ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 〜 氷雪の融解者(上巻)   作:Edward

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前回の話の都合で文字数か少ない影響か、今回は文字数が多くなってしまいました。
今月からまた忙しくなりそうなので一気に掲載しております。

また次回以降は、更新が遅くなりますのでご容赦ください。
そろそろ脱字や、誤字も解消していきたい・・・。


枯渇

テラスの隅に隠し扉が存在し、キンボイスはここから地下への隠し通路を準備していた。

隠し扉の先には小さい部屋になっており、すぐに螺旋階段で一階を通り越して地下へと向かっている。

一階の王の間から直接この螺旋階段へ行く事ができないのは、やはり隠匿性を高める為にあるのだろうとホリンは考えた。

 

 

戦闘を終えた二人は、ここまでの事情をアイラから聞きながら隠し扉の先を進む。イザークはやはりグランベル軍の主力がイード砂漠を突破されてから一気に形勢は悪くなったそうだ。

イード砂漠での戦闘では、グランベル軍主力の騎馬部隊が砂漠の不利に対して地の利を得ていたイザーク軍に軍配が上がっていた。

多大な物量において有利なグランベル軍は執拗な進軍が続き、疲弊したイザーク軍をリボーまでやむなく退却する事になりグランベル軍はイード砂漠を超えてイザーク国境まで進軍を許してしまった。

マリクル王子はここでアイラにシャナンを託しリボーの大規模戦闘の混乱に乗じさせ、わずかな従者と共に国外へ脱出させたそうだ。

先ほど中庭で出会った二人がアイラの言う従者であるらしい、二人共死を覚悟してアイラへ敵兵が向かわない為のカモフラージュをしていたそうだったがホリンの索敵が上手くいってしまったのが予想外であったのだろう。

 

当のアイラはキンボイスの奸計に会いシャナン様を人質に取られてしまう。

逃避行のうちに資金が底を尽き闘技場で資金稼ぎをしながらジェノアにたどり着いたのだが、凄腕の黒髪の剣士という部分にキンボイスはグランベルの賞金首になっているアイラ王女と看破した。

キンボイスが城主である以上、闘技場の公平さも関係がなく出場中のアイラの控え室に押し入って中にいたシャナンをさらったそうであった。

彼はアイラとシャナンをグランベルに引き渡す以上に、自分の護衛として利用する手段を選び、この度の状況となった。

 

螺旋階段を降りて行くアイラの足が止まる、それはそこより先が水で満たされ、先へ進めなくなっているからである。

「な、なぜ水で満たされているんだ!私は確かにテラスでキンボイスがここへ入っていく姿を見ていたぞ!」

ホリンは水をすく上げ、一口を口に含む。

 

「これは貯水されている飲料水か地下水だな、おそらく奴らが通過した後にここを満たすような措置を準備していたのだろう。

アイラ達を時間稼ぎに使った理由は逃げる時間を作るわけではなく、ここを満たす時間を稼ぐ為だったんだろう。」

「奴からは二時間稼いだらここから脱出していいと言われていた。宿敵のグランベルが相手だったので二人は死をかけて望んでくれて、私にはシャナンがいるから時間を稼いで脱出しと欲しいとまで言ってくれたのだ。

奴め!初めから私達を見殺しにするつもりだったんだな!」アイラは壁面に拳を叩きつけて激昂する。

「やつらは必ず市街の何処かから脱出するはずだ、時間ロスするが正面からでて探してみよう。」

ホリンは来た道を帰ろうとするが、アイラより同意の言葉は帰ってこない。

振り返ると、鎧を捨て服を手をかけているアイラがいて慌ててホリンは制する。

 

「ま、待て!落ち着くんだ!この水を進んでも息が持つわけがないぞ!

それにどこから水が噴き出しているのかわからないんだ、水流に巻き込まれたら一巻の終わりだぞ!」

 

「しかし!これではキンボイスに追いつかないぞ!・・・シャナン!」

「・・・・・・大丈夫だ、先程も言ったが奴らもここから市街の外までの脱出口なんて準備出来ているはずもない。

市街になら一人、この事態を想定しているかも知れない男がいる。奴になら、託せる!」

ホリンはそう伝えると元の階段を駆け上がる、ホリン自身にもそんな都合の良い根拠はない。だがそれを信じるに足りる程の天命を持つ男がいる限り、その祈りにを現実になると信じている。

シレジアに貴族として産まれながらグランベルを統べる力を持ち、その自由な思想と意思がまたここでイザークを救う一石を投じるのではと考えているのである。

 

アイラも後を追う、ホリンの言う根拠について云々言ったとしても彼の言う通り正面まで戻って市街を探し回るしかない。清流とはいえここで溺れ死んでは元も子もない事は明白である。

