い出していた。

 

ジャスミンに武器を勧められた時のことを。

 

「ねぇねぇ。これなんてどう?アンジュの機体に

似合うと思うなぁ」

 

そう言われて見せられたそれは巨大な剣であった。

 

メビウスはネームプレートを見てみる。

 

【天空剣。これで貴女もVの字斬りしましょう】

 

そう書かれていた。

 

「パラメイルはノーマの棺桶。自分の死に場所だから、自分の好きな風にできるのさ。

強力な武器、分厚い装甲、派手なデコレーション。ノーマに許された、数少ない自由さ」

 

「・・・くだらない」

 

そう言ってアンジュは去ろうとする。

 

「そんなんじゃあ仲間に狙われても仕方ないねぇ」

 

アンジュが立ち止まり振り返った。

 

「しかし・・・だ。そんな問題も金が解決する。

安心安全、それに命。買えるのはなにも物だけじゃない」

 

「・・・買収ですか?」

 

「流石皇女様。話が早いねぇ」

 

ジャスミンは算盤を持ち出すと、計算をした。

 

「手数料込みで、一人当たり1000万キャッシュでどうだい?」

 

「ほんと、ノーマらしくて浅ましい。一人で大丈夫です。・・・わたしは」

 

アンジュは失笑すると、ジャスミンモールを後に

する。

 

(・・・金で買えるのは物だけじゃない・・・か)

 

(もし、自分に関する記憶が金で買えれば、どれほどいいものか・・・)

 

(・・・今日は本を読もうとしたけど・・・探索に出るか)

 

帰ってきたら本を読もう。そう思い、メビウスは

ジャスミンに向く。

 

「ジャスミン、この世界の歴史が書かれた本ってあるか?」

 

「あるけど、あんたみたいな子供にゃ早いような気もするけどね」

 

「人を見た目で判断するな」

 

彼は多少不機嫌になった。身長はヴィヴィアンより下なので無理もない。

 

本来なら160はあったはずなのに。

 

「わかったよ、ちょっとまってな」

 

そう言ってジャスミンは本棚から歴史書を持ち出してきた。

 

「これが最近書かれた歴史書だね」

 

「買うぞ」

 

そう言うとキャッシュを取り出しジャスミンに渡した。

 

「毎度あり」

 

そう言うとジャスミンは俺に歴史書を渡してきた。

 

「本のお供にセノビ●クでも飲むかい?」

 

「やめろ」

 

そう言い、ヴィヴィアンとジャスミンモールを後にしようとした時だった。

 

「ちょっとお待ち」

 

ジャスミンに呼ばれ、振り返る。

 

「メビウス、今度あんたに頼みたいことがあるんだ」

 

「今じゃないのか?」

 

「今はまだだよ。でも今度頼みたいんだよ」

 

「・・・今度話を聞かせてもらうよ」

 

メビウスはそう言いうとヴィヴィアンとジャスミンモールを後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロザリーとクリスは今、幼年部の反省部屋へと来ていた。

 

「ガス抜きと思って見逃してたけど、流石に目に

余るわよ」

 

サリアが二人を注意していた。

 

その後ろにはエルシャとナオミ、そして帰り道で

捕まったヴィヴィアンとメビウスがいた。

 

ヒルダとアンジュ以外の第一中隊のメンバーがいたのだ。

 

メビウスは先程買ってきたこの世界の歴史書を読んでいたが、やがて本を目隠しに眠り始めた。

 

ロザリーとクリスはアンジュに様々な嫌がらせを

していた。

 

まずアンジュに下剤入りのボトルを飲ませようとした。

 

もっとも、アンジュはそれに気づくなり、ロザリーに口移しで飲ませてきた。

その後のロザリーはトイレに直行していた。

 

昨日など、アンジュの下着を晒し者にしようとしたが、それはエルシャのだった事に気付かず、更にはブス雌豚の色ボケビッチなど言ってしまい、それをエルシャに聞かれる始末であった。

 

無論、エルシャの鉄拳制裁が彼女達を襲ったのは

言うまでもなかろう。

 

そして今日はアンジュのロッカーをスプレーで落書きしようとしたが、それをサリアに現行犯で発見されてしまい、今の状況になったわけだ。

 

「あんたらはなんとも思わないのか!新兵二人を

殺したばかりか!隊長をあんな風にしたんだぞ!」

 

ロザリーが感情を剥き出しにしながらそう言う。

 

「アンジュは二人の墓を建てたわ。

それでノーサイド。今は彼女も仲間の一人よ」

 

死んだ仲間の墓を生き残った仲間が建てる。

 

