GOD EATER「Past you and Now I」   作:Pumpghost

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どうも。お待たせしました。
えーと、多分ぐっすりの方がほとんどだと思います。
すみません、最近携帯の契約会社がなんだか電波の新設をやってるみたいで、よく電波が切れます。
おかげで4000文字が一気に吹っ飛んだので、書き直したら、まあ、こんなことに……。
とりあえずどうぞ。


旧友-Two mans and same thinking-

エレベーターからしても、鉄骨だらけのフロア移動用より、ラウンジ移動用がいかに金がかかるかを気がつく。

 

「一体なんの素材を使えば木材からこんなに光沢がするんだ?」

「私もよくわかりません。しかし、これはかなりの金額がかかったのでしょう。」

「まあ、フライアで過ごした俺らが言うのもなんだが……」

だが、止まったこのエレベーターのドアの先はさらにすごい事になっていた。

中央の大きなバーカウンターを始め、テレビ、ピアノ、ビリヤード台とたくさんのソファーが、地下のエントランス並みの広さを持つこのスペースを、上手く活用した配置になっている。床は木製で、チェック柄のレッドカーフェットが丸く敷かれている。壁は白と金でゴージャスな雰囲気。一定間隔の灯火みたいな綺麗な照明は部屋を優しく照らしている。しかもデカイスピーカーから静かな雰囲気のBGMが添える。一見して、大人の空間ってのを醸し出しているかのようだ。

 

「すごいね。こりゃあ。」

「こんな場所、見たことありません。」

「それはそれで意外だけど。」

「え?」

「いや、なんでもない。」

てっきり軍閥出身なら、こういった所は何度か目にしたんじゃないのかと思ったからだ。

いや、ただのこっちの偏見かな?

 

「あ、貴方は!確かフライアにお邪魔した時に!」

左に、ブラウンの長い髪の女性がいる。白いシルクドレスと、首と腕の彩りの小さい飾り。

 

「あ、えーと……ユナさんでしたっけ?」

「その、ユノです。葦原ユノ。」

「……すみません。」

どっかに穴ないのかな。ものすごく今自分という存在を消したい。

 

「隊長、こちらは?」

「あー、ロミオさんによると、かなり有名な歌手だって。」

「い、いいえ、それほどでも。」

「そうですか。ブラッド所属、シエル-アランソンと申します。副隊長のサポート、戦術と戦略の研究をさせて頂いております。」

「葦原ユノといいます。えと、そちらは?」

「あ、はい。稀羅-ペル-メルディオといいます。そういや紹介まだでしたね。」

「そうですね、あの時すれ違った感じですから。」

ふと、ロミオさんが倒れないように支えながら彼女にぶつかってしまった時を思い出した。

 

「シエルさんが仰る副隊長はどちら様ですか?」

「こちらです。」

 

シエル、頼むから他の人にしてくれないか?この瞬間だけでもいいからさ。

 

「あ、そうなんですか。隊長には先ほど挨拶を交わったもので。」

「そう、ですか。まあ、ご覧のとおり、あんまそんな柄じゃないんで。」

「副隊長、それは自分を卑下しすぎでは?」

「いや、いいんだ。」

 

そこは突っ込まないでおくれ、シエル。副隊長になって早速懲罰房に向かった私でございますから。

 

「あ、シエル!探したぞ。」

おや、虎の話をすれば本当に来るんだね。

ジュリウス隊長は既にここにいた様だ。

 

「はい、なんでしょう?」

「ちょっと話しておきたいことがある。2人とも、ちょっと借りていいかな?」

「俺はいいですよ?どうぞ。」

「私も構いません。」

「それでは副隊長、ユノさん、後ほど。」

「へい、いってら。」

 

隊長とシエルは、外の風景が楽しめるほぼ全部巨大が、ガラス製の窓で出来た向こうの壁に行っちゃった。

 

「副隊長さんはなんのお仕事をなさっているんですか?」

「え?うーん、特にこれと言った仕事はないですけど、単純に隊長の手が足りない時にそれを手伝うって感じです。」

「十分立派な仕事ですよ?」

「ならいいですが。はっきり言ってあまり自覚ないですから。」

「そうですか?」

「いきなり任されたもんで。しかも大した仕事はしてないですし、」

「そう仰らずに頑張ってください。貴方の仕事が必要になってくる瞬間はいくらでもありますので。」

「……そうします。」

 

