この素晴らしいスキマ妖怪に依神姉妹を   作:片腕仙人

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カズマ視点と紫視点です


11話

「じゃあ女苑、紫のことお願いね....しっかりと」

 

「うん、分かった」

 

そう告げて部屋を出ていく紫苑。部屋に残されたのはベッドにちょっとした不幸の連続で気絶した紫が横になっている。その傍らで椅子に座っている女苑。

 

「......たしかになんかあんまり胡散臭さがない気がするけど。やっぱりにわかには信じがたいんだけど」

 

眠っている紫の顔を覗き込む女苑。

 

「あなた、紫苑には素直なのね」

 

「!?、あんた起きてたの!?」

 

「今、起きたの。よっと、それでここに住むんでしょ?」

 

「まあね。それとあんたが起きるまでに姉さんから色々聞いた..その、ありがと。あんなに幸せそうに笑ってる姉さん久しぶりに見た....」

 

......あら?あらあら~?なにこの恥ずかしそうに頬を染めてるかわいい子は。ツンケンしているだけかと思ったら意外とかわいい所もある子だったのね。顔を反らしている女苑を強引に胸元に引き寄せる。

 

「よしよし、女苑。あなたは紫苑の言う通り素直じゃないだけなのね。いいのよー、素直になっても」

 

「はぁ!?」

 

「それに根っからのお姉ちゃん子。お姉ちゃん大好きなのね」

 

「違う!!そんなんじゃないからぁ!!」

 

女苑がそう叫ぶと同時に部屋の扉の方からガシャンと食器が落ちるような音が鳴る。

 

「そうだよね....こんなお姉ちゃん..嫌いだよね....ごめんね女苑..わたしのせいでこんな苦労かけて....」

 

そこにはミサンガもぬいぐるみも持っているはずなのに不運オーラを体から滲み出している紫苑が立っていた。

 

「お姉ちゃん!?違う!!違うから私はお姉ちゃんのこと大好きだから!!」

 

「いいんだよ....無理しなくても..ぐすっ..」

 

「ああああああ!お姉ちゃん!!」

 

病室では静かにしてもらえないかしら。私怪我人、姉妹の絆を深める会議は向こうでやってくれないでしょうか。でも女苑があたふたしてるのって意外とレアかもね。じっくり見ていたいけど体調も良くなったし女苑の部屋の看板でも作っておきますか。スキマに落下した食器を回収して部屋を出ていく。

 

「じゃ、終わったら呼んで」

 

「ま、待って!説明だけしていって!」

 

「あ、うん分かった....うぅ、ぐすっ..女苑..」

 

うん、放置でよさそうねこれは。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「姉妹会議は終わったみたいね」

 

「ええ、お陰さまでね....」

 

「紫、ギルドに行こう..女苑まだ冒険者じゃない」

 

女苑ってまだ冒険者じゃなかったのね。てっきりゆんゆんと一緒に行動してたからとっくに冒険者登録済ませてたのかと思ったわ。それじゃあ今日はまずギルドに行くことから始めましょうか。

 

 

 

 

 

という訳で冒険者登録をするためにやって来ました。お馴染みの冒険者ギルド。相も変わらず冒険者で賑わっているギルド。そこに似つかわしくない現代のギャルスタイルの女苑、というよりはかなりバブリーな感じの女苑。私が言うのもなんだけど似合わないわねぇ。

 

「ルナ、この子の冒険者登録お願いね」

 

「おはようございます。ユカリさん、冒険者登録ですね!わかりました。ではこちらのカードにご記入お願いします」

 

ルナから受け取ったカードにすらすらと記入していく女苑。

 

「えーと、ヨリガミ ジョオンさんですね。あれ?もしかしてジョオンさんは」

 

「うん、私の妹....今日から冒険者」

 

「そうだったんですね!では早速ステータスを見てみましょう!」

 

そういい女苑に手を置くように促すルナ。女苑が手を置くと装置が輝きだして....あっ、これあれね。またルナが驚いてギルドがざわつくやつだ。

 

