途中まで考えてたひびみく聖遺物化エンドの文をそのまま改造したもの。
ちなみに終末要素はほとんど生かされません。だれか書いてくれください
「ねぇ…響」
そう言った彼女の体は、とても人間のものには見えず
「私…ちゃんと…響のこと守れたかな…?」
その体はすでにどうしようもなくボロボロで。陽だまりは太陽を守るためにその身を捧げたのだった。
伸ばした手はすり抜けていき
「未来ぅぅぅぅ————ッ!!!!」
落ちる涙は地面を濡らしていく。
「ごめんね、ひびき」
ここは、正史とは違う世界
これより語られるは、聖遺物と融合してしまった太陽とその陽だまりの旅の途中のワンシーン
———シェムハとの戦いから何千年もの時がたったある日
街の道端にある屋台の匂いにつられたらしく、そこには琥珀色の瞳の少女の姿が
「おばちゃん!これ一つください!」
「はいよ。お嬢ちゃんは元気いいからねぇ〜。いっぱい食べなさんな。ほい、隣の子の分もおまけしちゃるよ」
「おおお!これは美味しそうですなぁ〜
ありがとう!おばちゃん。」
「どうもご贔屓に〜」
どうもそのお好み焼きを響がとても美味しそうに食べているを見ると手が伸びるらしく。
聖遺物となってしまった身に食事など不要となってしまったのだが、未来は、太る心配をしなくてもよくなったと考えることにしたらしい。
「ちょっと、響。全部一人で食べないでよね」
「わかってるよ未来〜。ちゃんとあげるって」
「もう、こんな口につけて。ほら響、こっち向いて。拭いてあげるから」
「ありがと、未来。でもこれ前のところで食べたのより美味しいんだよ。お腹も減ってたしもう止まらなくてさ。」
あてもなく彷徨う二人旅の途中、道すがら食べた同じような粉物を思い出しているらしい
「ふふっ。相変わらず響は食いしん坊ね」
「でもね、買ったのが食べ物だけだと思ったら大間違いだよ!」
腕にさげた紙袋から彼女が取り出したのは
「響。これ、中に何が入ってるの?」
「ドライフラワーって言って、このお花のいい香りがずっと続くんだって!ほら、今日は未来の誕生日だからさ、ほんとは花束とかもっとあったと思うんだけど…旅してる私たちに花束はちょっとかさばるかな、と思って」
「ひびきぃ〜」
思わず抱きついてしまった未来。プレゼントは物ではなく気持ちだと言わんばかりである。周りの目など気にならないほど嬉しいらしい。
「ところでこの花、なんて言うの?」
「うーん、なんて言ったかな〜。えーっとね〜。あっ、そうだ。スターチスっていったっけ」
ほんとは、忘れることなく覚えていた花の名前をわざと吃ったのは、花屋の人から教えてもらった花言葉のせいなのかもしれない
「ほんと、不器用なんだから…」
薄々、花も、その花言葉にも気づいていた未来は、小さな声でそう呟いた
「未来〜、今なんて言ったの〜?」
「響には内緒」
でも、そう言った彼女は、とても嬉しそうだった
「でも誕生日プレゼントは、これで終わりじゃないよ!来て、未来!」
そう言って駆け出した響
慌てて追いかける未来
「ちょっと待ってよ、響〜」
結構な距離を走り、辿り着いた見覚えのあるその場所は
二人で流れ星を見た丘だった
タイミングよく流れ始めた流星群はあの日を思い出させて
「…響」
「なあに、未来」
「ありがとう」
「どういたしまして。こちらこそ、生まれてきてくれてありがとう。未来。大好きだよ」
響の言葉に、未来の顔が少し赤くなり
そのまま座った二人は指を絡ませて手を繋ぎ
そっと唇を合わせた
最後までキスさせるか悩みました
あと、最初のは本編で落ちる響が先に手を離してしまったことを思い出して書きました。それが書きたかっただけともいう
ところで、スターチスの花言葉は「変わらぬ心」
スターチスは花束で主役になる花ではないので、今回はドライフラワーになってもらいました
今回のビッキーは途中までちょっと乙女なのでイケメンさが足りないと思いました まる