カッコイイけど難しいですね。
(´・ω・){日本語って難しー
やぁ、こんにちは。精神的に疲れたこはくだよ。
上ではシノ君が勝利した所だった。あ~あ、アブミさん、腕が取れちゃったよ。
・・・・多分大蛇丸さんであろう上忍と目が合って寒気がした。だって舌なめずりしたんだよ!? 怖い! 生命の危機を感じるよ・・・。
それでもぼくは平常運行で行く。三人に心配させられないからね~。
医療班が引っ込んだ後、次の試合が電光板に表示された。
お、カンクロウさんじゃん!頑張れ~と内心で応援してみた。
対戦相手はツルギミスミさん。彼の持ち味は・・・なんか関節が外れるびっくり人間みたいな技。
まあ、別に負けるのはミスミさんである。だって、掴んでいるのがカラスだと気が付いてないし。
結果から言えばカンクロウさんの勝ちだった。ミスミさんは全身骨折してぼくたちに搬送されることに。油断した方が負けだと思う。
さて次の試合だ。・・・あ、サクラさんとイノさんじゃないか!
どっちも頑張って欲しい所である。どちらかと言えばサクラさんかな? 下克上とか素晴しいじゃないか、向上心の塊だね!
どちらも同等な強さなので、長引くことが予想される。
ぼくは
で、ぼくが任された、と言うか補佐を頼まれたのは全身骨折のミスミさん。
うわぁ、粉砕骨折と言うか複雑骨折と言うか・・・・大変なことになってる。
まずは内蔵に刺さった骨とかを取り除く所をやる。結構な技術がないと出来ない技である。
薬箱先輩も辛そうだけど頑張ってた。ぼくが担当だったらと考えると補佐は凄く楽に感じたよ。
流石は忍五大国の中で一番大きな国の里。医療忍術も洗練されていて、見ていて参考になる。
そりゃあ、“
そんなこんなで治療した後、休憩時間となった。貰った食料を見て、全然食べてないって気が付いたらお腹が鳴った。恥ずかしい。
で、貰った物はおにぎりとか漬物とか。美味しいです。ありがとう薬箱先輩、先輩方。
食べながら会場のチャクラに気を配ってみる。・・・ふむ、テマリさんが勝ったらしいね。流石はテマリさんだ。
・・・でも、喧嘩売ってないといいなぁ。挑発するのがテマリさんだから、ぼくの願いは届くことはなさそうだ・・・はぁ。
今運ばれてくるのは・・・知り合いではないね。誰だろう?まぁ、軽症らしいので気にしない。
最後の一口を飲み込み、お茶を啜ってひと心地付いた。
と、言うことで観戦しに行こうっと。治療の補佐した人は急患が無い限り休んでいいらしい。つまりチャクラ回復に努めろって事だね。
ひょこり、と見に行けばサクラさんとイノさんは軽症だったけどボロボロだった! うんうん、二人とも頑張ったんだね。
と一人で納得しながらも今の試合を観戦する事にした。ちなみに見ているのはナルト君VS犬塚キバ君。ナルト君・・・意外にやるじゃん! 見直したよ。
多重影分身とかいいものを持ってるし、彼の性格からも光るものを感じる。・・・うん。ああいう主人公みたいな人が世界を救うことになるんだろうね。
そんな事を思いながらモニターを眺めていると、同じ苗字の人たちが出てきた。電光板にはヒュウガ・・・つまり日向の文字。ヒナタさんとネジさんという人たちである。
確か日向は木ノ葉に昔からある名門で、“白眼”の使い手だとか。血を保つために宗家と分家って言う風に分けてたんだったよね。
で、ヒナタさんとネジさんはそれぞれ宗家と分家。だから色々とやりにくい相手だといえる。
・・・でも、日向の扱う柔拳は心拍停止しかねない危険な奴なんだよね・・・。
だからすぐさま出れる場所に移動しておくことにした。まあ、手が空いてると言えば部外者のぼくぐらいしかいなかったってだけなんだけどね。
