クロスアンジュ ノーマの少女達と一人の少年が出会った 作:クロスボーンズ
ちなみにドラゴンを倒した際に手に入る金額に関しては、以下の通りにします
注意! あくまでこの作品内においての勝手な判断で決めてます。
スクーナー級 1体20万キャッシュ
ブリック級 1体 200万キャッシュ
フリゲート級 1体 1000万キャッシュ
ガレオン級 1体 2000万キャッシュ
初物 不明
多少高いような気もしますが、この作品ではこれでいきます。
それでは本編の始まりです。
メビウスは部屋に戻ると自然とベットに倒れこんだ。今日起きた出来事だけでも既に彼の理解できる範疇をぶっ飛んでいた。
(目が覚めたら記憶を殆ど失っていて、ここに住むための適性テスト受けてたら、穴から変なのやってきて、そいつらと戦って、シャワー室で柔らかいのに触れて・・・)
色々と考えていた。
ベットに横になると、彼はアルゼナルの地図を見た。
場所を覚えるためには重要だろう。しかしそんな彼の地図を見る目が止まる。
ジャスミンモール。そこで物の購入を行うらしい。自分はサリアさんから渡された紙束を見た。
次の瞬間には、ベットから起き上がり、地図を畳んでポケットに突っ込むと、部屋を後にした。
(確かここをこういって、そのあとはこっちに曲がって、あれかな?)
地図を脳内で思い出しながら進んでいた。しばらくするとパーテーションの様な物で区切られているスペースを見つけた。
(これがジャスミンモールなのか?)
とりあえず入ってみる。
中はそれなりに活気付いていた。
「いらっしゃい」
後ろから声がした。振り返るとそこにはキセルを吸った女の人とその人の隣で尻尾を振っているけむくじゃらがいた。
「おお、あんたはあのメイルライダーだね。ここは初めてと見た。私がジャスミンモールの店主、ジャスミンだよ。こっちの犬はバルカンって言うんだ。バルカン、挨拶しな」
そういうと隣にいた犬はワン!と一つ吠えた。
「まぁゆっくりしていきな。ここはブラジャーから列車砲まで、なんでも揃うところだよ」
(なんでも・・・か)
「あの、男物の下着とズボンってあります?」
気まずそうに尋ねてみた。
その一言に女の人が固まった。
なんか気まずい事でも聞いたのかな?
「ここは男物の下着以外なら、なんでも揃うところだよ。なんせ男のノーマなんて初めてだからねぇ。男物なんて仕入れようとも思わなかったよ」
言い直したその言葉に多少悲しくなった。
(ないのか。ならせめて下着をもう一つ欲しい。2つあれば回してはいけるが、一つしかないとそうもいかない)
「あの、なら」
「わかってるって、金さえ渡せば、私が適当なのを選んできてやるよ」
とても助かった。いくらなんでも女性用の下着売り場に男一人だけで行くのは流石に腹を括った自分にも直ぐにできる事ではできなかった。
「それとズボンだけど、そこにある中から適当なのを試着して選びな」
ジャスミンの指差す方を見ると、そこにはズボンの山があった。
「ところであんた、今日の報酬はもらったのかい?」
「報酬?」
「おやおや。ジルのやつ。報酬について説明してないのかい?いいかい、ジル司令のとこに行って報酬の紙を請求してきな」
よくわからないが、とりあえずポケットに畳んでおいた地図を広げて司令室へと向かっていった。
司令室にて。
「ジル司令、自分の報酬の紙をもらって来いと言われたのでもらいにきました」
「これのことか。まぁいいだろう。それを持って給与窓口まで行ってこい」
そう言うとジル司令は、なんかの紙切れを渡してきた。
それには色々な数字が書かれていた。
給与窓口にたどり着くと、それなりの人が並んでいた。
特に気にもせず並んでいると、なにやら視線を感じた。しかし特に気に留めはしなかった。多分物珍しさ故だろう。
