クロスアンジュ ノーマの少女達と一人の少年が出会った   作:クロスボーンズ

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保健体育の授業って男はほとんど笑っちゃいますよね。主に性教育の場面で。たまに先生も笑ってましたね。

今回結構想像力を刺激させる場面?が入ってます。てかこの作品削除されないよね?これで?

まぁ気にしても仕方ない!

それでは本編の始まりです!



第47話 竜の民 後編

 

 

サラマンディーネは意識を失ったアンジュを担いで外へと出た。外ではメビウスが待っていた。

 

「アンジュ!?一体どうした!?」

 

「申し訳ありません。頑固だったので手荒な真似をしました。このかたを医務室へ」

 

サラマンディーネがアンジュをドラゴンに乗せる。ドラゴンはアンジュを乗せて飛んでいった。

 

「さて。まだあなたの名前を聞いてませんでしたね」

 

「俺はメビウスだ」

 

「メビウス殿。あなたにも話さないといけませんね。アンジュと同じように私達の事を」

 

サラマンディーネは話した。メビウスにアンジュに話した内容と同じ事を。

 

「・・・そうか。そんな事があったのか・・・」

 

「わかっていただけましたか?」

 

「・・・一つ聞かせてくれ。なんで俺を呼び出した?その話がしたいたらタスクも連れてくればよかったのに」

 

「タスク殿にも後でお話しするつもりです。あなたにはこちらとしても聞きたい事があります。あの黒き機体についてです」

 

「フェニックスの事か・・・」

 

「やはりあれはフェニックスと言うのですか・・・」

 

「初めてあれを見たときは違和感を感じました。映像と見た目が違うと。しかしあの翼から出ている粒子で映像の機体だと判断しました。あなたがあれの乗り手なのですか?」

 

「あぁ。そうだ。そういえばあなたはあの時のパラメイルのパイロットなんですか?」

 

あの時。アルゼナルにドラゴンの大群が攻めてきた時に現れた謎のパラメイル。その内の指揮官機

【焔龍號】のパイロットだ。

 

「あの時の戦闘は龍神器のテストです。あなた方がアウラ奪還の妨げになると判断しての事です」

 

「テスト・・・一体そのせいで何人死んだと思って・・・」

 

メビウスが怒ろうとするがすぐに怒りは収まってしまう。

 

「・・・俺たちもあんたら人間を山程殺してきたんだ。こんなこと言う資格はないな・・・教えてくれサラマンディーネさん。あんたらは俺達が憎くないのか?あんたらの同胞を殺してきた俺たちが」

 

「・・・人間は過去の罪を受け入れ、許すことが出来るのです。怒りや憎しみだけで戦えば、先祖達の過ちを繰り返すだけです」

 

怒りや憎しみで戦う。それは過ちを繰り返すだけ。

 

アルゼナルが人間に襲われた時の戦闘を思い出す。怒りに任せて自分はネオマキシマ砲を撃った。人間相手には使わないと決めていたあの武器を。廃墟を思い出す。あのシェルターの中で見た白骨死体。それらは戦争が、争いがなければ死ななくて済んだ人達なのか。

 

「・・・強いんですね。あなた達は。俺なんかよりずっと」

 

メビウスがそう呟く。

 

「ではあなたを呼んだ本題へと移ります。あのブラック・ドグマとは一体何ですか?」

 

「あれについてはリィザを通しても全く情報が入りません。唯一わかるのが、ブラック・ドグマの人物が、フェニックス。つまりあなたの機体を狙っている事。これだけがリィザから伝えられました。だからあなたなら彼らの事を知っていると思って」

 

「あの者達はエンブリヲと、いえ、ミスルギと手を組んでいます。それらは私達にも障害となります。

 

「待てよ。なんでミスルギ皇国とブラック・ドグマがあんたらの障害になるんだよ。俺たちは、あんたらが来たら戦ってきたから障害になる判断をつけるのはわかるけど」

 

「・・・アウラが囚われている場所。それはミスルギ皇国。暁ノ御柱なのです。 」

 

暁ノ御柱。確か以前アンジュから少し聞いた事がある程度だった。ミスルギ皇国にあり、アンジュが洗礼の儀を受けた場所。そしてノーマだと発覚した場所だ。

 

「なるほど。そのアウラ奪還の為にはミスルギと戦う事になる。そしてそうなるとミスルギと協力関係にあるブラック・ドグマの存在が邪魔になると・・・」

 

「分かった。ブラック・ドグマについて俺の分かる事を話す。相手に一方的に情報を話させるのは好きじゃない」

 

メビウスは一通りの事を話した。

 

