霊亀の心臓へと繋がる入り口から入り、暗い道をラフタリアが照らしながら進んでいく。
やはり道中にも敵は現れたがなんてことはない。楽に進める。
しっかしコイツ普通じゃねえな。なんで中身がダンジョンみたいになってて壁が土や石なんだ?何食ったらこうなるんだよ。
「道は分かりますか?」
「ええ、前にこの中に調査で入ったものが記したものがここにありますので。」
「なら良かったです。」
俺たちが進んでいくと開けた場所、所謂広場にたどり着いた。がなんかが真ん中にいる。
あれは‥雪男か?背中に甲羅がついた‥
なんで甲羅ついてんの?霊亀の使い魔だから?
「さて、ここは俺たちでやろうか。ピーター、ナーガ!頼めるか?」
「ええ。」
「任せろ!」
2人は得物を構えると4mを超える雪男に走っていく。
「グォォォォォ!!!!!」
雪男は雄叫びをあげながら迎撃の構えをとる。
「ブレイズピアース!」
ナーガが走りながら棍の先に自身が吐いた火をつけ、貫く。
火を纏った棍が雪男の体を中から燃やし苦しめる。
「ナイスだ!ナーガ!」
ピーターが跳び上がり片手剣を逆手に持ち雪男の首を一閃、斬り落とした。
「おお!流石勇者様のパーティ!」
「コホン。」
「ん?」
「さて探索は我々盾の勇者のパーティに任せてもらおうか。ほら行くぞ、みんな。」
そう言うとスタスタと歩いて行ってしまった。
「終わったぞ。残念だが心臓部へと繋がる道は見つからなかった。」
「見つからなかった?マジで?」
「マジだ。」
「壁でも壊すか?」
俺はまだバーニングファルコンに変身したままの為、手から炎を出しながら言う。
「いや、石壁だろ?燃えるのか?」
「分からねえ。」
「えい!えい!」
「おい、何をしている。」
フィーロが床を蹴っていたのだ。
「何か面白いのー」
「まさか‥ラフタリア。コイツをかけてみてくれ。」
尚文が盾から小瓶を取り出してラフタリアに渡す。
確かあれは強酸水だっけか?溶かすのか?
ラフタリアが瓶を逆さにして強酸水が飛び散らないように注意しながら指定された床にかけると床が蠢き始めた。
「魔物か!」
「ああ、どうやら擬態していたようだな!」
芋虫型の魔物を倒した後に俺たちは話し合う。
「なあ、これよぉ。調べ直しじゃねえか?」
「その通りだが時間がない。とりあえず開いた穴に行くぞ。」
俺達はその穴に飛び込んで辺りを確認する。
先ほどの石壁とは違い、肉感がある壁や床に変わった。
「どうやら、やっと奴の体内に入れたらしいな。」
その声を合図にしたのかは分からないが、血小板や白血球のような、とうとう甲羅を背負っていない魔物が襲いかかってきた。
さっきの芋虫みたいな魔物が強酸を吐きながら向かってくる。
こりゃ、連合軍は前の部屋に残してといて正解だったな。
「燃えろ!」
「影!俺達はこのまま進めるだけ進んでみる。俺達がいつ戻ってきてもいいようにここを死守しておいてくれ。」
「分かったでごじゃる。」
こうして俺達は向かってくる魔物達を蹴散らしながら進んでいく。
尚文が途中で道を見つけラフタリアが切り開き進んでいき、とうとう心臓へと辿り着いた。
「これが‥心臓‥」
「ああ、そのようだな。」
その時、心臓からの光線が尚文の流星盾にぶつかって反射した。
「攻撃されてるぞ!」
「そろそろ新しい奴いくか!」
俺は変身を解除し、ビルドドライバーを巻き、グリスブリザードナックルとノースブリザードフルボトルを出す。
俺はボトルを振ってナックルに入れる。
ボトル!キーン!
ドライバーに挿した。
グリスブリザード!
俺はドライバーの側面のレバーを回し、それと同時に足下が凍っていく。
Are you ready?
「変身!」
激凍心火!グリスブリザード!ガキガキガキガキガッキーン!
俺は仮面ライダーグリスブリザードへと変身した。
「心火を燃やして‥‥ぶっ潰す。」
「いくぞ!」
俺は左腕のアームことGBZデモリッションワンを振り上げ突っ込んできた魔物を掴む。
俺のアームから逃れようとジタバタと暴れるが、冷却粒子を吹き掛けて凍らせるとそのまま握り潰した。
更に突っ込んでくる魔物を氷の刃で斬り伏せる。
すると心臓が黒い玉を発射し、尚文が流星盾で受け止めるが、破壊される。
そこを狙ったのか、心臓がもう一度黒い玉を発射する。
「だと思ったぜ!」
俺はGBZアイスパックショルダーを展開し、大きな盾を形成して耐え忍ぶ事に成功した。
「かかってこいや!この野郎!」
「っ!?戻れ!来人!」
俺は急ブレーキをかけ、慌てて尚文の結界内に飛び込んだ。
その時、白い魂のようなものが心臓を中心に飛び散った。
なんなんだ、今のは。尚文の結界のおかげで何も無かったんだろうけど、気になるな。
「大体分かった!撤退するぞ!」
俺達は尚文の号令で連合軍を連れてくるために撤退した。
仮面ライダー迅 バーニングファルコン
仮面ライダーグリスブリザード