ロストメモリーレポート   作:(´・ω・)

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加賀改二まだぁ


-1話  血戦準備

ここはどこでしょうか。

真っ暗な海の底にしてはどことなく、温かく

とてもあの時と一緒とは思えない世界。

 

私はあの時

 

 

 

世界が暗転した。

なにがなんだか解らなかった。

加賀さん、提督、皆は大丈夫でしょうか。

 

 

「そんな貴方の要望に答えるための白夜コールセンターいぇーいぱちぱちぃ」

 

「提督!?」

 

いつも見ていた黒を主体としたドイツ系の子達と似た服装、髪は何故か白く長いものになっているが、どう見てもそれは提督だった。

 

 

「えぇと、赤城の知りたいことは今の世界だね、オーケー、ステータスオープン!!・・・・ちがった。スクリーンオープン!!」

 

指をならし、瞬間私の視界は現実を否定したがった。

 

血のように赤い海

どす黒い雷雲で染まった空

真っ赤に血で染まって笑う提督

四肢を切断され地面に半分めり込んでいる加賀さん。

 

そして無数の艦娘や深海棲艦の死体の山。

 

「・・・いったいこれは」

 

「あぁ、一般的にありそうな回答をありがとう、これは俺という人間の本性だ、加賀さんが独占したがってたから人類含め皆殺しにしてたった二人の世界にした。簡単だろ、強大な人類はたった一つの小さな愛に敗れ、滅び去る弱者だったというわけだ、笑いが込み上げてくるよ、まぁこの俺は笑えないな、まぁなんだ、俺の本性を見抜けなかったお前らが悪いよ」

 

俺は笑えない?

私はその言葉に引っ掛かり、問いを変えた

 

「では、貴方は誰ですか」

「ふむふむほむほむ、ワタシが誰かねぇ。考えたこともないや、俺はその場その場で仮面を作る、いちいち考えたこともないな」

「なら、この場の仮面はそれということでは」

 

当たったのだろうか、ほんの少し唇が笑ったように見えた。

 

「・・・そうだなぁ、じゃああれだ、うん。いやうん、思い出したわ、泣きの一回を作ってやろうと言う数少ない善意のわしじゃ、うん俺はそれでいいか」

 

「泣きの一回?」

「あぁ、なんかもーだるいから全部しゃべるわ」

 

 

「始まりはお前らが転移装置で俺を拉致したのが始まり、そこで俺は歴史を変えてみたいと思って転移装置を悪用、時間逆行装置を妖精さんと一緒に開発、一回目の世界では人類は深海棲艦に勝った、まぁ、生存者はわしひとりじゃがな。」

 

「そこでやり直しをするために逆行装置でその日まで逆行、もう一回作り直して更に既存の兵装意外にもいろんな武器を製作、二回目も無事、勝利、でも、そっから一波乱あって、わしは世界の根底までたどり着いたは良いけど死亡、加賀さんが逆行装置で転移」

 

「三回目は今までにいなかった艦娘たちも回収できて大勝利、でだ、確かここで加賀さんにぶっ殺されて、また逆行」

 

「四回目からはもう目も当てられないわしと加賀さんの殺し合い、わしは真理を知ったから加賀さんのためだけの世界を目指して。加賀さんは壊れた暴走した機関車のようなわしを止めるために、まぁ、自分で引いた引き金がまさか核兵器のスイッチとは思うまい」

 

「まあそっから数十回繰り返して今あれネ」

 

「つまり、神にでもなったつもりで」

「いぇーす、不完全だけどあれは人の言葉で表すなら神だよ、ゴッド」

 

なにかが見えてきた気がした。

 

「・・・提督ですか」

 

「ふふっふははっ、ウハハハ、えぇ?あぁうん、正解」

 

その声には今まで違って狂った感じがなくただただ、優しさと冷徹さだけをかんじた。

 

「あぁそうさ、俺は俺だよ、うんわしと言う男はどうも演技が下手らしいっぽい」

 

 

「あぁうんそうだ、そうだよ赤城さん、ふふっ」

 

 

瞳は常に闇を捉えながらもその立ち振舞いに何一つ、間違いはなかった。

故に問う必要があった。

 

「提督はなぜ、この場に」

 

体が急に海に投げ出され朦朧としていく意識の中それだけは聞かねばならなかったそれが勝利だと確信し

 

