「やあ!エルハルト!」
「お?鎧のあんちゃん!ひっさしぶりだな!今だから言うがお前がクーデター起こした日は肝が冷えたぞ。俺は三勇教徒じゃないが生きた心地がしなかったぜ。」
「すまん。だが安心してくれ。流石にアンタは襲わない。」
「だが、これで罪は完全に消え去ったろ?」
「ああ、尚文のために頑張ってくれたんだろ?恩に着るよ。」
「いいってことよ。そうだ!珍しいもの見せてやる。」
そう言うと奥へと引っ込んでいった。
さて、この武器屋ではできるのか?
俺は色々な鎧を触っていくが、俺の鎧はうんともすんとも反応しない。
やっぱ、ダメか。
「持って来たぜ。」
奥からエルハルトが台車に乗せて何かを運んできた。
「ひっくり返るなよ?せーの!」バサっ!
布を取るとそこには立派な鎧があった。
無骨な中にも言葉にできない何かが秘められている‥それが第一印象だ。
「なんとこれはな?隕鉄の鎧ってんだ!」
「ほう、隕鉄ですか。」
セバスが顎をさすりながら色々な角度から鎧を観察しだす。
「確か、これはある日空から降って来た珍しい鉱石を用いて作られたゼルトブルの展示品。このように珍しい物をなぜ貴方が?」
「じいさん、そこは‥まあ、あれだ。昔、ちょっとな?」
「ほほう、まあいいでしょう。誰しも人に言えない事が一つ二つあるもの。追求はやめにしましょう。」
おん?俺の鎧が反応してやがる。つまりこれは‥
俺は試しに触る。
ーーー新たなライダーを解放します。ーーー
解放 仮面ライダーメテオ、仮面ライダーダークカブト、仮面ライダーブラッド、仮面ライダーギンガ
おお!スゲェ!
「どうやら新しい力を解放したようだな。」
「ああ、これでもっと戦闘の幅が広がったぜ。」
エルハルトと別れた俺とセバスは各国の砂時計に登録をして廻り、各々波に向けて修練を始めた。
ピーターとターニャはセバスのもとで、ナーガとミコとエクレールは兵士に混ざっていた。
そして波が起こるまで後3日と迫り、偶然尚文と出会った俺は城内で女王を見つけたので声をかけた。
「少し構いませんか?」
「ええ、どうしたのですか?」
俺たちは話しながら歩く。この道順は玉座か。
「質問があるのですが、他の勇者達は他国の波の対処に行ってると思うのですが、私達はよろしいのでしょうか?」
「ええ、問題はありませんよ。これはイワタニ様も同様なのですがお二人は国専属の勇者という形を取っておりますので。大きな問題が起きない限りは問題はないかと。」
「できればその大きな問題ってやつが起きないで欲しいんだが‥」
その時だった。
突如ガラスが割れる音がして、まるで頭を揺らすかのような衝撃が俺たちに襲いかかった。
この感覚に一番近いのは波だ!だが辺りを見渡しても転送された感じはしない。
だが‥
「今‥何かが起こった。」
「はい?」
「尚文もそう思うか?」
「ああ、正確にこれとは言えないが何かが起きたのは確かだ。」
尚文の言葉に俺は赤い砂時計のアイコンを呼び出す。
「嘘だろ!?カウントが止まってる‥」
「おい、来人。新たに砂時計が増えてるぞ。」
確認すると新たに青い砂時計が表示されており、そこには7という数字が刻まれていた。
7‥なんなんだ、この数字は。
「お二人の様子からして冗談のようには見えません。念のために各国に情報を募ります。」
そう言うと女王は念和を飛ばす。
すると玉座にボロボロになった飛竜と他国の兵士が現れ、こう言った。
「た、大変です! 封印された伝説の魔獣、霊亀の封印が破られました!」