そして視点が定まらない作品が作られていく……
そ、そうならないよう気を付けますっ(震え)
おはようございます皆さん。
先日艦長に足腰が立たなくなるまで苛め抜かれたあら、葉巻?です。
なので残念ですが今日は身体中が痛くて一歩も動けそうにありませんのでこのまま寝ます……おやすみなさいませ。
明日から本気……だ…………すぅ……。
ーーーーーー艦長視点ーーーーーー
とまあそんな感じで今日一日は起きて来れなさそうな奴は置いといて艦長ことこの俺、
体が小さくなってから移動は少し不便になったが何故か宙に浮くようになった為、取り敢えずは問題なく生活出来ている。
そんな俺の一日の始まりは朝食から始まる。
「あ、艦長さんおはようなのです!」
「おはよう艦長さんっ!私に乗っても良いわよ!」
後ろから声を掛けてきたのは初日に会った第二艦隊に居た駆逐艦の二人、電と雷だった。
因みにアイツが艦長と呼び続けている影響で提督以外は俺の事を艦長と呼んでいる。
「おはよう電、雷。折角だから頼むぜ」
「ええっ!任せてちょうだい!」
雷の言葉に甘えて肩を借りると一緒に食堂へと向かう。
「それにしても艦長さんは不思議な方なのです~」
「そうよね、妖精さんなのに普通にごはん食べるし」
「話し方も流暢なのです」
「まぁな、伊達にアイツの艦長をやってはいねぇよ」
初日こそ他の妖精らと同じ食事を取っていたが、あいつらは基本的に甘い菓子類しか食いやがらねぇ。
正直甘いものは好きじゃねぇんだ。
だから俺は提督に話してその日の夕飯から艦娘と同じ食堂で食事を取らせて貰っている。
そうして食堂に着くとそこは既に十人程の艦娘達で賑わっていた。
「お、艦長と雷達じゃねぇか!暁達もこっち来るしお前らも飯持って来いよ」
「おう、そうさせて貰うぜ」
「じゃあ早く食事を取りに行きましょ!」
雷のお盆に俺の分の朝食を載せて貰い天龍達が待つ机へと向かった。
「「いただきますっ」」
手を合わせて間宮と生産者と食材に感謝を述べる。
此処だけの話俺も食うのは割と好きな方だ。
この鎮守府には喫煙者が居ないので煙草がない。
酒は有るらしいが生憎俺は下戸なので楽しめない。
だから食事というのは俺にとっても数少ない娯楽の一つなのだが、当然あのバカが付け上がりそうな情報を教える気はない。
天龍達の会話を聞きながらスプーン一杯程度のお盆に盛られたいくら丼に舌鼓を打っていると不意に話題が俺に振られた。
「艦長さ~ん?アラ=ハマキ?さんはドロップ艦だと言ってたけどぉ~、赤城さん達だけじゃなくあの鳳翔さんにすら圧勝したらしいじゃな~い?」
おっと、その話題を振ってきたか。
初めて会った時から注意はしていたが……龍田か、やはり俺達を不審がっているか。
「ああ、確かにドロップしたばかりの艦相手に鳳翔さんが只の一発も直撃弾を当てられなかったなんてにわかには信じられる話じゃねぇよな」
「えっ?鳳翔さんって大本営の
「本当なのですか?艦長さん」
ふむ、ドロップ艦ってのは戦闘経験が無いのが普通なのか。
そうなると熟練の空母相手に一発も当たらなかったってのは誤魔化しようがねぇな。
防御重力場とかは恐らくこいつ等の常識外だろうしまだ話す訳にはいかんしな。
はぁ……ったく、本当に面倒な事してくれやがって。
今日も走らせてやろうかあのバカ。
「ああ、それは本当だ。だがそうだな……お前達にはちゃんと話しておくか」
「なにかしら~?」
