鎧の勇者の成り上がり   作:JOKER1011

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49話

俺達は明日フォーブレイへと行くことにして隣国の宿で休むことにした。

 

仲間達も思い思いに行動したために1人になってしまった俺は尚文の部屋を訪れた。

 

すると尚文の部屋から顔を真っ赤にしたフォウルが飛び出していった。

 

なんだ?

 

「あら?ライトちゃんじゃない。」

 

「サディナか。」

 

サディナ。シャチ系の亜人で本人曰くサカマタ種。尚文が買った奴隷の一人だ。

 

手には酒瓶。

 

「多分それだけじゃ尚文は酔わねえぞ?」

 

「あら、それもそうね。」

 

2人で部屋に入った。

 

「辛そうな顔してるわね。なんならお姉さんと楽しいことでもする?」

 

楽しいことて‥何する気だよ、お前。

 

「なあ、サディナ。お前俺のこと好きか?」

 

「あらやだ。お姉さんにちょっと恥ずかしい事を聞いてくるのね。そうね。ナオフミちゃんの事は好きよーキャ!」

 

「そうか……じゃあ人型になってふんどしを脱いでそこで横になれ」

 

お前も何言ってんだ!尚文!

 

「……ナオフミちゃん?」

 

ほら、困惑してんじゃん!

 

そして尚文がズボンを下ろし、サディナのふんどしを下ろそうとしたところでサディナに突き飛ばされていた。

 

そこからサディナの説教を聞いて分かったがアイツはアトラの遺言を素直に遂行しようとしていたのだ。

 

''好意を寄せる者に応えろ''と。

 

そういうことじゃねえんだよなぁ。

 

「尚文。はっきり言ってやる。お前のやってる事は間違ってる。アトラはそんな事は望まないはずだ。」

 

「そう‥なのか‥」

 

「当たり前だ。お前の行動に愛はあるのか?今晩一人で考えろ。行こう、サディナ。」

 

俺達は部屋を出て、歩いた。

 

「ナオフミちゃんも今回はかなり参ってるようね。」

 

「そうだな。どん底にいたときのアイツを見てきたが‥今回は今までとは違った酷さだ。まあ、明日には治ってるだろ。」

 

「そうね。このお酒‥無駄になりそうだから一緒に飲まない?」

 

「いいぞ。レディからの直々のご指名だ。喜んで。」

 

 

次の日、俺達はようやくフォーブレイにたどり着いた。

 

その街は今まで見た街とは違った雰囲気を感じる。

 

どこからどう見てもスチームパンクなのだ。今までの街並み的にありがちの中世ヨーロッパを想像していたがスチームパンクかよ。

 

その時、面白そうなものを見つけた。的当てだ。だがあれ‥銃だよな?間違いなく。

 

「女王様、あれは‥」

 

「銃ですよ。ライト様の世界にもありましたか?」

 

「ええ、勿論。しかしこの世界に来て初めて銃を見ました。何故、実戦投入されないんですか?」

 

「銃のように飛び道具系の武器はステータスに左右されます。魔法による暴発もありますし、弾速も変わってくるのです。」

 

「飛び道具って事は‥樹。お前の弓の解放に役立ってくれるんじゃねえか?」

 

「そうですね、ではいってきます。」

 

樹が馬車を降りて的当ての横の武器屋へと歩いて行くのに俺もついて行くことにした。

 

樹が銃を手に取って弓にコピーさせたのを見て俺も鎧にコピーさせる。

 

解放

G4、ゾルダ、デルタ、龍玄、バルカン

 

一気に6つか。

 

そしてまた馬車を走らせて行くとメルロマルクの城よりも大きな城が俺達を出迎えた。

 

「亜人差別がないのは本当のようだな。」

 

「ああ。」

 

尚文と話しながら街を見る。

 

人間と亜人の子どもが仲良く遊んでいる、そしてそれをベンチに座った人間と亜人の母親が談笑しながら見ている。

 

そうだ、これだ。俺はこれを求めている。

 

だがメルロマルクだって最近は亜人差別撤廃へと動いている。だが大半は商人や冒険者ばっかりで今俺が見ているような永住してそうな奴らはほぼ見ない。

 

そうして俺達は入城を果たした。

 

俺達が乗ってきたフィロリアルはトランスチームガンで俺の村に帰して女王の後に続いた。

 

「メルロマルクの女王と勇者様方ですね。話は伺っております……どうぞ!」

 

前もって来る事は伝えてあるし、門番は快く門を開けてくれた。

 

だが、今の含みのある言い方はなんだ?

