今日は剣か。
もう嫌なんだけど、そろそろ。なんで、そんな悪い意味で一癖も二癖もある奴らと一緒にいなきゃいけないんだよ。
「そんな事言わないで欲しいでごじゃる。それに自分の独断で中止はできないでごじゃる。」
「しれっと俺の考えを読むんじゃねえよ。たくっ‥」
スー‥ハー‥
よし。
コンコン
「はい。」
「失礼する。」
ドアを開けてみたら今までの奴らがヤバかったからか、普通な4人が座っていた。
「おはようございます、勇者様。」
「え?あ、ああ‥おはよう。」
アレ?普通?嘘?
「知ってるとは思うけど、俺の名はライト。鎧の勇者だ。2日間、よろしく。」
「「「「よろしくお願いします!!!!」」」」
「それにしても、すいませんでした。あの‥仲間決めの日‥」
「ああ、あれ?いいって!俺の方こそクーデター起こしてすまなかったな。」
「いいんです。女王陛下のお触れで全てを知りました。逆にあそこまでされて怒らない方がおかしいんです!」
ヤベェ、いい奴すぎる。
チョロいって思われるかもしれんが、許してくれ。
「それでは、そろそろ出発しますか?」
「ああ、そうだな。」
だが、次の言葉で、ここもおかしいことに気づいた。
「我々は、どこでレベル上げをしていればよろしいでしょうか?」
「は?」
「え?」
いやいや、待て待て。
「なんで一緒に行かないの?」
「いいんですか?」
「いいんですか?‥てお前。普通一緒に行かないか?」
「いえ、レン様とはいつも別行動です。レン様が指定した場所で我々はレベル上げをしています。」
なにそれ。本当に仲間だよな?錬が利用してるとかじゃなくて。
「じゃあさ、連携とかどうやってんの?」
「そこは、なんとか‥あと!攻撃を受けないように避けろ!って言われます。」
頭おかしいのか?錬。
「ま、まあいいや。この2日間は一緒に行く。決定事項だ。」
こうして俺たちは船に乗る。
聞いた感じだと、前衛2人に後衛2人とバランスがとれた編成のようだ。
そこは、ちゃんとしてるな。
「それより、ライト様の‥変身が見たいです!」
前衛の男二人が目をキラキラさせて言ってるな。
なら‥あれやるか。
俺はベルトを巻き、プログライズキーを起動する。
ドードー!
俺はプログライズキーをベルトに挿す。
フォースライズ!
ライトの体から変身パーツが伸び、それが全てくっつくと稲妻と共にライトは仮面ライダー雷に変身していた。
「カッコいい‥」
「すごい‥」
「だろ?いいだろ?仮面ライダーって言ってよ?俺がいた世界で子供から大人まで皆んなに愛されるヒーローなんだぜ?」
「カメンライダー‥いいなぁ」
そして男達で盛り上がり、島に着く。
さて、戦うとするか。
10分後。
ヤバい、すごく戦いやすい。
そりゃ一番はアイツらだ。それは譲れねえ。
だが、こいつら戦いやすい。
俺と後2人で前衛で戦い、後衛2人が魔法などで回復してくれる。
これすごくいい。
そして日没まで戦い、その日は終わりとなった。
そして次の日、俺が迎えに行く前に錬の仲間達が部屋に現れ、俺たちはまた島に向かった。
「ライトさん!また変身してください!」
「出来れば昨日と違うやつを!」
おうおう、すっかり仮面ライダーに魅せられたな?
俺はベルトを巻き、ガシャットを取り出す。
タドルレガシー!
「術式レベル100!変身!」
ガッシャット!
俺はゲーマドライバーにガシャットを挿し、レバーを開いた。
ガッチャーン!レベルアップ!
辿る歴史!目覚める騎士!タドルレガシー!
