クロスアンジュ ノーマの少女達と一人の少年が出会った 作:クロスボーンズ
前回のあらすじ!
アンジュは無人島で一人孤独にいた。
だがそんなアンジュの所にタスクが帰ってきたのだ!
アンジュはタスクと一夜を過ごした。そして更にモモカさんやメビウスも無事であった。
そんな中遂に時空融合が始まった。あまり時間は残されていない。アンジュは指輪でヴィルキスを呼び出した。
そして四人はアウローラ、アクセリオン目指して飛び立った。
そしてその頃、アウローラの元にエルシャが帰ってきた!
現在アウローラではネロ艦長達が集合していた。遂に時空融合が始まった。その事態に皆が話し合っていた。
「遂に始まったのか。時空融合が」
「巨大なエネルギー反応を感知した。場所はミスルギ皇国。暁ノ御柱だ」
「おそらくマナが使えなくなったのは、アウラのエネルギーを全てそれに注ぎ込んでいるからだろう」
「大巫女様から連絡がありました。既に私達の地球にも異変が起きています。おそらく時空融合の影響でしょう」
「二つの地球が混ざれば。全ては死に絶えるでしょう。その前になんとしても止めないと・・・
司令官殿」
サラマンディーネはヒルダを見た。
「お前!まだアンジュ達を待つのか!?」
「そんな訳ねぇだろ?地球が無くなったらぶっ壊す世界までなくなっちまう。ドラ姫様。行くよ」
「アウローラ!並びにアクセリオンに告ぐ!目標地点はミスルギ皇国。暁ノ御柱だ!」
ヒルダが高らかに宣言した。するとそこに通信が
入ってきた。
「アウローラ!アクセリオン!どっちでもいいから応答しなさい!」
「おい!あの声!」
皆が驚く。その声の主を知っているからだ。
「アンジュだ!」
アウローラは浮上した。皆が格納庫へと走る。格納庫の天井が開くとヴィルキスが降りてくる。
メビウスもその隣に着地する。
「アンジュ!それに・・・メビウス!?」
皆がメビウスを見て驚いた。背中の翼と尻尾の事だろう。
「メビウス!お前それなんだ!?」
アクロが驚きながら尋ねた。
「翼と尻尾だ」
それにメビウスは当たり前の様に答える。何故そんな物があるのか聞きたいのだろうアクロ達の考えを理解はしていないらしい。
「メビウス。貴方・・・」
サラマンディーネが驚きながら尋ねる。
「これか?貰ったんだよ。アウラから」
「アウラが貴方に!?」
サラマンディーネ達は驚きながら聞いてきた。
「あぁ。精神世界でな。そこで色々と教えてくれたよ」
メビウスは話した。フェニックスの事。そのエンジン。他にも色々な事を。
「アウラが・・・」
サラマンディーネ達は驚いていた。
「詳しい事は後で話す。それより今、ちょっとまずい事になってるんだろ?」
ヒルダ達は時空融合の事を四人に話した。
「予想はしてたけど、まずいわね・・・」
アンジュ達は気分が落ちた。するとヴィヴィアンが元気よく言った。
「でもまずい事だけじゃないよ!エルシャが帰って来たんだよ!」
「本当か!」
その言葉にメビウスの顔色が明るくなる。エルシャは現在反省房にいるらしい。
サラマンディーネがアンジュに歩み寄る。
「アウラの民とノーマ達。そしてZEUXISの方々は我々と同盟を結ばれました。アンジュ。貴女はどうなのですか?」
「まぁ、参加してあげてもいいわよ」
参加したいを素直に言えない。アンジュは相変わらず上から態度であった。
そこがアンジュらしいところでもあった。
「共に戦う時が来たのですね。それぞれの世界の為に」
「違うわサラ子。私はあの変態男に世界を好き勝手されるのが我慢できないだけ」
そう言い二人は握手をした。
するとアンジュはリィザに気がついた。
「リィザ・・・」
リィザは目線を逸らした。以前した仕打ちの事もあり、申し訳なさそうにしている。
「モモカから聞いたわ。私の居場所。教えてくれたんですってね。忙しくなるわよ。これからあの男を殺しに行くんだし」
「アンジュリーゼ・・・様」
その雰囲気にモモカとヴィヴィアンは何処か嬉しそうであった。
「あの!私もリベルタスに参加させてください!」
エマさんが一歩前に出て言った。その姿は以前の
エマ監察官の姿であった。
「お酒。やめられたのですね」
「ええ。飲んでる場合じゃないわ」
「いいんですか?リベルタスに参加するって事は
人間達の敵になるんですよ?」
「知ってしまったから。マナのノーマの真実を・・・なら今の私に出来る事をしたいの!」
どうやらエマさんも腹を括ったらしい。
「そういやヒルダ。ジル司令はどこだ?」
メビウスはジルの事を思い出した。
「今の司令は私だよ」
「えっ!じゃあジル司令は?」
「来な。案内してやる」
ヒルダ達に続いてメビウスとアンジュは付いていく。
そして、ある部屋でメビウスとアンジュはジルと会った。
「まさか戻って来るとはな・・・」
そう言いジルはタバコをふかしていた。
「みんなの協力があったからよ」
「それで何しに来た?私を笑いに来たのか?
