「なんか‥変な事になっちまったな?」
「ああ。」
影も帰り、俺と尚文は二人で話す。
「ぶっちゃけ、尚文的にはどれだけ信じてる?」
「強化方法か?ほとんど信じてないな。」
「そうか。俺は‥とりあえず全部信じてみようと思う。」
それを聞いた尚文は俺を信じられないような顔で見てくる。
「マジか!?お前。あいつらが信じられるってのか?あんな‥」
「未だにゲーム知識が抜けねえ甘ちゃんって言いたいのか?」
俺がそう言うと尚文は座る。
「まあな、確かにアイツらは甘ちゃんだ。正直俺と尚文がいなかったらとっくに死んでただろう。だが俺には奴らが嘘吐いてるようには見えなかった。だから‥実験する価値くらいはあると思ってる。」
「思い出してみろ、樹が言った強化方法を。お前も貰っただろ?リーシアから。」
「ああ。」
「俺はあの子が嘘ついてるとは思えねえ。まあ、思いたくねえってのが8割だがな。」
「まあ、やるかやらないかはお前次第だ。」
そう言うと尚文は渋々と操作をしだした。
さてと‥やってみるか。
俺は鎧の項目を出し、スキルツリーを出す。そこには今まで俺が解放したライダーの名前がズラリと並び出す。
リーシアから貰った石は‥あったあった。
これを‥どうすんだ?
「なあ、まさかとは思うが。」
尚文が不意に話しかけてきた。
「信じる心ってやつが必要なんじゃねえか?」
「信じる心?」
確かにな。今まで嘘を吐いていた樹があんなにムキになりながら言ったんだ。信じてやる。
すると鎧の項目が光り、強化項目が現れ出した。
そして、試しにまだ解放されていない項目に使ってみる。
ーー新たにライダーを解放します。 解放:仮面ライダーバルキリー ーー
「出来た‥」
俺は今までレベルアップだけだと思ってたが石でも出来たのか‥
ならば!
俺は錬が言っていた強化方法を試す。
俺は序盤でかなりお世話になったブラッドスタークを表示させる。
ブラッドスターク 0/30 C
能力解放済み‥装備ボーナス:ブラッドスタークを参照
専用効果:コブラの毒、スティングヴァイパー、変装
熟練度100
どうやらこれが上限のようだ。
確か、これを。
俺は操作する。すると。
熟練度をリセットしますか?
これか。俺は迷わず「はい」を選ぶ。
すると、能力が少し下がる。
熟練度を1000取得。
そしてそれをそのままブラッドスタークに付与する。
すると効果に変化が見られた。
ブラッドスターク(覚醒) 0/30 C
能力解放済み‥装備ボーナス:ブラッドスタークを参照+投げナイフ、高速移動
専用効果:コブラの毒、スティングヴァイパー、変装、全フルボトル使用可能、直接ナイトローグへ変身可能
熟練度0
ーーー新たに解放しました。 解放 エンジンブロス、リモコンブロス、ヘルブロス ーーー
更に増えただと。
こりゃ、すげえ。
なら‥元康もやろうか。
そして終わった頃には‥
ブラッドスターク(覚醒) 0/30 R
能力解放済み‥装備ボーナス:ブラッドスタークを参照+投げナイフ投擲精度(最大)、高速移動(大)
専用効果:コブラの毒、スティングヴァイパー、変装、全フルボトル使用可能、直接ナイトローグへ変身可能、直接エボルへと変身可能(デメリット無し。)、スマッシュ(偽)・魔物(偽)具現化
熟練度0
マゼンタフロッグ(偽)付与:毒耐性(大)
ヤベェ‥ブラッドスタークって本来ここまで強くねぇぞwww
だが、これで分かった。奴らは誰一人として嘘吐いてねえ。
「影、他の奴らに伝えてくれ。お前らの言った事は全部本当だった。誰一人嘘を言っていない。相手を本当に信じないと出来ないってな。」
尚文がわざわざ伝えるように言っていた。
「へぇ、優しいじゃん。」
「よせよ。俺もそこまで鬼畜じゃない。」
俺たちは部屋を出る。そこで俺は前々からやってみたかった事を言う。
「薬品調合を教えてくれ。」
「お前にか?そんなのしなくても困らないだろ?」
「確かに‥そうだ。だが、いつ金が無くなるかわからん。スラれるかもしれんし、落とすかもしれん。」
「分かった。ついて来い。」
俺は尚文に連れられ、馬車のところまでやってくる。
「入れよ。」
「邪魔する。」
そういや、馬車の中に入るのは初めてだ。
「ごしゅじんさまと、らいとさん?なにやってるのー?」
フィーロが顔をのぞかせる。
今は馬小屋にいるため、フィロリアルの姿である。
「ああ、今尚文に薬品調合を見せてもらってんだ。」
「ほほう、そうやるのか‥良いもの見せてもらった。言わなくとも、お前らの商売の邪魔はしねえよ。まあ、うちの村で売るかもしれんがな。」
「そのくらいなら構わん。」
俺は尚文と別れて部屋に戻ってきた。
「おかえりなさい、ライト。何か収穫は?」
ピーターはエクレールとしていたチェスの手を止めて出迎えてくれた。ミコは読書、ナーガとターニャは武器の手入れをしていた。
「ああ、あったよ。強化方法を聞いてきた。それより聞いてくれよ。奴らカースシリーズをチート扱いしてきやがってよ?」
「カースシリーズですか。初めて解放した時が懐かしいですね。」
「ああ、つい最近のように感じるよ。」
「え?何々?何の話?」
ターニャが興味深々に駆け寄ってきた。
「ライト、それは私も知らないな。教えてくれないか?」
「よし、教えよう!あれは、まだエクレールとターニャが加入する前の話だ‥」
そして次の日、俺は武器屋に来ていた。
ウェポンコピーとかいうやつを試しにきた。
カランカラン!
「いらっしゃい!」
店主がタバコを吸いながら迎えてくれる。
「さてと‥鎧見て良いかい?」
「ああ、良いぜ。そして良かったら買って行ってくれ。」
「ふむ‥」
俺は次々に鎧を手に取っていく。
ブロンズメイル認証‥解放。
ーーー新たに仮面ライダーカイザ、イクサを解放しました。ーーー
すごい、確かに解放された!なら!これは!
「おい、それは女性用だぞ!」
「ほえ?」
ーーー新たに仮面ライダーファム、マリカ、ポッピーを解放しました。ーーー
ま、解放されたし、いっか。
その後は特に解放されなかったため、外に出た。
「よし、みんな。今までの分を取り戻すぞ!」
「「「「「おおお!!!!!」」」」」
俺たちは船に乗りこむ。
「これはこれは鎧の勇者様。」
「なんだ?分かるのか?」
「ええ、分かりますとも。人、亜人、獣人と多種多様な6人組といえば貴方方ですよ!」
「そうか、有名人って‥いいな‥」
その後、俺たちは船に揺られて昨日よりも活性化し、その分人が増えた島にたどり着いた。
「さて俺は‥」
試してみるとするか!
トランスチームガンにコブラロストフルボトルを挿す。
コブラ!
「蒸血!」
そして引き金を引いた。
ミスト!マッチ!
コ・コッ・コブラ‥!コブラ‥!ファイヤー!
俺の周りを花火が舞い、ブラッドスタークへと変身した。
「さてと、新たに進化したこの姿を魔物どもにお披露目するとしようかな!」
すっかり声を金尾ボイスにし、歩き出す。
「やっぱ‥ライトってあの姿になるとテンションが違うよな?」
「同感だ。」
そこ、聞こえてんぞ。