何かがくる!!
ブラックホールのように飲まれるか!
地割れが起きて全てが地の底に沈むか!
俺達は身構えるが、何も起きなかった。
「さあ!今こそ女神様の降臨だぁ!!!!」
転生者の内の誰かが叫ぶと、あの女‥ビッチ2としようか。ソイツが淡く光り始め、宙に浮き出す。
そして、どんどん光が強くなり、その光がなくなった時、そこには1人の女がいた。
なんだ‥?初めて見るはずなのに、どこかで見たような‥?
「皆様、ありがとうございます。皆さまの活躍で私はやっと、この地に舞い戻る事が出来ました。」
「私はあなた方をサポートする為に自身の分身をこの地に遣わしておりました。それはそちらの方も同様です。」
そちら‥?つまり俺達の方‥
‥なるほどな。
「つまりビッチ‥いやマルティ・メルロマルクって訳だな。」
俺の推理に皆が驚く。
特にクズさんが一番驚いている。
なるほどな。通りでメルティや女王、そして改心したクズさんとは似ても似つかない訳だぜ。
「私の名はメディア・ピデス・マーキナー。あなた方は随分マルティを酷い目に遭わせたようですねぇ。」
「さあ!みなさん!かの者達は私の分身を知らなかったとはいえ、筆舌し難い程にまで苦しめた蛮族です!遠慮はいりません!やってやりなさい!我が神兵よ!」
メディアの声に転生者達が沸き、武器を構えて突撃を開始した。
「総員!応戦だ!!!!」
尚文が叫び、こちらも武器を構えて突撃を始める。
「死ねぇ!神に仇なす蛮族め!」
剣を構えた男が俺目掛けてその剣を振り下ろす。
「消えろ!」
俺は挿したプログライズキーをもう一度押す。
すると右脚にデストアナライズが巻きつき始める。
「エクスティンクションインパクト!」
俺の中段蹴りは敵に当たり、近くにいた転生者達を巻き込みながら爆発した。
「神が相手ならこれだ!!!!」
「真カースシリーズ発動!」
俺の腰にゲーマドライバーが巻き付き、俺は紫色の大きなガシャットを鳴らした。
ゴッドマキシマムマイティX!!!!
「グレードビリオン!変身!」
マキシマムガシャット!
ガッチャーン! フゥゥゥメェェェツゥゥゥ!!!!!!
最上級の神の才能!クロトダーン!クロトダーン!
ゴッドマキシマームエーックス!
「いくぞ!!!」
俺は太陽光を集めたレーザーを放ち、味方を巻き込まないように辺りを照射する。
しかし、それをメディアは見ていた。
「ほう、あの男が厄介ですね。」
俺は奴に聞こえるように叫ぶ。
「答えろ!何故、波を起こした!!そのせいでどれだけの人が死んだと思ってる!!!」
「何故って?決まってるじゃない。私自身が強くなる為よ。貴方達でいうところのレベルアップよ。ただそれだけ。それに犠牲はつきものって言うじゃない?」
それだけ‥?それだけの為に‥
許せねえ。
「第一、貴方達勇者は多すぎるのよ。何人か死んでよ。」
「させるか!!!」
俺はみんなを守る為に前に出る。
「来人!?」
「尚文か。やっぱり考える事は同じか。」
「あら、残念。」
「絶対必中、絶対即死『インフィニティ・デストロイヤー』貴方達は死んだ。」
メディアがそう言った瞬間、尚文がさらに俺の前に出て防いでくれた。
「はぁ‥本当は力を使うから嫌なんだけど‥」パチン!
メディアが指を鳴らした瞬間、俺達は死んだ。
文字通り、一瞬でHPが0になったのだ。
「めんどくさいから、貴方達の過去、現在、未来、並行世界、分岐世界、その全てに向けて攻撃をしたわ。」
体が徐々に細切れになっていき、俺の意識も遠のいていく。
そして完全に途切れる瞬間、ある声が聞こえた。
「そうはさせない。」
それを最後に俺の意識は途切れた。