宮地がバイオリンの弦を弓で擦るとバイオリンの音色とともに音符型のエネルギー弾が俺達‥いやエクレールに迫ってきた。
「エクレール!」
俺はエクレールを押し倒すように飛びつき、エネルギー弾を‥いや当たった。
「ぐっ‥」
「ライト!」
「ふふ、狙いは違いましたが当たりましたね。思わぬ誤算です。しかし結果的にはいい。」
「何言ってやがる‥」
俺が立ち上がると同時に俺の鎧から光の玉が飛び出し、変身が解除された。
タクトの時と同じ!って事はコイツ!!!!
宮地‥テメェも波の尖兵か。
俺は辺りを見渡すが、召喚したライダー達は消えていなかった。とうやら全て奪われたわけではないようだな。女神様々だな。
「おや?僕としては鎧を全て奪うつもりでしたが一部しか取れませんね。まるで何かに守られているようだ。」
「では‥これをマルド。君に。」
そう言い、指で光の玉を操ってマルドに与えた。
「うォォォォォォ!!!!!力が!!!!みなぎる!!!!」
マルドの鎧の胸部分に俺の鎧に似た模様が刻み込まれた。
そしてその身を重厚な鎧が包んだ。
一瞬身構えたが、俺は落ち着きを取り戻した。そうだよな、この世界出身の奴が仮面ライダーを知ってる訳ないよな。
俺は急いでステータスを確認する。
まただ。ブラッドスタークだけになってる‥
仕方ない。
俺はブラッドスタークに変身して迎え撃つ。
「おらっ!」
ガィン!
俺は奴の胸に右ストレートを叩き込むが少し凹ませた程度にしかならない。
「流石ですな!ミヤジ殿!」
「そうでしょう?マルド!」
マルドが気持ち悪い笑みを浮かべながら宮地を褒め称える。
「いやはや‥流石ですわ!」
俺達はその人物の顔を見て驚いた。
「な‥どうして‥!」
「ビッチ‥テメェは何人いるんだ‥ゴキブリかよ。」
「ゴキブリとは失礼ですね。私は何度でも甦る。まさに!神に愛されているのですよ!」
うっわ!気持ち悪っ!ど◯森の如く、踏み潰してやろうか!
コブラ!スチームアタック!
銃口からコブラ型のエネルギーが飛び出し、宮地達に迫る。
「むっ!ミヤジ様!ここは私めが!」
マルドが両腕を交差してコブラの前に躍り出る。
マルドに当たった瞬間、大爆発が起きる。
煙が晴れ、そこには。
「嘘だろ‥」
鎧の腕の部分が黒く焦げたマルドがニヤリと笑いながら立っていた。
見たところ、奴にダメージはなさそうだ。あったとしてもHPをミリ削っただけだろう。
「さて、今度はこっちの番です!!!!」
マルドが俺達に腕を向ける。その瞬間、肘から先が俺達に向けて射出された。
「ロケットパンチかよ!!!」
俺とエクレールは避けるが、まだ追ってくる。
「追尾式ですよ!さあさあ!!!踊りなさい!!!」
アイツ‥キャラ変わりすぎんだろ。
「きゃっ!」
「エクレール!!!」
左腕がエクレールの顎を捉えた事で一回転しながら地面に叩きつけられた。
エクレールは刀を杖代わりにしてなんとか立ち上がろうとするが、脳震盪のせいで思うように力が入らない。
それを見たのか、俺に来ていたロケットパンチは急旋回でエクレールへと向かう。
「マズイ!!!!」
俺は急いで走り、エクレールのもとにたどり着く。
しかし、ロケットパンチはすぐそばにまで来ている。
俺はそのままエクレールを抱きしめる。
鎧は防具。ならば‥エクレールを守る防具となろう。
バギッ!!!
変身
ディエンド
ブラッドスターク