クロスアンジュ ノーマの少女達と一人の少年が出会った   作:クロスボーンズ

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タイトルナゲェ!

前回のあらすじ!

遂にナオミがメビウス達の所に帰ってきた!

そんなナオミに対してエンブリヲは用無しとなったココとミランダを殺そうとする。

それらを庇いらフェニックスは地に堕ちた。

更にエンブリヲの創り出したビースト。クトゥーラが立ち塞がる。

そんな中、メビウスの命は、ナオミの腕の中で息絶えた。

果たしてメビウスはどうなるのか!?

それでは本編の始まりです!




第78話 Neo Maxima Over Drive System

「こいつ!なんて触手してやがんだ!」

 

現在ZEUXISのメンバー。ナーガとカナメの二人はビーストの相手をしている。だがその数は一対多数ではない。

 

なぜならクトゥーラは敵の数に合わせて触手を出している。つまりクトゥーラさえ倒せば一気に敵は殲滅できる反面、こいつを倒さない限り敵は無限に

湧いてくるのだ。

 

ドラゴン達もクトゥーラを倒そうと援護をするが、全て触手によって薙ぎ払われていった。

 

何より、パイロット達にも限界が近づいていた。

 

いや、限界などとうに通り越していたのかもしれない。

 

「あのビースト!これまで戦ってきた奴より強い!」

 

「はあっ、はあっ」

 

既に集中力は擦り切れていた。だが逃げる訳にはいかない。

 

後退できない。なら進むだけだ。

 

悲鳴のあげる自分の体に鞭打ちながら、彼等は戦っていた。

 

 

 

そしてアンジュ達も現在追い詰められていた。

 

アンジュ達は、エンブリヲの乗るヒステリカを何度か撃墜している。その度に、エンブリヲは機体ごと復活するのだ。いたちごっことはこの事だ。

 

更にその倒す事もかなり簡単ではなかった。

 

「悔しいけど、如何に私達がメビウスの力に甘えてたのか、はっきりとわかるレベル差ね」

 

「無駄だとわかったかい?ならもう抵抗はやめたまえ」

 

「悪いけど。最後まで足掻くのが私の主義よ」

 

ヴィルキスがヒステリカにライフルを放つ。

 

それらも、まるで何事もなかったかの様に防いだ。

 

「ん!?」

 

エンブリヲが何かに気がついた。

 

すると突然エンブリヲめがけて8つの牙が襲いかかってきた。エンブリヲは咄嗟にそれらを避ける。

 

「今のって!」

 

「ファングだ!」

 

皆がある場所を見た。そこにはザ・ワン・ネクストがいた。

 

「ナオミ!メビウスは!?」

 

アンジュ達が尋ねる。その答えをナオミは一言で呟いた。

 

「・・・死んだ・・・」

 

「え・・・」

 

ナオミの一言に戦闘中の皆が言葉を失った。

 

「嘘だよね・・・」

 

「心臓や脈を調べた。どっちも・・・止まってた・・・」

 

「そんな・・・」

 

皆が絶望に沈む中、ただ一人だけこの事態を喜んでいる存在がいた。エンブリヲだ。

 

「ほう。やはり死んだか。まぁ私としては嬉しい

誤算だがな」

 

エンブリヲのその言葉にナオミは怒りを剥き出しにする。

 

「エンブリヲ!私は貴方を絶対に許さない!!」

 

ネクストが鉤爪をヒステリか目掛けて放った。それらはシールドで簡単に防がれた。

 

「私が、メビウスの仇を!」

 

「おっ、おい!落ち着け!」

 

ゾーラ達の声も、今の彼女には届いていなかった。

 

今のナオミの戦闘スタイルを一言で表すなら猪突猛進である。計画も何もない。ただ目の前の存在に

怒りをぶつけるだけの戦いであった。

 

鉤爪からサーベルを展開して斬りかかる。それも

シールドで防がれた。

 

「無駄な事を。君では私に勝てない事を忘れたのかい?」

 

「もうあの時の私じゃない!」

 

