俺は受付を済ませてゲートにいた。
そしてふと気になった事があった為、係員に聞いてみることにした。
「すいません。ちょっと聞いていいですか?」
「はい、どうされましたか?」
「いやな?例えば登録していた鎧が壊れちまった場合はどうするんだ?そのまま失格か?」
「いえ、5分以内に新しい装備を用意できるのならば失格にはなりません。」
「そうですか、ありがとうございます。」
「ブルーゲート!ライト・ダテ選手!!!」
俺はフィールドに立ち、拳を握った右手を突き上げた。
するとそれに応えるように歓声が上がっていく。
「レッドゲート!シリウス選手!」
赤いゲートから女性ものの黒いバトルドレスに身を包み、口周りにスカーフを巻いた男が歩いてきた。
得物は双剣か。
俺はジクウドライバーを腰に装着し、ウォッチを鳴らした。
ツクヨミ!
俺はそれをドライバーに挿し、待機音を鳴らす。すると俺の背後に天文時計が現れた。
「それでは始め!」
「変身!」
俺はジクウドライバーを回す。
仮面ライダーツクーヨミ!
ツ・ク・ヨ・ミ!
相手は武器を取る前に俺に右手を向け、グッと手を握ると双剣を抜いた。
「たあっ!」
相手の回転斬りがくるが、俺は両手から光刃ルミナスフラクターを出し、受け止める。
シリウスは防がれたのを見てすぐにサマーソルトキックで飛び上がると双剣を斜めにクロスさせて構える。
「ウィンドエッジ!」
双剣から放たれた二つの真空の刃が俺に迫る。
悪いがすぐに終わらせる。
俺は目をカッと開いて時を止める。
「な!?なんだと!?」
俺はバックステップで真空の刃を避けた。
時が止まらないだと‥!
何故だ!ツクヨミは時が止められる。それは変身していても同様だ。
なのに!どうして!
「オラオラ!立ち止まってる暇はねえぞ!」
シリウスは足に風を纏わせたまま、俺に次々と真空の刃を飛ばしてくる。
対する俺も両手のルミナスフラクターで受け流す。
「おおっと!あの快進撃を続けていたライト選手が防戦一方だ!これは!決まってしまうのか!」
「じゃあかしぃ!!!」
俺は地面を蹴って跳び上がり、シリウスに斬りかかる。
俺はもう一度時を止めようとするが、止まらず逆にゼロ距離で真空の刃を受けてしまった。
「グァァァァ!!!!」
俺は落下し、地面に叩きつけられてしまった。
「どうした!そんなものですか?雑魚ですね。」
「‥‥いや、カラクリは分かった。」
相手に聞こえないように俺は立ち上がり、もう一度シリウスの連続のウィンドエッジを掻い潜って跳び上がった
。
「同じことだ!!!」
シリウスはまたゼロ距離で真空の刃を浴びせようと双剣をクロスして構える。
それを俺は待っていた!
俺は右手の刃でシリウスの手首を攻撃し、時を止めた。
「‥‥へへっ!今回は成功だ。」
カラクリはこうだ。奴がしていた腕輪が妨害装置になっていて、俺の時止めを妨害していたらしい。どうりで俺が時止めを発動しようとした瞬間に腕輪についてる宝石が光ってたんだ。
「はあっ!」
俺はもう一度跳び上がり、両手を握って大きな拳の形にすると頭を思いっきり殴りつけた。
そして俺は解除した。
「ガァァァァ!!!」
シリウスは地面に顔から落下していた。
「腕輪を見破るとは。流石ですね。」
「ああ、悪いな。もう終わらせてもらう。」
俺はウォッチとドライバーのボタンを順番に押した。
フィニッシュタイム!
「はあっ!」
俺が飛び上がると辺りが月夜になり、突き出した光る右足をシリウスに向けてライダーキックの体勢に入った。
「面白い!はあっ!」
シリウスは双剣を構えるとその場で高速回転を始めた。
そのまま、俺のキックにぶつかるように斜めに上昇し始めた。
タイムジャック!
「風刃!風車!!!」
俺のタイムジャックとシリウスの風車がぶつかりあい、大爆発を起こした。
煙が晴れ、シリウスが不敵な顔で笑う。
「‥‥楽しかったですよ‥」バタッ!
「勝者!ライト・ダテ選手!」