クロスアンジュ ノーマの少女達と一人の少年が出会った 作:クロスボーンズ
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珍しくアニメ一話をこの一話に収められた。
アンジュがサラマンディーネの呼称を間違えるのは本編仕様です。誤植ではないです。
それでは本編の始まりです!
夜遅く、大巫女はある人物と通話していた。
「ではそちらの準備は完了したと言うのか?」
「はい。準備は整いました。大巫女様」
「よくやった。リィザーディア」
そう言い通信を切った。
「これは、我らの地球の運命をかけた戦い。アウラと地球に勝利を!」
「勝利を!」
一夜が明けた。メビウス達三人は客間で寝ていた。
アンジュが目を覚ますとそこには花がいけられていた。
(あなた達を捕虜扱いするつもりはありません)
昨日のサラマンディーネの言葉を思い出す。とりあえずアンジュは近くのものに座る。
「うおぉ!」
座ったものから声がした。驚いて座ったものを見てみる。それは簀巻きにされたタスクであった。
「あっ忘れてた」
「酷い!君が簀巻きにしたのに!」
「だって欲求不満のケダモノと寝るのはねぇ」
アンジュは昨日のタスクの出来事を思い出す。タスクは彼女達の【性教育】の協力をしていたのだ。因みにメビウスは今も部屋の床で寝ている。タスクと違い襲ってくる危険はないと判断されたようだ。
とりあえずタスクを縛ってる縄を解く。まず上の部分が解けた。真ん中の部分も解こうとする。
「!?」
アンジュはいやらしい視線を感じた。視線の主を見ると、タスクがアンジュの胸元を見ていた。
「どこ見てるのよ!」
慌てて胸元を隠す。真ん中の紐も解けたようだ。その時突然タスクがバランスを崩した。アンジュへと倒れ込む。
【バタン】
その音にメビウスが目を覚ます。さらにそこへサラマンディーネがナーガとカナメを連れて部屋へとやってきた。
「おはようございます」
・・・今回は股間に顔を埋めてはいなかった。今回はそれが災いした。女は寝巻き。男に至ってはパンツ一丁。最早それをしていると思われても致し方ない。ナーガとカナメは顔を赤らめていたがサラマンディーネだけは冷静であった。
「あら?朝の交尾ですか?どうぞごゆっくり」
アンジュの顔が一気に赤くなる。タスクを張り手で吹き飛ばすと蹴りを何発も入れた。
「食事の用意が出来たのでどうぞ」
食堂らしき所にたどり着く。そこにはヴィヴィアンとラミアがいた。二人とも食事をとっていた。
ヴィヴィアンは元気よく食事をとっていた。
「お二人共、昨日はよく眠れましたか」
「いえ。昨日は寝ておりません」
どうやらヴィヴィアンはラミアに一夜中アルゼナルでの話をしていたらしい。
そしてそのとなりのテーブルに三人ずつ向かい合う様に座る。目の前には食事があった。
「昨日は何も食べてないでしょう?どうぞ」
どうやら食事のお誘いらしい。アンジュとタスクが顔を見合わせた。食べて良いのか迷っているらしい。
「美味い!これなんて食事ですか!?」
アンジュとタスクと違いメビウスはどうぞと言われて直ぐ食事に手をつけていた。彼からしたら食べれる時点でそれはありがたいことなのだ。
「ちょっとメビウス!なんであんたはそう無計画で・・・」
「アンジュ達も食べろよ。本当に美味いぞ」
そう言われて二人も食事に手をつける。
「どうです?」
「本当だ。美味しい!美味しいですよこの料理!」
タスクも料理の味の良さに満足している。アンジュも口では小言を言いつつも悪くない表情で食べていた。
こうして一通り食事が済んだ。六人は外へと出た。
「さて。もう茶番はいいでしょ?あなた達の目的を教えて・・・」
「・・・腹が減っては戦はできぬと申します。お腹は膨れましたか?」
「ええ。まぁ」
「では参りましょう」
六人は現在ある建物の中にいる。あの後連れてこられた場所がここらしい。
「ここどこ?」
「ここは、古代の決闘場です」
決闘場。名前を聞けばそこはコロッセオの様な所を想像できるがその実態はラ●ンドワンである。
「かつてここでは、数多の武士達がその身で競い合ったとされています。その身から血を流しながら闘ったとされています」
いやだからラ●ンドワンですから。武士もいなければ血だって流れません。
「まさか500年以上前の施設なのか!?すごい保存状態じゃないか」
「姫様自らの手で、この決闘場を復元されたのだ」
・・・もう決闘場でいいです。
