「さて、お前ら1ヶ月経ったぞ。成果を見せてみろ。」
俺は改めて3人を見る。
ふむ、少しだけだが顔つきが変わっているな。面白い。
「最初に言っておく。別に俺に勝てとは言わない。ただどこまでやれるかを見せて欲しい。」
「さて、誰からだ?」
「僕です。」
樹が前に出てきた。
「よし、俺は‥これだな。」
ポイズン!
俺はプログライズキーを出して構える。
「変身。」
フォースライズ!
スティングスコーピオン !
Bleak down‥!
「来い。」
「行きます!」
樹が横撃ちを放つ。ほう、あの射り方はフィロ上撃ちか。馬の上から矢を放つ馬上撃ちがあるが、生憎うちの村にいるのは馬ではなく、フィロリアルだ。
コイツらは奴隷商ことベローカス曰く尚文が連れている喋るフィロリアルことフィーロが気になり、同じ勇者ならば‥‥と俺に無料で提供してくれた個体だ。
だからミコが率いる狩猟部隊の足はフィロリアルだ。因みにフィロ上撃ちって名はミコが名付けた。
大人しく一射くらいなら射られてやるかと思ったが戦場においてそんなやつはいない。第一それが爆発矢だったり毒矢だったらどうする。
俺はすぐにアタッシュアローの刃で斬り落とし、飛んできた方から構える。
だがそこにはいない。
「ここです!」
樹はいつのまにか俺の真後ろにいて矢を放つ。
「むっ!だがっ!」
俺は振り向きざまに位置を予測して斬り落とし、スティングスコーピオン プログライズキーをアタッシュアローに装填する。
プログライズキー!カンフォームド!レディ トゥ ユーティライズ!
スティング!カバンシュート!
アタッシュアローから放たれた矢に当てようと樹が矢を放つ。
だが俺が放った矢は分裂し、一本が樹の矢を撃ち落とし、後は樹に突き刺さり爆発を起こした。
「そ、そんな‥」ドサッ
「まあ、前よりは良くなったんじゃないか?次だ。」
「俺がやる。」
錬が壇上に上がる。
「ならばこれだ。」
俺はデンオウベルトを装着し、ライダーパスを構える。
「変身。」
ネガフォーム!
俺は仮面ライダーネガ電王に変身した。
デンガッシャーをソードモードに変えて肩に担ぐ。
「どっからでもいいぞ。」
「くらえ!ハンドレッドソード!」
錬の剣から無数の刃が飛んでくる。
「当たるか!」
俺は高速で移動しながら避け続ける。
「避けるだけでは無意味だぞ!来人!」
「うっせえ!このやろう!」
俺は前転しながらデンガッシャーをガンモードに切り替えて避けながら撃ち落としていく。
「しとめてやるよ!」
俺はデンガッシャーを再びソードモードに切り替えてライダーパスをベルトにかざす。
フルチャージ!
「ネガエクストリームスラッシュ!」
デンガッシャーから刃が外れ、俺の振るう剣の動きと同じ軌道で錬に斬りかかる。
「うおっ!」ガキン!
受け止めたか。だが!
俺の2回目の振りに対応できずに剣を弾かれ、3回目の振りに斬り裂かれて爆発した。
「なるほど。最後だ。」
「行くぞ!来人!俺はこれが終わったら新しく手に入れた武器をフィロリアルちゃん達に見せて自慢するんだ!」
フィロ‥は?
まあ、いい。
「ならば勝ち取れ、さすれば与えられん」
俺はビヨンドライバーを巻き、ミライドウォッチを押した。
ビヨンドライバー!
ウォズ!
俺はドライバーにミライドウォッチを装着し開いた。
アクション!
軽快な音楽が流れ出し、俺はニヤッと笑う。
「変身。」
投影!フューチャータイム!
スゴイ!ジダイ!ミライ!仮面ライダーウォズ!ウォズ!
俺はジカンデスピアを構える。
「さて改めて言うがこの勝負は俺が良かったと思った奴にだけ俺が使ってる武器を渡すんだ。いいな?」
「ああ、わかってる。」
「行くぞ!イナズマスピアー!」
雷に包まれた槍が投擲され、俺に迫る。
「当たるか!」
俺は横っ飛びで躱すとジカンデスピアを槍モードにして走る。
「ふん!それは分かってるんだよ!」
「くらえ!無我の境地!」
元康が槍をクルクルと回し始める。
その槍の動きで竜巻が起き始め、元康が竜巻に包まれる。
「どうだ!攻撃は不可能だぞ!」
「そうだな、ならこれならどうだ?」
俺はウォズミライドウォッチを外し、新たなミライドウォッチを起動する。
クイズ!
