鎧の勇者の成り上がり   作:JOKER1011

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37話

「とおぅ!」

 

俺は勢いよく侵入口から飛び出して尚文に合流した。

 

「無事だったか。」

 

「言ったろ?俺は死なないって。」

 

俺は変身を解きながら答えた。

 

「しかし、なんでこっちから逃げてんだ?逃げづらいだろ。」

 

「そうじゃないんだよ、これが。」

 

どうやら尚文が言うには山の方が斜面が傾いて居て、霊亀の動きで振動する所為で足が取られる。

瓦礫が邪魔ではあるが、それなら町を抜けて脱出した方が安全だろう。

 

と、言うことらしい。

 

「お二方!報告でごじゃる!」

 

影が近づいてくる。

 

そして走っている最中に新たな遺跡にたどり着いた。

 

「ここは‥いったい‥」

 

「どうやら霊亀の洞窟とつながる関連寺院のようでごじゃる。」

 

「寺院はまだあったのか。だったら手掛かりがあるかもしれん。」

 

俺が言うが、すかさず影が冷静に言った。

 

「あることにはあるでごじゃるが、勇者が遺した石板は見ての通り粉々でごじゃる。」

 

「まだあるのか!実は見たんだ、他に。」

 

「その石版は恐らく当時の者が参考にしたものでごじゃるよ。名物としての評価はあちらが上でごじゃるな。他にもあるそうでごじゃるが、存在した町は全て霊亀によって壊滅しているでごじゃる。」

 

ヤバいな。まだ残ってたらそれと照らし合わせて解読したんだがな。

 

「なら集めてくれないか?」

 

「しかし‥今はそれどころじゃ‥」

 

「あの文字は俺と来人なら読める字なんだ!頼む!」

 

「なんと!?それはそれは。集めてみるでごじゃる。」

 

そこから俺達と連合軍の総出で拾い集める。

 

ようやく集まったもののカケラ状態でしか集まらず読みようがない。くそっ!勇者桂一は霊亀の倒し方を記してあったはずだ。なのに!

 

「まだありました!」

 

「あったよ!ライト!」

 

リーシアとターニャが新たに石版のカケラを集めてくる。

 

持ってきたカケラを入れたことでようやく読むことができる部分が現れた。

 

   目的は波による世界・・の阻止

 

他に頭、心臓、同という文字が辛うじて読み取れた。

 

考えろ‥勇者桂一の石版には倒し方が書いてあったはずだ。つまりその時代には既に倒し方が載っていたはずだ。

 

だが結果的に奴は封印を選び、その倒し方は石版にも残していなかった。俺達、勇者が読めるかもしれない日本語で書くこともしなかった。

 

何故だ?何故倒し方を書かなかった?

 

考えられるのは今の俺たちみたいに勇者が一致団結していなかったってことか?

 

いや、こうは考えられないか?

 

封印を選んだんじゃなくて、封印しか選択肢がなかったとは。倒す方法が複雑だとか難易度が高いとか。

 

そしてキーワードは頭、心臓、同‥まさか!ははっ!そういうことか!

 

「尚文。」

 

「お前も気づいたようだな。」

 

「確信は持てねえが、これにかけるしかねえ。」

 

「みんな!聞いてくれ。」

 

尚文が全員を集める。

 

「みんなには酷かもしれないが、もう一度霊亀を叩く。その為に心臓部にもう一度行ってもらいたい。とりあえずラフタリアとフィーロと影、そして来人以外のメンバーが行くことは決定した。」

 

「連合軍の戦えるものだけは俺達について来てほしい。」

 

「倒せるんだったらなんだっていい!」

 

「やってしまいましょう!勇者さま!」

 

連合軍から歓声が上がり、今度こそ倒せるとではないかと士気が上がり始める。

 

「ツヴァイト・オーラ!」

 

尚文が俺とリーシアにかける。

 

すると体が軽くなったような感じがする。

 

俺はエボルトリガーをエボルドライバーに挿し、コブラエボルボトルとライダーエボルボトルを挿す。

 

コブラ!ライダーシステム!レボリューション!

 

Are you ready?

 

「変身。」

 

ブラックホール!ブラックホール!ブラックホール!レボリューション!

 

フハハハハハハハハ‥‥‥!

 

「その姿はやっぱりまだ違和感があるな。」

 

「そうかぁ?安心しろよ。今度はお前の味方だからよ。」

 

「その声なんとかならないのか?」

 

「うん?無理だな。」

 

尚文は分かっちゃいねえな。この金尾さんボイスが最高なのに。

 

「来るぞ!使い魔だ!」

 

「俺に任せろ!」

 

俺はEVOアナイアレイショルダーから霊亀の使い魔にだけ作用する有害物質を放出し、使い魔共の意識を刈り取り、その使い魔達をリーシアや連合軍の兵士たちが刈り取っていく。

 

今度は俺の死角から使い魔が躍り出るが関係ない。俺は全方向に放出している為、どこから来ようが意味はない。

 

「甲羅の淵に着いたぞ!な!?あの街は!?」

 

尚文が驚く為、俺も見にいくとそれはメルロマルクだった。

 

「嘘だろ!」

 

是が非でも止めないとじゃん!

 

「このままじゃあ、城門に差し掛かるぞ!」

 

やらせねえぞ!

 

俺は霊亀の甲羅から飛び降りながらエボルドライバーのレバーを回す。

 

Ready go!

 

エボルティックフィニッシュ!

 

俺は霊亀の足下にブラックホールを出現させ両脚を吸い込ませる。

 

コイツ‥!抜け出そうとしてやがる!

 

「だぁぁぁ!!!!ピーター達はまだか!」

 

その時、ガクンと霊亀の目から生気が失われて頭が下がる。

 

心臓が止まった!

 

「やれ!尚文!」

 

「プルートオブファー!」

 

巨大なトラバサミが現れ、霊亀の頭にガジガジと食らいつく。

 

何度か咀嚼を続けたのち、霊亀の頭は崩れ落ち霊亀は地響きを立てて地面に倒れた。

 

頼む‥これで復活されたら‥

 

俺は必死に祈る。

 

「霊亀の活動が完全に停止しました!我々の勝利です!」

 

よかった‥勝てた‥

 

俺は気が抜けたのか地面に膝をつく。

 

なんとかボトルとエボルトリガーを引き抜くと俺は意識を失った。

 

 




仮面ライダー迅 バーニングファルコン

仮面ライダーエボル ブラックホール
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