彼からしたら、こんなに露出した服を着ている彼女達の方が物珍しいものなのだろうか。
自分の番が回ってきた。紙を渡す。するとなにやら戸惑っているらしく、向こう側で話し声が聞こえる。
「これ、本当なんですか!?」
「司令に確認取ってくださいよ!」
しばらくの間そのようなやり取りが聞こえていたが、しばらく経つと話し声は止んだ。そのあと、窓口から女の人が出てきた。
「撃破100。スクーナー級98 ガレオン級2 それに装甲の損傷具合を差し引いてメビウスさんの今週分の報酬は5958万キャッシュです」
そういうと目の前に袋が2つ置かれた。
一瞬の間、沈黙が訪れる。
「ええーー!!!???」
次の瞬間、ハモるかのように皆が口を揃えて驚いた。
今日で3回目のはもりだが、今日のどのはもりよりも響いてメビウスをビビらせた。
後ろの方では驚きを隠せないのか、騒ついていた。
俺はとりあえず袋二つを取るとその場を後にした。
「あの、戻りました」
「おおお帰り。そうだ、これ」
ジャスミンはそう言うとポケットから何かを取り出した。おそらく今自分の履いている下着と同じものだろう。
「勝手に選ばせて貰ったよ」
「ありがとうございます」
流石に用意しておいてもらって、いりませんは失礼だと思い、その下着を受け取った。
次にズボンに目をつけた。ちょうど都合のいいことにズボンのセール見たいなものをやっているらしく、ズボンは台車の上に乱雑に置かれていた。
その台車の中で黒のチノパンを2つ見つけた。それらに手を伸ばし、それらを掴んで試着室へと持っていった。
スカートを脱ぎ、その上からチノパンを履いた。脱いだスカートは畳んでポケットに突っ込んだ。
上半身の露出の件が残ってはいるが、それ以外の見た目に問題はなかった。もっとも、スカートでいた時がただただ大問題だったのだろうが。
「気に入りました。これとこの下着、幾らですか?」
「合わせて70万キャッシュだね」
70万か、確か袋に入っている金は5958万キャッシュの筈だ。
(一体どれくらいが70万キャッシュなんだ?)
とりあえず袋とは別の、サリアさんが渡してきた方の紙束を出してみる。
「これで足りますかね?」
「・・・袋から紙束のまとまりを後6つ用意しな」
そう言われて袋から紙束を6つ取り出した。
「はいちょうどだね。毎度アリ」
どうやらこれがここでの買い物らしい。下着の入った袋を渡された。
それにしてもズボンと下着で70万か。よくわからないが、まぁいいだろう。
最も、彼女の方は
(あんたのおかげでこっちは燃料費のただ払いなんだ。少しくらいはたからせてもらうよ)
と、ジャスミンは内心悪い笑顔を浮かべていたが、それにメビウスが気づくことはなかった。
ちなみに彼の下着と制服を選んでサリアに渡したのもジャスミンである。
「おやおや、もう帰っちゃうのかい?せめて武器くらい見て行ったらどうだい?」
出口へと向かう足が止まる。
「武器」自分の持ってる武器を思い出してみる。高粒子サーベルと高粒子バスター。ファングシステム。そしてアイ・フィールドだ。
そのうちアイ・フィールドは少なくても武器ではない。ファングシステムに関してはなぜか使えなくなってしまった。
となると武器はサーベルとバスターの2つだけ。
サーベルに欠点はない。
サーベルなのだから接近して使うのは当たり前だ。
問題はバスターだ。あれはまとまった相手を蹴散らす武器だ。
たかだか一体の敵相手に撃ってもスキが大きすぎる。その間に他の敵に狙われたら意味がない。
「じゃあ、遠距離攻撃武器ってあります?」
ジャスミンは内心また悪い笑顔を浮かべていたことに、やはり彼は気がつななかった。
「向こうだよ」
そう言うとジャスミンは奥を指した。
武器コーナーを見てみるとそこには近距離か遠距離まで色々な武器があった。
(どんなのがあるんだ?ロンギヌスの槍とカシウスの槍セット?)