俺は純白の聖騎士のような鎧に身を包んだ仮面ライダーブレイブ レガシーゲーマーレベル100に変身した。
「これも‥いい!」
「いい人生だった‥」
おい、そこ死ぬな。
それからも順調に進み、レベルは10も上がった。
10レベル目のところでなんか変な音声が流れたんだよな。
ーーオリジナルの組み合わせを解放します。ーー
なんだ、それ。まあ、いっか。
実に有意義な2日間だった。
俺たちは船に乗り、帰っていた。
そして‥またかよ。
今度は錬とエクレールが喧嘩をしていた。
「私達は、君の奴隷ではない!少しは連携とか仲間のことを考えろ!」
「うるさい!これは仲間を思ってこそだ!知りもしないくせに偉そうな口を利くな!」
もう6日間連続となると流石に見飽きたぞ。
「おい、どうした?」
俺が現れたことに二人が気づき、錬が先に俺のもとへ来る。
「お前の仲間達はどうなってるんだ?俺の言うことを聞きやしない。」
「黙れ!君の言動的に君は我々を仲間扱いしていない。駒だ!駒にされてる気分だった!」
憤慨するエクレールの言い分を聞く。
まともな勇者はいないのか。
全員そう思っていた。
だが希望は捨ててなかった。ローテの最終回は尚文だからと。
コンコン
「失礼する。」
「俺は剣の勇者こと錬だ。早速だがお前らの名前と武器と役職を教えてくれ。」
「自分はピーター。武器は片手剣と盾。役職は剣士だ。あとバフ・デバフは一応できる。」
「俺はナーガだ。武器は新しく新調したこの槍と薙刀が飛び出す仕込み棍だ。役職は武闘家。火を吹きクラスアップ時に翼が生えて空が飛べる。」
「私はミコ。武器はこの爪で役職は戦士よ。狼だから目と鼻と耳は利くわ。」
「私はエクレール・セーアエット。武器は長剣。役職は騎士。多少は光の魔法が使える。」
「あたしはターニャ。武器は、この双剣。役職は盗賊。手先は器用だよ。」
「そうか、なら行くぞ。付いて来い。」
なんて上から目線なんだ。年上に対する敬意はないのか?
エクレールはそう思っていた。
「それとだ。市場で買えるものは買っておけ。あまり待たないぞ。」
この男はあれだ。何かにつけて一言多いのだ。
回復薬とかは先に買ってあるので市場は素通りしていった。
そして船に乗ると、また錬は聞いてきたという。
「そういえばお前らレベルは?」
「45だ。」
「44。」
「77。」
「48。」
「43。」
ピーター達が答えると錬は考え込む。
「なるほど‥そこの狼女はいけるとして‥あとは無理そうか?」
「何がだ?」
ナーガが聞くが、錬は気にするなとそれ以上言わなかった。
島に着き、錬はずんずんと進んでいき、それにピーター達は付いて行くといった感じになった。
「さて、このあたりだろう。お前らがどれだけ戦えるか見せてもらおうか。ほら、やれ。」
錬は腕を組んでピーター達を見守り始めた。いや、あれは見守りなんかじゃない。ただの品定めだ。
「行くぞ!!」
「「「「おお!!!!」」」」
武器を構えて敵に突っ込んでいく。
クラスアップをしたから当たり前だが、錬が妥当だと思ってあてがった敵が弱すぎる。
ほぼ一撃で沈んでいく。
「なるほど、40代にしては、まあまあ強いんだな。よし、狼女。お前だけ俺に着いてきてくれ。あとは別行動でレベル上げと素材を集めておいてくれ。以上だ。」
錬はそう言うとパーティ登録を解除して歩いて行った。
皆、唖然とし、ミコに至っては拒否しようとしたが渋々着いていった。
残されたピーター達は、皆不満を抱えたものの、それを口に出すことなく敵を倒し続けた。
経験値が良かった事が救いだったという。
違和感を感じていたターニャが帰りの船で錬に話しかけていた。
「ねえ、なんで一緒に行かないの?仲間と一緒の方がよくない?」
「戦うにはレベルが足りないだろう?足りない奴は努力して追いつく。これが常識ってものだ。」