アルゼナルが人間の襲撃を受けた時。ナオミはエンブリヲに戦いを挑んだ。

 

結果はナオミの惨敗。いや、あの時はそもそも勝負にすらなっていなかった。

 

「今の私にはネクストが!そして!メビウスの遺志を継いでる!」

 

「そして貴方を倒さなきゃ・・・メビウスに合わす顔がない!」

 

ガトリングとファングも攻撃に加えた。それらは

ヒステリカを確実に追い詰めていった。

 

「ほうっ。なかなかだな」

 

「そうやって他人を見下して!!」

 

「落ち着けナオミ!奴のペースに飲まれるな!」

 

だがナオミは止まらなかった。

 

やがてネクストがヒステリカに組みついた。

 

「もらった!」

 

するとネクストの胸部から砲身が現れた。

 

「まさか!!ネオマキシマ砲!?」

 

「あれの破壊力は知ってるはずよ!零距離で撃ち込めば間違いなくナオミも無事じゃ済まないわよ!」

 

「・・・まさか!?ナオミ、貴女!?」

 

アンジュにはナオミが何をしようとしているかが読めた。それはかつて、自分が初めてヴィルキスに

乗った時にしようとした事である。

 

「貴女!死ぬ気!?」

 

(メビウス・・・今行くから)

 

ナオミは静かに目を閉じ、砲身から光を放とうとした。

 

「馬鹿やってんじゃないわよ!」

 

ヴィルキスが紅く輝く。ミカエル・モードと言うやつだ。その手にはサーベルが握られた。

 

次の瞬間、それはヒステリカのコックピットを潰した。

 

直ぐにヴィルキスが青くなった。今度のはアリエル・モードである。それで一気にネクストを遠ざけた。

 

「ナオミ!一体なに考えてんのよ!」

 

ヴィルキスでネクストを殴りつけた。

 

「貴女さっき言ったわよね!メビウスの遺志を継いでるって!笑わせんじゃないわよ!貴女が死ぬ事がメビウスの遺志だとでも言うわけ!?」

 

「!!!」

 

その言葉にナオミはハッとした。

 

「冷静になりなさい。貴女が死んだら、メビウスが悲しむだけじゃなくて私達だって悲しい。

何よりメビウスが浮かばれないわ」

 

「みんな・・・」

 

「あいつは多分。貴女に生きて欲しいはずよ。だから生きなさい」

 

「メビウスはいつも命をかけて戦ってたわ。

でも今の貴女は命を捨てるつもりで戦ってる」

 

「命をかけて戦うのと命を捨てるつもり戦うのは

全く異なることよ」

 

「・・・ごめん。みんな。私また・・・」

 

ナオミが皆に謝った。

 

「気にする事はないわ。もし私達がナオミと同じ立場になったら、間違いなく同じ事をしたでしょうね」

 

「でもナオミ。私達はチームよ。辛いなら頼りなさい」

 

「みんな・・・ありがとう」

 

「涙ぐましい場面で悪いが、そろそろ諦めたらどうだい?」

 

嫌な声がした。そこには再び蘇ったエンブリヲがいた。

 

「ナオミ。素直に機体を明け渡したまえ。フェニックスがあのザマではもうザ・ワンしかないのだよ。君達も諦めたまえ」

 

「諦める・・・?断るわ」

 

「なに?」

 

ナオミの放った言葉にエンブリヲが不快になった。

 

「メビウスは最後まで諦めなかった。なら私も!

最後まで諦めるつもりはない!」

 

「私は戦う!生きるために!仲間達と一緒に!!」

 

 

 

 

 

その時だった。

 

ザ・ワン・ネクストが突然輝きだした。その光は

赤ではなく、白い輝きであった。

 

だがその輝きをアンジュとタスク。そしてヴィヴィアンは知っていた。

 

「あの輝き!まさか!」

 

「同じだ。フェニックスの時と」

 

未来世界でのエンブリヲの戦いの際、フェニックスは突然輝きだした。そして翼が生えた。

 

そしてザ・ワンという名前ではあるが、その正体はフェニックスと同じ機体である。

 

「まさか!フェニックスと同じ様に!」

 

ネクストの背中から翼が生えた。だがフェニックスとは違い、純白の翼であった。

 

「ザ・ワンが・・」

 

(違います)

 

「えっ!?この声・・・誰?」

 

ナオミの耳には謎の声が響いた。

 

(この機体はフェニックスと同じです。もうザ・ワンなどではありません)

 

(そうですね。フェニックスに似せて、ヘリオスなんてどうでしょう?)

