「......ふぅ」
布団に少し隙間を作るとそこから手を出し、恐る恐る納戸の戸を小さく開くと外に日が出ていないことを確認する。そして、息を吐き、人心地つく。それから、布団から這い出て辺りを見渡した。
金継さんは起きており、何時もの位置に座って魚を食べていた。
「これを食べたら始める」
囲炉裏から魚の刺さった串を引き抜くとこちらに向って突き出してきた。
「ありがとうございます......」
それを受け取り、しばらく眺める。
あの屋敷で食べ物を食べて以来、何も口にしていない。食べても大丈夫だろうか?
恐る恐る魚に噛り付く。
「っ!」
肉厚の身は塩気が聞いており、思わず頬が緩んでしまうほど美味しかった。味わうように咀嚼し、飲み込むと、また魚に噛り付く。
「長いこと人が来なかったから、上手く出来ているかどうか分からんからな。文句は言うなよ?」
「いいえ。凄く美味しいです」
「そうか」
それから、魚を食べ終わると初めての鬼殺の剣士になる為の修行が始まった。
修行一日目。
外に出るといきなり刀を投げ渡され、走れと言われた。
「少しでも足を止めるとその足をへし折ってやるからな」
「は、......い」
流石に冗談だろと思いながら金継さんの指示する道を走っていく。
頸を取る時は必死で分からなかったが、刀を持ったまま走ると重さで重心が傾き意識しないと真っ直ぐ進めないことに気付いた。その上、木の幹や大きな岩の何処かに先の所が当たると後ろから金継さんが殺気を飛ばしてくるので思わず、身体が震えてしまう。
「金継さん」
「何だ」
「森に鬼が居るのに無警戒に走ってていいのですか?」
「構わん。あいつらは私の周りには出てこんからな」
「え?」
「私に勝てないのが分かっているのだ。だから、寿命で死ぬのを森の中でずっと待っている」
人間を食べるのは分かるがどうして金継さんに拘っているのだろう。もし、食べることが出来たとしてもアレだけの人数の鬼がいれば殆どの鬼は食べることが出来ない。それに、金継さんの身体は痩せ細っているから肉があまりなく食べれる所も少ない。
いいや、違う。
何か鬼達に利益になることがある筈だ。あの鬼達だって元は人間。馬鹿じゃない。
「それだけの価値があるのですか?」
「私の血は特別だ。―――お前、稀血を知っているか?」
僕が走りながら問いかけると、顎を摩りながらやれやれという感じで答えた。
「稀血?」
「鬼は人を喰った分だけ強くなる。稀血はその血を宿している人間一人で何十人、何百人の人を喰ったのと同じくらい栄養があるのだ。私は稀血の中でも特に珍しい部類でな。だからあいつらは私が死ぬのをずっと待っている」
「そうなんですか」
稀血......。僕もその血を飲めば更に強くなることが出来るのだろうか。
「足が止まっておる」
「いだっ!」
頭の中でそんな事を考えていると後ろから金継さんの小さな声が聞こえて直ぐに手に持っている木刀で足を思いっきり殴られた。
激痛でその場で倒れ、悶え、苦悶の声を漏らす。
「言っておいただろう。足を止めればへし折ってやると」
冗談で言っていた訳ではないとは......。しかも、足を止めるって速度を落とすことも入っているのは聞かされていない。理不尽な。
「速度を落とすことは足を止めるとは言いません!」
「そんなことは私が決める。嫌なら去ればよい」
「......っ! 走ります!」
「なら立て。訓練に支障が出ない程度に調整してやっているだろ」
嘘だろ? これでまだ全ての力を出していないのか......。
急速に回復していく足を隠しながら立ち上がり、刀を拾い上げると足を動かした。
「―――以上。私は寝る。朝まで言われた通り鍛錬するように」
「はぁはぁ。......はい」
