ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 〜 氷雪の融解者(上巻)   作:Edward

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この話でアグストリアの内乱編を終えたいと思います。
本当は二話に分けて掲載しようと思っていましたが一話にまとめてしまい、いつもより長めとなっております。
申し訳ありませんがお願い致します。


暗転

シグルドとエルトシャンの意見が纏まり、アンフォニー城に続々とシアルフィ軍とノディオン軍が到着する。

ジルベールとマディノに駐在するクロスナイツはアグスティの騎士団が出撃した折に挟み打つ作戦を取るため、北の砦で待機している様子である。

アグスティはまさに四面楚歌となり厳しい状況であるが、トラキアとの協定が出来上がっている中どこで彼らがが乱入してくるか解らない。下手をすればまたエバンスなどの他の城を襲う可能性があるので全軍集中するわけには行かなかった。

 

エバンスにはクブリとフュリーのシレジア軍が防衛にあたる事となり、ノディオンはラケシスとその親衛隊が防衛する事となった。他の城には申し訳ない程度に兵を置く事しか出来ず、残りはマディノへ集結している。

ホリンとアイラはエルトシャンの元へ戻る事となった、彼らはエルトシャンの臨時部隊として傭兵団に組み込まれ遊撃的な位置での戦いを展開する事となる。

余談であるがヴォルツが討たれた事で瓦解した傭兵騎団もまたエルトシャンの傭兵団に組み込まれ、ベオウルフを筆頭とした部隊に編入する事となる。

 

アグスティに向けた部隊が編成され、その部隊の壮大さは見事なものであった。

エルトシャンの臨時部隊とノディオン軍

シグルド、キュアン、レックス、アゼルを主とした混成シアルフィ軍は様々な火力を持ち多彩な攻撃が可能となる軍とまでになっていた。

 

アグスティ軍は進んで進軍する様子はない、シグルド、エルトシャンの全軍は隊列を組み進軍を始める。

その道のりは渓谷を越え、山道の先にアグスティがそびえ立っている各国でも有数の山城であり、ヴェルダンと同様に攻略多難の土地としての認識が一般的である。

ヴェルダンは深い森の中にある山城だがアグストリアの山肌は赤茶けている不毛の地である、進軍すればアグスティから目に見えるように捕捉されるので頭上より火矢を浴びさられてしまう。

その前にある渓谷も同様に頭上より落石などの奇襲攻撃を受ける為進軍には非常に不利となる地形である。

 

 

軍議にて様々な案を出す中でこれと言った有効手段が出せない中、カルトはある方法を提案する。それはかつてなく奇想天外でとても騎士同士の戦闘には似つかない皆を悪い意味で驚かせる方法であった。

 

「そのような卑怯な戦いをしてまで勝利を得たいのか!」

「騎士なら騎士らしく正々堂々と戦うべきだ!」

カルトの提案はそれほどの批評を受ける内容であった。

 

「確かに、この方法は騎士たりえない方法だと私も思っている。

しかし前国王がここまでに成長させたこの国を食い物に人々を不幸に陥れる戦争を仕掛け、同盟国の盟約を破棄する人物がこの国に必要なのだろうか?

この戦争に勝ち、エルトシャン王の説得を聞き入れてもこの国の為に最善を尽くしてくれるであろうか?

私のこの作戦は彼に国の先導者として自覚してもらう為に考えた方法だ!あくまでシャガール王をお諌めする為の手技である。」

カルトは批評にそう口論するが、その作戦だけではその全容はつかめなかった。順にその話を進めていく中、軍議出席者は通常に攻める事以上の重要性を理解できていくのだが実際その作戦はスケールが大き過ぎて実現できるか疑問符であった。

 

「まあ見ていて下さい、この作戦の成功にはアグストリアの人々の意思で決めてくれる。彼らがこの作戦に乗ってくれれば必ずうまく行きます。」

カルトはそう付け加えて会議を締めくくるのであった。

 

その方法を実践する為、まずは北から南からアグスティを包囲する必要があった。

渓谷には入らずその手前で包囲を行う、次に必要なのは大量の人出である。

その人出は北の台地にいる開拓者を協力をお願いする。進軍し配置した地にアンフォニーとアグスティの北へ橋を下ろして彼らを降り立たせると開拓地から得た知識を駆使し、軍の労働力と併せて大量の土嚢を積む作業を行う。

 

その作業を三日で終えると、その日の夜に北の台地にある川を堰き止め北と南の土嚢の間へと注ぎ込んだのだ。

アグスティの渓谷は一晩のうちに水で満たされ、その山城は脱出不可能な湖へと変貌を遂げる。翌日にアグスティ軍がみたその風景の変貌にさぞ驚いた事であろう。

 