常識ねぇ。俺だったら多少弱くてもカバーしつつ戦うんだが。
弱いと言われたメンバーは皆苛立ちを覚えていたと言う。
そして、その日は日が沈むくらいでやめ、そして次の日。
上陸しー歩いて行く途中で錬が聞いてきた。
「お前ら、昨日で何レベになった?」
「全員48になった。」
「そうか‥なら‥大丈夫だろう。今日は全員来い。」
昨日より奥、ミコが行った所よりも奥に進んでいくと、カルマードッグファミリアという大きな魔物が1匹、現れた。
耳の長い、大きな黒い犬のような魔物だったらしい。
ミコは同じ犬系の魔物に親近感を覚えていたという。
「よし、お前ら。今から俺の指示通りに動いてくれ。」
「敵の攻撃を引きつけてかわして、あとは各々の必殺を叩き込め。」
雑!?雑かよ。もうちょっとこう‥あるだろ。
言われたとおりにピーターは変わり身の術で攻撃を躱し、頭上から剣を振り下ろす。
だが、そこに錬がおり急いで飛び蹴りに切り替え敵の首を蹴り折った。
「おい!何をしている!」
錬が連携をちゃんとしろと怒る。
結局、普通なら半分の時間で終わるのにカルマードッグファミリアを倒すのに時間がかかってしまった。
それからも‥
「竜巻‥」
「流星剣!」
ナーガがスキルを放とうとしたところで錬がスキルを撃ち、
「ナイフブーメラン!」
「うおっ!危ないだろ!」
ターニャがナイフをブーメランのように投げるが、突然その軌道上に錬が現れ当たりそうになったり。
もう散々だったらしい。
「どうしてお前らは俺の望み通りに動かないんだ!連携をちゃんとしろ!」
できるわけないだろ。バカなのか。
敵を倒し終えたあと、錬はキレながら怒鳴った。
「まったく!もう少し周りを見て戦え!お前らは注意を引き付けていれば良いんだ!」
「ふざけるな!」
それに対抗するようにエクレールが怒鳴る。
「周りを見ろだと?それはお前だ!」
カルマードッグファミリアは戦った感じだと、弱い。
だが、時間がかかる。原因ははっきりしている。錬だ。錬がいきなり攻撃の軌道上に現れることで邪魔をしているのだ。
「私たちは君の作戦通りに動いているつもりだ。だが、どうだ?君が邪魔をしてくるのだろう!」
「黙れ!俺の作戦は完璧だ!」
「完璧じゃないから、こうなってるんだ!」
「お前らは敵の注意をひいてるだけで良かったんだよ!」
「だったら最初からそう言えばいいだろう!」
「黙れ!王国騎士なら、それくらい察して仲間に伝えるくらいしろ!」
「なら君も察しろ。はっきり言う。君は弱い。見ていろ。」
更にカルマードッグファミリアが2匹飛び出してきてターニャが対峙すると、錬がいた時の半分以上の時間を短縮して全滅させた。
「そういうことだ。失礼する。」
エクレールはパーティを解消して更に奥へ歩いて行く。
「おい!勝手なことをするな!」
エクレールについてくようにピーター達も歩いて行く。
「つまり、悪いのお前だろ?」
「なんでそうなるんだ!お前はあんな勝手が許されると思ってんのか!」
「あのさ?許されるのか?って言うけど、それは誰基準だ?」
「そりゃ仲間がお前らに悪いことしたなら、俺が怒る。だが、話を聞いた感じでは仲間は悪くないと思っている。」
「そうだ、レン殿。君はパーティ内では隊長だ。隊の人員に対して大雑把な命令であとは''察しろ''では命がいくつあっても足りないだろう。はっきり言う。」
「いつか仲間が死ぬ。それだけだ。」
そう言うと、エクレールは怒りながら歩いて行った。
錬は俺とエクレールを睨むと歩き出す。
「あの女に言っとけ。お前みたいな勝手な奴はいずれ死ぬとな。」
錬は捨て台詞を吐いて去って行った。
オリジナルの組み合わせとは。
ベルトやアイテムの機能的には出来るが、本来劇中では登場しなかったフォームを使用することができる。
例えばタドルクエストとタドルレガシー、バンバンシューティングと仮面ライダークロニクルなど。