かなりの時間、森の中を走り回った。結局、アレから何回も足を木刀で殴られた、しかも何度か骨が折れた。何が支障が出ない程度だ。回復能力のない人間だったら初日で終わりだぞ。あの老人のことだから出来ないと判断したら森の中に置き去りにして行くだろう。今日の修行でそれが良く分かった。厳しいかもと覚悟してきたが、想像の斜め上をいっていた。これは油断すると直ぐに鬼だとばれてしまう。
「もう!」
刀を小屋の壁に立て掛け、金継に指示された筋力を鍛える為の運動を始めた。
「―――九百九十九! 千! はぁはぁ......まだ初日なのに千回もさせるなんて」
フラフラになりながら壁に立て掛けた刀を掴むと鞘から取り出し、一度だけ見本を見せられた構えを思い出しながらひたすら刀を振り続けた。
修行五日目
四日間、ひたすら山を走らされ、筋力増強の鍛錬をさせられた次の日。刀を扱う為の心得を教えられた。
「刀を振るう時は何時も直線を心がけよ」
「直線......ですか?」
「そうだ。少しでもぶれたりしたら威力が落ちて刀自体が折れる可能性がある。本来なら鬼の頸を三匹斬り落としたぐらいで折れたりせん。だから真っ直ぐ。一直線だ、よいな?」
嫌味まじりに人差し指で事前に地面に突き刺した竹の一本の表面を斜めになぞった。
「斬ってみろ」
「はい」
刀を斜めに振り下ろした。腕に竹を切った感触が伝わり、切った竹が二つに割れる。
「見ろ」
金継がその落ちた竹を拾い上げると断面をこちらに向けてきた。断面が粗く、ガタガタだった。
「なんだか汚いです」
「一直線に切れていない証拠だ」
竹を放り投げ、僕の持っている刀を奪い取ると僕の切った竹をしたから上に片手で斬り上げた。そして、その竹の断面を僕に見せてくる。
「見ろ」
「......綺麗です」
まるで、やすりにかけたかのように滑らかな切り口。いかに自分の斬り方がヘタクソなのかが分かった。
「何が言いたいか分かったな?」
「はい」
「なら今日中に出来るようになれ」
「き、今日中ですか?」
僕の返事に答えることなく、刀を地面に突き刺すと「今日教えることは教えた寝る」と言い去った。
「......んーもうっ!」
わざと小屋の中に居る金継に聞こえるように大声で不満を漏らしたつもりだったが、まったく出てくる様子はなく。仕方なく突き立てられた刀を抜き取ると、先ほどの金継の構えと動作を思い出しながら息を整え、竹を斬った。結局、用意されていた竹だけでは足りず、小屋の近くで代わりになりそうな物を探し出し手当たり次第に斬っていき、もう直ぐ日が差すといった所で出来るようになった。
急いで小屋の中に入り、納戸に飛び込んだのは言うまでもない。
修行七日目。
今日は鬼殺の剣士になる為に必須の技術。全集中の呼吸について教わった。
森の中を少し行くと、開けた所がある。今回の鍛錬場所はそこですることになった。
「いいか? 鬼殺の剣士に必要不可欠なのは呼吸だ。全集中の呼吸を習得すると今までとは比べ物にならないほどの力を使うことが出来る。―――やってみろ」
「......え?」
「呼吸だ。とりあえずお前には雷の呼吸と六つの型を習得してもらう。だから呼吸をしろ今すぐに」
「まだその呼吸のしか「そうではない」ぐっ!」
説明を請おうとした瞬間に僕は金継に腹部を思いっきり殴られた。
「修行の間、出来るようになるまで違う呼吸で息を吸う毎にお前の腹部を殴るからな」
「ちょっ! それは「ちがう」うっ!」
十五回殴られようやく聞き出した。
「私の呼吸の真似をしろ」
「は、はじめからそう言ってくれれ「ちがう!」ばぁ!」
余りの強力な殴打に宙に身体が浮いた。鋭い一撃をくらい、痛さに蹲ってしまう。
ダメだ、このまま防御しなければ口から内臓が飛び出してしまう。
「何を蹲っている。はよう立ち上がれ」
次が飛んでくる前に両手で腹部を抱くようにして守る。そんな僕を見下しながら無慈悲にもそう言い放った。
「ちょ、ちょっと......ゴホゴホ! ―――息を整えさせてください」
「ならん」
「ならんって! 呼吸をするのに整えないと出来ないでしょう!」