それとも殴りつけに来たのか?」
「ネロ艦長達はあんたの仕打ちを既に許してる。
それなら俺だって文句は言わねぇよ」
メビウスはジルのした事を許してはいないがそれを表面に表す事はしなかった。
「貴女には聞きたい事があってきたの」
アンジュが一歩前に出た。
「エンブリヲの殺し方を教えて」
その言葉にジルの顔色が変わる。
「何?」
「あいつは死ぬ度に、不確定世界の多重存在と
入れ替わる。タスクから聞いたわ」
アウローラに帰る前。ヴィルキスを操作中にタスクから聞いたのだ。
「貴女言ってたわよね。ヴィルキスじゃなければ、エンブリヲは殺せないって」
やがてジルは語り出した。
「・・・その不確定世界の何処かに奴の本体があるのさ。私じゃ辿り着けなかった」
「・・・が、歌を知り、ヴィルキスを解放させた、
お前なら・・・」
ジルは煙を吐き出しながら言った。
「そう。わかったわ」
「で。貴女はどうするの?ここで引きこもってる気?」
アンジュがジルを睨みつける。
「・・・司令官はヒルダに譲った。
「!腑抜けた事言ってるんじゃないわよ!」
アンジュがジルに摑みかかる。
「貴女の復讐に巻き込まれて!どれ程の人間が
人生狂わされたと思ってるのよ!」
「私に何が出来る?革命にも復讐にも失敗したこの私に」
【パチン!】
アンジュがジルに平手打ちをかました。
「私を逃してくれたのは、サリアよ」
アンジュの言葉にジルが驚いた。
「憐れだったわ。貴女を忘れようと、必死にエンブリヲに入れ込んじゃって・・・」
「責任がないとは言わせないわよ。アレクトラ・マリア・フォン・レーヴェンヘルツ」
そう言いアンジュとメビウスは部屋を出た。
ジルは平手を受けた頬を触っていた。
(私がアレクトラの仇を討つ!)
かつてサリアの言った言葉が蘇る。
(まだ戻れる所にいる。その事を忘れるな)
今度はネロ艦長の言葉が蘇った。
「・・・」
ジルは何かを考えていた。
二人が外に出る。外にはヒルダが待っていた。
「俺、エルシャの様子を見てくるよ」
そう言うとメビウスは反省房へと歩き出した。
アンジュとヒルダも通路を歩き出した。
「全く。アンタといいジルといいドラ姫様といい。産まれながらの才能ってやつか?」
「・・・なぁ。司令官。あんたがやりなよ」
「はあっ?」
突然ヒルダが言い出した事にアンジュは驚く。
「やっぱあたしは、鉄砲持って斬り込む方が向いてるよ。それに人の上に立つのは得意なんだろ。イタ姫様」
「別にいいけど・・・一体何を拗ねてるのよ」
「別に拗ねてねぇ・・・ってなにすんだ!?」
アンジュはヒルダのほっぺをつねった。ヒルダの顔が赤くなる。
「言いたい事があるなら言いなさい」
するとヒルダはアンジュの抓りを振りほどいて後ろを向いた。
「言ったら・・・嫌われる」
「え?」
「アンジュ・・・あんたはね、あたしの王子様なんだ」
「でも、あんたにはお姫様のダチがいて・・・男もいて・・・」
「わかってる。変だよな、女同士なんて」
ヒルダは顔を赤くしていた。その目からは涙が流れていた。
「へへ・・・世界が終わろうって時に何言って・・・」
ヒルダの言葉を遮る様に、アンジュはヒルダにキスをした。
それにヒルダは驚く。そしてアンジュは言った。
「誰が変なんて言った?そういう下らない世界を
壊すんでしょ?二人で」
かつて反省房でお互い誓い合ったのだ。この世界を壊すと。
「新しい世界には貴女もいてくれなきゃ困るわ」
「アンジュ・・・」
二人は優しく抱き合った。
メビウスはエルシャの所に来ていた。
「エルシャ。本当にエルシャなんだよな」
「ええ。そうよ」
メビウスとは対照的にエルシャは暗い雰囲気だった。
「・・・聞いてメビウス君。私ね、あの子達を守りたかったの。それが私の生きる意味でもあって、
理由でもあったの」
「エルシャ・・・」