「はい、ありがとうございま――はああぁぁっ!?な、なんですか!?この数値!?ステータスは全体的に高くて中でも筋力がかなり高いですよ!!あっ、でもやっぱり幸運は低いですね」

 

やっぱりね....ルナももう慣れたようなもんね。紫苑の妹だし幸運低そうとか思ってたんでしょ。私も思ってたわよ疫病神だし。

 

「これだと魔法職にも前衛職にも慣れますよ。勿論上級職にだって今すぐなれます!」

 

「んー、そうね。姉さんはたしかに冒険者だったし..紫あんたは」

 

「私は賢者よ」

 

「....賢者..へぇ...まあいいや。じゃあこれでいいや、はい」

 

「えーと、それでは冒険者ギルドへようこそジョオン様、スタッフ一同今後のご活躍を期待しています!」

 

女苑が賢者って聞いた時の顔が凄いジト目だったけどルナがお馴染みの言葉を言って冒険者登録は終了。それじゃあクエストを、っとその前に確認しなきゃいけないことが。

 

「女苑、どんな職にしたの....」

 

私の代わりに紫苑が聞いてくれたわね。

 

「私は『狂戦士』戦闘スタイルにもあってそうだったし」

 

あー、うん。なんか分かる気がする。女苑てステゴロでバリバリの接近戦タイプだしね。受けた腹パンはかなりの一撃だったのは記憶に新しいわ。

 

「女苑ぽくて安心した」

 

「たしかに女苑ぽいわね」

 

「私ぽいってなによ....」

 

それはもうステゴロ女苑よ。女苑の冒険者登録も終わったことだしクエストでも受けて実力拝見といきましょうか。見る必要もなさそうではあるけど。

 

「で?次は何すんのよ紫」

 

「そうねぇ、とりあえずジャイアントトードでも狩ってみる?すぐ見つかるしカエル」

 

「じゃあそれでいいや。姉さんいこう」

 

ちょっと?私もいるんだけど?女苑さーん?一応パーティーリーダーって私なのよ?まあいいか。じゃ、いきましょうか。

 

 

 

 


 

 

 

 

そしてやって来ました。ここもお馴染みカエルの草原。足元に弾幕でも撃ち込んであげれば数匹ジャイアントトードが地面から顔を出す草原。

 

やって来たのはいいんだけど....。

 

「あああああああ!助けてくれ!!アクアー!助け、うわぁッ!?」

 

草原には先客がいたみたい。ジャージ姿の青年、たしか名前はサトウ..サトウ....なんとか。その子が剣を片手にジャイアントトードと追いかけっこをしている。絶妙な距離感を保ってずっと追われている。

 

「ねぇ、あれって....」

 

「紫、助けなくて..いいの?」

 

助けるっていっても勝手にやってもいいものなのか。一応はジャイアントトードの討伐クエスト受けて来てるんだろうし、もしかするとあれはあえて追われているのかもしれない。それに....

 

「あー!!あんたはあの時の私にだけエリスくれなかったドケチセレブ女!」

 

そうこの全体的に水色の自称女神女がガン飛ばして来てるのよ。

 

「え、誰これ」

 

「まったくまたセレブ感を出してる奴連れちゃってなによ!ぺっ!」

 

「はっ?コイツ殴っていい?殴るわよ?」

 

どうどう、落ち着きなさい女苑。こんなの相手にしたらダメよ。私の経験からしてこういうのは放置が安定よ。

 

「ふんっ!今はそれよりもあっちよ!プークスクス!やばい!超うけるんですけど!カズマったら顔真っ赤で涙目で超必死なんですけどぉ!」

 

あっ、そうだカズマだ。あの子。

 

「ねぇ、コイツ一応あの追われてんのとパーティーなんでしょ?なんで笑ってんの....」

 

「うん..ちょっと酷いかも....」

 

「こら、二人とも見ちゃダメよ。あんなの見たら知能が下がる」

 

なんかカズマってジャージの子に凄い偉そうになにかいってるけどいい加減助けてあげなさいよ。というかそんな大声でしゃべってたら....あっ。

 

「二人とも下がりなさい。危ないわよ」

 

