鎧の勇者の成り上がり   作:JOKER1011

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46話

俺が高台に辿り着くと、いた。

 

バンダナを頭に巻いて仮面をつけて服を隠すかのようにマントを羽織った‥男?がいた。

 

男?になったのは体つきで判断したからだ。

 

「よう、アンタ何してんだ?もしかして前回の霊亀戦をサボった七星勇者かい?」

 

俺が少し恨みを込めて言うと奴はこちらを見た。

 

「ああ、俺は勇者だ。鳳凰を倒しにきたんだ。」

 

「そっか!なら話は早い。協力してくれ。」

 

来人が協力を申し込んだが帰ってきた答えは予想外のものだった。 

 

「何故だい?」

 

「は?」

 

今、コイツなんつった?''何故だい?''だと?

 

「何故って事ないだろう。鳳凰は倒さなきゃいけない。封印だといずれまた復活する。その代の勇者が酷い目に遭うんだぞ。」

 

「君は勘違いしているようだから言っておくよ。俺だって奴は倒すつもりだ。だがあの高いところにいる奴からだ。」

 

「待て!知らないようだから言っておくが、アイツらは同時に倒さないと片方が自爆してまた2体に戻るんだぞ!」

 

「知ってるさ。だからだ。君達勇者を殺すためだ。」

 

「血迷ったか!同じ勇者同士で殺し合ってなんになるって言うんだ!」

 

その時だった。

 

バシン!

 

何かが俺の顔に迫り、寸でで、それを避ける。俺に当たらなかった何かがしなるような音を立て奴の手に戻る。

 

奴の手に握られているのは‥

 

「なるほど。鞭か。」

 

「ご名答。それよりもよく避けたな。この不意打ちを避けられた奴は今までいないんだけどな。」

 

「なら俺はその第一号って訳だ。悪いが鳳凰討伐の邪魔はさせない。俺はお前を止める。」

 

俺が腰にギャレンバックルを巻くと自然に待機音が流れ始める。

 

「変身!」

 

俺がポーズを取りながらバックルを反転させた。

 

Turn up!

 

俺の目の前にダイヤのカテゴリーAであるスタッグビートルが映し出されたオリハルコンエレメントが現れる。

 

そのエレメントを潜るように走りだし突き抜けた時、俺の姿が変わり、仮面ライダーギャレンに変身した。

 

「へえ、お前の能力面白いな。ギャレンか。」

 

「まあ、今ここで鳳凰に攻撃しても致命傷になるか分からないからな。相手してやるよ。」

 

俺は醒銃ギャレンラウザーを構え‥

 

「はっ!」

 

走りながら撃った。

 

「甘い!バインドウィップ!」

 

1発は鞭を躱して奴の仮面に当たったが後は鞭で弾かれ今度は俺を捕らえようと鞭が飛んでくる。

 

俺はそれを避けようと前転したが、避ける場所を見抜かれていたのか俺の右手に鞭が結びついた。

 

「最初から銃を持ってる方の腕を狙ってたんだよ!馬鹿め!」

 

俺はお構いなしに照準を合わせるがググッと奴が鞭を引っ張る事で照準を合わせられなくなる。

 

どうする‥そうだ!

 

俺は引っ張りに耐えるフリをして足に力を込める。

 

そして奴の方に飛びかかる。そして飛ばされながらラウザーにカードを2枚スキャンした。

 

「終わりだ!!!‥何!?」

 

「お前こそ甘いんだよ!!」

 

アッパー!ファイヤー!ファイアアッパー!

 

俺は飛んできたスピードを燃える拳に乗せて奴の顔面にアッパーを叩き込んだ。

 

「ガァっ!」

 

俺に顔面を殴り飛ばされて地面を転がる。

 

「いてぇな。このやろう‥」

 

奴はまた立ち上がる。みると仮面の一部が黒く焦げており炭化している。

 

そしてどちらともなく走りだし、ノーガードでの殴り合いが始まった。

 

だが俺の攻撃が効いていたのか奴の動きが遅くなり俺が押し始める。そして俺のレバーブローが刺さり奴の体がくの字に曲がる。そこに顔面に膝蹴りを叩き込む。

 

仮面の口部分が割れて血を流しながら後ろへ下がる。

 

「決めるぞ。」

 

俺は新たにカードを3枚スキャンする。

 

ドロップ!ファイア!ジェミニ! バーニングディバイト!

 

奴がまだ膝をついているのを確認し、俺は走りだし跳び上がる。そして空中で宙返りを行いながら2人に分身し、燃える両足を叩き込んだ。

 

奴はその場で爆発し、前のめりに倒れる。

 

そして俺はそいつの方へと歩きながら言う。

 

「諦めろ。お前は俺には勝てない。」

 

 

 

その時だった。

 

「キュイイイイイイイイイイ!!!!!!」

 

高高度の鳳凰が雄叫びを上げた。

 

みると尚文達が鳳凰を追い詰めていた。よし!このまま同時撃破が出来たら終わりだ。

 

「よそ見をするなんて随分余裕だな!」

 

俺は突然殴り飛ばされ地面を転がる。

 

転がりながら体勢を直し、奴を睨み付ける。だが俺は見てしまった。いつのまにか奴の目の前に兵士が整列していたのだ。

 

「ありがとよ!お前らの仲間は優秀なようだな。俺の為にお膳立てまでしてくれるとはな!」

 

「な!?よせっ!」

 

俺は奴を止める為に走り出す。

 

「そうはさせないぞ!」

 

「お前を止めろと言われているんだ!」

 

29人の兵士が俺に向かって走ってきた。

 

「お前ら!そのバカを抑えてろ!それとお前。お前は俺に肩を貸すという名誉を与えてやる。これは命令だ!」

 

「「「「「御意!!!!!」」」」」

 

29人の兵士達は武器を抜いて俺に襲いかかる。

 

「邪魔だ!退け!」

 

俺は振り払おうとするも、兵士達はしがみついたり組みついたりして俺を阻む。

 

「よし!いける!あばよ!クズども!」

 

「ヴァーンズィンクロー!」

 

奴の手から放たれた閃光が真っ直ぐに鳳凰へと向かう。

 

「おらっ!」

 

俺はやっと兵士たちを振り払い奴のもとへ走る。

 

だがその頃には待機させていた飛竜に乗って空に飛び上がった。

 

「また会おうぜ!生きてたら‥の話だがな!ハッハッハッハッ!!!!!!」

 

俺は下から狙い撃つが奴が操る飛竜にスイスイと避けられ逃げられてしまった。

 

俺は鳳凰の方を見る。

 

マズイ!どんどん膨らんでやがる!

 

だが、それでも尚文たちは爆発される前に倒そうと一斉攻撃を加えている。

 

だったら俺も!

 

俺はラウズアブソーバーにクイーンのカードを入れ、ジャックのカードをスキャンした。

 

アブソーブクイーン!フュージョン!ジャック!

 

俺の体は金色に変わり、胸にはクイーンのカードであるピーコックアンデッドの紋章が。

 

そして背中にクジャクの羽を思わせるマント状のオリハルコンウィングが現れ、俺はジャックフォームへと変身した。

 

バレット!ラピッド!ファイア! バーニングショット!

 

俺は鳳凰よりも高く飛び上がりジャックフォームにより進化したギャレンラウザーを構える。

 

「くらえ!」

 

俺は鳳凰に照準を合わせ、火炎弾を連射した。

 

だが、鳳凰の動きは止められず、ついに大爆発が起きてしまった。

 




変身
仮面ライダーギャレン、ギャレン ジャックフォーム
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