鎧の勇者の成り上がり   作:JOKER1011

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67話

「だいぶ情報が集まってきたな。ライトの坊主、グラス。結論から教えてくれ。忍び込めそうか?」

 

「頑張ればなんとかなる。5人いる見張りを誰にもバレずに仕留める必要があるがな。あと次、ライトの坊主って言ったらしばく。」

 

今はちょうど夜だ。夜のうちに絆を奪還、その後シクールに逃げる。もし余裕が有れば絆の力でミヤジを糾弾し、討伐。

 

「しかし、絆を人質にされたら‥」

 

「人質か。されても殺しはしないだろう。殺せば新たに四聖の召喚が可能になる。それは向こうにとってデメリットでしかない。」

 

「そうだな。人質は生きているからこそ、有効なんだ。死んだら意味を為さない。」

 

「ラルク、安心しろ。何かあった時は俺が全ての汚名を被る。どうせ俺はこの世界の人間じゃない。いくらでも被ってやるさ。」

 

「ライト‥」

 

「俺が提案する作戦はこうだ。まず俺とグラスとエクレールとクリスで地下に侵入する。そこで絆を奪還。」

 

「その間、残りは龍刻の砂時計に接近して暴れてくれ。陽動が目的だが制圧してもいい。」

 

「もし、龍刻の砂時計の方に武器を奪う者がいたらどうしますか?」

 

テリスが最もことを言う。

 

「それかあ。考えてなかったな。」

 

「構わん!」

 

「ラルク。」

 

「要するに奪われねえようにすればいい。だろ?」

 

ラルクが俺の方を見てニヤリと笑う。

 

「まあ、かなり無茶苦茶なことを言っているのは分かってる。正直いい作戦ではない。だがやるしかない。」

 

その夜、俺達の作戦は決行された。

 

俺は仮面ライダーディエンドに変身して様子を窺う。

 

見張りは相変わらず5人。

 

俺は空に向けて銃を撃つ。

 

見張りが何事かと光弾の方を見た瞬間、俺達は駆け出し、見張りを制圧。

 

縛りつけて物陰に転がしておいた。

 

中に入るとメルロマルクの地下みたいな岩肌ではなく、まるでコンクリートに囲まれた地下道が現れた。

 

警報装置は‥ないと信じたい。

 

俺達は走る。

 

しかしクリスが途中で止まった。

 

「ペン!」

 

「どうしたの?クリス。うんうん。扉に触れるな?」

 

「テレポートの罠?」

 

テレポートか。どこかに飛ばされる。

 

「どんな罠でも力技で何とかなると思ったが‥テレポートは流石に無理かもな。」

 

「どうするんだ?」

 

「扉を破壊‥しようかと思う。」

 

俺はディエンドライバーを扉に向ける。

 

「いや、もしかしたらミヤジに会えるかもしれない。乗ってやる。」

 

そう言い、グラスは扉を開けた。

 

すると俺達は光に包まれ、視界が一瞬で切り替わる。

 

そこには武器を持った男女が5人いた。

 

その中に一際目立つ黒服黒髪でバイオリンを持つ男が歩いてきた。

 

「お前が異世界の武器の勇者か。」

 

そいつが呟く。

 

キザったらしい野郎だ。

 

幼さが残るが、クールそうな外見を持つ野郎だ。

 

「そう言うお前は楽器の眷属器に選ばれた宮地だな。」

 

「これはこれは。お初にお目にかかります。宮地秀正という者ですよ。」

 

礼儀正しそうに見えて慇懃無礼だ。

 

「お前らは無断でこの国に密入国しただけでなく、城内に押し入り、挙句、龍刻の砂時計を襲撃。例え勇者だとしても許されざる大罪だと私は思いますが?」

 

「何を言う。お前らが絆を拉致したテロリストだって事は分かってんだ。それに絆が作り出した式神が語っているぞ。なあ?グラス。」

 

返事がない。

 

俺は隣を見るが、そこにはエクレールしかいなかった。

 

「な!?」

 

「ああ、分断させてもらいましたよ。」

 

「話を戻します。ですから私達は知らないと何度も言っているのですがねぇ。これだけ潔白を訴えているのに、この仕打ちとは‥風山 絆とその仲間達は何をしてもいいと考えているようだ。同じ勇者として悲しい限りです。」

 

「黙れ。四聖暗殺に加担した痴れ者の癖によくもそんな被害者ヅラができる者だ。厚顔無恥とはまさにこの事だな。」

 

「貴方はこの世界の別の世界の勇者なんでしょ?なら大人しく帰ってくれませんか?」

 

「そうも言ってられねえんだな、これが。ほら、俺の横にいる騎士さ?この国の眷属器に選ばれたんだわ。」

 

そう言ってエクレールの方を見るとエクレールはアピールするように刀を抜いた。

 

「つまり仲間が選ばれちまったから無理だし、絆やグラス、ラルクにテリスにエスノバルトは俺のダチなんだよね。だから見捨てられねえ。」

 

「ふん!馬鹿馬鹿しい。」

 

「お前がバカバカしいとか思ってんのはどうでもいい。教えろ。何故、絆以外の四聖を殺した。」

 

「アイツらは自分が強くなったように振る舞うからよ?目障りだったんよ。だから殺した。」

 

「それだけか?」

 

「それだけだ。」

 

コイツはダメだ。

 

俺はカードをディエンドライバーに挿していく。

 

「おしゃべりはここまでだ。死ね‥!勇者!!!!!」

 

宮地の声とともに兵士がなだれ込んできた。

 

カメンライド!キバ!

 

カメンライド!レイ!

 

カメンライド!イクサ!

 

カメンライド!G4!

 

兵士達と俺が召喚した仮面ライダー達の乱戦が繰り広げられる。

 

カメンライド!歌舞鬼!

 

カメンライド!ゲイツ!

 

カメンライド!剣!

 

カメンライド!パンチホッパー!

 

「更にダメ押しで行くぜ!」

 

カメンライド!BLACK RX!

 

カメンライド!コーカサス!

 

カメンライド!電王!

 

カメンライド!アギト!

 

俺は計12人の仮面ライダーを召喚した。過剰戦力かもしれないが気にしない。




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