「で?ここで何をしようっていうの?」
アンジュが本題を聞く。
「・・・私達と共に戦いませんか?」
「パァ!?」
「私達の目的。それは攫われたアウラを助け出し、この世界に安定と調和を取り戻すことです。アウラを奪い、我らの仲間をたくさん殺し、あなた方を戦わせてきた元凶。エンブリヲを倒すことです」
エンブリヲという単語に三人が反応する。
「この者を打倒すれば、戦いは終わります。私達はアウラを。あなた方は自由を手に入れる事ができます。望みは違えど、目的は同じはずです」
「・・・あはははは!何よ。結局あなたも私達を利用しようとしているのね。戦力として。知って欲しかったとか、分かり合いたいとか・・・全部建打算だったのね」
「・・・そうです。貴方達は戦力として有能です」
「ふざけないで!私はもう誰かに・・・」
「誰かに利用されるのはうんざり。そう言うのですね」
「そこでこの決闘場に来た訳です」
「アンジュ。勝負しませんか?私が勝ったら、三人は私達の所有物となってもらいます。ですがもしあなたが勝ったらあなた達を解放します。それこそ、偽りの世界へ帰すことも」
「上等じゃない!やってやるわよ!」
こうしてアンジュとサラマンディーネの決闘が始まった。
・・・が。場所が場所である。決闘内容はテニスに野球。ゴーカートにゴルフ。卓球にクレーンゲーム。遂には床に描かれた模様を指定された手でペタペタ触るなど、とてもじゃないが血など流れる決闘はなかった。果たしてかつての人間は一体どのようにこれらで血を流したというのだろうか。
一通りの決闘が終わり、現在アンジュとサラマンディーネはシャワーを浴びていた。
「感服しましたわアンジュ。まさかここまでやるとは」
「あなたも結構やるじゃない。サラマンデ」
「サラマンディーネです?」
「それにしても・・・あの決闘の最中。昔を思いせたわ。エアリアをやっていた頃の昔を」
アンジュがまだノーマだと発覚する前、ミスルギ皇国で流行ったスポーツ。アンジュはエアリア部に所属していた頃を懐かしんでいた。
「でしたら次はそのエアリアという競技で勝負します?」
「・・・無理よ。エアリアは・・・ノーマには出来ないから・・・」
エアリアはマナを使う競技である。アンジュはエアリア部にいた頃はモモカさんの手助けがあってエアリアをしていたのだ。もっとも、その頃のアンジュは、自分がノーマなど夢にも思っていなかったが。
「ノーマ。マナを持たない、人ならざる者。・・・なんて歪なんでしょう」
サラマンディーネがどこか悲しそうに言う。
「・・・本来なら、力を持つ者は力を持たざる者を守るべきはずなのに・・・我々はこれまでどんなに苦しい時もアウラと共に学び、考え、そして助け合ってを育ててきました」
「・・・あなたはなにも思わないのですか?そんな歪んだ世界を知りながら。知っていますよ。あなたはかつて皇女として、人々を導く立場にいた事を。世界の歪みを直すのも、本来なら指導者の使命なのでは・・・」
「勝手な事を言うわね。私は皇女じゃない。指導者とか姉妹とか、そんなものはもう関係ない。大体、歪んだ世界でも満足してる奴がいるんだからいいんじゃない?」
「結局の所。世界を変えたいのはあなた達。アウラとかエンブリヲとか、そんなものは私には関係ないわ」
「・・・」
その時だった。地震のようなものが発生した。
「サラマンディーネ様!大変です!」
「アンジュ!外の様子がおかしい!」
シャワー室にナーガとカナメ。タスクとメビウスが入ってきた。慌ててシャワー室から出て服を着た。六人が屋上へと出た。
すると六人の目にはあるものに釘付けとなった。アウラの塔に謎の竜巻が発生していた。都ではヴィヴィアン達住民もそれを見ていた。
「あれは!エアリアのスタジアム!?」
その竜巻の様なものはエアリアのスタジアムであったのだ。アンジュは理解が追いつかない。
竜巻の様なものは徐々にだが広がっていった。それに何名かが飲み込まれた。すると飲み込まれたものが瓦礫に取り込まれた。物理法則などあったものではない。
「焔龍號!」
サラマンディーネがそう呼ぶと額の宝石が光った。すると焔龍號がその場へと駆けつけた。どうやらあれば機体の遠隔操作可能な装置らしい。
「ナーガは三人を安全な場所へ!カナメは大巫女様にこの事をご報告して!アンジュ!勝負の続きはいずれ!」
そう言うと焔龍號は飛び立っていった。
残った五人はガレオン級に乗り込む。そして宮殿近くへと降り立った。