メビウスはテンションを抑えた。
「エンブリヲさんは・・・いえ、エンブリヲが言ったの。あの子達が笑って生きていてる幸せな世界を一緒に創ろうって」
「私は嬉しかった。だからあの人を信じたの。
子供達の為だと信じて・・・」
「でも違ってた。本当はただ利用されてただけ。
あの子達は私を使う為だけの道具だったの」
「みんな死んでしまったわ。私のせいで・・・
また・・・」
エルシャは涙を流していた。二度も死なせてしまった事への後悔から出る涙なのだろう。
「ねぇ。メビウス君。私、あの子達になんて謝れば・・・」
「生きろ。そして見つけるんだ」
「えっ?」
メビウスの言葉にエルシャは驚く。
「生きろ。その子達の分まで。そして見つけるんだ。自分に何が出来るのかを。それが生き残った
人間がするべき事だ」
「メビウス君・・・」
メビウスの目は曇りなく純粋であった。
「・・・そうよね。あの子達の為にも、世界を変えなきゃ。もうあの子達みたいな悲しみを他の人に味あって
貰いたくないわね」
エルシャの目に光が戻った。
「エルシャ。他のみんなどうだった?」
「クリスちゃんは説得しようとしたけどダメだったわ」
「・・・なぁ。ナオミはどうだった?」
「ごめんなさい。あの後ナオミちゃんは見てないの」
「そうか」
メビウスは残念そうな顔をした。
「・・・メビウスくん。貴方はナオミちゃんのことが・・・」
「とにかく。エルシャは帰ってきてくれた。仲間として嬉しいぜ」
「お帰り、エルシャ」
エルシャの言葉を遮る様にメビウスは言った。
お帰りと。
「・・・ただいま、メビウス君。ただいま、みんな」
エルシャは呟いた。その時メビウスの元に通信が
入った。
「メビウス。アクセリオンの格納庫に来てくれ」
「了解。直ぐに行く。エルシャ。また来るぜ」
そう言いメビウスは反省房を後にした。
「メビウス君。きっと届くわよ。その想い」
エルシャは一言呟いた。メビウスの背中を後押しする様に。
そしてメビウスはアクセリオンに来た。
フェニックスの解除コードを打ち込み中だ。
「解除コードは打ち込んだぞ」
そう言いメビウスはコックピットから降りてきた。メビウス達の目の前にはアルゼナルの技術開発、
並びに装備開発などを担当している【ジン】がいた。
「見たまえ。これがフェニックスの新装備だ」
「これが・・・HHWSか」
メビウスはその装備の説明を受けていた。
「正式名称はヘビー・フル・ウェポン・システム。バーグラーセットを元に作られた。機動力もターボカスタムクラスある。何よりこれで初期形態でも
粒子兵器を隙なく撃てるだろう」
「他にも色々と装備してるな。実態剣と粒子サーベルの複合兵器とか、色々と」
「まぁな。それと嬢ちゃん達のパラメイルって機体にもアサルト・ウェポン・システムを装備させる」
「急造したせいでで多少簡易的だが、少なくても機体出力と武器のレパートリーは増えるはずだ。最も、作った数は少ないけどな」
「俺達の機動兵器にはメガ・ウェポン・システムを装備させる。少なくてもこれで戦力の底上げはされただろう」
「そうだ。メビウス。この後アウローラに戻り、タスク君にあれを渡してくれ」
ワイズナーが指差す方を見た。そこには機体が一機あった。だがそれはメビウスの見た事のない機体であった。
「これは?」
「【アーバトレス】タスクのアーキバスを改造した機体だ」
確かに少しだがアーキバスの面影がある。
どうやらミスルギ皇国でタスクの機体を回収し、
更に(勝手に)改造作業も行なっていたらしい。
「パラメイルというよりは私達の機動兵器に近いわね」
アンリの言葉にメビウスはふとある事を考えた。
「思ったけどさ、機動兵器って呼び方変えねぇか?なんか軍隊みたいで嫌なんだよな」
メビウスが今更な事を口にする。