「馬鹿者。鬼が息を整えさせてくれると思っているのか?」
金継は痛みで蹲っている僕の傍に腰を落とし、腕を引くと再び僕のお腹に狙いを定めていた。
「立ちます! 立ちますから! 殴ろうとしないでください!」
どうとでもなれと思いながら立ち上がると、がむしゃらに金継の呼吸の真似をする。
そして、徐々に息が整ってくると「一度だけやってやる。良く見て覚えろ」とぶっきら棒に言うと金継は一から順に繰り出していく。
「やれ」
「やれって少しは「呼吸!」ひぃ!」
殴る構えを見せた瞬間思わず僕は内股になり、両手で腹部を守った。
「私は馬鹿は嫌いだ。これくらいのものを一度見て出来ないようなら
「本当の呼吸? 雷の呼吸ではないのですか?」
「こんなものは私の呼吸を覚える為の踏み台でしかない。故に踏み台で躓くような弱者を育てる気も余裕もない」
「弱者......」
「そうだ、私は馬鹿も嫌いだが弱者は一番嫌いだ」
「どうしてそんなに嫌うのですか?」
「連中は自身の弱さを分かっていながら強くなろうとせずに黙認して生きている。それだけならまだよい。あいつらは強者の邪魔をしては数少ない強者を殺してしまうのだ。奴らは人間ではない。病の類のものだ」
「そこまで言いますか......」
「ああ。自身の弱い部分を鍛え、学び、強靭にしてこそ強者となり、全てを手に入れることが出来る。それなのにそれをしようともせずにのうのうと生きているような奴等を私は嫌悪する」
「貴方は強いですね」
「分かりきったことを言うな。腕が止まっておるぞ。はよう技を繰り出せ」
木刀の先を僕に向けると急かしてきた。木刀で殴られると思った僕は死に物狂いで雷の呼吸で技を使おうと刀を振るった。
結局その日では呼吸を習得する事が出来なかった。
「覚えの悪い小娘だなお前は。......もう一度だけ技を見せてやる。明日、私が来るときまで出来なかったらその腕をへし折るからな」
「へしっ!? ......わ、分かりました」
「―――刀を見るな、全身の筋力の運びと腕の動きを覚えろ」
そう言いながら木刀を適当な所に突き立てると、腰を落とし、片手は鞘に、もう片手は柄を握り居合抜きの構えをとる。そして、雷の呼吸を行いながら、流れる動作で六つの型を放った。
その瞬間、金継の周りに黄色の稲妻が走り、空気が揺れた。稲妻の音が森に鳴り響き、刀身が見えない程の高速で刀を振るっているのを見て、本当に自分にこの技が出来るのかと不安になってくる。しかし、顔に出したら何が飛んでくるか分からないのでその不安はそのまま心の中に留めて置いた。
「筋肉の運びと腕の動き......」
金継に言われた通り、筋力と腕を中心に食い入るように見ながら頭の中にその映像を覚え込ませた。
そうしていると、木々の間から一人の鬼が飛び出してきた。
しかし、金継はそれを見越していたかのように鬼の攻撃を刀で受け止める。
「いひひ......。豪鬼の野朗。元柱か何か知らねぇが、どうしてこんなジジイ一人に手こずっているか分からんぜ。さっさと囲んで殺しちまえばいいのによぉ」
涎を垂らしながら、金継と対峙している。
「丁度良い。お前。この鬼を呼吸を使って滅してみろ」
「え!? さっき見たばかりですよ!? それに明日って「つべこべ言うな」―――もう!」
「今の教えで雷の呼吸が使えないのなら私の呼吸を教えることは出来ん。私の呼吸を使えることが出来ない弱者は目の前の鬼に喰われてしまえ」
「そんな!」
脳の全てを回転させながら、呼吸の仕方と一番最初に放った型を思い出す。
「何ゴチャゴチャ言ってんだ!」
鬼は金継に飛びかかった。金継は刀を鞘に仕舞うと傍に刺してある木刀を引き抜き、鬼を僕の方に向って弾き飛ばした。
「ごはぁ!」
「はよう技を出さんと喰われてしまうぞ!」
何て老人だ! 思い出せ、思い出せ。集中して呼吸を意識して身体の運びと筋肉の動き、そして腕に適切な強さを加え―――放つ!