「成る程。あなたのいた世界で戦っていた敵なのですね。どうりでフェニックスの様に武装などがあの世界で見ない物ばかりなわけです」

 

「すまねぇな。ろくな事が分からなくて」

 

「いえ。少しでも多くの情報が手に入っただけでも良いものです」

 

「・・・なぁサラマンディーネさん。地球って二つしかないのか?」

 

メビウスが疑問に思い尋ねる。自分はもしかしたらその二つの地球とは別の地球から来たのではないかと言う疑問が芽生えていたからだ。

 

「少なくても私達は偽りの地球以外の存在は知りません。ですが無いとは言い切れませんね」

 

(平行宇宙の地球か。俺もサラマンディーネさん達みたいにあの世界になんらかの理由があっていったのかな・・・)

 

メビウスが疑問に耽っていた。

 

「そういえばメビウス殿。あなたの機体を調べさせてください」

 

「何言ってるんだよ。機体ならそっちが運んでたんじゃないのかよ。今はそっちが持ってるんだろ?」

 

「フェニックスでしたね。あの機体、どうしても気になる事があるのです。それを調べるために協力してください」

 

「別に構いませんけど」

 

「では参りましょうか」

 

やってきたドラゴンに二人は乗り込んだ。そしてしばらく飛んでいたが、やがて格納庫の様な所に着いた。

 

するとそこにはあのアルゼナル襲撃の際にみた三機の龍神器があった。そしてその隣ではフェニックスやヴィルキスにアーキバス。その他にも組み立て中の機体があった。

 

フェニックスの前へとたどり着く。

 

「あの映像の姿になれますか?」

 

機体に乗り込む。モニターで機体を変化させる。すると機体が光り出し、次の瞬間には例の姿へと変わっていた。

 

「これでいいか?」

 

「ええ。しばらくそのままで」

 

すると整備士なのか。何名かがやってきて機体を調査していた。

 

暫くして下から声が聞こえた。

 

「ありがとうございます。機体を戻しても平気です」

 

メビウスは機体を戻して、サラマンディーネの元へと向かった。

 

「一体何が調べたかったんですか?」

 

「調べた結果、この機体は例の映像に映し出されていた機体と同じ機体であると判断できました」

 

同じ機体。それはつまりこの機体は500年以上昔のこの世界に来ている事を表していた。

 

「・・・フェニックス。お前本当にこの世界であんな事したのか?」

 

メビウスがフェニックスを向く。メビウスの脳内にはあの映像が、ネオマキシマ砲を放つフェニックスの姿が映し出されていた。一体何のためにそんな事をしたのか。その理由がわからないでいた。

 

(・・・わからないなら今後知ればいい。そして知った先でどうするか考えればいい・・・)

 

そう思いメビウスはこの考えを今は打ち切った。

 

「なぁサラマンディーネさん。医務室ってどこだ?アンジュがどうなってるか見てきたいんだけど」

 

「医務室でしたらこの建物の隣ですよ」

 

「ありがとう」

 

メビウスは格納庫を後にした。

 

 

 

 

 

 

「さてと。どうでした?結果は?」

 

サラマンディーネが整備士達に聞いてくる。

 

「やはりこの機体の全てがこの地球。並びに偽りの地球の技術で作られたものではありません。いわばブラックボックスの塊です。技術で龍神器に転用できる物はないです。何より凄いのはエンジンです」

 

フェニックスのエンジン。それは半永久機関である。一度スイッチを入れるとスイッチを切るまでは永久機関として動く機体である。

 

「・・・あの者達をなんとか味方につけられないでしょうか・・・」

 

サラマンディーネはそう呟く。

 

 

 

メビウスは医務室へと来ていた。するとアンジュは既に起きていた。誰かと話をしていた。その人物の後ろ姿はメビウスもよく知っていた。

 

「ヴィヴィアン!?」

 

「おーメビウス! おいーっす」

 

そう。ヴィヴィアンだった。そこにはドラゴン姿ではなく、メビウス達のよく知る姿のヴィヴィアンがいた。

 

「ヴィヴィアン。人間の姿に戻れたのか。良かった・・・でもどうやって?」

 

「ここでクイズです!なぜ人間の姿に戻れたのかわかりますか!?