 

「ヘリオス・・・」

 

(太陽を司る神、ヘーリオスをいじったものです)

 

「あの。あなたは・・・?」

 

(・・・この機体。フェニックスの製作者です)

 

「フェニックスの・・・」

 

やがて声は聞こえなくなった。

 

すると機体は突然降下し始めた。

 

「えっ!ちょっと!?ヘリオス!?」

 

「なにをする気だ!?やらせはせんよ!」

 

阻止しようとするヒステリカの前に、アンジュとサリア。そしてヒルダ達が立ち塞がった。

 

「悪いけど、ナオミの邪魔はさせないわよ!」

 

ヘリオスはメビウス達の元に降り立った。

 

そこにはメビウスの骸とボロボロになったフェニックスがいた。

 

「メビウス・・・フェニックス・・・」

 

すると突然翼がメビウスとフェニックスを包んだ。

 

モニターにはある文字が浮かび上がっていた。

 

《Neo Maxima Over Drive System》

 

翼が更に白く輝きを放っていた。やがて翼が開かれた。

 

そして、そこにはある人物がいた。

 

「・・・ここ・・・は」

 

「!!!!!」

 

その声の主にナオミ達だけでなく皆が驚いた。

 

「メ・・・ビ・・・ウス?」

 

そこにはメビウスとフェニックスがいた。メビウスには怪我一つなく、更にフェニックス自身も、何処も損傷している様子がなかった。

 

「ナオミ・・・俺、確か」

 

「貴様!死んでいたはずだ!それが生き返るなど!化け物か!?どうやって生き返った!?」

 

エンブリヲが言っていいセリフではないがエンブリヲの疑問も最もだ。彼は確かに死んでいた。

 

その彼が生きている。

 

驚くなという方が無理である。

 

そしてその疑問にはある人物が答えた。

 

「まだ、わかりませんか?自称、調律者?」

 

突然エンブリヲ目掛けて粒子砲が飛んできた。直撃を受けた。その方角を見るとそこには焔龍號がいた。

 

「サラ子!」

 

「今の話!どういうことだ!?」

 

エンブリヲが怒鳴る様にサラマンディーネに尋ねる。それにサラ子は冷静に答えた。

 

「あの後アウラから聞きました。かつてアウラが作り出した時間跳躍システム。それは本来なら廃れた地球の環境を復活させる為のシステム」

 

「それが、ネオマキシマオーバードライブシステムの、本当の目的」

 

「そうです。それは対象の物体を別の時間軸へと

送り出すものです」

 

「しかし、それが【対象の物体にだけ】跳躍効果を与えたらどうなりますか?」

 

「・・・まさか!?」

 

エンブリヲの中で今回のメビウス復活の答えがでた。

 

「そうです。メビウスの命は巻き戻されたのです。フェニックスと一緒に!」

 

メビウスが生き返った理由。それは単純に彼の中の時間が巻き戻ったからである。死ぬ前の彼に。

 

「バカな!!私以外で人を蘇らせるだと!?その

様な事が・・・あってはならん!あってはならん!!!」

 

エンブリヲは錯乱していた。今回は精神的にかなり追い詰められているらしい。

 

フェニックスの時点で時間を自由に超えられる様になったのだ。それに今回の死者蘇生の件だ。

 

それら二つとも、自分にしか出来ないとでも考えてでもいたのだろう。

 

だが、それら二つを別々だが使用できる存在が現れた。しかも普通の人間が。エンブリヲご自慢のこれら二つの専売特許は完全に崩壊したと言える。

 

「そうか。そういう事か・・・なら!」

 

メビウスはフェニックスへと駆け出した。

 

