「間に合った‥」
良かった‥まだ誰もやられてない‥
「何故だ!?何故、力が!!!!」
「俺達やグラスの世界の四聖武器がこの世界に楔を打ち込んだ。これでお前はこの世界に結びつけられ、更に神としての力は無くなったぞ。」
「おのれええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!」
メディアは剣を手に出現させて尚文に斬りかかる。
「ふん!」ガキン!
俺は高速移動で動き、ザンバットソードで受け止めた。
「鎧の勇者!もうここまで!」
「お前の行くところはバレバレだ。よう諦めろ。お前は滅びる運命だ。」
「黙れ黙れ黙れ!!!!私は!!!!女神だ!!!やられるはずはない!!!!」
メディアが体内の魔力を練り始め放つ。
「ディフェンスリンク!流星壁!」
尚文のスキルが光り、全ての魔法を阻む。
「0の槌!」
尚文の後ろから飛び出したラフタリアの槌がヒットし、メディアのこめかみから血が流れる。
「よくも!私の高貴な顔に傷をつけたな!」
メディアの剣がラフタリアに向かう。
「私の剣は無限倍速を無限にする究極の最強剣技!お前に見切れるはずは無い!」
そう言い、剣を振り上げる。
「クロックアップ!」
俺は武器をクナイガンに変えて高速移動で振り下ろされた剣を弾きメディアを斬りつける。
「はぁっ!」
な!?ラフタリア!?ついてきてやがる‥
ラフタリアも通り過ぎながら殴りつける。
クロックオーバー!
「お前の無限はその程度か?遅いな。」
だがラフタリアは攻撃の手を緩めない。
「貴女には数限りない恨みが、それこそ星の数ほどあります。貴女さえいなければ私は何も知らず、平和に……私の周りにいる人々の全てが、理不尽な悲しみに涙する事はありませんでした!」
「貴女は自分がどれだけの事をしていると思っているのですか? 世界を意のままに操り、苦しめ、生きようと足掻く者をあざ笑って、災害を起こして……その果てにこれですか!絶対に、絶対に許される問題ではありません!」
錬達は?俺はそちらを見ると必死に見ようとしているが追い付けていない3‥いやいつの間にか来ていたフォウルを含めた4人がいた。
「アル・リベレイション・オーラ極!」
尚文の支援魔法でようやく4人も追いついてきた。
「グングニルMAX!」
「じゃあ俺も!神魔滅殺撃MAX!」
元康の槍が顔を、フォウルの拳が胸にヒットし貫通した。
槍が通り、メディアの頬からツツーと血が流れる。
「楽に死ねると思うなよ!!!」
「こっちもいるぞ!!!」
「バリアブルメサイアMAX!」
「流星剣MAX!」
錬の剣がメディアの剣を弾く。そして懐に飛び込みゼロ距離で無数の星が刺さる。
「アルテミスMAX!」
尚も抵抗するメディアの胸に矢が刺さり、爆発する。
おお!派手だねぇ!
「みなさん!下がって!」
そう言うと樹の持つ弓の形が変わり、弓がついた銃のような形に変わる。
「ムーンライトバスターMAX!」
銃口から極太のレーザーが放たれ、メディアを包む。
「おのれぇぇぇ!!!!!」
「ですが、まあいいでしょう。まだ世界は沢山ある。精々仮初の平和を楽しむことね。」
その言葉に俺は吹き出してしまう。
「お前バカか?楔で逃げられねえって言ってんだろ?頭沸いてんのか?」
「殺す!!!絶対に殺す!!!!」
勝ち誇った目がつり上がり、俺達に敵意を剥く。
「かいざーねいるまっくすー!」
俺達の後ろから刃状のエネルギーが飛び、メディアを斬り裂く。
「フィーロ!」
「ごしゅじん、まにあったよ!!」
「我らも行くぞ!!!」
俺の仲間が追いついたな。
「玉変換!戦士!ギガブレイクMAX!」
「ボルケニックハリケーンMAX!」
「具現化!四霊の息吹MAX!」
「スターダストブレイドMAX!」
「サウザンドナイフMAX!」
「全員退避!」
俺は上空から隕石を降らす。やろうと思えば無数に振らせるが仕留めるために一個に集中だ。
「そんなもの当たる前に避ければ‥」
「ディメンションウィップ!」
突如何者かが振るう鞭が逃げようとするメディアの足を捕らえる。
「やっと追いつきましたよ!ライトさん!」
「追いついたわよ、ライト。」
「ラック!ネロ!」