値段を見てみた。これは3400万キャッシュらしい。
他にもツインサテライトキャノンやイオン砲。バードニックセイバーに揺れる天秤と書かれた箱など武器なのかよくわからないものまで置かれていた。
何故かはわからないがこれ以上これに踏み込むとまずいと思い始めた。取りあえずそれらに関しては無視を決め込むことにした。
とりあえずマシンガン系統がほしい。敵一体に対して隙がなく、扱いやすいものを希望している。
するとその商品欄の中から、謎の箱を見つけた。
箱は大体3.4メートルくらいあった。中になにがあるのが商品タグを見てみるとこう書かれていた。
《バーグラーセット》
中に入っているもの。ガトリングガン一丁。ヘビィマシンガン1丁。ショルダーミサイルポッド一つ。SMM2連装ミサイル2つ。180mmキャノン砲一丁。
値段は800万キャッシュだった。これだけあってこの値段は安いものだと感じた。
「なぜこれはこんなに安いんだ?」
ジャスミンに尋ねてみる。
「そいつを装備するとね。なぜか自分の右肩を赤くなりたがるようになるんだよ。しかも隊のみんなが赤く塗らないのかと問いかけたりり。それに対して「貴様・・・塗りたいのか?」って反射的に返答しちまったり。しまいには気道になにも入ってないのに「むせる」って言ってきて、体調を拗らせたり。
いつしか呪われたセットとか言われちまってねぇ」
「・・・手入れはなっているんだよな?」
俺は一番大事なことを尋ねた。
「売り物だからねぇ。それだけは断言してやるよ」
「ならば買う」
そう言って袋の中から紙束を80個取り出した。
「毎度あり、後で発着デッキに届けておくよ」
「自分がもっていく。台車を貸してください」
ジャスミンは驚いていたがやがて笑った。
「あんたはいいメイルライダーになるな。断言してやる!」
そう言って例のセットを台車に乗せてくれた。
「毎度あり!」
そう言うジャスミンに合わせるかのように、バルカンがワンワンと吠えていた。
発着デッキについた。
すると何名かの整備士が待っていたかの様にこちらに近づいてきた。
「おっこれが新しく装備する武器か。わざわざ持ってきてくれてありがとうな。後は任せときな」
「自分も手伝います。システムとの連動など、色々と繋げたいものとかありますし」
整備士達は少し驚いていた。が、直ぐに元気よく笑い出した。
「なるほど!たしかにジャスミンの言った通りだ!自分の機体を自分で知ろうとする。あなたはいいメイルライダーになるよ!」
「ちなみに聞いておく。こいつの肩は赤く塗らなくていいのかい?」
「貴様・・・塗りたいのか?」
つい反射的に言葉が出た。
「へっ冗談だよ」
整備士は笑っていた
軽いやりとりを終え、作業に入った。
整備士たちが武器を所定のところに配備して、それを自分がモニターシステムと同調させるというものだった。
「全システム系統、オールクリア。終わったぁぁぁ」
どれくらいの時間が経ったのだろうか。
モニターとの同調は成功した。試しにファイティングモードへと変更させてみた。取り付けた全ての武装は、なんの問題もなく変形の妨げにはならなかった。
アイ・フィールドもちゃんと作動した。
(ついに完成したのか。俺の新しい機体が)
外に出て、フェニックスを確認してみる
特に肩を赤く塗ろうとは思わなかった。
右肩にはショルダーミサイルポッド、サーベルはミサイルポッドの後ろに装備した。左肩の横にはヘビィマシンガンを装備させた。左肩には高粒子バスターを装備していた。 両方の腰の脇には、SMM21が備え付けられていた。
そして右手にはガトリングガンが握られていた。なお、180mmキャノン砲は背中のど真ん中に付いていたそしてそれの銃口は上を向いていた。。おそらくウイングモードの方が使う機会が多いのだろう。
「よく武器系統などを問題なく備えられましたね」
誰かが思った疑問をぶつけてみた。
機体をウイングモードに戻した。機体の下の部分にガトリングガン、ヘビィマシンガン、高粒子バスターが3つ並んで置かれていた。180mmキャノン砲も機体上部の真ん中にあり、銃口は前を向いていた。腰や肩にについていたミサイルポッドなどは後ろの方に付けられていた。
ちゃんと変形できた以上、機体に問題はなかった。
「そんじゃ機体改造作業はお終い!各自解散!」
その一言で皆バラバラに別のところへと向かっていった。
俺は台車をジャスミンモールに返した後、自分の部屋へと戻っていった。
戻った後はスカートをタンスにしまい。金袋と下着の入った袋をベッドの脇に置くと、ベットにダイブした。
色々な出来事や、今後の出来事を考えていった。
(・・・疲れた・・・もう寝たい)
そう思い。俺は目を閉じた。
暫くして彼は意識を失った。
夢を見ていた。自分はよくわからないところにいた。夜なのか光があまりない。誰かに右腕を引っ張られた。見るとそこには男の子がいた。
(君は・・・誰だ?)