ここまで語られてしまったらなあ。まあ、でもそろそろ本気だしてやって見ないと。後になって後悔する前に。

 

「はい、みなさんご注目!」

そして、時刻はいつの間にか6時を過ぎ、コウタ隊長の司会の基に、歓迎会が始まった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ここにいたのか、ギル。ミッションとか行くのか?」

「ああ、稀羅か。そうだな。ああ騒がしいのはちょっと苦手でな。」

「またそんな大人ぶった意見して。別にいいけど。」

「そっちこそ、もういいのか?」

「こっちなりに楽しませてもらったよ。ご飯も食ったし。後は、働かないとね?」

「はは、そうなるか。」

 

コウタ隊長、ジュリウス隊長のなかなかいい演説と、ユノさんの歌で場が盛り上がった。

初めてその人の歌を聴き、あ、これはみんな好きになれるもんだと思えた。希望と明るさに満ちたその歌詞と曲調は、人の心を優しく包むようないい歌だった。

それが終わってからは、晩餐会のようなもんになり、今はナナとロミオさんが皿の数で最高記録を更新しているだろう。

飯はそこそこ食って出てきた俺は、エントランスでディスプレイを眺めるギルに会った。

 

「うっし、んじゃあ行こうぜ。ちょうど良さそうな奴がある。」

「お!ギルじゃないか!」

そこで、階段の方から声がした。

 

「ハル……さん?」

 

おや、知り合いかな?

ギルは相当驚いたって顔をしている。

 

「極東に来てりゃ言ってくれればいいのに。」

「いや、ここにいるって知らなかったんすよ。」

「あれ?言わなかったっけ?いやあ、いろんな支部を流れ歩いているしな。にしてもそうか……グラスゴー以来かな?」

「そうですね、そういや極東出身でしたっけ?」

 

そうやって語り合う2人だが、どうやらお互いの顔を見ていない。違う方向を見ながらも、なんだか同じことを考えている様だ。例えばグラスゴーって所での思い出とか。

 

「この人、誰?」

「ああ、すまん。真壁ハルオミ。以前グラスゴー支部で一緒にチームを組んでいた。」

「へえー、そう?」

 

濃い緑の髪、派手なジャケットと赤いズボンに、白いブーツ。そこからしてもかなりのファッションセンスの持ち主に見える。顔も結構美顏で、耳には2つのピアスまでしている。こりゃあモテる男の一例かもな。

 

「ハルさん、今所属してるブラッドの副隊長です。」

「ああ!ブラッドか!うっすら聞いたよ。よく知らないけどさ。俺は第四部隊の隊長だ、といえ、極東はゆるくてな。ブラッドほど部隊編成はしっかりしてないと思うぜ?」

「ハルさん!榊博士への報告、先に行ってますよ!」

「へいよ!」

 

2階にある女の子がいたが、よく見えなかった。

 

「今のは第四部隊の唯一無二の隊員の台場カノンちゃんだ。ちょっと色々たよりないけど……出るとこ出てるからまあいいかな、的な?」

「またセクハラで査問会に呼ばれますよ?」

相当やばい人に会った気分だわ、これは。てかギル!またって何よ!またって!

 

「まあ、そんなわけで、こいつに何かあったら遠慮なく声かけてくれ。斜に構えてるこいつの扱い、俺は相当プロだぜ?」

「ハルさん!」

「はは、冗談よ。そんじゃ、失礼するぜ。ギル、近々飲むぞ?またな。」

 

2階に登って消えた彼をギルはずっと見続ける。しかもその後同じ所を何分間も。

 

「ギル?」

「ん?ああ、すまん。ミッションだったな。」

「いいよ、あの人ともうちょっと喋りたいなら。」

「いや、行こうぜ。大丈夫だ。」

「OK。そんで?オススメのミッションって?」

「あ、それは……」

 

ミッションカウンターに動きながらそう言っている彼の目は、やっぱり違うことを考えているかの様だった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ステージ、鎮静のお寺。ターゲットは、グボログボロ2体。危険度はギルが考慮してくれたお陰か、6だ。データベースにはデカイ魚の様な写真が一枚だ。基本属性は水、つまり炎か雷属性に弱いということ。なかでもヒレの部分は特に脆く、切断でも破砕でも効くらしい。

 

「で、スピアっていつチャージすればいいと思います?あたしは向こうが一旦下がった時だと思いますけど。」

ただ、同行人が……

 

