名前は出ませんが彼女の登場です
「おーい!蓮!!」
地下鉄の四軒茶屋駅で蓮を待っていた瞭太は蓮を呼んだ。
「おはよう!」
「おはよう。待ってたんだ?」
「あぁ。また何かあったらいけないしな」
二人は雑談しながら秀尽学園高校に向かった。
「よろしかったら座ってください。すぐに降りますから」
乗り換えた電車で二人は目の前におばあちゃんに席を譲る秀尽学園の生徒を見ていた。
「そう?じゃあ・・・」
「どっこらせっと!」
おばあちゃんが座ろうとしたが瞭太が割り込むように座った。
「な、なんという身のこなし・・・じゃなくて、すみません、その席は・・・」
「(そういう事か・・・)」
蓮は瞭太が突然割り込んだ理由を納得した。
「分かっているよ。ごめんね婆ちゃん急に座って、はい、どうぞ!」
瞭太は立ち上がって、あるサラリーマンの目の前に立った。
「ありがとうね」
おばあちゃんは瞭太が退いた後に問題無く座れた。
「・・・チッ!」
「(ざまあみろ!アッハッハッハ!!)」
二人は蒼山一丁目に降りると先程の秀尽学園の女子生徒が話しかけてきた。
「あの!さっきはありがとうございました」
「俺は何かしたか?婆ちゃんに酷い事をしたしか無いけど?」
「よく言う、俺達の近くにいたサラリーマンが割り込んで座ろうとしてたじゃん。瞭太はそれに気づいて割り込んで座ったんだろ?」
そう、瞭太と蓮の近くにいたサラリーマンが割り込んで座ろうとしたので瞭太はそれに気づいて逆に自分が割り込んで座り、直ぐにおばあちゃんに席を譲るが、わざとサラリーマンの目の前に立って壁になって、おばあちゃんが安心して座れるように仕組んだのだ。
「あのサラリーマン舌打ちしてたけど、心で俺は【ざまあみろ】って嘲笑ってやったわ」
「思った以上に瞭太って腹黒いな」
「クズの外道だけだ腹黒くなるのわな」
「それでもお婆さんの為にしてくれた事に変わりないですよ。お二人は秀尽学園の2年生ですよね?私、1年なんです。ちゃんと事情があって行動をして失礼な事をしたので」
「気にしなくていいよ」
「いえいえ、そう言う訳にもいきません。改めて先程はありがとうございました。それでは失礼します」
そう言い赤いリボンを着けた秀尽学園の女子生徒は去っていった。
二人は難なく秀尽学園高校について授業を受けた。
蓮は少しだけ秀才の為に授業に担当教師に指名された時は当たっていて回りの生徒は少し見直していた。
~放課後~
「そんじゃ蓮。俺は急用で早めに先に帰るな」
瞭太は蓮にそう言い帰ろうとするとある男の声が聞こえた。
「よう、高巻じゃないか」
バレーボール部顧問の鴨志田と瞭太と蓮のクラスメートの高巻 杏だった。
「帰り、乗って行くか?近頃、事件とかで物騒だしな」
「いえ、今日はバイトで撮影があって、夏の特集号で外せなくて・・・」
「おいおいモデル業もいいが、ほどほどにな」
「ご心配かけて、すみません」
「そうそう。例の転校生、気をつけた方がいいぞ。前歴のある奴なんだから、お前にもしもの事があったらな」
「(気をつけるのは今後のお前の人生なんだがな!)」
瞭太は聞き耳を立てながら鴨志田に心で暴言を吐くのであった。
この電車のサラリーマンに殺意が沸きましたね
(-_-#)
瞭太のコードネームを募集してます。此方で考えました。
-
スマッシュブラザーズで【スマッシュ】
-
トランプを用いて【エース】