 

「わかんねぇなぁ。答えは?」

 

「それはね・・・えっと・・・なんだっけ?」

 

「D型因子の配分を調整しました。これでもう。外部からの投薬なしでも人の姿を保てるはずです」

 

「ということでした!」

 

「あなたは?」

 

メビウスは突然現れたその人物に多少驚いた。

 

「私はドクター・ゲッコー。医者です」

 

「メビウスです。ヴィヴィアンの手当てをしてくれてありがとうございます。そういえばアンジュの容体はどうです?」

 

「ねぇあなた?どこか痛いところはない?」

 

ドクター・ゲッコーはアンジュの方を見て尋ねた。

 

「別にどこも」

 

「そう。サラマンディーネ様が手加減してくれたのですね」

 

その言葉にアンジュはどこか悔しそうだった。

 

「タスクなんてめっちゃ心配してたよ」

 

ヴィヴィアンが一言付け加えた。

 

「タスク。そういえばタスクは?」

 

アンジュが気になりそう呟く。

 

 

 

 

 

「たすけてぇー!」

 

医務室にタスクの悲鳴が響き渡った。それは隣の部屋からした。急いで隣の部屋へと駆けつけた。

 

 

 

・・・そこではタスクが全裸でベットに縛り付けられていた。しかもその周りには女性が沢山いた。一言で言うならハーレム状態だ。皆タスクのあるものを見ていた。

 

「ちょっと!タスク!何やってるのよ!」

 

アンジュはタスクを助けようと近づいた。その時だった。アンジュが機材につまづいた。前に倒れこむ。その時タスクの顔がだいぶ緩んだ

 

 

 

・・・普段タスクにされていた事を今度はアンジュがしたと思って貰いたい。しかもアンジュは口を開いて股間に埋め込んだ。・・・アンジュの口の中にあるものが咥え込まれた。何かが口の中に出された。

 

周りの女性達が歓喜の声を上げていた。アンジュが慌てて起き上がる。

 

「なによこれ・・・嘘・・・なんで全裸なの!?私・・・一体!」

 

アンジュが口元を触る。そこには・・・白い・・・液体が付いていた。それは口の・・・中にも・・・あった・・・

 

【ゴクン】

 

アンジュの耳に嫌な音が聞こえた。その音はまるで液体を飲み込んだときのような音である。アンジュは反射的にそれを飲み込んでしまったのだ。

 

「おおっ!グゥレイトォ!」

 

ヴィヴィアンが歓声の声を上げた。

 

「ちっ違うんだアンジュ!これは!」

 

「ご協力感謝しています。ミスタータスク。人型の成人男性の体なんて珍しいですから勉強になりましたわ。【性教育】の」

 

「性教育!!?」

 

「はい」

 

「へぇ・・・人が大変な目に遭っているのに・・・そう」

 

アンジュがつまずいた際に床に落とした機材のうち、ピンセットと羽箒を拾い上げた。一体これで何をどうする気なのだろうか?

 

「やっやめろ・・・アンジュ落ち着いて・・・」

 

「このケダモノォォォ!!!!」

 

次の瞬間、アンジュによるタスクへの折檻が始まった。メビウスは顔に手を当てて呆れていた。

 

【カチャン】

 

「ん?」

 

メビウスの右手首に何か冷たいものが触れた。顔に当てていた手を離してみる。それは手錠であった。その先を見るとそこにはドクター・ガッコーがいた。

 

「すいません。ミスタータスクがあの調子なので。あなたにもご協力願いますメビウスくん。人間の少年というのはこの世界では珍しいので」

 

「え?」

 

言った内容と現在の状況が理解できないでいると左手首にも同じ物をつけられた。

 

「みんなー!今度はこの子を使って授業するわよー!」

 

ドクター・ゲッコーがそう叫んだ。

 

以前ゾーラ隊長がアンジュと取り調べ室でしていた時と同じ様な感覚がメビウスを襲った。この教育に関わると色々とまずいことになると直感で理解した。

 

直ぐに逃げ出そうとした。しかしそれは無駄な努力であった。手錠によって直ぐに引き戻された。

 

「ほらほら。大人しくしてれば気持ちよくしてあげるわよ」

 

ドクターゲッコーがそう言いながら、彼女達と一緒にメビウスをある部屋へと連行した。

 

「やめろはなせ!!服脱がすな!!!」

 

会話から察するに、メビウスは必死に抵抗しているらしい。

 

「ちょっと!尻尾を引っ張らないで!」

 

「この服。ズボンと合体してるみたいね」

 

「嘘!結構大きい!これで普通なの!?」

 

これ以上の描写はR-15であるこの作品の存続に関わるので皆様の素晴らしき想像力でお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンジュはある場所で手を洗っていた。そしてその後そこでうがいもした。

 

「アーンジュ。落ち着いた?」

 

ヴィヴィアンがタオルを差し出した。

 

「私汚れちゃった・・・男って欲求不満ならトカゲでもなんでもいいのね!」

 

憎々しげにタオルを地面に叩きつけた。あの後アンジュはメビウスも同じ目に遭っているのを見ていたからこう思うの仕方ない。

 