「・・・あぁ、もう意識がなくなるのであろう、黙ってよい、そのまま意識を落とし、深淵を目指せ、そして俺はなぜこの場にいるか、か。答えは至極全うよ、俺は貴様の幻影だ、今の貴様には何が見えている、貴様の『救うべき者』はなんだ!!」

 

私には今

 

「・・・加賀さんが・・・・見えます」

 

「そうか、なら、この我が道を示そう、と、言いたいが所詮幻影、できるのはここまでだ・・・だが、その決意を胸に秘めさせ、その意思を鎧として纏い、誇りは絶対に捨てるな、貴様の持つその『意思』こそが道だ!!」

 

 

そう言い終わるとあの人は泡沫になり、私は鈍い光を出す星を見ていた。

小さな星に手を当てるとそこには

 

とても小さな

世界がありました。

 

 

「・・・よぉ、赤城さん、ここに来たってことは届いたのか」

「提督」

 

今までと違い服は綺麗に整っているがまるで覇気がない。

 

「取り敢えず自分を見ろ・・・稽古はその後だ」

 

自分?

言われるまま鏡のように綺麗な海面に顔を近づけると

 

 

「・・・これが私?」

「あぁ、改二さ、いや戊だっけか・・・細かいがまぁいい、時間が許すなら数ヵ月ぐらいふにふにしたいが、残念だけど無いようだ、俺の魂が摩りきれる・・・流石に、俺を殺しても俺が死んだらなんの意味もないしな」

 

「提督?これはいったい」

 

「休憩終了、黙って戦闘体勢をとれ」

「あの、その前にこの状況は」

「うっさい!!簡単にまとめるぞ返事はいらんし、俺は今からこの刀でテメェをバラバラにする、数百回は死ぬだろうが必ず避けろ、そして何でもいいから俺を半殺しにしろ!!いいな!!」

 

そう言いながら二本の軍刀で的確に腕や足を切り飛ばしてきた、だが、心臓を貫かれるとまた私は五体満足でその場にいた。

 

「まずなぁ、お前ら弱すぎだわ、艦娘って存在にこだわりすぎだからこうなるんだよ、ったく、まぁこんな愚痴は勝った後の俺に聞け・・・」

 

「で、この状況か、あぁ、そうだな、泣きの一回をくれてやろうと思っただけだ、いや違うな、俺は俺なんだよ、まず俺は俺だけど俺じゃない、簡単に言えば貴様の見た光景の俺は俺だ、だがなぁ、魂が一個とは限らん、じゃあお前は誰だって?あぁ、俺は貴様らで言う空母棲姫だな」

 

「え、お前がじゃと?あぁそうさ、俺は結局『白夜』でしかない、じゃあ『白夜』いこーる『わし』じゃ、つまり他人が『白夜たるもの』いこーる『わし』にもなる、わからんくていいぞ、俺もわからん」

 

 

「まぁなんだ、空母棲姫ははじめはただの深海棲艦でした、あるループでそれが気ずれただけじゃ、ただ『加賀』の魂をねじ込んで、『捨てた自分』を押し付けられた哀れな船さ、ほぼこじつけだよ、『白夜』を押し付けたから、私が『白夜』だってさ、まじうけるんですけどー」

 

「じゃあ、『白夜』の話をしようか。常勝無敗の怪物、混沌の根源、狂喜の皇帝、あーだこーだいわれている演技者な怪物のワタシですがね、倒せない訳じゃないんですよ、えぇ、『白夜』を演じなければただのめちゃくちゃフィジカルお化けなだけですから、で、今はどうなっているか?えぇ」

 

 

「不完全な『神』ですって奥さん、いやぁねぇ、ほんと。神になるとかそんなの『白夜』じゃないんですけどぉ」

 

 

「じゃあ今、『白夜』じゃないなら、『無敗』で『不死』でもないと、えぇ、神を引きずり下ろすのはいつでも人間ですよ」

 

「その時間はいつかだって?さぁ、もうすぐだと思いますね、ワタシは」

 

「だからこうおもった、一パーセントでも勝率をあげるために艦隊の皆さんに強くなってもらいマショーってね」

 

「だから言えるのはひとつ、時間の許す限り力を得るがいい、俺には限界はあるが、俺の手の内を読むのには損はなかろう、そしてこれを終えたら今度は加賀さんの体験をしてもらう、数千数万数億の敵を沈め、咆哮するがいい、そして、全てが終わりし時、それが貴様に課せた『提督』の最初で最後の任務だ」

 

 

 

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次回から?
もう前回の時点でまとめ終わったし、加賀改二までもう進まないし、うん
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