「カナメ!大巫女様への報告後我々も出るぞ!お前達はこちらに・・・おい!あいつらはどこへ行ったら?」
ナーガが少し目を離した隙に既に三人はいなくなっていた。
三人は格納庫へと向かっていた。それぞれの機体へと乗り込む。
「おい貴様ら!何をしている!?」
「あの竜巻。どう見てもやばいだろ。なんとか食い止める方法を探してみる!」
「食い止めるって・・・どうやって!?」
「それを今から探しにいくんだ!」
そうして三人は機体を飛ばした。竜巻は尚を勢力を広げていっている。そして時々だが、ミスルギ皇国の風景が見える。一体何故なのか理由はわからない。
「ここは危険です!皆は早く神殿へ!」
サラマンディーネが皆に避難を促す。皆神殿へと走っていく。
後ろからは竜巻も迫ってきていた。途中で竜巻に飲み込まれた者は例外なく瓦礫の中に身体が埋まっていた。瓦礫の下敷きなどではなく、身体が瓦礫に埋もれていた。ある人物は瓦礫から手が伸びてる状態だ。理解が追いつかない。
一つ、確実にわかることはそれらに巻き込まれた人達は皆既に生きていないという事だ。
サラマンディーネは竜巻に攻撃を加える。しかしその攻撃は竜巻には届いていなかった。
「そんな・・・どうすれば・・・」
「サラマンディーネ。撤退するのじゃ」
「大巫女様!?」
焔龍號のコックピットに入った大巫女からの通信に驚く。
「龍神器はアウラ奪還の中心戦力。万一があってはならぬ」
「ですが・・・」
「既にリーブの民がそちらに向かっている。後は彼らに任せるのじゃ」
「それでは間に合いません!」
「撤退せよ」
「民を見捨てて逃げることなど!私には!」
「これは命令じゃ」
大巫女はそう言うと通信を切った。大を活かすために小を切り捨てる。それは戦略的には正しい。だからといってそれで納得するなどサラマンディーネには出来ることではない。
その時サラマンディーネ目掛けて瓦礫が飛んできた。今の龍神器はパラメイルのフライトモードと同じ。つまりコックピット部分は剥き出しである。
瓦礫が目の前で粉々に砕けた。ヴィルキスが瓦礫を砕いたのだ。
「何をぼーっとしてるのよ!サラマンドリル!」
「アンジュ!?」
その後ろにはアーキバスとフェニックスもいた。
「一体なんだよあれ!?」
「エンブリヲの仕業だ!」
メビウスの質問にタスクが答える。
「エンブリヲは、時間と空間を自由に操る事ができる。俺の父さんも仲間も、あれで瓦礫や石に埋められて死んだんだ!あんな風に!」
「そんな事ができんのかよあいつ!」
目の前の竜巻は勢力をドンドン広げていった。
「ヴィヴィアン!?」
その時アンジュはモニターで下のヴィヴィアンを見つけた。彼女は瓦礫の下敷きになっているラミアを助けようとしていた。
「どうしてこんな危ない事を!?私なら大丈夫なのに」
「子供を守るのが・・・母親の役目よ」
「ヴィヴィアン!危険だ!逃げるんだ!」
タスクもヴィヴィアンに気がつき、機体を降ろす。そしてヴィヴィアンを機体に乗せようとする。しかしヴィヴィアンは動こうとしない。
「逃げない!お母さんと一緒じゃなきゃ逃げない!」
竜巻がすぐ近くまで迫ってきていた。
「アイ・フィールド!展開!!」
フェニックスの姿は変化後の姿となっていた。アイ・フィールドを展開して竜巻とぶつかりあっている。
「タスク!とっととヴィヴィアンのお母さん助けてやれ!」
フェニックスのアイ・フィールドによってたつまきは今は勢力の拡大が抑えられた。しかしそれも時間の問題だ。
「なんとかあの竜巻を掻消せ内の!?」
皆がその方法を考えていた。
「・・・そうだ!あれがあるじゃない!アルゼナルをぶっ飛ばしたあれが!」
収斂時空砲。アルゼナルの半分を消しとばした焔龍號の切り札兵器だ。
「無理です!都はおろか、神殿もろとも消し飛んでしまいます!」
「3割引とかで撃てばいいじゃない!」
「そんな調整はできません!」
「・・・そうだ!3割引とかで撃たなくてもいい!私があなたの撃ったそれを私ので打ち消せばいいんだわ!あの時みたいに!」
「打ち消しあう!?確かにあの時は出来ましたが今回もできるかどうか!大体あれの火力でも掻消せるかどうか!?」
竜巻は抑え付けられていた影響かかなり大きくなっていた。
「話は聞いたぞ!」
ヴィルキスと焔龍號にフェニックスから通信が入った。あの後ラミアを助け出し、今はヴィヴィアンとラミアはアーキバスで神殿に向かっている。
「二人の兵器であの竜巻を撃て!打ち消しはフェニックスでやる」