余談だがアンジュはこの作品では第8話で既に汚されています。

 

「その様子では、もう平気なようですね」

 

後ろから声がした。振り返るとサラマンディーネがいた。その後ろにはナーガとカナメがいた。もう一名もいた。

 

「ラミア。あの子です。遺伝子照合で確認しました。あなたの娘に間違いありません。行方不明になったシルフィスの一族。あなたの子【ミィ】です」

 

「ミィ・・・本当にミィなの!?良かった!」

 

するとラミアと言われた女性が泣きながらヴィヴィアンに抱きついた。ヴィヴィアン本人は困惑していた。

 

「いや、私はヴィヴィア・・・ん?くんくん?」

 

ヴィヴィアンはその女性の匂いを嗅ぎ始めた。

 

「なんだろうこの匂い?私知ってる!エルシャみたいな匂いがする!あんた誰?」

 

「あなたの・・・お母さんよ・・・」

 

「お母さん。お母さんって何?」

 

「あなたを産んでくれた人よ」

 

ヴィヴィアンの質問にサラマンディーネが答える。

 

「ヴィヴィアンの・・・お母さん」

 

「そうです。彼女は十年前にお母さんを追って、向こうの世界へ迷い込んでしまったのでしょう」

 

「皆、祭りの用意を。祝いましょう。仲間が十年ぶりに帰って来たのですから」

 

そう言うとサラマンディーネは手を合わせた。神にこの幸福を祈る様に・・・

 

夜となった。皆の手には行灯が保たれていた。

 

「殺戮と試練の中、この娘を彼岸より連れ戻してくれた事に感謝します」

 

サラマンディーネは一礼した。そのあと手に持ったその行灯を空へと放った。それに続き皆が行灯を空へと放つ。

 

「アウラよ」

 

「アウラよ!」

 

サラマンディーネの言葉を皆が復唱する。

 

アンジュもこの祭りを見ていた。

 

「不思議な光景だね」

 

後ろを振り返るとタスクとメビウスが来ていた。どちらも服をちゃんと着ていた。

 

アンジュは主にタスクを時々横目でメビウスを睨んだ。

 

「機嫌直しよ。本当に何もしてないんだし・・・

俺の心は君だけのものだ」

 

「体は違うんでしょ?ふん。ばーか」

 

アンジュはそう言うが顔ではどこか照れていた。アンジュが笑う。それにつられてタスクとメビウスも笑う。

 

メビウスは空を見上げた。空には行灯が無数にあった。

 

その光景にメビウスはフェスタの時に見た花火を思い出した。この感覚はあの時の感覚と似ていた。タスクも空を見上げた。

 

「同じ月だ」

 

タスクは月を見ていた。

 

「・・・もう一つの地球・・・か」

 

「未だに夢なのか現実なのかよくわからない。でも一つだけ良かった事がある。ヴィヴィアンが人間で」

 

「これからどうなるの・・・私達・・・こんなもの見せて」

 

「知って欲しかったのです。私達の事を」

 

後ろを振り返る。そこにはナーガとカナメがいた。

 

「そしてあなた達の事を知りたい。それがサラマンディーネ様の願いです」

 

「知ってどうするの?・・・私達はあなた達の仲間をいっぱい殺した・・・あなた達も私達の仲間をいっぱい殺した・・・」

 

「・・・サラマンディーネさんが言ってたぜ。人間は過去の罪を受け入れ、許すことが出来る。もし怒りや憎しみだけで戦えば、かつての過ちを繰り返すだけだって」

 

「メビウス?」

 

「知ったんなら、あとは自分達で考えろって事だろ?」

 

「ええ。きっと姫さまも同じ事を言われますね。どうぞごゆるりとご滞在ください。姫様からの伝言です」

 

そう言うとナーガとカナメの二人は軽く会釈をして、その場を後にした。

 

「ごゆるりと・・・か」

 

「信じるの?」

 

「どうかな?でもヴィヴィアンは楽しそうだよ」

 

ヴィヴィアンは母親と空を見ていた。

 

「・・・帰るべきだろうか・・・アルゼナル。リベルタス。エンブリヲ。・・・もしもう戦わなくてもいいのなら・・・」

 

タスクのその問いかけに三人は何も答えられず、ただ空を見上げていた。

 






やっぱりアニメの一話を二話で纏めて作るとオリジナル会話とかを含めてるとは言え結構な量になってしまいますね。

まぁ一話につき二話三話で収める事を目標として作っています。

練習用アンケート 皆様はラグナメイルは全て出して欲しいですか?

  • ①全部出せ。
  • ②そんなものよりオリジナル機体出せ。
  • ③既存作品から機体を出せ。
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