彼の言う全幅の信頼を置ける者の奇跡に頼りざるを得ない事に歯痒さを覚えてしまうのであった。

 

 

「なんて奴らだ!これだけの戦力差でなぜ奴らはここまで来れるのだ!!」

ガンドロフの叫びに腹心共も怯えて口を挟めない、ただただ頭を下げて謝罪の意を示す。

マーファの平野における戦いは血で血を洗う戦場と化していた、ただ闇雲に城から出陣してくるマーファ軍には指令もなく突撃のみ。

多大な人数差による優位だけでは、猛者であり適切な指揮官を要するシアルフィ軍を圧倒する事はできなかった。

 

シアルフィ軍はシグルドとキュアンが自ら戦闘を切って正面からであるが陣形を乱す事なく敵兵を屠った。

一定の時間前線に立った者はすぐに中衛の者と交代し、疲れによるミスをなくしエスリンが後方支援の回復にて死傷者は最小に抑える事が出来ていた。

夕刻になると一旦退却し、野営にて明日の戦いの会議を行う徹底ぶりに2日目にはマーファ軍は半壊状態と化していた。

そこにアゼルのエルファイアーが敵陣に火柱を上げ、戦慄しているマーファ軍にシアルフィ軍は畳み掛けた。

 

「はあ、はあ・・・。シグルド今日はこのまま突撃するのか?」

さすがのキュアンも連日前線の戦いで疲労困憊なのだろう、しかし敵兵の勢いが減退してきているここが勝負所とも見ていた。決断の厳しい状況にキュアンは親友の決断を聞いてみたくなった。

 

「はは、さすがキュアンも疲れているようだな。

ここは勝負所と思うが、我が軍も疲労は限界にきている。一度退却する。」

キュアンの心の中ではこのまま突撃し、マーファを叩くと思っていたので少々疑問に思ってしまった。

「少し早く退却する事が条件だ。こちらが退いてあちらも引くようなら、マーファを叩くのは今夜だ。」

「夜襲をかけるつもりか?ここに来て思うのだが、夜はあちらの方が有利だぞ。」

キュアンはジェノア前の森林戦で少々痛い目をあっているので確認する。

 

「それは奴らが一番承知しているさ、だからこちらに夜襲はないと考えているはず。警戒された日中戦闘も無警戒の夜襲も似たような物かもしれないが充分浮足立つだろう。

今日の戦闘で奴らの戦意がかなり落ちているから夜襲する程の奇策は考えていない。ならば、こちらから先手をかけて一気にガンドロフを討つ!」

 

シグルドの強き意志がキュアンの心を高揚させる、かつて士官学校にエルトシャン、シグルドと共に学んでいたが、シグルドはとんでもない奇策ばかりを提案し教官から賛美ではなく驚嘆ばかりを送られているように感じた。しかし彼の言う提案は実をよく得ている作戦であり、型にハマれば物凄い可能性を秘めている作戦でもあった。

一番優秀なエルトシャンですら「シグルドが敵司令官だったなら頭痛がしそうだ、奴ほどやりにくい男はいないだろう。」とまで言わしめた男であるからだ。

その男の決断にキュアンはどのような結果が起こるのか、心が高揚していくのであった。

 

 

 

ジェノアの市街地、一角にある貯水池のほとりにうごめく五人の影がゆっくりと動き出す。

城からの脱出に成功したジェノアの幹部3名にキンボイス、そしてイザークの珠玉であるシャナンである。

貯水池の調整路を通過した5名はその後水路の扉を開けて貯水池の水を城内に引き入れて通路を塞いだ事を確認し、次は市街地の外へ向けて行動していた。

 

シャナンは猿轡に手を後ろ手に縛られ、叫ぶ事も似げ逃げる事も出来ず俯いていた。

 

「兄貴、もうこのガキは用済みだし、さっさと殺して逃げましょうぜ!」

「馬鹿野郎、このガキは最後の砦だ。グランベルの連中に手土産を渡して詫びれば命は助かるかも知れねえんだ。」

「さすが兄貴、今回の脱出でも頭が冴えてますぜ。」

「ふん、貴様に言われても嬉しくないぜ!しかし、まさかあいつらここまで強ええとは思わなんだ。

この分じゃあガンドロフ兄貴のマーファもおしまいだろう。山賊にでも身を落として暴れ回る方がお似合いかもな。」

「ヴェルダンの跡取りが山賊稼業とは、先代に申し訳が立たんのう。」

老人の幹部が嘆き悲しんだ。

「うるせえ、やるだけはやったんだ。ガンドロフの兄貴が欲目さえ出さなければ、もう少し面白かしくできたものを・・・。」

彼は根っからの快楽主義の人間のようで貴族でも山賊でも、自身の思うように生きる事が楽しみな愚物である事を改めて認識した老人はため息をついた。

老人はキンボイスの幼少時代から教育係としてバトゥ王より命を賜り、自身の出来る限り王族として市民の上に立つものとして教育していたつもりであった。

しかし、このヴェルダンにおいては王族の常識は通用しなかった。王族同士であっても水面下での暗殺や領地争いを繰り返し、王子たちの心は黒く荒んでいく。キンボイスも例外ではなく、食事で月に2人は毒味係が死んでいく、ヴェルダン城への登場の度に族に襲われ護衛が死んでいく環境で成人の頃には精神がとっくに蝕まれていた。

