絶望したヒーロー志願者と愛を望んだ少女   作:龍宮院奏

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本気のガンプラバトルの続きです…。どうぞ…。


第五話暗闇の中・光の中

 香澄の後を追うように体育館に駆けてゆく。体育館に着くと、りみが言っていたように人混みが出来上がっていた。

「すごい人の数…」

目の当たりにした光景に思わず声に出てしまった。

「ここからじゃハッキリと確認できないね」

おたえが冷静に言う。

 すると香澄が何かを思いついたようで、

「二階のギャラリーの方は、まだスペースが有るよ」

人があまり居ない所を見つけ、そこからみんなで見ることにした。

「二階に上がってみたけど、案外見えにくいね」

りみが目を凝らしながら言う。それでも一階で全く見えないより、ぼんやりと見えるだけでも有り難い。

「じゃぁ?これは?」

「おい、おたえ何漁ってるんだ?」

おたえは自分のカバンからスマホを取り出し、カメラを起動させた。

「これでたぶん…、あ、見えたよ」

カメラのズーム機能を利用して、戦っている人を確認しようというものだった。

「って、嘘だろ!そんな簡単に見えるわけが…、って見える」

有咲がおたえのスマホ覗き込み驚きの声あげ、

「おたえ〜、私も見る」

「あ、私も」

見えることが有咲によって保証されたので、香澄とりみもスマホを取り出し覗き込む。

「すごい、ちゃんと見える」

「これなら顔も何とか見れるし、もしかしたらバトルの方も…」

りみが言葉を発する前に有咲がそれを遮った。

「見えた、え〜とあれが模型部の部長の方で。こっちのは…なぁ沙綾」

有咲が怪訝そうに聞いてきた。

「どうしたの?」

「模型部の部長は分かった、でもあの対戦相手の方はよく分からないんだよ」

「どういう事?」

わけが分からなくて、聞き返す。りみは私が『助けた人かも』って言っていたから、確かでは無いのだけれど。

「いや、昨日の助けったっていうその人、私達と同じくらいの歳で今包帯を何処かに巻いているんだよな?」

「そうだよ。実際には歳は聞いてないけど多分同じくらい、それと包帯は多分傷がまだ治ってないからつけてるはずだよ?」

「もしそれが本当なら、包帯が見えないし、カメラも若干ぼやけて特徴が曖昧にしか判断出来ないから難しいぞ」

スマホのカメラでズームしながら部長さんと、零と思われる人物に目を向ける。コクピットの中だからハッキリとは見えない、さらには包帯は制服で隠されていて確認できない。

 けど、あの目付きは…。

「零だ…、戦ってるの昨日私が助けた人だよ…」

そうハッキリと口にした。

「「「「嘘(だよね)(でしょ)(だろおい)!」香澄、りみ、おたえ、有咲が一斉に驚く。

 そして、次の瞬間に零の方から声が上がった。

 

『アディルゲン N_I_T_R_O発動。全てを絶望に塗り替えろ CAST・OFF』

 

「アディルゲン N_I_T_R_O発動、全てを絶望に塗り替えろ CAST・OFF」

右手の操作レバーからコマンドを選択し、N_I_T_R_Oを発動させた。

 黒く、漆黒のオーラが機体から溢れ出し染め上げる。そして黒に染まった装甲が、一斉に吹き飛んだ。

 

「装甲を全て切り離しただと!そんな、この状況で一体何を…」

その言葉の続きは現れなかった、なぜなら言葉が見つからなかったからだ。

 

 今まで外装はサバーニャの機体だったのが、中から別の機体が現れた。

 

『SYSTEM・All Green START・RIDERフォーム』

バトルシステムの機械のアナウンスの声が響く。

 

「これがアディルゲンの、相棒の真の姿だよ」

そこに現れたのは、サバーニャの面影を感じさせない別のガンダムだった。右足は簡素な装甲で覆われ、左足は真っ黒な装甲で覆われ左右非対称。両腕は足とは違って左右対称で少し角張ったウイングが備え付けられていて、腰まわりも先程に比べて鋭利なものに変化していた。