死んだ仲間の人生を背負うために。

 

その仲間の事を忘れないために。

 

「だからって!それだけであいつを仲間と認めろっていうのかよ!」

 

「私はアンジュちゃんを仲間と認めてるわよ。彼女はちゃんと自分のすべき事をして、ちゃんと戦場に戻ってきたじゃない」

 

「それだけじゃないわ

既にメビウスくんとナオミちゃんはアンジュちゃんを許しているわ。

なのに貴女達が許さないのは変じゃないかしら?」

 

そう、その通りなのだ。あの時のアンジュのせいでゾーラ隊長は未だ意識不明だ。

だが、それでも大怪我を負ったメビウスとナオミは既に彼女の事を許しているのだ。

ナオミに関しては、同期が殺されたのにだ。

 

それなのに二人はアンジュに冷たく当たること

すらしないのだ。

 

「でも!」

 

「それだけであいつを仲間と認めろってのかよ」

 

扉が開いた。

 

そこにはヒルダがいた。

 

「あいつの方は私達のことを仲間なんて思ってない。そんな奴を仲間として認めろっていうのかよ。あんたらみたいな優等生には出来るとしても、私ら

みたいな凡人には無理だね」

 

ヒルダは歩きながら続ける。

 

「にしても司令もわからねぇなぁ。あの女に

ポンコツ機を与えるだけで特にお咎めもなしとはな。

あぁ!そうか!司令も気に入っちゃったんだね。

あいつの事。そう考えれば納得できるね。あいつを妙に優遇してるのも。あの司令をたらし込むなんて。

皇女殿下はベットの上でも優秀か」

 

「!!上官侮辱罪よ!」

 

「だったらどうする!」

 

サリアとヒルダがそれぞれ武器を向けあった。

 

「やっやめようよ。仲間同士なんだし」

 

ナオミが止めようとするが場が収まる気配はない。

 

「これ以上アンジュを侮辱することは許さない」

 

「ゴミムシみたいに見下されて、まだ庇うとはな」

 

ヒルダの銃の引き金に指が伸びた。

 

サリアの体が前に飛びかかろうとした時だ。

 

「バァン!」

 

乾いた音が部屋に響いた。

 

皆が驚きその音の方を向く。

 

メビウスが天井に向けて拳銃を放っていた。

 

「悪い!暴発した。

空砲だったようだが、怪我はなかったか?」

 

・・・場に沈黙が流れる。

 

「はぁ、白けちまった、やめだやめだ。

ロザリー、クリス。行くぞ」

 

そう言うとヒルダは拳銃をしまい、二人を連れて部屋を後にした。

 

三人が出て行くと、緊張の糸が切れたのか、皆安堵の息を漏らした。

 

「礼を言うわ。メビウス」

 

「別に、拳銃が暴発しただけだ」

 

「わざとでしょ、二人を止めるために」

 

おそらくあの一発がなければ間違いなくどちらとも大怪我、最悪死人が出る事態になった事は誰の目にも明らかだった。

 

「いつから起きてたの?」

 

ナオミが聞いてくる。

 

「メビウスとナオミは〜のあたりには目が覚めてた」

 

「・・・この際はっきりと確認したいんだけど、

二人はアンジュの事を許しているの?」

 

サリアが意を決したように聞いてきた。

 

「・・・俺が許せなかったアンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギだった頃のアンジュはもういない。今の

あいつはただのアンジュだ。あいつを許さない理由なんてない」

 

「私も、アンジュがココやミランダを殺した過去を許さないより、アンジュ達と未来に向かって進みたい。ココやミランダもそれを望んでると思うし」

 

「二人はアンジュちゃんの事を許してるのね。

きっといつかヒルダちゃん達もアンジュちゃんを

許すわ。

今はまだ気持ちの整理がついていないだけよ」

 

エルシャがそう言う。

 

「さてと、それじゃあ俺はそろそろ失礼するぜ」

 

そう言ってメビウスは本を片手に部屋を後にした。

 

メビウスはロッカールームに向かい、パイロット

スーツに着替えた。

 

そしていつものように、フェニックスに乗り込み、空へと飛び立つ。

 

しかしメビウスは内心では心ここにあらずに近い

状況だった。

 

(・・・未来に向かって進みたい・・・か。

 

・・・俺も進めるのかな?あいつらと一緒に)

 

 

 






次回!遂にみんな大好き?あの変な体質の男が出ます!

果たして俺は表現をR-15に抑え込めるのでしょうか!?

多分次あたりでオリジナルにも多少の変化は与えます!
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