「おい、稀羅、これはどういうことだ?」

「何度でも言うが、俺の答えはたった1通りだ。あえて言わなきゃいけないのかな?」

「ちょっと、聞いてます?ギルさん。」

「あー、だから、別に向こうが隙を見せればその度にチャージしていいと思うぞ?」

「だーかーら!そのタイミングがわからないって!隙ってアラガミによって全部違うでしょう?そこを教えて欲しいんです!」

不可3時間前に俺が救助したエリナさんと(ちなみに傷はもう癒えたようだ)、

 

「ごめん、稀羅、ギル。どうしてもと言うもんで。」

「いや、別に俺に言ってもですが……」

「ちょっと!なにあたしだけ売ってんの?コウタ隊長もブラッドの命令系統を参考に、隊長のやり方を見習いたいと言ったじゃない?」

「そこ言うのかよ!」

第一部隊の隊長のコウタ。

 

「探ってもなにも出ませんよ?」

「いや、きっと俺にはない何かがあると思うんだ。だから悪いけど、な?」

「うーん、なんならコウタ隊長が仕切ってみます?」

「いや、そこは君に任せたいよ。てか、その隊長って呼び方、よしてくれない?見ての通り、全然向いてないからさ?」

「見た目と違って副隊長になってる俺に言ってもですが……」

「だから、そこをなんとか!」

「ああ、もう。分かりましたよ。コウタ、でいいか?」

「おう!よろしく、稀羅!」

やっとこの人も表情が晴れたか。

どうやらコウタも俺と似た感じで隊長という高い地位にたったみたいだ。気持ちはわからないでもないが。

『予定どおり、2分後にターゲットが入ります。』

 

いつものフランさんの代わりに、ヒバリさんの声がした。実はヒバリさん、かなり前からこの仕事をやっているみたいで、キャリアは類に無い様だ。

 

『ブラッドのみなさんのサポートは初めてですが、何卒よとしくお願いします!』

「いえ、こちらこそ。よろしくお願いしますよ。」

フランさんよりは個人的な感情表現が豊かな感じの言い方だ。馴染みやすいって意味でもよさそうな気はある。

 

「てか、寒いな。」

「コウタ隊長、寒いよ。なんとかして?」

「俺は神様じゃないよ。それより俺も寒い!」

ヘリーが案外悪天候に会わずに済んで、予定よりだいぶ早くついている。は、いいけど、ざっと5分は待ちっぱなしだ。

「流石にワイシャツ1枚は挑戦しすぎたかな?」

「あたしは半袖よ?!」

「おい、2人とも、俺は袖というものが無いんだが?」

 

あ、はい、ご愁傷様です。

 

「隊長は2枚でしょ!」

「エリナも立派に2枚だわ!」

「あ、じゃ俺も?」

「「当たり前でしょ?!」」

 

ハモらないでくださいよ。せいぜいチョッキで2枚って色々問題が……、

 

「俺は別に寒くないけど?」

「「「長袖のジャケットがよく言う!」」」

 

うん、俺もハモっちまったな。てかなんだこの状況。

 

「これはこれで地下に行ったら暑いぞ?」

「「「うるさい!」」」

 

ていうかあの憎らしげなギルのジャケット、首元に毛まで生えておりますが?

どんな値段と素材を渡せばあんなの作ってくれるのだろうかかなり悩む。

 

『ターゲット、戦域に入ります。』

全員の神経が逆なでられる。神機を地面から抜き、最終チェックをいれる。

ていうか結局メンテナンスは途中で終わったっけ。やばい、リッカさんまた怒るのかな。

 

「ったく、弱いくせに咆哮は一人前か?」

「そう?ああ。弱いほどよく吠えるというじゃん?」

もちろん、俺はヘッドホンのこともあって音が遮断されている。便利でもあるが、奇襲には気づけないのかもしれない。

 

「そんじゃ、2体だし、俺とコウタ、そしてギルとエリナさんでいいか?」

「子供のお守はごめんだが?」

「子供扱いしないでよ!」

「まあ、死ななければ万事どうにかなるよ。このチームでいいよね?」

「「「おおお!」」」

「……元気だな。」

 

とりあえず気を取り直して正面を向き、あの先に微かに見える本堂を睨んだ。




と、おそらく明日読む方が多くなると。
予定としてはリンクサポートはこのギルの件の後に回します。
投稿は3日に1回ってペースで行きますので、待ってくだされば嬉しいです。
ではでは。
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