ワガンダフォーエバー!
「なんだと?カースシリーズだと?」
「ああ、お前言ったよな?感情の昂りだって。俺達は強くなりたい。その為なら耐えてみせる。」
錬がそう言って横で元康と樹もうなづく。
「‥‥なるほど。お前らはあの時俺達が味わったものを耐えられるというのか。面白い。」
「なら、明日お前らに味わせてやる。成功すればカースシリーズが解放される。だが耐え切れなければ精神が崩壊するだろうな。」
「話は以上か?おやすみ。」
俺は錬達の返事を待たずに扉を閉めて眠りについた。
次の日、午前の訓練は担当教官達に説明して無しにしてもらった。
「さて、お前ら。俺が今から行うのは手っ取り早く、もしかしたら!カースシリーズが発現するかもしれないことだ。正直試したことはないからどのくらい危険なのかは知らない。最後に聞いてやる。」
「引き返すなら今のうちだ。」
俺は3人に脅しをかける。しかし‥
「やる。」
「やってやるよ!」
「やりますよ。」
3人とも自信満々にうなづく。
「いいな?お前らが''やめてくれ''って言ってもカースシリーズが発現するまで止めないからな?」
「発現したらどうやって分かる?」
元康が聞く。
「耳には音声、目の前には文字で''カースシリーズを解放します''って出るから。それが出たら‥そうだな。手を挙げろ。そしたら止める。」
俺は腰にアークドライバーゼロを巻く。
「変身。」
アークライズ!
俺がドライバーのボタンを押すと俺の周りにドス黒い何かが、まるで苦しんでいるような何かが現れて俺にまとわりつく。
オール‥ゼロ。
俺は仮面ライダーアークゼロへと変身を遂げた。
「いくぞ。」
俺が3人に手をかざすと3人は黒いオーラにのまれて苦しみ出した。
「うっ‥くぅ‥」
「うっ‥」
「っ‥!」
俺はそれを黙って見続けた。
奴らは今、人間の悪意に襲われている。理論上ではこれでカースシリーズが発現するはずだが。
1時間後‥
シュバッ!
錬の手が上がった。
俺が解除した後にも俺や尚文から湧き出ていたどす黒いオーラが溢れ出していた。
それから元康と樹も音を上げずにクリアし、カースシリーズの事を教えることにした。
錬は暴食と強欲、元康は嫉妬と色欲、樹は傲慢を解放したようだった。
「さてカースシリーズは強大な力だ。だが勿論強大な力をノーリスクで使わせてくれないのは分かるはずだ。」
俺の言葉に3人ともが素直にうなづく。
「まず俺のデメリットは戦闘中に発現するもの、戦闘後に発現するものの二種類だ。尚文の憤怒は‥アイツに許可取ってねえからデメリットの内容は言えない。知りたきゃアイツ自身から聞いてくれ。」
「なお、デメリットは使って初めて分かる。だから一人で使うな。周りに誰かがいる時に使え。いいな?解散!」
午前はこれで終わり、俺はまた書類整理へと戻った。
そして最終日を迎えた。
変身
仮面ライダーアークゼロ