ちゃんと話すとはいえ事実を全て話すわけにはいかない。
だから俺は事実を織り交ぜつつ理解できる範疇の物語を作り上げる事にした。
「先ずアイツはドロップ艦だと言ったがあれは自身の状況とお前達の説明を合わせて判断したに過ぎない。そして今の反応を聞いて俺は確信したが戦闘経験のあるアイツは普通のドロップ艦とは異なる存在なんだろう?」
「戦闘経験がある?って事は別の鎮守府に居たって事か?」
「わりぃが何処に所属していたかは国家機密だから話せねぇ。だが其処で俺達は対国家兵器として暗躍していたんだ」
まあ俺達の世界の兵器は殆ど対国家兵器だけどな。
「対……国家?まだ人間同士で争っているのですか?」
悲しそうな顔を浮かべる電に良心が痛むがそれを顔に出さずに続ける。
「昔に比べればマシになったさ。だが過去の怨恨や現在の利益っつうのは簡単にどうこう出来るもんじゃねぇのさ」
「……はい」
「だがな、俺も電と同じ気持ちなんだ。恐らくアイツもな?」
俺だって日本人としての誇りや忠義は人並みに持ち合わせている。
だからこそ隷属か殲滅の二択を強いる帝国の為に力を振るう気にはなれなかったが、家族を人質に取られている以上反逆も亡命も出来なかった。
「逆らう事も逃げる事も出来ない、だがこれ以上そんな事を続けたくなかった」
「まあな、俺だって他所では深海棲艦から人類を護ってるっつうのに俺だけその人類と争えなんて言われてはいそうですかなんて納得は出来ねぇよ」
「ああ、だから俺は戦いの中で力尽きる道を選んだ。アイツもその願いに賛同してくれたんだ」
実際あら、葉巻?の思いを知らされたのは最期の最後だけどな。
「そして俺達はキューバの海で沈んだ……はずだった」
「なるほどね~?それで気が付いたらあそこにいたって事かしらぁ」
「ああ」
「ふ〜ん?」
龍田は一先ずは納得した様子だったが、全てを信用した訳ではないようだ。
う~む、中々に手ごわい。
「まあそういう事だ。すまんな、飯時にする話じゃなかったな」
「いや、俺達が聞いたんだし大丈夫だって。ただそうなるとアラ=ハマキ?の名前が大本営に伝わってるのは不味いんじゃねぇか?」
「大丈夫よっ!何かあっても暁達がアラ=ハマキ?さんと艦長さんを護ってあげるわっ!」
暁が突如立ち上がり胸を叩くと自信満々に言い切って見せた。
「はは、そりゃ頼もしいな。だが大丈夫だ、隠した所で何れ情報は奴らに伝わるし次の手なら既に打ってある」
「流石ね艦長さん!私にも手伝える事はあるかしら?」
「そうだなぁ、それなら雷達には哨戒中に怪しい奴を見つけたら直ぐに俺か提督に連絡してくれないか?」
「まっかせなさいっ!」
取り敢えずは納得して貰えた様だな。
後は今のバックストーリーをあら、葉巻?に共有して軍の上層部と話し合いが上手く纏めれば現状の問題は大方解決出来るな。
朝食を終えた後、遠征に行くと言う天龍達と別れた俺は散歩がてら情報を集めに工廠へと足を運んだ。
工廠では出撃から帰ってきたと思われる第一艦隊の面々が艤装を外しながら話をしていた。
「オー、今回もルートが逸れてしまいましたネー」
「どうすれば良いのでしょうか……」
「本当は編成を変えられると良いんだけどねぇ?」
「そうね……朝潮さん。戦力を落とすのは危険ですが一度提督に進言してみるのはありだと思います」
「私もそう思いますよ」
「Zzz……」
なにか話し合ってるみたいだが目的が果たせなかったのか?