 

老人はかつてこの状況を説明し、王に説明を求める。対してバトゥ王はこう言った。

「王子たちに罪はない、罪があるにはその周囲にある欲望なのだ。

欲望は一人歩きし、欲望を持たぬ者に欲望を植え付ける。王子たちを矢面に立たせて自身の欲望を得る為の道具に使われている。ワシの子達もすでに6人も失い、ヴェルダンの湖畔で何度泣いたことか数え知れない。粛清しても粛清しても、それでも止まないこの悲劇の連鎖を止めて欲しい。

この悲劇を潜り抜けた3人が力を合わせて立ち上がってほしいとワシは思うのだ。」

 

老人も当時はその言い分を理解し、共感を得る部分はあったのだがそこに死角がある事を王は思い至らなかったのだろう。

《王子たちにも、欲望の種は植えつけられてしまったのですよ。バトゥ王。》

それは父親だからこそ認めたくない部分である、賢王とは言われていても人の子から脱する事のできない限界に落胆を覚えてしまうのであった。

 

 

「キンボイス王子だな。」

「だ、誰だ!」キンボイスは咄嗟に反応し、闇に向かって威嚇する。

木の根元に胡座をかいてこちらを見据える瞳にただならない威嚇間感じて萎縮する。幹部たちは反応する事も許されず佇む他の選択肢を与えられずにいた。

 

口元を緩め、ゆっくりと立ち上がる。

「俺は、シレジアのカルトだ。貴様らを待っていた。」

「待っていた、だと?」

「ああ、あんた達がここの池を調整した瞬間に水位の変化に感応魔法で反応できたんだ。

そして転移魔法でここへ来たのさ。」

カルトはジェノアの食料焼き討ちの作戦時当たりを探っていた折に怪しい場所に目印を施し、変化がある度に魔力反応を起こすように細工していたのだ。

 

「き、貴様!俺たちの作戦をそこまで、誰かが吐いたのか!」

キンボイスは周りを見渡す、幹部どもは驚愕し首を横に降るのみであった。

「いや、劣勢になって自ら逃口のない城内戦闘を持ちかければ、普通は行き着く結論だ。」

カルトは白銀の剣を抜きキンボイスに突きつける、キンボイスも背中の斧を抜き構えた。

幹部も意を決したのか、老人を除く2人も武器を抜いてキンボイスに加担する。

 

「やっちまえ!」

キンボイスの号令に2人の幹部は剣を持ちカルトに襲いかかる。

 

袈裟斬りを剣で受け、すぐさま弾いてもう一人の剣を受ける。が、体勢を整えたもう一人が再び斬り合いに参加する波状攻撃を受けた。

「俺たち三人はいつも暴れまわってきた仲だ、立ち振る舞いの間合いもお互い熟知しているんだ。反撃する時間も与えないぜ!」

キンボイスをちらりとみたカルトは戦慄を覚える。

さっきまで持っていた斧ではなく、木で細工された見た事もない形状の弓が右手に装着されていた。

それは手甲のように装着されているが手首の辺りに十字になるように木がクロスされ、引き絞られた弦に引っ張られしなっていた。そして引き絞られた弦が肘辺りで短い矢がセットされており支点となる部分には鉄であしらった係りの仕掛けを操作していたのだ。

直感的にカルトはなんらかの飛び道具と認識し、回避しようとするが幹部達の執拗な逃げ口を封鎖する攻撃に軌道から身をそらす事はできない。キンボイスの放つ短い矢が胸部に襲いかかる。

 

「ウインド!・・・!!」

疾風を呼び起こし、急所への攻撃を回避できたが至近距離からの攻撃で体から完全に外す事は出来ない。

肩口に突き刺さり苦悶の表情を浮かべる。

さらに2人の幹部は、カルトに斬りかかり一太刀は受けるがもう一撃を胸部に受ける。

 

カルトはウインドを放って三人に砂塵を伴う突風を放って距離を取る。

ローブの下から鮮血が滴り落ち純白を紅く染め上げる、カルトは聖杖を取り出して回復を処置しだす。

「ライブ!」

淡い光が患部を照らす、胸部と肩部が徐々に癒えていくがカルトを見つけられる方が早い。

再び弓をセットさせ、その短い弓が放たれる。

「くっ!」

ライブを中断させて横へ跳ぶ!