突然視界が明るくなった。次の瞬間、耳を貫くような騒音がした。
「ドーーーン!!!」
見てみるとあたり一面が火の海になっていた。そして、その火の奥から、何かが見えた。それは機械だった。機械はこちらに気づくと、手にしていた銃を向けてきた。
次の瞬間、俺は本能的に走っていた。
「ドーーーン!!!」
振り返るとさっき自分のいたところに銃弾が直撃したらしい。そして、そこにさっきの男の子の姿はなかった。
この時俺は、自分があの子を見殺しにしたということが実感できた。
しかし、機械はなおもこちらに向けて銃を放ってきた。避けるのに精一杯だった。暫く走っていると、ある建物が見えた。なぜかはわからないがそこに向かわなければと思い、そこへと向かっていった。
「ドーーーン!!!」
しかし次の瞬間、その建物が銃弾の直撃を浴びた。その建物は一面火の海とかした。
しかし、それでも俺はそこを目指し走って行った。
そして、その建物の入り口にたどり着くと、迷うことなく、その建物へと入っていった。
「ドーーーン!!!」
次の瞬間、その建物に再び銃弾が命中したらしい。建物が揺れた。
「はっ!!」
目が覚めた。外は嵐だった。
ここで初めて自分が夢を見ていたと理解した。全身汗まみれだった。
しかし、彼はそんなことより自分の中の疑問を考えていた。
(今の夢は一体・・・なんなんだ・・・)
・・・考えた所で答えは出ない。
(体を動かしたい。少し歩くか)
そう思い、俺は部屋を後にした。
「1203ー77号ノーマ。アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ。出身はミスルギ皇国。年齢は16歳・・・ねぇ」
メビウスが部屋を出た少し前、取り調べ室では新たに入ったノーマの取り調べが行われていた。
「何処なのですかここは・・・私に・・・何が起きているのですか・・・!?」
そう震えた声で彼女は答える。首輪の様なものに手錠がつけられている。そして首輪からは暇が垂れていた。
「1203ー77号。あなたは今日からここ「アルゼナル」で兵員として戦うことが義務付けられます。
16歳であるあなたは特例として教育課程に・・・」
「そんなことは聞いてません!母に!母に合わせてください!今すぐに!」
彼女は母に合わせろと言い出した。彼女の母、ソフィア・斑鳩・ミスルギは洗礼の儀の際、彼女を庇おうとして撃たれたのだ。気にするなという方が無理だろう。
しかしエマ監察官はその質問には答えず、彼女に近づくと、ピヤスを取った。
「所持品は没収します」
そういうと彼女の所持品をとっていった。
「その指輪もだ」
その後ろ、机の上に足を組んで座っていたジル司令はそう命令した。
エマ監察官は指輪を取ろうとした。
「触るな!」
アンジュリーゼはそう怒鳴った。
「これは我がミスルギ皇国斑鳩家に代々伝わるもの!お前のような下級役人が触れて良いものではない!」
「このっ!ノーマの分際で!」
「私がやろう、エマ・ブロンソン監察官殿。ノーマの相手は同じノーマでなくてはな」
そう言うとジル司令は立ち上がった。
「さて、手荒な真似をしてすまなかったな。私はここ、アルゼナルの総司令、ジルだ」
そう言ってジル司令は例の首輪手錠を外した。
「・・・私はノーマなどではありません。きっと何かの間違いです。すぐにミスルギ皇国から・・・」
次の瞬間、アンジュリーゼの腹部にジル司令の見事な蹴りが入った。
彼女軽く口から色々なものが出た。
「いやはや恐れ入ったよ。16歳までマナを使わずに生きて来る事が出来たとはな。おかしいとは思わなかったのか?一度も?」
「マナを使う専属の侍女がいたようです」
エマ監察官がジル司令の疑問に答える。
「なるほどなぁ、みんなで隠してきたのか・・・16年も」
(!?)
ジル司令とエマ監察官の会話を彼女は半ば受け止められないでいた。
ジル司令は彼女の顔に近づき、耳元で囁く。
「お前の母親は無駄死にだなぁ」
「えっ?死・・・死ん・・だ?えっ・・・」
彼女現実を受け止められないでいた。
そんな彼女など御構い無しにジル司令は彼女の指から指輪を外す。
「没収する」
「返して!返しなさい!」
「取り返してみたらどうだ?【マナの力】で」
その言葉に彼女は手を前に出した。
「マナの光よ!」
しかしなにもおこらない
「光よ!マナの光よ!」
しかしなにもおこらない
「光!マナの光よお願い!出て!」
いい加減にしろ!なにもおこらないと言っているだろう!お前ははねるしか覚えてないコイキングか!!
ジル司令はあまりの滑稽ぶりに半ば呆れていた。
「もうお前には何もない。皇女としての権限も、人としての尊厳も、何もな!!」
そう言うとジル司令はナイフを取り出した、彼女の服を切り裂いた!
