少年は成りたかった憧れのヒーローに。ヒーローになって大好きな人・幼馴染を守りたかった。
少女は欲しかった大好きな人・幼馴染からの愛の言葉を。少年の口から直接言われたかった。
 けれど、少年と少女は離れ離れになりそれぞれの運命をたどった。
 そして、少年は新たなる地で思い知った。人の暗さを、闇を。信じた人からの裏切りにより深い闇へと。
 そして、少女は彼が居なくなって思い知った。彼の温もりを、光を。自分は彼にどれだけ救われていたのかと。
 少年は復讐を誓った、世界を憎んで。少女は愛を誓った、彼を手に入れるために。けれど少年は彼女の光だけは憎めなかった、少女は彼以外の愛を求めなかった。

この物語は、絶望に飲まれた主人公・暮宮零と歪んだ愛を持った少女・山吹沙綾の物語。
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