やかましい水色から距離をとる。

 

「私が頂戴って言ったおかずを抵抗せずにすぐに寄越すこと!それから、ひゅぐぅ!?」

 

近づいてきたジャイアントトードに頭からぱっくりといかれカエルの口で犬神家を始めた自称女神のやかましい水色。

 

「ぶふっ...頭から..ふふ」

 

「ざまあないわね」

 

「えっ..あれ平気なの?」

 

ジャイアントトードは基本噛む力が強かったりとかはしないしむしろ獲物を口に咥えた状態なら飲み込むために動かなくなって隙だらけだから倒しやすいのよね。でも舌に絡めとられるならまだしも直にぱっくりといかれる冒険者なんて初めて見たわ。

 

「おおーい!?食われてんじゃねぇー!」

 

そういって全力ダッシュで駆け寄ってくるカズマくん。動かなくなったカエルの頭を剣で叩きわって見事に討伐。意外とやるわね。

そしてカエルの口から水色を引っ張り出すカズマ。出てきた水色はカエルの粘液まみれ..ごめん先に謝っとく。

 

きったなっ!あんまり知りたくなかったけど結構臭いもキツイ。凄い生臭い。

 

「きたない..」

 

「うぇぇ....ああはなりたくないわねぇ..紫あれって良くあるの」

 

「たまにね..でもここまで近くでは見たことないわね....うぇ」

 

助け出された水色はさっきまでとは違ってぼろぼろ泣いてまたなにかごちゃごちゃ言い出したかと思うといきなり別のジャイアントトードに向かって走っていった。

 

「神の力、思い知れ!私の前に立ち塞がったことそして神に牙を剥いたこと!地獄で後悔しながら懺悔なさい!『ゴッドブロー』!ゴッドブローとは女神の怒りと悲しみを乗せた必殺の拳!相手は死ぬ!!」

 

水色の右腕が光輝きカエルに放たれる『ゴッドブロー』とやら。ただあれって打撃よね?

 

「ねえカズマ....だったわね」

 

「はい、カズマです」

 

「カエルは打撃効かないわよ、あんまりね」

 

「!、たしかにギルドでもそう言って!アクアー戻れぇッ!!」

 

カズマの警告も虚しくゴッドブローはカエルの腹へと命中。ぽよん、という音と共にやがて頭からまたぱっくりといかれた。

 

......わかったわ、あの子馬鹿なんだ。多分知力最低とかそんな感じでしょ。1日に二回も頭から食われる冒険者なんていないわよ。

紫苑と女苑が凄い呆れた顔してる。多分私も同じ顔になってるでしょうね。助け....ましょうか..。自業自得な気もするけど。

 

 

 

◆◆

 

 

土木工事しかしていなかった俺とアクアはいい加減冒険者ぽい事をするため最低限の装備を整えジャイアントトードの討伐クエストを受けたんだが....

 

なんとか一匹は討伐できた。ただその一匹目には散々追い回されてアクアが食われた。でもそのおかげで楽に討伐はできた。そして今はまたアクアが無謀にも特効して食われた。もうしばらく放置でもいいか。

 

それよりも今は目に前の超絶美人のお姉さんだ!たしかこの人は初日に出会った人。隣にはあのときの美少女もいる。それにもう一人もかなりのびしょ......あの~、そちらの方来る世界と時代間違ってませんか?

 

えっ?いつの時代?なんだかすごく現代チックというかバブリーチックというか....いやそんなことはない!きっと異世界カルチャーってやつだ。俺が知らないだけ。それよりも話しかけないと....

 

「えっとあなたはたしか、ユカリさん?でしたよね」

 

「ええ、そうよ。八雲紫、こっちは依神紫苑、それと依神女苑。あなたは確かサトウカズマくんだったわね。よろしく」

 

そう言ってた俺の手を握るユカリさん。あっ、いい匂いがする..じゃなくて!!

 

「よろしく..カズマ..」

 

「姉さんに変な気起こしたらただじゃおかないから」

 

えっ!怖ッ!このシオンって人は優しく微笑んでくれたのにジョオンって人の方はおもいっきり睨んでくるんだけど!俺なにもしてないじゃん!