 

気になる。

 

そうしてしばらく歩いているうちに謁見の間にたどり着いた。

 

「メルロマルクの女王と四聖勇者様御一行のご入場ぉおお!」

 

扉が開かれ、玉座に座る者を見た。話に聞いていた豚男ではなく、好青年だった。

 

目が青で髪は金、服装はジャケットにジーンズ、頭にはバンダナを巻いててその上に王冠を被っている、

 

異世界において浮きに浮きまくっている出で立ちだ。

 

だが‥!俺はそれよりも気になる物がある。あのバンダナだ。

 

あの日、俺が戦った仮面の男が巻いていたバンダナに瓜二つだ‥コイツか?アトラをやったのは。

 

俺はしれっと女王に隠れるように移動して腰にベルトを巻き、ガシャットを構える。

 

奴のことだ。俺達を殺す気だ。

 

「タクト殿。国王はどうなされたのですか?」

 

「アイツ?ああ、殺したよ。」

 

「聞き間違いでしょうか?」

 

「いや?アンタの耳は正常さ。アイツはウザいから殺したよ。」

 

「初耳ですが?」

 

「そりゃあねえ、俺がこの城の兵士達に口止めしたからね。そしてメルロマルクの女狐。お前も目障りなんだよ!」

 

そこまで言ったところでタクトの手が怪しく光りだす。

 

マズイ!あれは!

 

俺はすぐにガシャットをドライバーに挿して展開した。

 

マイティジャンプ!マイティキック!マーイティーアクショーン!X!

 

俺より早く尚文が盾を構えて女王の前に立つのを見て俺は更にその前に立つ。

 

「ヴァーンズィンクロー!」

 

俺は腕を交差して攻撃を防ぐ‥が、その攻撃は俺を貫通し、尚文の盾を貫通し、女王に当たってしまった。

 

ゲーム‥!オーバー‥!

 

俺の変身は解除され膝をつくと俺の体はそのまま粒子となって消えた。

 

「ハッハッハッハッ!!!!勇者の一人をぶっ殺してやったゼェ!」

 

俺が消された事でラフタリアやフォウル、ピーター達が走りだす。

 

それに遅れて他の奴らが走り出した。

 

フォウルが攻撃しようとすると目の前に東洋の青い龍のような亜人と狐耳の亜人が立ち塞がった。

 

「おっと、タクト様に何をしようというんだ?」

 

「そうじゃ、わらわ達のタクトに何用じゃ?」

 

「ハクコのガキ!黒トカゲ!」

 

「アオタツ種!どけ!」

 

「テメェこそどけ!青トカゲ!」

 

「ラクーンのブス!犬っころ!」

 

「邪魔です!」

 

「うざったいからどきな!狐ババア!」

 

「世界の為に戦ってきた者達になんという仕打ち……卑劣過ぎる……いくぞ、ミコ!ラフタリア!あの様な邪悪を許す訳にはいかん!」

 

フォウルとナーガがアオタツ種の女、ラフタリアとミコとエクレールが狐耳と戦い始める。

 

「!? そこです!」

 

リーシアが手裏剣のようなものを投げてカーテンを斬り裂く。

 

「ハッハッハッハッ!!!」

 

それを高みの見物をするかのように眺めてタクトが高笑いをする。しかしその斜め後ろに紫色の土管が現れる。

 

「トゥっ!」

 

そこから来人が飛び出して未だ気が付いていないタクトの後頭部に一撃を入れた。




変身
仮面ライダーゲンム アクションゲーマーLv0
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