城に戻った俺をピーター達が出迎えた。
「本当にライトですか?」
「疑ってんのか?」
「そりゃそうだ。アイツこの世界で死んだ奴を復活させて手駒にしてやがる!」
「ナーガの言う通りよ。敵の中に何人三勇教の残党に殺された街の人達を見たか‥」
「ああ、彼らをもう一度斬らねばならないと悟った時は手が震えた。」
ターニャ‥ターニアは何も言わない。俺が本物だと知ってるから。
「それなら私が判断致しましょう。」
「セバス。」
「私ならば貴方が嘘をついているかどうかが分かります。」
「貴方は本物のライトですか?」
「ああ、本物だ。」
「‥‥間違いないですね。まあ、メディアが私の分析を掻い潜ってくる程ならば分かりませんが。」
追求が終わり、俺の潔白が分かったところで俺は1人自室に戻る。
「この力‥俺は使いこなせるんだろうか。」
話を聞いた感じでは、俺が死んでから復活するまで1週間経ったようだ。
1週間もの間、奴らと戦い続けて死んだ奴がメディアの手駒として生き返る。
聞いた話ではアトラも復活したとか。
「どうかしてるぜ。死者を弄ぶなんて。」
だが、明日でそれも終わりにしてやる。俺はそう誓い、眠りについたのであった。
次の日、俺達は再び戦場に赴く。
もう既にメディアとメディア率いる転生者軍が陣を敷いていた。
「みなさん!愚かな人達が来ましたよ!さあ!滅ぼしてしまいなさい!」
さて見せるとしようか。
俺の腰がバチバチと光りだし、金色のベルトが現れた。
そして俺を中心に巨大な金色の時計が地面に現れる。
「変‥身!」
俺はベルトの両端を叩いた。
祝福の刻!
最高!最善!最大!最強王!
逢魔時王(オーマジオウ)!
俺の現時点での‥ターニアから聞いたが平成の最後のページに書かれてあるオーマジオウに変身したのであった。
「それがどうしたのです!行きなさい!」
メディアが命じて俺を潰そうと転生者達が殺到する。
「あの力!欲しい!」
「俺のものだ!!!!」
俺は無言で手を払う。
それにより俺に向かってきていた転生者達が消えてしまった。
「!?」
俺に殺到してきていた転生者達が急ブレーキをかけて止まる。
そりゃそうだ。ただの手の動きだけで目の前にいた奴らが消えたからだ。
尚文の号令でメルロマルク軍が突撃を始めた。
俺はすぐにメディアのもとまでたどり着く。
「よう!クソ女神。お前を消滅させにきたぜ。」
メディアが空中に巨大な手を召喚して俺に殴りかかる。
「甘いんだよ。」
俺は拳の軌道上にブラックホールを出し、それを消す。
その時、あちらこちらの軍勢から声が上がる。
「な!?なにを!?」
「尚文がやったか。」
俺は昨日寝たため、作戦会議に参加できなかった。
だから今日説明された。
俺がメディアの注意を惹いている内に尚文が無理矢理従わされている武器を解放する。
あの感じだと、こちら側に何人か選ばれた奴が出たか。
「把握しました。武器を奪ったのですね。ならば取り返すまで!」
メディアがほくそ笑みながら力を行使する。
しかし、俺が平然としているのを見て顔を青くする。
「なんだ?休憩時間か?」
「何故貴方は奪われないのですか!」
「さあ?知らね。」
嘘である。因果律を弄り無効化させているだけだ。
その時、周りから声が聞こえる。
「お、おい。どうする‥?」
「勝てなくないか?」
そう言う声がチラホラと聞こえたと思うと転生者達が逃げ始めた。
「ふぅ‥仕方ありませんね。」
メディアも俺の前から姿を消した。
(ライト。)
「ターニア?」
(今、私は貴方の心に呼びかけてるの!奴は本拠地に戻った。座標は送った。尚文と錬と元康と樹とラフタリアも向かってるわ!)
「分かった!俺も続く!」
俺はクウガからビルドまでのライダーを召喚して戦いに向かわせるとすぐに尚文達の後を追った。
追いかけている最中に鎧が一瞬ピリついたが、すぐに収まった。
「やろう‥何か仕掛けてやがるな!」
俺は更にスピードを上げ、向かってくる転生者達を轢きながら急いだ。