 胸に動力源のGNドライブを付けながらダクトと装甲でしっかりと覆っている。唯一サバーニャの面影を感じたのは同じアンテナのデザインを持った端正な顔立ちだった。

 

「来い…、RIDERパック」

 

 シールドと一体化した機動SYSTEM・RIDERパックを発艦させ装着する。右足の前後に大型武装ZERO・ウイングガンを装着する。左手に大型の武装一体型シールド・メガキャノンシールド、右手には再びGNロング・バスターライフルが備わった。

「どうですか、俺の相棒ガンダムアディルゲン・RIDERフォームを見た感想は?」

「これが君の本当のガンプラ…、ならさっきまでのは」

「このSYSTEMを使おうか正直悩んでいたんですよ、でももう…良いやって…。貴方を絶望の底に叩き込んでもいいやって、そう思えたんですよ!」

GNロング・バスターライフルをストライクフリーダム・クロイツェンに向けて撃つ。避けようとするが先程より威力が比べ物にならないほどに威力が強化され、右足を掠り破壊される。

「何なんだ…この威力。ここまで機体性能が上がるのか」

右足を破壊されたことで、一旦距離をとるためにミラージュコロイドを使い回避行動を行おうとするが、

「あのさ…、もうその手を使わせるわけ無いじゃん…。行け、ビット・ファンネル」

GNビットとRIDERフォームで備え付けられたガンダムデルタカイのプロトフィン・ファンネルを放つ。その一つ一つのビットとファンネルを全て自ら操っていく。

 本来ならビットやファンネルはCPUによるコマンド選択式の自動制御か、ファイター自らが操作指定を組んでやっていく。が、ごく稀に戦闘中に自らの操作で全てのビット・ファンネルを操作していく人もいる。そして、今戦っている彼のビットとファンネルの動きを見ると、そのごく稀な人物だと。

「…っく、行けファンネル!」

こちらもドラグーンを放ち、ビームライフル、レールガンを撃ってビットとファンネルの撃墜を試みる。しかし実際には放たれるビームを、まるで別の位置から見ているかのように交わし撃墜される。

 それは何故か、理由は先程発動させた『N_I_T_R_O』が効果を発揮しているからだ。

 そもそもN_I_T_R_Oとは一般兵が擬似的にニュータイプを再現するための物で、空間認識能力を大幅に上げる。

 しかし、その代償として脳に直接情報を上書きしているため、パイロットへの負担が大きい。ガンプラバトルでは、脳に負担は掛かることは無いが、操縦がより困難なものに変化し、特殊状態であるために時間制限が設けられている。

 

 何故暮宮君とバトルした彼が、手も足も出なかったのかがようやく分かった。ドラグーンが一機また一機と落とされる共に感じる、この滑らかなファンネルの操作。撃墜されたはずの機体が蘇り再び戦いは続く。ファイターの中でそんな都市伝説があったが…。

 

「僕の勘違いならそれで良い、でも一つだけ聞きたい。君が噂の『絶望の旋律者』なのかい?」

 

 その言葉を聞いて、見ていた生徒たちの一部がざわめき始めた。そしてそのざわめきは感染症のごとく蔓延していく。

 

「嘘でしょ…、何であの化物がここにいるの…」

 

「あいつが活動している場所って、ここよりも遠くに居るはずじゃねぇのかよ」

 

「私、聞いたこと有る…」

 

「何?何なのその『絶望の旋律者』って?」

 

「ガンプラバトルの中で、こう暗黙の噂?都市伝説みたいのであるの」

 

「戦った相手のガンプラを、跡形もなく砕くんだって」

 

「それもフィールドによって、殺し方が違うんだって」

 

「貼り付けにされて、切り刻まれたとか」

 

「遠距離装備だけで、姿を見せずに蜂の巣になるまで撃ってくるとか」

 

「そんなの甘いな。俺が聞いたのは、体を真っ二つに引き裂かれたらしいよ」

 

「うわぁ…ひっど…」

 