聞くところによると、ネジさんは日向始まって以来の天才と呼ばれるぐらいの人らしくヒナタさんには勝ち目が無い。まぁ、ぼくからも言わせてもらえば気弱そうな人であるから、最初から負けているようなものである。だって、相手は自信が溢れているもの。
結果。勝ったのはネジさんだった。だけどヒナタさんは精一杯戦った。
まったく、何が変われないだよ。確かにぼくは“言霊”であることに変わりないさ。だけど、努力すれば強くなれる。落ち零れでも、頑張ればなんでもなれるのだ。
・・・変われない、なんてただの逃げじゃないか。
と、まぁ、ぼくの持論はどうでもいいとして、まずはヒナタさんの処置だ。
クレナイ上忍や審判さんに呼ばれるまでも無く飛び出していく。
とりあえず周りに気が付かれないようにしつつも、心臓が止まりかけているのでショックを与えて無理矢理にでも動かす。次に出血の酷い内臓を素早く止血。血の流出は一番避けなければならないからね。
周りで緊迫した雰囲気が流れているので誤魔化しが効いた。ぼくにとっては好都合だったよ。
でも、このままここに居る訳にもいかないので大声を上げることにした。
「先輩、このままだと10分も持ちません! 急いでください!!」
・・・と言うことで先輩方とヒナタさんを担架に乗せるとその場を後にする。
声のお蔭で険悪な空気は払拭された、と言うかヒナタさんの容態を気にするようなものになった。
よし、勇気を出してよかった。
その後、ヒナタさんの容態は緊急を要するぐらいに酷いので、会場の裏では蜂の巣を突いたような大騒ぎになった。ぼくも大忙しである。
でも、心配だ。我愛羅の様子が凄くおかしかった。・・・・多分相手となる人はタダでは済まされないだろう。
あぁ、ボロキレとなった対戦相手や血塗れの対戦相手の図しか思い浮かばないよ~!
でも今は次の対戦なんて見てる暇は無いし、忙しい最中だし・・・。
・・・・とりあえず、早く治療を終えることが大切だね。
~ ■ * ■ ~
嫌な予感がした。それもとびっきりの予感。だから一通り終わってすぐにぼくは持ち場を離れた。
・・・瞬間、“
我愛羅が誰かを殺しかけていた。ぼくが我愛羅を止めている。その時の我愛羅の顔は、酷く辛そうで、泣きそうだった――――。
プツンとそこで“記録”が途切れる。だけど、ぼくは駆け出していた。ここで誰かを殺せば・・・もっと我愛羅が不安定になってしまう。
だから、それだけは止めなければならなかった。
どうせ未来が決まっていたとしても、一分一秒でも早く止めなければならなかったのだ。
会場に飛び込む。そこには地に伏す我愛羅と、ボロボロな緑の服を着た人。
我愛羅は既に手をその人にかざして、攻撃の準備を終えていた。
ぼくは呟くような、でも祈るような声を出した。
「・・・我愛羅、もう止めてくれ」
「!!」
ぴくっと反応があった。砂が緑の服の人を取り巻いて――――すぅっと我愛羅の下へと帰っていく。
ゆっくりと我愛羅が立ち上がる。対戦相手の人は立ち上がろうとするけど立ち上がれない。
それを見て審判の月光ハヤテ特別上忍が勝敗を告げた。
まぁ、勿論我愛羅の勝ちだ。だけど、相手は納得していなかった。
「ま、まだ・・・ぼくは、戦えます!!」
そう言っているけれど傍目からみても満身創痍であることが窺える。
だってそう言った後に倒れたし。ぼくはすぐさま担架を取り出し、急いで会場へと向かった。
・・・・とりあえず血管を繋げていく。だって、内出血してたら色々とヤバくなるからね。
まったく、どうやったらこんなにボロボロになれるんだか。
担架に乗せるにも動かせないので術式を書き込んである紙を取り出し、その人の下に挿し入れた。短く印を組み、そのまま浮かべる。イメージは一反木綿って感じかな?