 

「がはははっ!必死だな!死ぬのが少し伸びただけだったようだな!」

回復を中断されたカルトに再び幹部の2人が斬りかかる。

多少動けるようになったカルトはなんとか斬り結び、危機を逃れるが再びキンボイスの弓を大腿部に受けてしまう。

 

(まずい、ここまでできる連中だとはな・・・。)

後ずさりするカルトに幹部の2人は止めを刺さんと間合いをとる。

 

2人は一気に飛びかかった、カルト自身もその拍子に飛び出して一人に集中する。

一人の剣を剣で受け止め、渾身のウインドを放つ。

もう一人の剣を背後より受けるが、対象の幹部はウインドの直撃を受けてその場に昏倒した。

 

「!!!!」背後から巨体が迫っていた。

一人をやられてしまった事へ憔悴にかられたキンボイスは斧に持ち替え、唐竹割りを繰り出していた。

カルトは自身にウインドを使って危機を脱するが、疲労は強く膝をついてしまう。

 

「はあ、はあっ!!」

「どうした?もう終わりか!ダチをひとりやられちまったが、仕方がない。

さっさと終わらせてトンズラといくか!」

残った幹部が剣先をカルトに向けた、カルトも振り絞って立ち上がるが刺突の方が早い。

カルトの胸へと突き立てようとされた時、闇夜に一つの紫電が放電する。

「サンダー!」幹部はその怒りの雷を直撃し、その場に倒れこんだ。

 

「エスニャか・・・。」彼女は魔道書を胸に抱き、普段穏やかな表情しか見せない彼女だが明らかに怒りの雰囲気を纏っている。

 

「なっ!新手か!?」キンボイスは狼狽えた。

カルトは立ち上がり、笑顔を見せる。

「次は俺の番だ!くらえっ!キンボイス!!」カルトは魔法の準備に入る。

「させるかっ!」キンボイスの弓が再び放たれる。

 

カルトはその弓を腹部に受けるが避ける事はなかった。

「カルト様!」エスニャの悲鳴が響くがカルトの表情に絶望はなく魔法を完成させる。

「リザイア!」カルトの放った魔法はキンボイスの体を包み込むとカルトから発する光とつながり、カルトの傷がキンボイスに移っていく。

「がああああ!」キンボイスは突然数カ所より痛みと傷が浮かび上がり、その痛みにより気絶するのであった。

 

「はあ!はあ!やったか・・・。」カルトはその場にへたり込んでしまう。

「カルト様!」エスニャは、カルトに抱きつきその無事を祝福する。

「エスニャ、助かったよ。さすがにやばかった。」カルトの言葉にエスニャは一瞬硬直し、カルトを見つめる。そして・・・。

カルトの頬が激しく叩かれるのであった。

「エスニャ?」カルトは驚きを見せる。

彼女の瞳からボロボロと涙が溢れ、止まる事を知らないように地に落ちていく。

「クブト様から聞きました、カルト様は今日の戦いの治療でほとんど魔法力を使い切ってしまっていると言われていました!!・・・なのに!・・なのに!・なのに!!・・・なぜあんな無茶をなさるのですか!!

少しは、ご自身を大切してください。

私は・・・カルト様が大好きです!だから!私の為と思って無茶しないでください!!」

エスニャは顔を抑えて泣いてしまう。

「エスニャ・・・、ごめん・・・。俺、傲慢だった。許してほしい。」

「カルト様・・・。」

「俺、自身の力に目覚めてから色んな事が急にできるようになってしまった。その所為で何か焦っているところがあった。

エスニャ、ありがとう。君の気持ちは大事に受け止めさせてもらった。ただ少し時間をくれないか?このヴェルダンの戦いが終わったら君に俺の気持ちを伝えたい。」

エスニャは笑顔で頷きカルトもまた笑顔で答える、2人の中で満ち足りた気持ちの瞬間であったのだった。

 

 

一方、この茶番を端で見ているキンボイス側近であった老人とシャナンはただ見ている事しかできず。

なんとも居たたまれない様子となっていたのは語るまでもないだろう・・・。




キンボイス

ヴェルダン国のバトゥ王の8人の兄弟の内3番目の子供。
小さい頃より勢力争いの道具として使われ、その歪な幼少期を過ごしてから快楽主義へと育ってしまう。
小さい事に囚われない自由な思想は、王族という窮屈な境遇を打破したい願望からきていると思われる。

手先の器用さからクロスボウを発案し、幹部の2人とコンビネーションでの戦いを得意とする。

前線に2人の幹部が手数で相手を足止めし、後方からの弓の一撃。
足が止まった瞬間に斧の破壊力を生かした唐竹割りがフィニッシュブローである。

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