 

「それよりもあれ、平気?」

 

「ん?あああああああ!!アクアー!!」

 

やべぇ!いくらなんでも放置しすぎた!もう完全に飲み込まれかけてる。ここからじゃ間に合わないかもッ!

走り出そうとした俺をユカリさんが手が行く手を遮る。

 

「女苑、あなたが行った方が速いからあれ、お願いね?」

 

「..はぁ、しょうがないわね。サクッとやっちゃえばいいんでしょ」

 

そういうと凄い速さでカエルの元へ向かうジョオンさん。もう飛んでいるみたいな速さだ。....てかホントに飛んでないかあれ?

!、そうだカエルには打撃は効かない!ジョオンさんは見た感じギャル、じゃないどう考えても剣とかを持ってるようには見えない。このままじゃ結局アクアの二の舞に!

 

「ユカリさん!カエルに打撃は効かないって!」

 

「ええ、生半可な打撃は効かないわよ。でも女苑なら問題ないと思うけどね。紫苑はどう思う?」

 

「女苑だったら..やれるよ....だって私の立派な妹だもん」

 

えっ!でもそんな、念のため俺も行こうとした時ズドンッ!と何かが打ち付けられるような音が辺りに響いた。音の方向を見るとそこには拳を振り切ったジョオンさんと宙を舞うカエル....そしてカエルの口から頭だけを出したアクアがいた。

 

ジョオンさんはそのままカエルを蹴って頭上まで行き地面に向かってカエルを叩き落とした。数回バウンドするカエル。そこにいつの間にかすぐ横まで移動したジョオンさんが右ストレートを叩き込む。また絶対に体から鳴ってはいけないような音が鳴りカエルの頭が吹っ飛んでいった......ついでにアクアも「びゃあぁあぁぁ~!?」とか訳のわからないけど断末魔をあげてその辺に落ちてきた。

 

「う、嘘だろ....あんな素手で吹っ飛ばすなんて..」

 

「うわぁ..あそこまでやんのね....」

 

「女苑....たくましくなったね..お姉ちゃん嬉しい....でもやり過ぎ..かも」

 

なんかこの二人も若干引いてないか....。

 

「ほら、これでいいんでしょ。あとコイツも持ってきてやったわよ」

 

ドチャッと粘液まみれのアクアが倒れる。うわぁ..これは臭い。そして汚い。白目むいて気絶してるし、これでも女神なんだよなコイツ。

 

「えっと、ありがとうございます!ジョオンさん!おかげで助かりました!」

 

「えっ、あっ、まぁ..別にそんな感謝されるようなことでも....勘違いしないで!別にあんたらのためにはやってないから!」

 

そう言ってシオンさんの方へと走っていくジョオンさん。最初は怖かったけどかわいい所もあるんだな。ザ・ツンデレって感じ。

 

「ごめんなさいね。獲物奪う形になっちゃって」

 

「いえいいんです!おかげで助かりましたし..俺たちまだまだ初心者で装備も最低限のだったんで本当に助かりました。出来れば一緒に臨時パーティーみたいにクエストを出来ればいいんですけどね」

 

この人たちと一緒に冒険出来たらどれだけいいか。強いし優しいし、ただ俺の肩身がちょっと狭くなるけど俺だって成長すれば役に立てる。何より全員美人だし性格もあんな女神よりも格段にいい。でもまあ、無理だよな。

 

「いいわよ、別に」

 

「そうですよね..やっぱりそんなこと....え!?いいんですか?」

 

「ええ、それくらいいいわよ。だって冒険者はお互いに助け合うっていうじゃない?ふふふ」

 

な、なんて出来たお姉さんなんだ。この人こそが女神だったのか!しかもさっきの笑顔スッゴい慈愛に満ちた見惚れるような笑顔だった。俺みたいな弱小冒険者を受け入れてくれるなんてやっぱりこの人こそ真の女神!