「何それ、それ本当にファイターなの?」

 

「さぁな、それでも実力は確かに有るからな」

 

「でも、さっき言ってたあの『N_I_T_R_O』とか言うシステムで、ズルしてるんじゃないの?」

 

「あ〜、ありそう」

 

「じゃあ、早く倒されないかな?だって化物じゃん、その話を聞く限り」

 

「あんな『絶望の旋律者』って呼び名が有るけど、何にも旋律を奏でて無いし」

 

「じゃあこれは『最低の屑プレイヤー』」

 

「いや、それだったら『イカサマの化物』とか良くない?」

 

「あ、それ良いかも。『イカサマの化物』あいつらしくて良いじゃん」

 

「でしょ、あははは」

 

観戦する誰かが楽しそうに笑った。

 

 操縦レバーを握る手に力が入る。まただ…、何も知らない奴らが俺を嘲笑う。周りの噂を信じて疑わず、真実も知ろうとしないまま…。殺ったことはあった…、無残に殺したことは事実だ…。

 でも、言い訳・理由を言えるのなら…。あの頃の俺は、一人で暗闇を彷徨っていたんだ…光を見ることが嫌で。見ることが億劫になっていたんだ…、人を信じることが怖くなって辞めていたんだ。その時に自分に残った唯一の逃げ場がここ《ガンプラバトル》だった…。

 

「またなのかよ…、ここでも俺は…。また噂で、噂だけで…」

 

 あぁ…憎い、憎い、憎い!こんなにもこの世界が…、どうせ誰も信じてくれないんだ…。あの時と同じように…。もう良いや…。もはや自暴自棄だった、何処にいようと現実は変わらないんだ。 

 

 だったら…お前らが言う化物の…、化物の力を見せてやる…。

 

「思い知れよ、人が絶望に飲まれた時の真の力を」

 

ビットとファンネルの遠距離狙撃で攻撃をしていたが、自らGNロング・バスターライフルを使って狙撃を開始する。この一撃、一撃に殺意と憎しみを込めて…エネルギーを溜めて解き放つ。

 

「絶望の闇に飲まれて…、お前も…墜ちろ!」

 

「ねぇ…沙綾…」

周りの話を聞いた香澄が悲しげな顔をして、制服の裾をちょこんと、引っ張っていた。

「香澄…」

 そんな香澄を見て、黙って手を握ることしか出来なかった。

「ねぇ、さーや。昨日助けた人って、そんなに悪い人なの?」

あたえが真っ直ぐこっちを見つめていた。

「そんな事無いよ…」

「何で、さーやはそう言えるの?」

「ねぇ、おたえちゃん。なんでそんな事…」

りみが心配そうにおたえを見る。

「だって…、零は…」

私の次の言葉を発しようとした次の瞬間、

 

「黙れ!」

 

対戦相手の部長さんの声が体育館に響き渡った。

 

「良いか、これだけはこの場にいる全ての者に言っておく!だからよく聞け!確かに彼とバトルをして、実際にそうなったのかもしれない。だけど、今ここで彼と過去にバトルをしたことの無い・見たことのない奴が彼を侮辱するな!」

 

ざわめいていた生徒は一瞬にして、静まり返り黙りこんでしまった。

 

「そうなんだろ、結局はこうして言ってみれば黙り込んでしまう!知りもしなのに、彼とのバトルから溢れ出るこの思いを知らないのに知ったような事を言って、彼を嘲笑うというのなら。君達の方が、余程最低だ!」

 

誰かが言う、彼に破れたファイターの一人なんだろう。

 

「でも、そいつのやって来た事を知れば、あんただって今みたいに味方でいられるのかよ」

 

「そうだ、そうだ!」

 

「一度でも、見たこと有るのかよ」

 

暮宮への批判が、一気に工藤の方へと向かう。

 

 けれど、

 