「メビウス!戦えるわよね!?」

 

「任せろ!フェニックス。お前もやれるんだな!!」

 

するとフェニックスが紅く輝きだした。背中からは翼が現れた。

 

その姿は未来世界で見せたあの最終形態であった。

 

「凄い。もう何も怖くないって言葉がよく似合うわね」

 

二つの機体が宙に舞う。その背中からは飛び立つ翼が生えている。

 

メビウスはヒステリカの方に向きはしなかった。

 

「エンブリヲ。お前の相手は今はしない。まずは

あのビーストから片付ける」

 

「待て!私はお前達を倒さなければ・・・」

 

エンブリヲの声など聞きもせずにメビウス達は

クトゥーラへと目指した。

 

こちらではZEUXISのメンバー達とナーガとカナメがクトゥーラ相手に押されていた。皆既にボロボロであった。

 

「みんな!下がってろ!こいつの相手は任せとけ!」

 

「メビウス!?本当にメビウスなのか!?」

 

皆が驚く。ZEUXISの皆は復活の成り行きを聞いていない為無理もないが。

 

「詳しい事は後で話す!それより今は!」

 

触手がフェニックスとヘリオスめがけて迫ってきた。

 

【ザク】

 

それらの触手は皆デスカリバーの前には紐同然であった。触手はボトボトと叩き斬られていった。

 

「いけ!ファング!」「ファング!行って!」

 

フェニックスとヘリオスの羽からファンネルが形成された。それらはクトゥーラめがけて突き進んで来た。

 

触手を全て蹴散らし、胴体に空いている穴へとファングは入っていった。

 

次の瞬間、ファングは一斉に内部から粒子砲を放った。これによりクトゥーラの身体は内側から炎上した。

 

燃えているクトゥーラを皆が見ていた。

 

するとそこにヒステリカが現れた。

 

「許さん・・・許さんぞ!私を悉くコケにしてぇ!」

 

珍しくエンブリヲが感情を剥き出しにしていた。

 

「私が貴様達に裁きを・・・」

 

次の瞬間、ヘリオスがヒステリカに斬りかかった。

両脚が斬り落とされた。

 

「貴方と遊ぶ余裕はない!」

 

ライフルと剣も破壊された。

 

かつて、エンブリヲがナオミにした事が自身に返ってきたのだ。

 

そして次の瞬間、ヒステリカめがけて二機の翼からフェザーファングが放たれた。

 

永遠語りでディフコードフェザーを使おうとしたが、次の瞬間には目の前にはファングが迫っていた。

 

機体は無数のファングにより、粉々に散った。

 

何故かそこから、エンブリヲは蘇ってこなかった。

 

「エンブリヲ・・・復活しないわね」

 

「あいつ。死んだのか?」

 

「いや。おそらくあいつは生きてる。多分何か緊急事態が発生したんじゃないかな?」

 

「そう。あの変態にそんな用事あるのかしら?まぁそれより」

 

皆がフェニックスへと視線を向けた。

 

「メビウス。本当にメビウスなんだよね!?」

 

ナオミはメビウスに通信を送る。メビウスはコックピットから出てきた。

 

「あぁ。俺はメビウスだ。足もある。幽霊じゃない。その・・・心配かけたな」

 

メビウスが申し訳なさそうに謝罪した。

 

するとナオミもコックピットから出てきた。

 

「よかった。また・・・会えた・・・」

 

お互いが泣いていた。何故涙が出たのか。

 

二人には分からなかった。

 

だがこれだけはわかっていた。

 

嬉しい事だけは。

 

「・・・ねぇ、ナオミ・・・」

 

「サリア。やめなさい」

 

サリアがナオミに通信を送ろうとしたが、それを

アンジュが止めた。

 

「今は二人だけで再開を喜ばせましょ」

 

「・・・そうね」

 

メビウスとナオミ以外の皆は静かにメビウスの復活を喜んだ。

 

しばらくしてアンジュはサラマンディーネの方を

向いた。

 

「ねぇサラ子。貴女が来たってことは」

 

「はい。アウラが目覚めたのです」

 