 

「あっ....紫、ミサンガ切れた」

 

「ミサンガ?」

 

「へっ?....ぴぎゅ!?」

 

さっきまでいたユカリさんが一瞬でどこかに消えた。辺りを見回すといつの間にか現れたジャイアントトードが舌を伸ばして何かいや誰かに巻き付けていた。

 

舌に巻かれていたのはさっきまでいたユカリさん。ユカリさんは必死に地面にしがみつき耐えていた。顔を真っ赤にし涙目でぷるぷる震えている。

 

「な、なんでぇ!?なんでスキマが使えないのよぉ!?お願い!開いてッ!開いてよぉ!ヤダヤダ!格好よく決めた手前でカエルに食べられるなんてヤダァー!!速くスキマ開いてぇ!!ひら、んぎゅッ!?」

 

抵抗も虚しくカエルの口に引きずり込まれたユカリさん。カエルの口からはスカートが捲れ上がって綺麗な御御足と薄紫色のパンツ様が生えていた。絶景、とりあえず拝んどこ....じゃねぇ!!

 

「ユカリさあああああん!?」

 

「あっはははははははは!!!紫が、食われてッ!はははははッ!げっほげほ!ふふ、ははははは!!!」

 

「紫ー!!生きてるー!!じょ、女苑!笑ってないで助けようよぉ!大変だよぉ!」

 

や、やべぇよ!どうすんだよこれ!てかなんかこのジャイアントトードでかくないか?普通のより一回りデカいぞ!俺たちが攻めあぐねている間に徐々にユカリさんは飲み込まれていき。

 

「「「あっ」」」

 

ゴクリッと完全に飲み込まれてしまった。

 

..........え!?これ本当に不味いんじゃ..今ゴクリッっていったぞ。くっそ!もたもたしてるせいでユカリさんがッ!!あの時すぐに行動にしていればまだ助けられたかもしれないのに!

 

「あー、これは本当にヤバい奴かもしれないわね。どうしよう姉さん....」

 

「ゆか..り..そんなこれからは誰が私のご飯作ってくれるの....」

 

「姉さん、そこじゃないと思う。今は」

 

とにかく俺で敵うか分からないが絶対に倒してみせる。ユカリさんの敵をとってみせる!!

剣を握って一歩踏み出そうと思ったその時デカいジャイアントトードの脳天から一本の紫色をした光が放たれる。その光はジャイアントトードを切り裂くように脳天から顔、腹部へと進みやがて消えた。

 

ジャイアントトードはその光が消えるまでびくびくと震え続けていたが消えると同時に真っ二つになった。そして中から出てきたのは胃液や粘液、体液と色々なものを体に浴びたユカリさんだった。

 

「う、うぅ..うぐっ....えっぐ..ぐすっ..紫苑、女苑私..汚されたわ..うぇえぇええええっ...もうやだぁ...折角先輩ぽいとこ見せれたのに....あんまりよ..こんなの..ぐすっ..」

 

なんだろう、この感じ前にもあったな。そうたしかギルド盛大にこけてキリッとした美人さんのイメージが残念ドジっ子に変わったんだっけ。今もさっきまでは頼れる先輩美人冒険者の女神系お姉さんだったのに今じゃ粘液まみれのよわよわお姉さん、ちょっとエロいに変わったし。

 

「えっと、ユカリさん....そんな時もあります。お互いに助け合っていきましょう」

 

「....うん..でもねカズマ、それ私の心抉ってるのよ..」

 

あっ....たしかにこの状況でこれは..やっちまった....たしかに抉ってるわこれ。

 

「それじゃあ....私たちはもう帰るわね....また明日..いきましょう紫苑、女苑..ぐすっ..」

 

「う、うん..わかった」

 

「え、ええ。そうね..それじゃあまた..」

 

そう言い残しどこかに哀愁漂う背中と粘液を見せその場を去っていったユカリさん達だった。気絶してたアクアは叩き起こして俺たちもその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

因みに紫は戻るまでに暴走馬車に2回跳ねられたとか....

 

 

 

 

 

 

 




とことんついてない紫

ミサンガ切れたのはアクアのせいかもしれない
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