「だから、どうした!君が彼に一体何をされたかは知らないし、僕はそれを君から聞く必要も無い。過去に彼がどれだけの事をしてきたのかは、今まここで彼が語ってくれている。言ったはずだ、『彼とのバトルから溢れ出るこの思いを知らぬのに知ったような事を言って、彼を罵るというのなら。君達の方が、余程最低だ!』とね。それでも、言うのなら僕がまとめて君達のガンプラバトルの相手をしよう。ファイターなら、ファイトで決着を着けようじゃないか」

 

烈は一歩も引く気は無かった、何故なら確信したからだ。彼とのバトルで彼が本当は優しい人なんだと、そして彼が今まで様々事で苦悩し苦しんで来たことを。その苦悩の思いがきっと今のガンプラに込められていて、だからなのかガンプラが『助けてくれ』と泣いている。そんな気がしてならない。

 

「暮宮君、いや『絶望の旋律者』。君の全てを僕に出し給え…、君のその絶望を僕が祓う」

システムからコマンドを選択していき、

 

「EXAMシステム発動」

 

放たれたビームを僅かのところで交わし、純白のストライクフリーダム・クロイツェンが真紅に輝きを放ち始めた。

 

「零は、私の幼馴染なの。だからよく知ってる、でも零はまだ思い出してないけど…」

私は零との関係を打ち明けた。

「なら、あの人は良い人だね」

それを聞いたおたえの反応に正直、頭が追いつかなかった。

「へ?」

すると今度はおたえの視線は、私から零に向かっていた。

「部長さんが言うとおり、あの人と戦った事が何のに言うのは酷い…。それに、あの人から聞こえてくる」

「おい、おたえ聞こえて来るって何が?」

有咲が分からないといった様子。

「聞こえてくる、あの人から音楽が…。叫んでる、悲しみを苦しみを歌ってるような音楽が…」

「それじゃあ、わかんねぇっての。つまりはどういう事だよ?」

有咲がおたえの言葉の意味を理解できずにテンパり始めた。

「分かんないけど、聞こえるような感じがするの…。信じて…」

もしおたえが言うように本当に零から音楽が聞こえるのなら、それは零の心の叫びなんだ。

「どうやったら、聞こえたの?」

おたえに零から感じた音楽を感じる方法を聞く。

「おい、沙綾まで」

「でも、有咲…私も聞いてみたいの。零が今どんな思いなのか」

「おたえ、私も聞きたい。沙綾の幼馴染なら、きっとそんな悪い人じゃないもん」

「おたえちゃんが感じたさあやちゃんの幼馴染の音楽を聞けば、きっとみんなが言ってた事をしたのかも分かるんだよね?」

「私が聞いたのはあくまでも断片的だから、でも聞けばりみが言ったみたいに分かると思うよ」

「ほら、有咲も」

信じていなさそうな有咲だったが、

「分かったよ、たく…。香澄が言うとおり、沙綾のお墨付きがあればそれを信じるよ」

「有咲〜、ありがとう」

「ちょまま、いきなり抱きつくな」

香澄とおたえが有咲を抱きしめる。ひとしきり有咲に抱きつき、満足したようで今度は真剣な眼差しで零を見つめた。

「それじゃあ、その零の方を見て。そしたら、心をゆっくりと沈めて…感じて…」

おたえが言うとおりにやってみた。最初の数秒間は何も聞こえてこなかったが、次第に聞こえてくるような感覚がしてきた…。

「これが…零の音楽…心の叫び」

「さーやも聞こえたんだね…」

「香澄…」

「何だか泣いてるような気がする…」

「私もそんな感じがした、何処か暗い所に居る感じで」

「りみもそれ感じたのか、私も似たような感じ」

「きっと誰にも言えなかったんだと思う…、それが積もり積もって今に」

おたえの言葉を聞いて、唇の端をぎゅっと噛みしめる。

「でも、さっきよりは明るくなってきてる。あの部長さんが周りに言ってからのほうが、少しだけ晴れたように聞こえる」

最初の方を聞いていたからその違いがさらに分かるらしい。

「ねぇ、部長さん何かパワーアップしてるんだけど?」

りみが震えるような声で、バトルシステムを見ながら言う。

「おい、あれかなりヤバイぞ!あれ調べてみたが、機体の能力値が一定時間爆発的に上がるやつだぞ」

有咲がスマホを見ながら驚きの声を上げる。

「でも、さっきからさーやちゃんの幼馴染の方は動いてないよ…」

零の方は先程からピクリとも動いていない。それを見てりみは心配そうに見つめる。

 