ラックの手には斧、ネロの手には鞭が握られていた。
「ラック!私が抑えているうちにやりなさい!」
「ありがとう!ネロ!」
「グランドスマッシュMAX!」
「追いついたぞ!ナオフミ殿!」
クズさんが杖を振るい、隕石を凍らせる。
「これは妻が得意とした氷と炎の境界じゃ!」
「私だって!」
メルティが演奏魔法で更に隕石にかかる魔法を強くする。
「離せぇぇぇぇぇ!!!!!」
メディアは必死に鞭を斬ろうとするがラフタリアがさせない。
「グラビティハンマー!」
「ぐふっ‥」
ラフタリアが振り下ろしたハンマーにより更にメディアが地面に縛られる。
隕石が炸裂し、辺りに大爆発が起きる。
その瞬間にピーターとクズは同時に魔法障壁を張る。
煙が晴れるとメディアは泣いていた。
「パパ‥どうして私にひどいことをするの?」
メディアはマルティの声を使い、呼びかける。
クズは一瞬閉じた目を開き、言い放つ。
「黙れ!貴様のような人々に災厄をもたらし、その不幸を笑うものなど私の娘ではない!貴様は悪魔だ!」
「者ども!正念場じゃ!畳みかけるんじゃ!」
「ドリッド・スラッシュ! スローインMAX!」
リーシアが斬り込み、そして距離を離して短剣を投げつける。
「白鯨・勇魚撃、最大!」
サディナが水で構築した水のクジラにモリを突き立てて水を大量に降らせる。
「私を忘れてもらっては困ります!」
「剣舞極ノ型・無、最大!」
グラスが連続で斬りつける。
そして水が来る前にグラスは退避し、大量の水がメディアに降り注いだ。
「いい加減にしろよぉ!!!!!!」
「貴様ら全員魂すら残さずに殺してくれるわ!!!!その後は‥この世界ごと消してくれるわ!!!!」
メディアがスピードを上げ始める。
尚文も周りに魔法をかける余裕がないのか、今動けるのは俺と尚文とラフタリアとアトラだけだ。
「絶対必中、絶対即死『インフィニティ・デストロイヤー』お前等は死。過去、現在、未来、並行世界、分岐世界、因果律、この世の全ての事情にも何者にも阻止出来ず、ただ、消滅あるのみ! 無限、永遠、亜光速でもたらされる死を思い知れ!」
メディアの全身全霊の神の一撃が放たれる。
「やっちまえ!尚文!」
「おおお!!!!!」
尚文が盾を構える。
「あっはっはっはっ!!!!!言ったわよねぇ!!!絶対即死って!!!!死んだわ!!!!」
「しかし、この攻撃は尚文や尚文が味方だと認識している者達に対して効果はなかったのであった。」
俺は未来ノートにサラサラと文章を書く。
「アトラ!やるぞ!!!」
「はい!!!!」
「「増幅反射!!!!」」
「どりぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
受け止めたメディアの攻撃をそのまま跳ね返す。
まさか跳ね返されると思ってなかったのか、メディアは避けられずにモロにくらう。
「私の攻撃を!!!!!だが、これは私の力!!!!私は死にはしない!!!!!」
「耐えられるか‥!!!!」
「尚文!!!任せろ!!!!」
俺はベルトの両端を叩く。
すると俺は黒や金の光や炎に包まれる。
終焉の刻!!!
俺はそのまま飛び上がり、ライダーキックの体勢に入る。
「逢魔時王必殺撃!!!!!!!」
キックが顔に炸裂する。
「わざわざ攻撃に入ってくるとは!!!よほど死にたいらしいな!!!!」
「無駄だ。この攻撃は尚文が味方と認識している者にはくらわん。それに俺の加護が死なせやしない。その傷をつけた者の加護がな!」
「加護‥傷‥そうか!?あの小娘!!!!!!!」
「完全に消え去ってしまえ!!!!!」
俺は顔面を蹴り抜き、宙返りで尚文のもとに着地する。
「こんな‥こんなことって!!!!!!!!!!」
メディアは大爆発を起こし、完全に消滅したのであった。
「やっと終わったか‥」
「ああ。」
「思えば俺が思い描いていた愉快な冒険譚とは違ったな。」
「それは俺もだ。だがこれはこれでよかったろ?」
「まったくだ。」
「勝ったのか?」
「ああ。」
エクレールが俺のそばまで来たため、そう答える。
「俺達の‥勝ちだ!」
尚文がそう告げ、辺りには歓声が巻き起こった。
こうして長きに渡る戦いは終わったのであった。