今までは各国より献上される税収はこれらの渓谷を通り、得た食料により兵糧を得るが水で満たされた事で何処からも食料を得る事が出来なくなったのである。アグスティの出入り口の反対側は谷になっているが、そこから食料を運び込む事は不可能だ。

シアルフィ側から見ても陸からの奇襲も受ける事が無く、船でも作り越水を試みようものなら遮蔽物のない不安定な船の上なら魔法や弓で簡単に迎撃出来てしまう。

彼らを強制的に籠城させ兵糧を責める作戦にカルトは切り替えたのであった。

 

例え協定を結んだトラキアが食料を運び込む手段をとったとしても運搬中のトラキア軍をアグストリアは籠城させられている為支援できない、トラキアにのみ備えていれば憂いはない。第一慢性的に食料不足を抱えるトラキアが食料を支援はするはずがないのは明白である。

トラバント王は先見の明がある男である、このままアグスティと協定を結んでいても実を得る事よりリスクが多いと判断しているだろう。

 

 

作戦内容はともかくカルトの読みは的確であり、聴けば聴く程まず予想道りの展開になるとシグルドは判断する。エルトシャンですらも口を挟む事無く、カルトにこの作戦を任せてしまった事にも驚かせた。

実際にここまでうまくいってしまうとは思っていなかった、まさに全員絶句の一言である。

 

 

 

アグスティを水攻めにして10日経つ、いかに大きな城であっても大量の軍と城内を従事している者が多ければ備蓄は一気に消費されていく。常に敵側が攻めてくるかわからない状況にさらされていると余計なエネルギーを消費している為フラストレーションも溜まり、アグスティ城内は混乱の極みと化していた。

この状況でアグスティ軍側は、夜な夜な脱出者が後を絶たず内部から戦力低下していき士気が日に日に落ちていくのであった。

 

「ザイン!いつになれば何とかなるのだ!トラキアの援護はまだか!!」シャガール王は騎士団長にその苛立ちをぶつける、ザインですらその問答にうんざりしている様子であり何度も答えた同じ回答を王へ進言する。

 

「陛下、まずトラキアは我らに援護するつもりは無いでしょう。ここまで弱体してしまい、孤立してしまった我らに加担しても利を得る事はないと思っています。

城内の木材で今舟を調達しています、堰き止めている土嚢を崩して一気に攻め込みます。」

 

「いつ決行出来るのだ!もう食料も尽きかけているのだぞ!儂に草でも食えと申すのか!」

 

「今夜決行します、私はその対策に軍議を行う予定。申し訳ありませんが失礼します。」

頭を下げて退室するザインにシャガールは怒り心頭である、普段ならここで責任を取らせる所であるがもう彼以外に有能な部下はいないのである。騎士団にいた有能株は夜の闇に紛れて崖を降りて逃げてしまっていた。

 

「ぐぬぬ、どいつもこいつもどこまでも使えぬ奴らめ!

乗り切った時は全員始末してやる!」

シャガールはグラスに入れたワインを煽るとグラスを叩きつける、肩で息を荒げている彼に余裕はなかった。

 

彼は思い起こす。父王を毒殺しグランベルに反旗を表明して半グランベル派の諸侯達をまとめ上げた、穏健派のエルトシャンを牢獄に入れて邪魔者は全て消えた筈なのに・・・。

どうしてこのような事になったのか、彼は歯ぎしりをしながら唸るように発する。

「あのシレジアの小僧が来た辺りから狂ってきたようにしか思えぬ、こんど見えた時はズタズタに切り刻んでやる!」

 

さらに10日が経過する、ザインの計画する舟での奇襲作戦も簡単に看破されなす術もなく時間のみが経過する。

食料は底を尽き、騎士団は騎馬ですらも食料として喰らいとても正常な判断を保てる者はいなかった。

脱走者は後を絶たず、指揮系統は内部から崩壊していくのであった。とうとう国王であるシャガールですら食事にありつけず、空腹が場を支配していた。

そんな中、ザインが謁見の間に飛び込んでくる。

 

「シャ、シャガール陛下!シレジアのカルト様が面会に訪れました。」

 

「な、なんだと・・・。」

シャガール王はその怒りを沸々とのぼせあがるが空腹の蔓延する彼らにはかつての威光はなかった。

謁見の間に入るなり、カルトは畏まり佇んだ。

 

「シャガール王、お久しぶりです。」

 

「きさまあ、よくおめおめとここに戻ってきたものだな!」シャガールは剣を抜き今にも振りかざさん勢いである。

 

「今日は話し合いに来たのです。

どうですか、ここらで無駄な争いはやめてもとのアグストリアに戻っていただけませんか?」

 

