単行本を読んでいたら二乃が可愛くてどうにかなりそうだったので、衝動で書きました。
※二乃以外は出ません。

超短編です。

※注意
単行本9巻まで読んでいない方、アニメ視聴者の方にはネタバレになります。



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二乃は可愛い

「あんたを好きって言ったのよ」

 

二乃をバイクで連れ去った夜、突然告白された。

理解が追いつかなかった。

聞き間違いかと思った。

だが、二乃の恥じらった真っ赤な顔を見てそれが聞き間違いでないことを理解する。

しかもその後呼び方も急に変えてきたりと、今までの二乃からは考えらない言動の連続だ。

 

まあ色々言ったが何が言いたいかというと・・・

 

二乃可愛すぎ。

 

それはそうだろ?

五人の中でも一番ツンケンしており、冷たかったあの二乃がだぞ?

ギャップ萌えとでもいうのか、あれ以来二乃が可愛く見えてしょうがない。

そんな俺の心中を察してか察していないのか二乃からのアタックは増えるばかりだ。

 

そんな二乃を見ていたらイケナイことを思いついてしまった。

 

~冷たく接したらどんな反応を見せるのか~

 

どうだ?気にならないか?

・・・俺は気になる!

いや、だめだと分かっているさ。

だが元々二乃は俺に冷たく当たっていたんだ、そのお仕置きも含めているのだ、

・・・ということにしておいてくれ。

やってやる、待ってろ二乃!!

全てが終わった後、全力で謝るから許してくれ!

 

 

 

~次の日~

 

「ねえねえ、フー君この後二人でどこかにお出かけしない??」

 

バイト終わりに早速二乃がわくわくした顔をしながら俺にそう誘いをかけてくる。

・・・可愛い。

だがっ!

ここは我慢だ!

 

「・・・すまんな、二乃。この後は用事があるんだ。」

 

俺がなるべく素っ気なくそう答えると

 

「・・・そっか、うん、じゃあしょうがないね。」

 

と、心の底から残念そうにそう言い、しかし微笑みを携えながらそう引いてくれた。

しかし、その後急にまたグイと顔を近づけて

 

「じゃあ、いつが空いてる??

フー君が大丈夫な日ならいつでもいいわよ!!」

 

あまりに近づいてくるものだから二乃からふわりと、まるで麻薬とも思われる甘ったるい香りが漂ってくる。

・・・っ近いっ!?

り、理性が!?

・・・・・っ!

・・・よしなんとか耐えた。

 

「・・・悪いが、しばらくは予定が埋まっていてな。

一緒に遊べそうにないんだ。」

 

二乃を見たら理性が崩壊する恐れがあるので、明後日の方向を見ながらそう答える。

 

「そ、そっか。

・・・あの、もしかして私と二人きりで遊ぶのは嫌だった?

もしそうなら、何がダメか言ってくれないかしら?

私なんでもするから、だから・・・。」

 

顔は見えないが、声のトーンはどんどん下がっていき、最後は消え入りそうな声でそう呟いてくる。

恐る恐る二乃の方を振り返ると、そこには、

不安でいっぱいの、そして今にも泣きだしそうな二乃の姿が。

 

「明日、明日ならいいぞ。」

 

俺は何かを考える前にそう言っていた。

 

「本当にっ??

・・・じゃあ、約束よ?

破ったら絶対許さないからね?

じゃあね、フー君♡」

 

二乃は最後に投げキッスをしながら、人込みの中に消えていった。

 

はぁ、やっぱり二乃は可愛いなぁ。

 

・・・・・。

 

って、ちがーうっ!!

 

俺はいったい何をやっているんだ!?

本来の目的をほとんど果たせていないじゃないか!?

いや、まあ明日のデートはすごく楽しみだけども!

 

・・・どうやら俺の考えが甘かったようだ。

『冷たくする』くらいじゃぬるかったのだ。

・・・ではどうする?

 

~無視をする~

 

・・・本当にやるか?

無視は人として最低の行為だ。

・・・・・。

ちょっとだけ、ちょっとだけだ。

ちょっとだけやってみよう。

よしっ、俺はやるぞ!!

待ってろ二乃!!

全てが終わった後、土下座で謝るから許してくれ!

 

 

 

~デートの次の日~

 

「ねえ、フー君昨日のデートは楽しかったわね♡

・・・フー君もそろそろ私のこと好きになってくれた??」

 

バイト中、ラッシュ時間が終わり、一息をついていると二乃が突然耳元でそんなことを呟いてきた。

普段こんなことを言われたら、卒倒ものだが今の俺には使命があるのだ。

ちなみにデートはすごく楽しかった!

 

「・・・・・。」

 

俺は、「とっくに好きだぜ」と答えたいのをぐっとこらえて、無視に徹する。

 

「ん?フー君??

聞いてる??」

 

二乃はまだ、状況が理解ができていないようで、きょとんとした顔でそう聞きなおしてくる。

 

きょとんとした二乃も可愛いなあ。

 

しかし俺が、続けて無視をしていると、

 

「・・・あ、そっか今は仕事中だもんね。

また、休憩中に話そうね?」

 

と、悲しそうにそう言って自分の作業に戻ってしまった。

目尻にはうっすら涙が浮かんでいた・・・。

 

二乃すごく寂しそうだったな。

それに俺を責めようともしないんだな。

 

・・・・・。

 

俺は二乃の方に向かっていき、

 

「すまん、二乃何か言っていたか?

両耳にホイップクリームが詰まっていて聞き取れなかったんだ。」

 

と我ながら凄い言い訳を言いながら二乃に近づく。

振り向いた二乃の顔は、一瞬呆気にとられたような表情だったが、すぐに笑顔になると

 

「ふふふ、なによそれ。

・・・もう、私無視されたと思ってすごく悲しかったんだからね??」

 

もうこれ天使じゃないのか?

 

「罰としてまた、デートに行ってもらおうかしら??」

 

と、いたずらっぽく俺にそう言ってくる二乃

 

「しょうがないな、デート、行くか。」

 

「うん♪」

 

二乃は可愛い。

証明終了!

 

あ、ちゃんと土下座で謝ったからな?

 

おわり

 


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