鎧の勇者の成り上がり   作:JOKER1011

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56話

「まあ、俺たちは?そんな卑怯者じゃねえし?俺たちの気分次第では人質は取るつもりはねえから。そこんとこよろしく。」

 

「グレイプニルロープ!」

 

尚文がフェンリルロッドのスキルでタクトに鎖を巻きつけた。

 

「なあ、このくらいで死んでくれるなよ?まだフォウルが来てねえからよ?」

 

「タクト。ここで良いことを教えてやる。今から尚文はある技を撃つ。だがそれをお前がまともにくらえば大ダメージは必至だ。だがお前が奪った武器の中でいいのがあるだろ?そいつを使えよ。」

 

タクトは一瞬考え込んだが、何か思い付いたかのように盾を出した。

 

「フェンリル・フォースV!」

 

尚文の杖から極太の光線が放たれてタクトの盾にぶつかる。

 

流石、尚文から奪った盾だ。後ろの女達は無傷だ。だがタクトは?

 

「大ダメージじゃん!」

 

「お前‥嘘付いたな‥?」

 

「あ?嘘ついてねえよ。俺はこう言ったんだ。''お前が奪った武器の中でいいのがあるだろ?そいつを使えよ。''ってな。俺は盾なんて一言も言ってないぜ?てっきりヴァーンズィンクローを使ってくるもんだと思ったけどな!」

 

「みんな‥俺は大丈夫だ‥まだ‥やれる‥」

 

 

「タクト様に回復を!」

 

後ろの女達が回復魔法をかけていく。中には支援魔法もいるけどな。

 

「構え!」

 

一人の女の合図で全員がライフル銃を構える。

 

「撃て!」

 

全員が一斉に発砲する。

 

だが尚文は落ち着いた様子で防御を展開する。

 

すると驚くべき光景が映った。

 

なんと女達の弾が全てタクトに命中したのだ。

 

「これが変幻無双流の集と壁の力だ。お前が殺したアトラと編み出した奥義だ。」

 

「よくも!タクト様を撃たせたな!」

 

「撃ったのはお前らだろ?あそこで撃ったってことはタクトがなんとかしてくれるって信じてなかったってことだろ?残念だったな、タクト。コイツらお前が勝つって信じてねえみたいだぞ。」

 

「ほら、回復してやるよ。」

 

尚文がタクトに回復をかけてやる。

 

すると雷が俺と尚文の間に落ちてきた。

 

これは‥裁きか?久しぶりに見たな。

 

これだけの人数でやるとは‥Lv250は伊達じゃねえってか。

 

「尚文。頼んだ。」

 

「任せろ!」

 

俺達に極大の雷が降り注ぐ。

 

しかし、それに合わせて尚文がまたシールドを張った。

 

それに何人かの女が気づいたが、もう遅い。

 

俺達に当たるはずの極大の雷がタクトに降り注いだ。

 

「ガァァァァァァァ!!!!!!!」

 

「タクト様!」

 

「おいおいw学習しろよ。尚文がいる限り俺達にいくら攻撃しようとも全部タクトに跳ね返ってくぜ?まあ、お前らがタクトを殺したいならそのままやれば?」

 

「悪魔‥」

 

「あん?」

 

「この!悪魔!」

 

タクトの取り巻きの女達から口々に声が上がる。

 

悪魔か。久しぶりだな。俺も尚文といたことで悪魔の手先とか言われてたな。

 

「悪魔か。大いに結構。」

 

俺がそう言い返してる間にも尚文がまたタクトを回復させ始める。

 

「魔力が少ないな。」

 

そう言ってポケットから何かを取り出す。

 

お!あれは!

 

「させるか!」

 

女達の中から一人飛び出してきた。

 

あれは‥影か。

 

尚文から奪おうとして‥あ!潰した。

 

果汁が飛び出して辺りに濃厚な酒の香りが広がっていく。俺と尚文はなんともないが、近くでモロに吸った影はフラフラと千鳥足に立って倒れてしまった。

 

「フェンリルフォースVI」

 

尚文が変幻無双流を組み込んで更に極太の光線を放つと、とうとうタクトは耐えきれずに吹き飛ばされてしまった。

 

「お前ら、俺はそろそろめんどくさいから回復魔法かけてやれよ。お前らの仕事だろ?」

 

「言われなくてもやるわよ!」

 

女達がタクトに回復魔法をかけていく。

 

その隙に尚文が杖に魔力を込め始める。

 

さて、俺もやろっか。

 

パワー!

 

パンチングゴングプログライズキーを起動してオーソライズバスターに装填した。

 

"Progrise key comfirmed. Ready for buster."

 

「準備できたか!尚文!」

 

「ああ!いつでも!」

 

 

「プルートオブファー!」

 

「バスターダスト!」

 

「ラグナロク‥‥ブラスター!」

 

オーソライズバスターから撃ち出されたゴリラの拳を模した大型のエネルギー弾とフェンリルフォースの比ではないほどのレーザーが混ざり合い、タクトが放ったプルートオブファーを消し飛ばし、タクトにぶち当たる。

 

勢いそのままにタクトを空中へと吹き飛ばしたのだ。

 

そしてバスターダストとラグナロクブラスターはタクトを巻き込んだまま、ナーガとガエリオンと錬が戦っているレールディアにまで迫る。

 

「な‥!?グゥワァァァァア!!!!!」

 

「「今だ!」」

 

錬がガエリオンを足場にして飛び上がる。

 

錬の剣が赤く輝き、火の鳥を模したエネルギーを飛ばす。

 

そしてそれを挟むように赤い炎を纏ったガエリオンと青い炎を纏ったナーガが追従する。

 

まさに3匹の火の鳥がレールディアを貫いたのだった。

 

だが、まだ致命傷にはなっていないようだ。

 

ベシャッ!

 

そして俺達は目の前に落ちてきた、ほとんどボロ雑巾と化しているタクトに目を向けた。

 

まだ立ち上がってくるのか。

 

「お前もすげえな。普通撤退を選ぶぞ?ここまでやられたら。」

 

「ふむ、ハンデをやる。ほらよ。」

 

タクトの目の前に杖を差し出した。

 

「とれよ。」

 

その瞬間、タクトの目の色が変わり、武器を爪に変えると杖を奪い取った。

 

「これで‥勝てる!」

 

喜ぶタクトに対して錬が上から尚文のために手に持つ剣とは別に腰にさしている剣を投げ落としてきた。

 

「尚文が剣なら俺も剣だ。」

 

俺はゴーストドライバーを腰に巻き、アイコンを押した。

 

ダイブ トゥ ディープ!

 

俺はドライバーを開き、ディープスペクターゴーストアイコンを入れる。

 

アーイ!

 

ギロットミロー!ギロットミロー!

 

ゲンカイガン!ディープスペクター!ゲットゴー!覚悟!ギ・ザ・ギ・ザ!ゴースト!

 

変身が完了して俺はディープスラッシャーを掲げてタクトに向ける。

 

俺は仮面ライダーディープスペクターに変身した。




変身
ディープスペクター
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