「どういうことだ、貴様らの卑怯な策略でこの城は餓死する者も出てくるのだぞ!」シャガールの言葉にカルトは睨む、その魔力を纏った彼に言い寄らぬ圧力をかけられシャガール自身が逆に竦んでしまうのであった。

 

「・・・王、あなたがもし反グランベルを宣言し戦争を始めればこの程度では済まないくらいの戦死者が出ます。

国民には戦争の為に重税が課せられ、農村部ではもっと酷い餓死者が出ます。

アンフォニーのマクベス王はこの内乱のどさくさに紛れ賊をけしかけて私腹を肥やそうとも企んでいました、王は北の台地の惨状になにも対策をなされなかった。

この作戦は北の台地の職人たちに呼びかけ参加して成功した水攻めです。彼等の意思がこの作戦を成功させ、あなたを苦しめているのです。」

 

「おのれえ、国家に従わぬ無能な村人共め!」

 

「まだ、お解りになりませんか?」カルトの言葉が冷たくシャガールに放たれ、シャガールはカルトを睨みつける。

 

「国民は強いのです。彼等がいなければあなた達は食べる事も出来ず、戦う事もできない。まさに今この状況なのですよ、その考えを改めて頂く為に私はこの作戦を提案したんです。

どうですか、降参してやり直して頂くことは出来ませんか?もし、投降していただけるのであれば水を引き国民の代表となったエルトシャン王と和解するように呼びかけます。」

カルトはシャガールに歩み寄る、そんなカルトに対してシャガールは腰の剣を抜き胴払いを行った。

その剣は空を切り裂くのみ、カルトはジャンプしシャガールの背後に回ると左手を背中に当てる。

 

「ウインド!」

 

吹き飛ばされたシャガールは謁見の間の端まで吹き飛ばされ、背中を壁に強かに打ち付ける。

 

ザインもそばに控えていており、すぐさま剣を抜き放ち向かわんとするがカルトはザインに左手を伸ばし戦闘体勢を取っていた。その圧力にザインは突進出来ないでいた、格が違う事は先程のシャガールの攻撃で見切っていた。

 

カルトはザインに攻撃の意思がないとわかればシャガールの前に立ち、再び語りかける。

 

「シャガール王、投降してくれますよね?

このまま続けてもあなた達は餓死するだけです、これ以上無駄な抵抗をすれば本当にあなたを信じ付き従っている者ですら餓死させてしまう事になる。」

 

「・・・・・・儂の負けだ。

エルトシャンに伝えろ、後はお前の好きにすればいいと。」

 

シャガールは力無くそう伝える。国王として、男としてカルトに心中のすべてを看破され、その上でこの様な作戦で国民の総意を見せつけられ苦しまされたこの現状に返す力は残されていなかった。

 

カルトは早々と転移魔法でこの場を退散した後、ザインは国王の前まで歩み寄り涙する。

 

「申し訳ありません!私は陛下のご希望になに一つ成果を出せないおろか者です。

この度もあの男の前に何もできなかった、落ち着きましたら私を処断して下さい。」

 

「もう良いのだ、ザイン。

儂は何かに取り憑かれていた様だ、この苦しい空腹が儂に大切な事を教えている様に思える。

あのカルトという男、ここまで読み取ってこの作戦を決行していたとすれば末恐ろしい物よ。」

ザインは国王の人が変わる発言に驚愕する、それはいい意味での物であった。ザインはその言葉に付け加える。

 

「そうでありますな、アグストリアにも欲しい人材であります。」

 

「・・・エルトシャンがいる。あやつならこの国を立て直せるだろう、儂は父王を殺した身。ここで幕を引くとしよう。」シャガールの言葉にザインの疑惑が確信に変わる。

やはり父王を病死と偽り、本当は毒殺であったと知る。

 

「陛下、私もこれが終われば騎士団を去ります。

今仰った事は私の胸に秘めますので、どうか陛下は生きてください。生きてこのアグストリアを見守り下さい。」

 

「ふ・・・、エルトシャンが許してくれるならな。」

シャガールとザインは誰もいない謁見の間で吹っ切れた様に一つ笑みを送り合う。

空腹で誰もが謁見の間に向かってくる力もなく、城のあちこちで餓鬼の如く食べ物を求めて彷徨っている。こんな困窮する状態までここに留まり従ってくれたことにすら2人は感謝してしまうほどであった。

 

シャガールはカルトが置いていった食料を配布するべく立ち上がり、ザインもそれを手伝う。

先程までのシャガールなら食料を独占した事だろう。今ではその面影はなく、今はこの国の為に出来る事を優先するのであった。

もっと早く気づいてくれていればこの様な内乱はなく、イムカ王を助けるシャガール王子の姿があったであろう。

ザインはその光景が見たかった、そしてさらに繁栄していく様を見たかったのだが今となっては虚しい虚構でしかないのだ。再び涙するザインにシャガールは謝罪を口にするのであった。

