怪盗スマッシュブラザーズ   作:コブー

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皆は名前呼びになってます。


予告状

瞭太達はアジトである屋上で作戦会議をしていた。

 

「後は予告状を出してカモシダの心を頂くだけだ!」

 

「でもよそれなら最初から予告状を出しときゃ良いじゃねえか」

 

竜司の言う事も一理あるが世の中そんな甘くない。

 

「そう簡単にいかないんだよ。オタカラは何時までも実体化してる訳じゃないんだ。刷り込んだ意識が薄れれば、また消えちまう・・・実体化してるリミットは もって1日だ」

 

「なんだよそれ・・・超シビアじゃねぇか」

 

「まさしく一発勝負って訳か」

 

瞭太がそう言うと蓮は1つの決断を下した。

 

「予告状をだそう」

 

 

「っ!・・・いよいよか」

 

「明日の朝に予告して、その日のうちにやるんだよね?」

 

「さっきも言ったが予告の効果は長く続かないからな・・・不安か?」

 

モルガナが杏の安否を確認するが・・・

 

「全然、むしろ待ちくたびれた」

 

杏は闘志に満ちていた。

 

「それで?予告状は誰が用意するんだ?」

 

瞭太が肝心な事を言うと竜司が率先して言う。

 

 

「俺に任してくれ!」

 

凄い自信満々で言った竜司に杏は疑問を持った。

 

「なんで?」

 

「なんで?・・・ってなんでだよ!?」

 

「大事な場面でしょ!?アンタで大丈夫?」

 

「同感だ」

 

モルガナも竜司で不安だった。

 

「派手にかましてやりてえんだよ!頼む!俺に書かせてくれ!!」

 

「分かった。頼んだぞ竜司」

 

「おう!任せてくれ!!」

 

蓮は竜司に予告状を任せた。

 

 

 

~夜~

 

 

【SNS】

 

 

竜司

「予告状に書きたい事が多過ぎて、まとまんねぇわ」

 

「ちょっと!ホントに大丈夫なの?」

 

瞭太

「不安だ」

 

竜司

「任せとけって、ちゃんとマークも考えてある」

 

「マーク?」

 

竜司

「明日のお楽しみだ」

 

「瞭太が言ってた通りなんか不安」

 

瞭太

「とりあえず全員に言うぞ。今日はしっかり休むんだぞ。明日は一発勝負、失敗したら俺と蓮と竜司と三島と鈴井さんは退学になっちまうからな」

 

竜司

「あぁ!絶対に成功させてやるぜ!!」

 

「皆、頼りにしているよ」

 

「うん。任せといて」

 

竜司

「大人は信用できねぇ」

 

瞭太

「あぁ。その大人が人の人生を台無しにしようとしてるクズだからな。絶対に成功させようぜ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

~翌日~

 

秀尽学園高校の掲示板で生徒達が集まっていた。

 

 

「予告状?」

 

「朝、来たら貼ってあったってよ」

 

杏は掲示板の前にいて竜司が書いた予告状を読んだ。

 

 

「【色欲】のクソ野郎、鴨志田 卓 殿。抵抗できない生徒に歪んだ欲望をぶつける、お前のクソさ加減は分かっている。だから俺達は、お前の歪んだ欲望を盗って、お前に罪を告白させる事にした。明日やってやるから覚悟してなさい。心の怪盗団より。・・・・・アイツ」

 

読み終えた杏は後ろを見ると瞭太と蓮と竜司が居たのを見つけた。

 

「なかなかのモンだろ?ネットでそれっぽいやつを沢山調べたからな」

 

竜司は満面の笑みで杏に言うが杏の反応は・・・

 

 

「ビミョー」

 

 

微妙だった。

 

「まぁそんな反応するわな。言いたい事は分かるけど、バカな子の背伸びしてる感がありすぎるぞ竜司」

 

「あのマークもイマイチなんだよな」

 

杏の言葉を足すように瞭太とモルガナが竜司に追撃する。

 

「鴨志田先生 何かやったの?」

 

「噂、本当だったって事!?」

 

 

生徒達が ざわざわ 騒いでるから教師がやって来た。しかもやって来たのが予告状に書かれてる人物の鴨志田だった。

 

「誰が!!?」

 

 

鴨志田の顔は動揺していた。

 

「ハッ!あの反応、心当たりありまくりだな」

 

「あぁ!ナイスリアクションだぜぇ!」

 

「相当、効いてるな」

 

 

鴨志田をニヤニヤしながら見てると鴨志田が瞭太達の元に近づいてきた。

 

 

「お前らか!?」

 

「何の事ですか?」

 

蓮がしらばっくれる。

 

「・・・まあいい。どうせ貴様らは、じき退学だ」

 

 

「・・・鴨志田先生。今のうちに言いますね」

 

 

「なんだ?」

 

 

いつまでも過去の栄光にしがみついてるダメな大人がいい加減にシロヨ?

 

 

ドスの声で言う瞭太だった。その瞬間、空間が歪み・・・カモシダが現れた。

 

 

「「「「「っ!!」」」」

 

 

『来いよ!盗れるもんなら盗ってみろ!!』

 

 

 

 

 

 

「ふ、ふん!どのみち退学なんだ貴様達はな」

 

鴨志田は去っていった。

 

 

「モルガナ、今のって・・・」

 

「あぁ、パレスに絶対に影響が出たはずだ」

 

「オタカラ出現ってこと!?」

 

「【今日なら】いけるんだよね?」

 

「いや違うだろ。【今日しか】だろ?」

 

「瞭太の言う通りだオタカラを盗めるチャンスは1度きりだ」

 

「文字通り一発勝負だな」

 

 

「いくぞ!」

 

 

「「「「おう!!」」」」

 

 

 

心の怪盗団と鴨志田の戦いに終止符が打たれようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




カモシダパレス編

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