クロスアンジュ ノーマの少女達と一人の少年が出会った   作:クロスボーンズ

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こちらはグッドエンドの方のエンディングです。
大円団エンドとは違うので、消滅した未来組は消滅したままです。

でも、本編の終盤では・・・いや、やめておこう。

そして何とお気に入りが遂に100を突破しました!!公開している方も、非公開の方も、何よりこの作品を読んでくれた皆さん、評価してくれた皆さん。本当に、ありがとうございます!!

こちらも手短ですが、それでは本編行ってみよう!!



最終話 メビウスの輪

 

 

喫茶アンジュ。現在アンジュとナオミ。それにモモカサンはこの喫茶アンジュ内にいたが、ソワソワしており落ち着きがない。

 

やがて我慢できなくなった風に、アンジュが椅子から立ち上がった。

 

「やっぱりタスク達だけに任せておかない!!私も行くわ!!」

 

「アンジュ!大丈夫だから!!落ち着いて!」

 

「大丈夫じゃないわよ!やっぱり私が探しに行かないと!!」

 

「駄目ですアンジュリーゼ様!そんな事をしては、

お腹の赤ちゃんに影響が!!」

 

さて、突然の事で理解が追いつかないだろうから、私から解説しよう。エンブリヲ騒動の後、アンジュとタスクは愛でたく結ばれた。その結果二人は双子の子宝に恵まれた。

 

多少気弱な男の子と、元気聡明な女の子。何というか、両方とも父母によく似ている。男の子の名前は暁。女の子の名前は真宵と名付けた。

 

それから六年の月日が流れた。最早喫茶アンジュは有名なカフェスポットとしてドラゴン達の間で話題となっていた。店の潤いは家庭の潤いでもあり、

二人はすくすく元気に育っていった。

 

そして現在、三人目がアンジュのお腹の中におり、六ヶ月だ。

 

そんなある日、二人が山に行くと言い家を出てからまだ戻らないのだ。外はもう月が高々と空に浮かんでいた。現在タスク達とドラゴン達の捜索隊で山狩りをしながら探しているが、一向に手がかりが待つからない。

 

「かなり暗くなってきた。これ以上の捜索は捜索隊の方が危険だ。一度切り上げた方が・・・」

 

【ピカーッ!!】

 

その時、山から突然光の筋が天へと突き進んだ。

それは喫茶アンジュからも確認出来た。

 

「何かしら、今の光・・・」

 

「山の方だぞ。あれ」

 

「うん。行ってみよう!!」

 

「お待ちください!アンジュリーゼ様!」

 

喫茶アンジュの戸締りをした後、光が差した方へと駆け出した。暫く走っていると既にそこには人集りが出来ており、タスク達もいた。

 

「タスク!?」

 

「アンジュ!二人が見つかった!!この崖の下らしい!」

 

穴の中を光で照らす。見ると人陰が二つ、そこには横たわっていた。死んでいるのか、意識がないのか、その影はピクリとも動かない。直ぐに捜索隊がロープを降ろして降下を始めた。

 

二人を穴から救い出すと、慌ててマギーとドクターゲッコーの所へと担ぎ込まれた。どうやら今は意識を失っているだけで命に別状は無いらしい。

 

やがて、病室で二人とも目を覚ました。

 

「二人とも、心配かけて・・・」

 

二人の話を聞くに、二人は山の中で色々と駆け回って遊んでいた。そんな中、足を滑らせて崖に落ちてしまったらしい。そこで頭を打ち、先程までずっと、意識を失っていたらしい。

 

「とにかく、二人が無事でよかった・・・」

 

「でもね、一つ気になる点があるんだ」

 

そう。実は崖下から救出された時、二人の頭には包帯が巻かれており、何者かに手当てされていた跡が見られた。何者かが早めに手当てしなければ、今この場に二人がいなかった可能性だって十分にある。

 

「一体誰が・・・」

 

「・・・?ねぇ。暁、真宵。二人とも、ポッケに何を入れてるの?」

 

皆の目には、ズボンのポッケに不自然な膨らみがあった。二人はポッケに手を突っ込み、中の物を取り出した。取り出した直後、皆がその物に見入ってしまった。

 

ポッケに入っていた物。それは何とネオドラグニウムであった。二つに割れていたが、以前ベノムが所持していた際、その姿形を見ていた為に間違う筈がない。

 

「これ、どうしたの!?何処で!!」

 

「これ、確か夢の中で、知らないお兄さんが渡してくれた。きっと私達を守ってくれるお守りになるだろうって。でもなんでここに?」

 

「後そのお兄ちゃんから伝言。喫茶アンジュでコーヒー豆を少し貰うって・・・」

 

顔を見合わせた後に慌てて病室を飛び出し、アンジュ達は直ぐに駆け足で喫茶アンジュへと戻っていった。やがて店にたどり着くなり、勢いよくドアをこじ開け放つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「メビウス・・・」

 

誰もいない筈の喫茶アンジュ。その暗い店内で皆には一瞬、メビウスの姿が映っていた。その姿も、一陣の風が吹き荒み、止んだ頃には蜃気楼の様に消えていた。

 

その場には、誰かの飲みかけの冷めたコーヒーカップだけが、残されていた。

 

「・・・挨拶の一言くらいしなさいよ・・・二人を助けてくれて、ありがとう」

 

 

 

後日談となるが、それからさらに数年後。真実の地球に一つの無人ロケットが落ちてきた。それは偽りの地球の人間達が並行世界の研究、その実験の一環としてこのロケットを射出した事を意味する内容の手紙が同封されていた。

 

向こうの世界は争いが起きていたが、それもやがて落ち着き、新たな秩序が築き上げられていったらしい。

 

無人ロケットの中には、一枚の写真が納められていた。研究チームの集合写真の様なものだ。そこにはZEUXISメンバーに良く似た顔ぶれが、楽しそうに笑っていた。無論、その中にはメビウスに似た双子が写されていた。

 

そして写真の裏面にはこの様な文字が書かれていた。

 

The future is endless。未来は無限だ。

 

そしてそこには、決して色褪せないメビウスの輪が描かれていたそうな・・・

 




今回で、この作品は作品は最終回です。

お気に入り登録してくださった101名の皆さん!
そしてこの作品を評価してくださった9名の皆さん!感想を書いてくれた皆さん!!

そして最後に、この作品を閲覧してくださった皆
さん!!!

本当にありがとうございました!!

それでは改めて、クロスアンジュ ノーマの少女達と一人の少年が出会ったを御閲覧いただき、誠に
ありがとうございました!!

クロスアンジュ、天使と竜の輪舞 Another storyの方で、また出会いましょう!!
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