 

 

 

カルトは作戦成功を自軍に伝えると早速土嚢で堰き止めた水を排水すると、約束通りエルトシャンのノディオン軍がアグスティへ進軍する。

彼等がアグスティを制圧し、使いの者が来るまで城門で待機がこの度の約束であった。

 

シアルフィの混成軍はノディオン軍より遅く進軍し、待機する。大量の物資を持った部隊のみ入城して空腹者への炊き出しと配給を急ぐ事となった。

 

「カルト公、この度は無血開城をやり遂げてくれて礼を言うぞ。

エルトシャンもあのままではアグストリアで酷い立場になったであろうが、シャガール王が変われば彼の発言を無視しないだろう。

我らの仲を保ってくれたことが何より嬉しい。」

 

「シグルド公子、あなたこそ私の作戦を最後まで信用してくれたからやり遂げたのですよ。

しかし、これからアグストリアはどうなるのだろう?例えグランベルやヴェルダンに侵攻しなかったとは言え反グランベルを唱えたんだ、お咎めなしとは言えない状況だと思うが。」

 

「何もなし、とは言えないだろう。アグスティはともかくとしてそれ以外の王はグランベルの軍であるシアルフィに敵対してきたんだ、それなりの賠償交渉はあるだろう。

エルトシャンに王位が移ってくれれば少しは対話の道があるのだが・・・。」

 

「後は、アグストリアの方針次第か・・・。」

カルトは天を仰いで運命を待つ事にするのであった。

 

昼の日差しが、西へ傾きだした頃使者ではなくエルトシャン本人が直々に城門へ姿を見表す。

シグルド公子やグランベルの諸侯達は城門へ赴き、彼の言葉を待つ事にする。

 

「グランベルの者達よ、この度のアグストリアの内乱鎮圧に大きな貢献して頂き感謝する。

しかし!約束を違い、シャガール王を討ち取った事に対し私は多いに憤慨し、グランベル混成部隊に対し私は宣戦する!」

エルトシャンの言葉に全軍は動揺を隠せなかった、カルトでさえエルトシャンの言葉の意味を理解する事に時間がかかった程である。

シグルドとカルトは咄嗟に彼の前に立ちエルトシャンの怒気に気付くが言葉を発せずにはいられなかった。

 

「エルトシャン!それはどういう事だ。シャガール王を討ち取ったなど、カルト公は説得に応じたと言っていたではないか。」

 

「シャガール王は惨殺されていた。腹心のザイン将軍共々、斬り殺されている。」

 

「馬鹿な!私は説得を・・・。」

カルトは狼狽しながらも自身の愚かさが脳裏を横切る、ロプト教団なら奴らなら動乱を扇動する為にこの好機を逃すはずがない。なぜ彼等をその場で保護しなかった、後悔が波の様に押し寄せてくる。

 

「カルト・・・。」シグルドはカルトの肩を当てて卒倒しそうな彼を支える。

 

「どんな形であれど貴公らがこの国を制圧しグランベルがアグスティまで侵攻し陛下を討ち取った事は事実、我らは城を開け渡しシルベールに退却する。

シグルドよ・・・いつかきっとこの城は、アグストリアは取り戻させてもらうぞ!」

 

「エルトシャン・・・。」シグルドとカルトもエルトシャンの硬い決意に口を挟む事は出来なかった、ただ事実と違いすぎる結果に2人の思考は追いつかずエルトシャンの怒りが止められない所にまで来ている事も分かっていた。

 

エルトシャンは城内に戻り、その日の夜に彼等はジルベールに撤退していくのであった。シグルドとエルトシャン、2人の親友は剣を交える運命に進んでいくのである。




アグストリア諸国連合

グランベル公国と違い諸侯を置かず各地域毎に国王が存在する国、現実で言えばUAEにあたる関係といえば理解できるであろうか。
その中で諸国をまとめ上げるアグスティの国王はかつては黒騎士ヘズルの血を受け継いできたのだが直系の家計が根絶してしまい、暫くの間ヘズルの持つミストルティンは扱える者が居なかった。
政略結婚の過程でノディオンにて、ヘズルの聖痕が色濃く発現し現在はエルトシャンが唯一の直系となったのである。恐らくアグストリア国内ではヘズルの血を取り戻す為に同族同士の婚姻が多々あったとみられる、後にラケシスとエルトシャンの子達は同族婚姻に抵抗感が希薄と思われる発言がある為、その様に解釈してしまう。

この逆転の状態にアグスティ国王であるシャガールに劣等感を一層与えてしまった事である。この内乱はいつか起こるべくして起こった、悲しい戦争と私は解釈しています。

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