「よっ、お疲れさん」
「貴方はアラハマキさんの……?」
「ああ、昨日はウチの馬鹿が悪かったな。提督に叱られなかったか?」
「え、ええ。あの後鳳翔さんは呼ばれてましたが恐らく大丈夫かと」
あ~……流石に指導者に何もなしって事はねぇよなぁ。
あの提督の事だから恐らく大丈夫だと思うが、一応後で鳳翔の所にも顔出すか。
「所で出撃から帰ってきたにしては随分浮かない顔をしていたがなんかあったのか?」
「えーと、実は……」
朝潮が伏し目がちに話してくれた内容を纏めるとこんな感じだ。
ここしばらく沖ノ島海域に出撃しているがどうしても敵主力艦隊に辿り着けないらしい。
というのも編成人数や艦種によって海流が変わってしまい、決められた条件下でしか辿り着けない場所があるとの事である。
だがそれは潤沢な戦力の揃っていない此処ではまだ厳しいという他ないのが現状らしい。
成程なぁ……どういう原理だか解らんが艦娘達には逆らえない力ということか。
ん?ならアイツが出撃した場合どうなるんだ?
まあ罰した手前直ぐにとは行かねぇが上に話を通した後なら試してみても良いかもな。
「そうか、功を焦ってとちってもしょうがねぇと思うがな……まあお前らが言い辛いなら俺が代わりに提督に話してやるよ」
「あの、いえ……ですが」
「お前らも無理して実力の伴わない仲間を連れてってそいつやそいつを庇った奴が沈んだら寝覚め悪ぃだろ?」
補給艦なんて狙われるだけだから要らねぇって幾ら言っても送ってくる上の奴らにはほとほとうんざりしていたしな。
本当にあいつらは人を無駄死にさせて何がしたかったんだ……結局敵に奪われるから尚更救われねぇ。
「兎に角っ、提督にはそう伝えとくからお前らも無茶すんなよ?」
「いえ、それでもっ!」
「はいは~い、それじゃあ艦長さんに任せましょーよ」
納得してくれない朝潮への対応に悩んでいると横から三つ編みお下げの少女が助け船を出してくれた。
「北上さんっ!」
「まあまあ朝潮っち考えてもみなよ~。あたし等が進んでる所ですらヌ級flagshipの後期型とかリ級eliteとかが出てくんだよ?その先にあたし等より練度の低い子を連れて行っても連携も取れないし全員の足を引っ張るだけだよ~?」
北上か……歯に衣着せぬ物言いだがその紛れのない事実こそが相手を現実に引き戻す。
敢えてその言葉を選んだのだとしたら……いや、そうでなくとも常に冷静かつ客観的に判断を下せる存在は戦場では非常に貴重な存在だ。
俺ももっと冷静に対応出来れば弟達だけでも助けられたんだがな。
「北上の言う通りだ。ただまぁ、どうしても攻略を急ぎたいっつうなら……あら、葉巻?の随伴許可を提督から取りな」
アイツが居れば最悪でも低練度の奴を背負わせて守ればどうにかなるだろうしな。
「……わ、わかりました。ですが甘えるわけにはいきませんので提督へは旗艦である私が伝えさせて頂きます」
「ん、分かった。じゃあな、俺はそろそろ行くぜ。引き止めちまって悪かったな」
朝潮達に別れを告げるとそのまま工廠を後にした。
そういや明石が居なかったな……ま、有益な情報も得られた事だし良しとするか。
あとは鳳翔の所に行ってから提督に挨拶して……はぁ、仕方ねぇから後であのバカに昼飯でも届けてやるか。
朝潮「提督っ!沖ノ島海域攻略について編成のご相談があります!」
灰瀬「なにかしら?(変えるべきか考えていた所だし丁度良いわね)」
朝潮「第二艦隊より駆逐艦一隻の増員及び戦艦
灰瀬「……却下します。その代わり暫くは第二艦隊の練度上げに注力して全体の戦力向上を行うわ。だから朝潮、貴女はその間遠征の旗艦をお願い出来る?」
朝潮「は、はいっ!この朝潮、謹んで拝命致します!」
灰瀬(覚悟を決めて来てくれたのにごめんね朝潮っ。ウチにはまだ彼女をまともに運用出来る程の資材はないの)チラッ
検査結果
対象名:アラハマキ
弾薬最大搭載量:2669
使用兵装
406mmガトリング砲六基十八門
対艦ミサイル発射機六基二十四門
127mmガトリング砲二十基四十門
20cm12連装噴進砲四基四十八門
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備考:現状は弾薬の使用に制限を設けるなどの対策を実施した上での運用を推奨します。 明石