「俺もそれは思っていた。機体コンセプトとして纏まりがある以上、何らかの共通する固有名称があった方が良いとは思う」
メビウスの意見にワイズナーも賛同した。
「じゃあ名前でもつけるか。そんでなんか意見あるやついるか?」
「機体そのものの名前ねぇ」
「パラメイル。ラグナメイル。龍神器。それらに似せたいのな」
「・・・デルタメイルなんてどうだ?」
少しの沈黙ののちに、メビウスが口を開いた。
「デルタ(Δ)。ギリシャ語で4を表す文字か」
「いいんじゃないか」
「あぁ。なんかこう。悪くないな!」
「よし!今日から俺達の機体はデルタメイルだ!」
「ワイズナー隊!デルタメイル部隊の結成だ!」
こうして彼等に新たな部隊名がつけられた。
そしてその頃アンジュはタスクと出会っていた。
「さっきサラさんから聞いたよ。
アウラもアウローラも、古い言葉で光を表すんだって」
タスクはアンジュに話した。
「闇に閉ざされた世界に光を・・・か」
タスクは呟く。やがてタスクはアンジュの方を向いた。
「アンジュ。絶対に生きて帰ろう。必ず俺が守るから」
それにアンジュは笑った。
「守ってもらってばかりね。ねぇ。私は、何かしてあげれる事はない?」
「君が無事ならそれでいい」
「そういうのいいから」
「じゃあ。お守りの様な物でも貰えたら嬉しいな」
「お守り・・・あったからしらそんなの・・・あ」
アンジュは何かを思いついたらしい。次の瞬間顔を赤らめた。
「・・・ちょっと向こう向いてて」
タスクを180度回転させる。
アンジュは何かをし始めた。
【する】
何かを脱いだ様な音がした。
【プチン】
何かを引っこ抜いた様な音がした。
「これくらいしかないけど」
そう言いそれをタスクの手に触れさせた。
「ん?何これ?温かくて、ちょっと濡れてて多少細々としたものがついて・・・それで」
「それ以上言わない!」
そう言いアンジュはタスクのポケットにそれを突っ込んだ。
「いい!絶対に見ないし出さないし調べない事!
そして必ず返しなさい!じゃないと風邪ひくわ!」
そう言いアンジュは駆け足に去っていった。
「・・・まさか!これって!?」
タスクはあるものを想像した。それを確かめ様とポケットに手を突っ込みそうになった。だがそれは
直前でやめた。
「・・・必ず返さないとな」
皆予想はついていると思うのでここでの言及は避けよう。アウローラは、アクセリオンから機体の装備などが送らられている。
それらを機体に装備させていた。
そして遂に事態は動いた。
「敵の艦隊を捕捉しました!」
アウローラとアクセリオンが敵艦を捕捉した。遂に人間達がやってきた。未だにノーマを滅ぼそうとでも考えているらしい。
アウローラのブリッジにはジャスミンがいた。この戦闘でのアウローラの艦長を務めるらしい。更にブリッジにはエルシャの姿もあった。彼女は反省房から出た。今できる事をする為に。
アウローラの格納庫ではアンジュが通信を開いた。それはアウローラに、そしてアクセリオンに響いた。
「みんな、聞こえる? 総司令官のアンジュよ。私達はこれからミスルギに侵攻、時空融合を停止させるために、暁ノ御柱への強行突入作戦を敢行するわ」
「反社会的な化け物と呼ばれたノーマと、互いに戦い合ってたアウラの民。私達と一緒に来てくれる人たちと、古の民。そして破滅の未来を変えようとやってきた未来世界の民」
「迫害されてきた私達が、世界を守るために一緒に戦うなんて痛快じゃない?戦いましょう。私達が、私達の意志で生きるために。戦わずに滅ぼされる
私達じゃないでしょ?」
「作戦名、ラスト・リベルタス!神様だろうがなんだろうが、殺して、勝って、生きるわよ。・・・
みんなで!」
アンジュの通信に皆活気付いた。その通信はジルの元にも届いていた。
ネロ艦長もアウローラとアクセリオンに艦内通信を開いた。