アウラが遂に目覚めた。ラスト・リベルタスの目標は果たされたのだ。

 

「そう。ジャスミン。艦内に外の景色を写して。

アクセリオンも」

 

外の景色がブリッジなどに映し出された。

 

「さてと。それじゃあ後はアウラが出てくるのを待つだけね」

 

皆がメインシャフトの方を向いた。

 

「・・・」

 

そんな中、ZEUXISの皆は何かを考えていた。

 

「・・・ネロ艦長。未来世界の事を考えているのか?」

 

「あぁ。マナの光はこの世界から消える。人々はその事を恐れた。そして・・・」

 

破滅の未来。ノーマを作り出す為だけの無意味な戦争。その事を考えていたらしい。

 

「ネロ艦長。私にいい考えがあるわ」

 

アンジュには何か考えがあるようだ。

 

「その考えとは?」

 

「真実をぶちまけてやるのよ。腐った国の家畜どもに」

 

「そんな事をしたら混乱になるぞ!」

 

「いや。それでいいのかもしれないな」

 

タスクが止めようとするがメビウスはそれを進めた。

 

「あいつらは知らなくてはならない。マナの光の

正体を。自分達がいかに愚かな事をしてきたのか」

 

「私も賛成だ。ここで真実を伏せればおそらく例の未来の繰り返しになるだけだ。ならば知って、

これからの未来を考えさせるべきだ」

 

ネロ艦長もアンジュの意見に賛成した。

 

だがその言葉は何処かぎこちなかった。

 

「・・・ネロ艦長。悩みがあるみたいですね」

 

ワイズナーが切り出した。

 

「あぁ。今回の戦い。一つだけ気になることがある」

 

「気になる事?」

 

皆が口を揃えて尋ねた。

 

「・・・ブラック・ドグマの事だ。奴等がこの戦いに現れなかったのは不自然だ」

 

その言葉に皆がハッとなる。

 

確かにミスルギ皇国は、いや、エンブリヲはブラック・ドグマと手を組んでいた。

 

更に向こうにはガーナムがいる。彼はメビウスを狙っている。その彼まで現れないのは少々不自然だ。

 

「そういえば、そうだな」

 

「ミスルギ皇国の相手で忙しいからすっかり忘れてたぜ」

 

「サリア達。貴女達は何か知らない?」

 

「いえ。ダイヤモンドローズ騎士団として活動してた時には、ブラック・ドグマの事はエンブリヲからは一度も聞いてないわ」

 

「・・・何かが変だ。何かが・・・」

 

 

 

 

 

次の瞬間だった。

 

両艦内に警報が鳴り響いた。

 

「!?高熱源反応接近中!!」

 

「なんだと!?」

 

皆が驚いた。戦いは終了したものとばかり考えていたからだ。

 

アクセリオンの艦内では更なる動揺が襲っていた。

 

「この反応・・・マキシマです!」

 

「マキシマだと!?馬鹿な!!」

 

「マキシマってあれよね!フェニックスのエンジンのネオマキシマの簡易型でZEUXISのデルタ・メイル達のエンジンの!」

 

マキシマ。それはフェニックスに搭載されている

ネオマキシマエンジンを簡易化させたものである。

 

だがその反応は本来ならありえない。

 

何故ならマキシマエンジンはZEUXISだけが知っているからだ。

 

唯一の例外が、エンブリヲが持っていたザ・ワンだけである。

 

この後、更なる波紋が皆を襲った。

 

「位置特定しました!ってこれ!真上です!!」

 

「真上ぇ!?」

 

皆が上を向いた。

 

次の瞬間、眩いばかりの閃光が皆を襲った。

 

「ウワァァァァァァッッッ!!!」

 




今回で第9章はおしまいです!

流石にメビウスを死なせた状態でオリジナルシナリオに突入するのはあまりにも悲しいと思い、
復活させました。

死なす必要あったか?

死なさないとヘリオスのが覚醒がしょぼいと思い
死なせました。
(名前を変えたのは趣味)

因みに白色にしたのはあくまで区別様にです。

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