「そんな兵器フェニックスに・・・まさか!?」
「ネオマキシマ砲を使う!」
ネオマキシマ砲。あれはモニターにチャージ状況が表示される。それは威力の調整が出来るという事だ。
それにフェニックスのアイ・フィールドは収斂時空砲やヴィルキスの両肩の光をそれぞれ直撃しながらも耐え抜いている。向こうの威力が想定以上でもなんとか防げるのだ。
「あの光は世界を滅ぼしたのですよ!?そのような光に頼るわけには」
「今は守るための光だ!」
「ですが・・・」
「あなたお姫様なんでしょ!危機を止めて民を救う!それが人の上に立つものの使命よ!二人の兵士が頑張ってるのにいつまであなたがうじうじとしてるのよ!メビウス!またあの形態になるけど暴走の心配ないわよね!?」
「今はあれを止めることだけを考えてる!」
「あなた違・・・」
この世界の人間ではない。それなのにこの世界の為に今危機と立ち向かっている。その二人の姿が彼女の中の何かを後押しした。
「・・・わかりました!アンジュ!行きますよ!
メビウス殿はその場からお願いします!」
ヴィルキスと焔龍號が共にある場所へと向かう。その反対側にフェニックスが待機する。
「風に飛ばん el ragna 運命と契り交わして」
「風に行かん el ragna 轟きし翼」
サラマンディーネが歌い始めた。
「始まりの光 kilari・・・kirali」
「終わりの光 lulala・・・lila」
アンジュも永遠語りを歌う。すると二人の機体が変形し金色に輝き出す。両肩が開かれた。
「メビウス!準備できたわよ!」
その合図と同時にメビウスはモニターを操作する。フェニックスの胸部が開かれ砲身が出てきた。
【ピピピピピピピ】
「今だ!」
三機の機体からそれぞれから光が放たれた。そして竜巻の所で衝突した。衝突の結果ネオマキシマの威力の方が少し高い。ヴィルキス達が押されている。
「ヴィルキス!押されてるわよ!あなた世界を滅ぼした機体なんでしょ!気合い入れなさい!」
するとアンジュの指輪が光った。
先ほどまで押され気味だったのが直ぐに同等の力配分となった。
「消え去れぇ!」
三機が最後の一押しとして叫ぶ。すると光の強さが三機共に上がった。
竜巻は消えた。あの後直ぐにアンジュがヴィルキスのエンジンを切ったのでヴィルキスは直ぐに元に戻った。そのため例の暴走はしなくて済んだ。
都はそれなりの被害を受けた。だが全滅は免れたのだ。
「アンジュ。そしてメビウス殿。あなた達の協力で民は救われました。民を代表して感謝します」
「別に、友達を助けただけよ」
「まさかあの歌に、そしてあの光に助けられるとは」
「アンジュ。あなたの歌ったあの歌は、かつてエンブリヲがこの星を滅ぼした歌です。そしてメビウス殿の機体。あの光により、この世界は完全にトドメをさされました」
「アンジュ。あなたはあの歌をどこで」
「・・・お母さまが教えてくれたのよ。どんな時でも、進むべき道を照らすようにって」
「・・・私達と同じですね。私達の歌はアウラによって教えられました」
「なんと愚かだったのでしょう・・・あなた達を私の所有物にだなんて。・・・教えられました。自分の未熟さを。皆を護って危機も止める・・・指導者とは、そうあらねばならないのだと」
「私もあなたの友達になりたい。共に学び、共に歩く友人に」
「そうか。ならよろしく頼むぜサラマンディーネ。後、俺の事はメビウスでいい」
「・・・長いのよね。サラマンデンデンって。私はあなたの事をサラコって呼ぶわ」
「でしたらあなたの事はアンコと・・・」
「それはダメ」
サラマンディーネの提案をアンジュは即座に却下した。
多分今回くらいですね、一話に収められたのは。
アニメ本編の競技場はどう見てもラ●ンドワンでしたよね。あの支持された手で床の模様を触るゲームってなんでしょう。
最後に一言。アンコはないでしょアンコは。
練習用アンケート 皆様はラグナメイルは全て出して欲しいですか?
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①全部出せ。
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②そんなものよりオリジナル機体出せ。
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③既存作品から機体を出せ。