 もしも零があのまま動かずに居たら、部長さんにやられちゃう…。そんな見たくない…、私見たくない…。

 

 そう思ったら頭より体が勝手に動いていて、次の瞬間には思いを叫んでいた。

 

「零〜!零は化物なんかじゃないよ」

 

 部長さんが俺を庇っただと…、何でこんな俺を…。今日あったばかりで、たった一回バトルしただけなのに…。こんなにも化物だと、何だのと言われてきたんだぞ。それの一体何を分かると言うんだ…。こんな俺の何を…。

 

 絶望に飲み込まれていた心に、微かに光が差し込めた。けれど、満杯に注がれていたグラスに、新たな液体を少しでも加えれば溢れかえるように、心の中がグシャグシャだった。

 

「俺は…、憎い…。俺は…世界が憎い…はずだろ…。だから今まで…」

 

動けなくなった、今まで突き動かしてくれた原動力が何なのかが分からなくなってしまったせいで。今、目の前にはEXAMシステムを発動したストライクフリーダム・クロイツェンが迫ってきているのに、その姿がモノクロでゆっくりと動くように沈んで見えた…。

 

「もう分からないよ…。ごめん相棒…、お前をこんな目に…」

 

操作レバーを握る手が弱まり、手放そうとした。その時だった、

 

「零〜!零は化物なんかじゃないよ」

 

何処からか聞いたことのある懐かしい声がした。

 

「零は、私の、私を守ってくれるヒーローでしょ!だから、零は化物なんかじゃないよ。だから、周りの言葉に惑わされないで。零はたとえ何があったとしても私のヒーローなんだから」

 

「ふっ…ふふ…。あははは…」

 

その言葉を聞いて思わず笑ってしまった。あまりにも唐突で、周りの全てをひっくり返すその一言に。心に溜まって今にも溢れかえりそうな水を、汲み上げてくれた。

 

「はぁ…そう言えばそうだったな。俺は化物なんかじゃない!」

 

モノクロの世界に再び色が染め上げ、再び操作レバーを握りしめる。

 

 既にストライクフリーダム・クロイツェンが間近に迫っていた。

 

「俺はお前を守るって約束した、ヒーローだったな。なら…こんな所で…負けてたまるかよ」

 

ビームサーベルを引き抜き、ギリギリの所で攻撃を防ぎ弾き返す。

「ようやく、本気でやれそうだね。暮宮君、否『絶望の旋律者』」

「えぇ、あいつが俺に勇気をくれたんです…。それに先輩が俺のことをあんなに言ってくれたおかげで…」

「僕は事実を言っただけさ、それに僕は自分が認めたファイターを侮辱されるのが好きじゃないんだよ」

そう言いながら、声はどこか優しげで、嬉しそうだった。

「そうですか、何だか本当に面白い人ですね。それに嬉しかったです…俺を信じてくれたことが」

素直な言葉が零れ出る。

「そうかい…、ならここから改めて本当の戦いを始めよう」

「分かりました…。それじゃあ、その思いに全力で答えさせてもらいますよ」

「あぁ、こちらも全てを出し切らせてもらうよ」

真紅に染まった純白の戦士、漆黒に染まった真の姿を見せた戦士の最終決戦が始まった。




今回は零の闇落ち化それにアディルゲンの真の姿を降臨させました。
若干某ヒーローのシステムを使わせてもらいました…、「お婆ちゃんが言っていた…」
何か格好良かったので取り入れました…。
それに、工藤先輩が零を庇うと言うか、何と言うか…。良い人…。
次回でバトルの決着が着きます、どちらが勝つかは分かりません…。
それでは今回もありがとうございました。
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