「諸君。アクセリオン艦長のネロだ。我々は当初、未来世界の破滅を防ぐ為にこの世界にやってきた」
「未来世界はマナの光がなく荒廃していた。だから我々は過去へ飛びマナの光喪失の原因を突き止めようとした。そして最終的には、マナの光を維持させる事を考えていた」
「だが!たとえ一つの命だろうとその尊厳を踏み躙る行為を。そしてそれを受け入れる世界など!断じて認めん!」
「我々の未来は必ず変えてみせる!だから諸君らは諸君らの未来のことを!生きる為の戦いをしてほしい!」
「前置きはこれくらいしよう。諸君らに一つだけ忘れないでほしいことがある」
「必ず生きて帰る事!!皆が無事に帰ってきた時、初めてこの作戦は成功したことになる!!その事を忘れるな!!!」
「これが、私から諸君らに送れるせめてもの言葉だ」
その言葉に皆が更に活気付いた。
そしてネロ艦長は艦隊に通信を送る。
「こちらに接近中の艦隊に告げる。我々はZEUXISだ。我々の目的はアウラの奪還である。諸君らと交戦の意思はない。道を開けてもらいたい。返答を願う」
ネロ艦長が敵艦隊に通信を送る。アウラを奪還する事が目的であり、人間達と撃ち合う事ではない。
その返答に、人間達の艦隊はミサイルを発射した。
「ミサイル!魚雷!きます!」
「やはりこうなったか・・・偽装解除!マキシマ砲発射用意!」
「了解!偽装解除!マキシマ砲!発射スタンバイ!」
アクセリオンの前面から砲身が現れた。弾幕を張りミサイルを落としつつ、エネルギーチャージをしていた。
そしてアウローラでは深海魚雷の迎撃が行われていた。
「冷却魚雷発射!」
ジャスミンの指示のもと、アウローラからも魚雷が発射された。
魚雷同士がぶつかり合う。冷却魚雷はアウローラの壁となり人間の放つ魚雷はその壁に阻まれた。
アウローラは浮上した。
「私からのおごりだ!全弾発射しな!」
「了解!ミサイル発射します」
エルシャがミサイルを放つ。それらは人間達の艦隊目掛けて放たれた。だが人間達の艦隊はなおも攻撃をしてくる。
その頃アクセリオンでは準備が整ったらしい。
「マキシマエンジンとの接続完了!」
「エネルギー充填率、120%!」
「射線上に友軍機の反応なし!」
オペレーター達の声に続きネロ艦長は叫んだ。
「マキシマ砲!撃てぇ!」
アクセリオン前面から粒子砲が放たれた。それらは人間達の艦隊めがけて突っ込んでいった。人間達の艦隊にアイ・フィールドなどはない。火力で直撃を浴びれば無事では済まないのだ。
マキシマ砲により艦隊の数は激減した。
ネオマキシマ砲とは違い完全なる殲滅はされていない。だが少なくてもパラメイル達を出す事は可能となった。
「パラメイル隊!全機発進!龍神器達も私達に続いて!」
「各デルタメイル機!発進せよ!」
アウローラとアクセリオンから機体が発進した。
そしてその光景はエンブリヲには見えていた。
「ほう。アンジュ。それに・・・.メビウス」
エンブリヲは笑った。アンジュと再び出会えた嬉しさの笑みと、やはりメビウスが生きていたという
怒りの笑みを。
「我々も出撃だ」
「イエス!マスター!」
エンブリヲはエルシャがラグナメイルを持って脱走した事を何とも思っていない様だ。
精々手駒が一つ減った程度にしか考えていない。
エンブリヲはある人物の方を見た。
「ナオミ。わかっているね」
エンブリヲがナオミに問いかける。
「はい。エンブリヲ様・・・」
ナオミの瞳孔は赤く染まっており、髪もトリプルテールが解かれていた。
「私のこの手で・・・メビウスを殺します」
遂に始まりましたラストリベルタス!
果たして皆を待ち受ける運命はいかに!?
新装備などをかなり手に入れましたね。今度紹介でもしようかな?
皆さんはジルには幸せになってほしいですか?
-
幸せに生きてほしい。
-
不幸せになってほしい。