アクション!
フューチャータイム!
ファッション!パッション!クエスチョン!
フューチャリングクイズ!クイズ!
「クイズだと?」
「さて、元康君。問題だ。君は俺に勝てるかい?◯か✖︎か!」
「◯だ!」
ゴロゴロ!ピシャァァン!!!!
「グハァァァァァアァァァァア!!!!!!!!!」
「不正解だからだ。」
「さて元康は見ての通りだから終了な。さて結果発表前に話がある。」
「まず樹。お前はミコのもとで何をしていた?」
「何か問題でも?」
俺の言葉が批判に聞こえたのか樹はムッとした顔で俺を睨みつけながら言う。
「いやいや、そうじゃない。どういった修行をしたのかってことだ。」
「ええ、まずフィリアルを1匹渡されました。」
「え、羨ましい‥」
元康、今はよせ。
「まあ、雄ですけど。そこからまずはフィロリアルに騎乗するところから始まって、フィロリアル版の流鏑馬をして合格したため狩りに出ました。そこからは驚きましたけど、まさかの全員弓か魔法なんですね。」
「ああ、狩猟だからな。」
「なので僕も必然的に自分から前に出て矢を射る機会がありましたね。出し惜しみをしたらミコさんに何回も怒られましたよ。午後からはピーターさんとターニャさんと狩りに行きました。ピーターさんが前衛、ターニャさんと僕が後衛で。でも‥してやられました。」
「してやられた?」
「ええ、彼らは僕にデコイの術をかけたんですよね。そのせいでピーターさんとターニャさんが魔物と戦いますけど僕にも同じくらい魔物が向かってきて‥」
そうか、ミコ。言った通り厳しくしてくれたんだな。
「そうか、なるほど。次に錬。教えてくれ。」
「午前はエクレールと剣術だった。まず彼女は強い。本気で立ち向かったが負けた。そこからだ。彼女には王国騎士の剣術を叩き込まれだした。午後はセバスさんのもとで戦術指導だった。」
「これは色々な陣形をまずは頭に叩き込むように言われ、2時間後だ。セバスさんは赤5個、青5個の魔法で動く兵士人形を出してきた。そこからはひたすらセバスさんが出してくる事例をもとに連携を組みセバスさんの人形と戦わせるので終わった。このままレベルアップできたら次は実際の人間を用いた訓練になるようだ。」
「よしよし、いいぞ。最後に元康だ。」
「俺はまずひたすらナーガのもとで筋トレと走り込みと槍術だ。筋トレと走り込みなんて学生時代の部活以来だ。ナーガは強いな。俺がどれだけ打ち込んでも全部防がれる。そして午後からは元盗賊団達と訓練だったんだが‥」
「気づいたよ、応援は無力だ。いやな?まず応援付きで1人対5人をやったんだがボコボコにされたよ。大楯を持った奴にタックルされたと思うと引き倒されて後は5人全員からストンピングの雨だ。」
ああ‥確か大楯の奴はあんまりモテないんだよな。顔はいいのに‥そいつが組んでるチームは全員そんな奴だし‥そりゃあ、自分以外のパーティが全員女性だった勇者を合法的に叩きのめせる機会があったら間違いなく叩きのめすよな。
「なるほどな。よく分かった。今回は全員に武器を送ろう。」
「「「え!?」」」
3人ともが驚いた顔で俺を見る。
「どうした?」
「いや‥一番良かった一人じゃないのかと思ってな。」
「錬。俺はあの時、こう言った。''俺が良かったと思った奴には報酬として俺の武器を一個やる。''とな。今回は全員良かった。」
こうして俺は全員にアタッシュアロー、デンガッシャー、ディーペストハープーンをコピーさせてやりその日は終わった。
だが夜、錬と元康と樹が俺の寝所を訪ねてきた。
「なんかあったか?」
「俺達は頼みがあってきた。」
代表で錬が話し、3人同時に頭を下げてこう言った。
「頼む。俺達にカースシリーズについて教えてくれ!」
変身
仮面ライダー滅
仮面ライダーネガ電王
仮面ライダーウォズ フューチャークイズ