ぼくが会場に入った後に来た薬箱先輩たちは少し驚いたようだが、すぐに深刻な顔をして対戦相手さんを運んでいった。一人だけ残った先輩は対戦相手さんと同じような格好をした担当上忍(多分マイトガイ上忍)に大事な話をするらしく、上忍さんたちと離れた所でヒソヒソと話していた。まぁ、全部聞こえてるだろうけど。
ぼくはぼ~っとしていた我愛羅の傍に行く。
「我愛羅、大丈夫? 凄い勢いで叩きつけられてたけど・・・」
「・・・大丈夫だ」
ぼくが近づいてきたことにも気が付いていなかったようだ。ちょっと驚いた顔のあと、そう答えた。
我愛羅が一人になりたいと思っているだろうことに気が付いてぼくは「そっか。じゃあ、また」と言って離れる。
今は破壊衝動が高まってるだろうから。そういった時に、ぼくや大切な物を壊したとわかった時、きっと我愛羅は壊れてしまう。
だから・・・ぼくは我愛羅よりも先には死ねないと思う。我愛羅が許せてもぼくが許せない。
ふぅっと溜息を付く。あまり十分な休憩がないからであるが・・・それにしても疲れた。
でも、こればかりは休んでいられない。だからぼくは上から下への大騒ぎをしている治療室へと走って行ったのだった。
~ ■ * ■ ~
・・・・目が覚めたらまだ治療室の中だった。
う~、チャクラの使いすぎと、変な所で寝た所為で体中がバキバキ言っている。
肩を回したり腰を曲げ伸ばしたり・・・まぁ、
「あぁ、こはく君! 昨日はお疲れ様・・・って帰ってなかったのかい?」
「えぇ・・・片付けなどをしていたら終わった途端に寝てしまったようでして」
「じゃあ、今日は私達に任せて休んでおいで。・・・友達がいなくなったそうだし、体力的にも辛いだろうからね」
そういってくれた。本当に、先輩方も疲れているだろうに・・・。
でもみんな笑って「まあ、休んでバリバリオレらの分まで働いてくれや」とか言ってくれる。
朝食まで貰ってしまって申し訳なく感じたけど、薬箱先輩は笑って「後輩に格好つかせてくれよ」と言って颯爽と去っていった。カッコイイ大人である。
ちなみに薬箱先輩・・・名前はカドクさんだが、柔和な雰囲気の男性である。
妻子持ちであるからか大人の余裕がある人なので、男女問わず頼られる人だ。
うん、こんな大人になりたいものである。
今日はポテトサラダやチキンなどのサンドウィッチとお茶。前のおにぎりも美味しかったけど、今回も美味しいです。
治療室から出てベランダらしきところで今日もゆっくり感謝しながら頂いて、今後の計画を立てる。
まず、服を着替えて、我愛羅たちのところに顔出ししよう。このごろ辛いだろうから気分転換に誰も居ない景色のキレイなところにでもいこう。
そうすれば気も紛れるし、久しぶりに喋れるし、一石二鳥だね!
食べ終えた後、ごちそうさまと誰にでもなく呟いて後片付けした後ぼくはその場を後にした。
いつもよりも身軽なので早く外へと出れた。
まず、試験が終わるまで帰る事のできなかった宿舎へと入る。結構居心地のいいところだ。
さっさとお風呂入ることにする。
・・・・
・・・・・・やぁぁぁああったぁぁああああ!!!
あぁ、取り乱してしまった。ごめんなさい。いやぁ、胸当てがもう面倒で。
砂の里でもお風呂に入るときは気を張ってなきゃいけないからくつろげないんだよね。
と、言うことでのんびり長風呂に入る事にした。やった~、広いよ!
ついでに体を
ちょっと跡になってたから元通りにしなきゃね。女の子としては死活問題だからさ。
身体を洗った後は髪。いつもは時間を掛けてられないからね~。今日ばかりはきれいに仕上げる。
・・・・あぁ~~~!! さっぱりした! 本気ですっきりである。
いやね、二次試験の後、寝てから体は洗ったけど忙しかったからシャワーしか浴びれなかったんだよね。
お湯に浸かれるのは嬉しい・・・。
そんな時、何故かノックが聞こえた。えぇ、誰だろ!?
と思って耳を澄ませるとテマリさんの声が。
「・・・こはく、いるんだろ? ちょっと開けておくれよ」
急がないと色々申し訳ない! でも、着替えないといけないし・・・。
と言うことで返事をしながら急いで着替えていたら「風呂に入っていたのか?」という声が部屋の中でした。テマリさぁあああん!!! ぼくが鍵掛けてなかったからと言ってはいってこないでほしかったよぉ!
上を着ようと奮闘しながらも振り返ったぼくと固まったテマリさんの視線が合う。本当にバッチリ。
ぼくの胸あたりと顔をテマリさんの視線が数回ぐらい往復した後、テマリさんが口を開いた。
「・・・こ、こはく、アンタって・・・・」
「アハハ・・・女の子、ですよ。生まれてこの方14年ぐらい」
・・・・・その後驚愕の声が部屋の中に響き渡ったのだった。
あ~あ。バレちゃった。
でも、いつかはバレるししょうがないか。むしろテマリさんでよかったかも。
ちゃんと服を着終えるとテマリさんも落ち着いたみたいだった。
顔に「なんで今まで隠していたんだ?」と書いてあったので、訳を話すことにした。
・・・ぼくが5歳まで一緒にいた両親の話も一緒に、ね。
(`・ω・´){イツモアリガトー!
待ってくれている人は・・・いるのかな?