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
驚くなという方が無理だが、間髪入れずに彼女の服だったものを剥ぎ取る。
そして彼女を台に押し付ける。
「はっ放せ!」
「エマ監察官、お手伝い願えますかな?」
彼女の言葉など無視して、エマ監察官に協力を求める
「何故・・・私が・・・」
「早く終わらせたいでしょう?汚れ仕事なんてものは」
その言葉に、エマ監察官も渋々納得した。
エマ監察官の手が光る。
すると拘束具が勝手に動き始めた。
それらは彼女を、アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギの手足を拘束した。
「なっ!なにを・・・!?」
「身体検査だ」
そう言うとジル司令は彼女の下着に手をかけ、ずり下ろした。
「やめてっ!やめなさい!私はミスルギ皇国!第一皇女!アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギなるぞ!」
「いや・・・今からお前は【アンジュ】だ」
「キャァァァァァァァァ!!!!」
雷と共に彼女の悲鳴が響いた。
「ガチャガチャ」
予想外の音にジル司令とエマ監察官は驚きその音の方を向く。
ドアが開いた。
「大丈夫ですか!?今こちらからとんでもない悲鳴が聞こえてきたんですけ・・・ど」
(・・・いっ今目の前に広がる光景をオブラートに包んで語ろう。まず全裸の少女が台に拘束具付きでいたんだ。そして、その子の後ろにジル司令が指を突っ込んでたんだ。そしてその隣にはエマ監察官がいたんだ。
そうか、そういうのが好きだったのか、そういうプレイがお好みだったのか。いやぁ知らなかったなぁ。まさかそんなことがここで行われていたとは)
とても長い間、全員がその場に固まっていた。
「・・・お邪魔しました」
そう言ってドアを閉め、今来た道を全力で走っていった。
しかし直ぐにジル司令が追いかけてきて、首根っこをひっ捕まえてきた。
義手のほうでだ。
(痛い痛い痛い!やめて離して!息苦しい!抵抗しないから!素直にそちらに従うから!離して!てかこのネタ最近やったばかりじゃん!)
ジル司令は首根っこをひっ捕まえながら、彼を引きずり、取り調べ室へと戻っていった。
「ちっ違うぞ!お前が今想像しているものは断じて違うぞ!」
「あなた!一体いつから見てたんですか!それよりなんでここにいるんですか!」
ジル司令とエマ監察官がまくしたてるように話しかけてきた。
もっとと、俺は取り調べ室に入るなり直ぐにエマ監察官の使うマナの力で鎖で椅子に縛り付けられていたので、逃げように逃げれないが。
「これだけは言っておくぞ、私がやっていたのは【身体検査】だ。間違っても不純行為ではない。ノーマとしてここに送られたやつはみんなこれをするんだ」
(まじかよ)驚くなという方が無理であった。
「俺、そんなの受けた記憶無いですけど」
「お前が意識を失ってた際に手早く済ませておいた。ちなみに下着とか服のサイズとかも調べさせてもらった」
さらっと言われた一言に俺は絶句した。
「とにかく!!先ほどの続きだ!エマ監察官!そいつが鎖を噛みちぎって逃げ出さないようにしっかりと見張っておいてくれ!」
そういうとジル司令は台の上のアンジュに近づいていった。
「やっヤメロォ!!やめなさい!!私はっ!!」
アンジュリーゼは必死に叫ぶ。
(ああ。あの子は今からジル司令にあんなことやこんなことをされてしまうのか。そして最後には・・・)
「・・・目隠しつけておきますね」
そう言うとエマ監察官は目隠しでこちらの視界を塞いできた。
まぁこちらとしてもあまり見ていて嬉しいというより恥ずかしいというのが本音なので、この配慮?には多少嬉しいものがあった。
その後は度々聞こえる悲鳴があったが、いつしかその悲鳴も静かになっていった。
そして悲鳴が聞こえなくなってきた頃。彼の意識は再び深い眠りへと落ちていった。
第1章はこれにて終わりです!
ちなみにメビウスのメイルライダーとしてのキャッシュは5960万ですが、機体の洗浄に2万キャッシュ差し引かれた計算です。
武器ネタ入れてみましたけど、わかりますかなぁ?
ちなみに武器ネタは特に今後いじられることはない予定です。
アンジュの身体検査の描写をどうするか製作段階ではとても悩みました。これはR-15です。多少は含ませますが、ストレートな描写は控えております。
そして次回から第2章突入です。本格的なドラゴンとの戦い。さらには、オリジナルの敵との戦いも始まります!
原作通り死なすか。生かすかは悩みどころですねぇ。