「ハッハッハッハッ‥は?グアっ!」
俺に蹴り飛ばされたタクトは前のめりに倒れた。
「ヴェッアハッハッハッハッ!!!!!時間差コンティニューだ!」
俺のすぐ横の数字が99から98に変わり消えた。
その時だった。俺の変身が強制解除されたのだ。
「は?」
「なんだ、失敗したと思ったが成功だ。お前の全部は無理だったが一部だけは奪ってやったぜ。」
一部だと‥つまり仮面ライダーか。
だが、やりようはある!
コブラ!
「蒸血‥」
俺はブラッドスタークに変身して応戦する。
そして俺は高速移動でタクトの背後に移動し、殴りつける。
ガィン!
だがその拳は突如現れた盾によって阻まれた。
盾だと‥!?
「盾みたいな攻撃できない武器を奪ったところで意味がないと思ったけど使いようはあるようだな。」
「奪っただと‥やはり貴様か!貴様‥他の七星勇者を殺しただろ?」
「当たりだ。まずは気に食わなかったツメ、そのあとは俺の崇高な考えに賛同しなかった勇者達だ。」
「お前らも例外ではない。礼を言うぜ?わざわざ俺に奪われる為に武器を持ってきてくれたんだからな!」
「抜かせ!アトラの仇だ!」
俺がトランスチームガンを構えた瞬間、殺気を感じてバックステップを取る。その先ほどまで俺がいた場所を弾丸が通り過ぎて行く。
銃弾!?だがそれはステータスに依存するはず!
みると斬り裂かれたカーテンの裏に女性が立っており、皆銃を構えていた。
「驚いてるだろ?Lv250の弾丸の味はどうだい?」
「チッ!」
「来人!ここは退くべきだ!」
ピーターが俺のもとまで走ってきて言った。
俺が後ろを振り向くと女王がクズに抱えられて元康のフィロリアル達が治療しており、尚文も立っているのがやっとな状態だ。
仕方ない。
「撤退だ!お前らは先に行け!俺が殿を務める!」
「しかし!」
「俺を信じろ!行け!」
「撤退だ!」
ピーターが皆を引き連れて謁見の間から出て行った。
一気に相手がいなくなったタクトとアオタツ種と狐耳と銃を構えた女性が俺の方をみる。
「私たち相手に一人残るなんて‥とんだバカね。」
「そうじゃな。愚かとしか言えんな。」
「そうよそうよ!さあ!タクト様!指示を!」
コイツらが追手に来るのはマズイな。ライダーの力が使えない今、俺の手札はブラッドスタークを入れて6枚。その内カースシリーズは2枚。勝てない相手ではない。
「疲れた。」
「は?」
タクトが急にそう言ってボフン!と椅子に座ったのだ。
「どう言う事だ?」
「そのままの意味だよ。ほら力は返してあげるから帰んな。」
そう言うとタクトの体から光の玉が飛んでいき俺に入る。
俺のステータスに変化が起きて俺が今まで解放したライダーが戻ってきた。
「なんだか分かんねえが‥そっちがその気なら俺は帰るぜ。」
俺はバーニングファルコンに変身して元来た道を飛んで戻った。
飛んでいる最中に窓から出ようとしたが、知ってる気を感じた為、廊下を進む。
すると尚文がババアと読んでいた老婆が一人で大立ち回りをしていた。だが老体には酷でどんどん圧され始める。
そして老婆がバランスを崩したところに兵士の剣が迫ったところで俺はそこに降り立ち、老婆を抱えて飛び上がった。
俺が発った地点にいた兵士達が追いかけようとするものの行く手を炎に阻まれているのを横目で見つつ急いでフォーブレイを後にする。
「なんじゃ!鎧の勇者殿!邪魔をするでない!」
「バカやろう!死に急ぐんじゃねえ!」
俺は空を飛び追手が来ていない事を確認してメルロマルクの城の庭に降り立った。
「鎧の勇者様!鎧の勇者様が帰ってきたぞ!」
そこから俺も治療院に運ばれて簡単な治療を受けたあと、会議室へと移動した。
女王は一命は取り留めたもののいつ目覚めるか分からない状態、尚文は女王よりかは状態は良かったが未だ目を覚まさないらしい。
老婆は老体ながら直撃する事なく急所は外していた為、少し治療院にいたらなんとかなるといったところだ。
良かった。だが‥気になる。何故タクトは俺の能力の一部を返した。一度取られるとわかったら警戒されるのに。
それとも余裕ってやつか?
馬鹿にしやがって‥
変身
仮面ライダーゲンム アクションゲーマーLv0
ブラッドスターク
仮面ライダー迅 バーニングファルコン