「雷の呼吸壱ノ型―――霹靂一閃!」
足に力を加え、踏み込み前に飛び出し目に見えない早さで間合いを詰める。
僕自身が電気を帯びているように間合いを詰めてから刃を抜き頸を斬り飛ばすまで、身体やその周りに稲妻が起こり、ビリビリと言う音が聞こえた。
「え? ―――はぁ!? 身体が! どうなってんだ!!」
漂ってくる焦げ臭い匂いを気にすることなく空を見上げる。そこには頸だけになった鬼が、目の前に同じように自分の身体が飛んでいることに驚愕の表情を浮かべながら叫び、灰となり夜風に流されていった。
そして、灰になる前に身体から噴き出した血はまるで雨のように僕の上に降ってくる。
落ちてきたのは数秒であったが、その間にかなりの量の血を身体全体に浴びてしまい、身体中真っ赤に染まってしまった。
「―――出来た......。出来ました! 見てましたか今の!」
「出来て当たり前だ。修行はここまでとする。帰るぞ」
そんな汚れを気にせずに歓喜の表情で金継に向って報告する。しかし、金継は顔の筋肉一つ変える事無く無愛想に修行の終わりを告げながら一人すたすたと歩いていった。
「ちょっと! 少しぐらい褒めてくださいよ!」
急いで刀を仕舞い、小走りで金継に追いつくと隣を歩きながら顔を見上げる。
「過程に対して評価を求めるな馬鹿者」
「ぐっ! 確かにそうですけど......」
しばらく歩き。小屋に近づいた頃、直感的に違和感に気付いた。
「ん? 金継......さん」
危ない、もう少しで呼び捨てにする所だった。
「どうした」
「小屋の前に気配がします」
小屋のある所に気配がする。それも一人ではなく多人数。しかし、鬼ではない。もし鬼なら黒いモヤモヤとした不快な気配がする筈だ。これは......人間か?
「そうか。大よそ誰かは検討が付いている」
「鬼ではないようですけど誰か来る予定でもあるのですか?」
「ない。が定期的に来る奴らは居る」
木々が開け、小屋が見えた。そこには二人の人の姿が見える。
一人は天狗の面を被った黒い短髪の青年で、雲の模様が入った水色の羽織を着ている。もう一人は薄い青色を帯びた長髪で髪と同じ色の羽織を着ており、天狗の青年と違って前を締めずに開いている。彼女は緑色の瞳で僕達を捉えると、笑顔で此方に向って手を振ってきた。端整な顔立ちで、その笑顔を見ると、僕は少しドキッとしてしまい。誤魔化すように小さく手を振り返した。
「お知り合いですか?」
「違う」
二人の前に金継が立ち止まると「何の用だ」と威圧的に来た理由を聞いた。
「こんばんわ。私は鬼殺隊、雨柱の
そう言うと青年は僕達に向ってお辞儀した。それを一瞥するとまた雫に視線を戻す。そして、腰の刀を鞘ごと抜くと雫に視線を固定したまま僕にそれを渡してきた。
先に戻ってろってことかな?
両手でそれを受け取ると、二人にお辞儀をし僕は戸を開く。それから、小屋の中に入って行き、靴を脱ぐと、畳の上に僕と金継の刀をそっと置く。そして、足音を殺しながら窓に近づき話しているのをこっそりと覗いた。
「何の用だと聞いている」
「お館様から伝言を伝えに来ました「先代から貴方の事は聞いている。新しい世代の鬼殺の剣士を育てて欲しい」以上です」
「―――おい、そこの覗いている小娘!。お前名は?」
気付かれていた。
「っ! ちょ、蝶花です!」
驚き後ろに倒れそうになるが、窓の枠を掴み踏ん張り堪えた。そして、今更かよと思いながら窓から金継に向って答えた。すると、金継は真剣な面持ちで雫に顔を向き直すとしっかりと聞き取りやすいように改めて話し始める。
「お館様にはこうお伝えしろ。「私の我が侭を聞いていただき先代には感謝しています。そして、長い時間。育手としての責務を放棄しておりました事を深くお詫びいたいます。つい最近、蝶花と言う娘に鬼殺の剣士としてなるべく指南をしております。彼女に鳴神を受け継がせようと考えておりますので、もし、鬼殺の剣士となった際はお好きなようにご活用下さい」―――覚えたか?」
「......えーと―――左近次?」
「覚えました」
「では、そのようにお館様にお伝えします」
「まったく。伝言を伝える為だけに二人も来るとはな」
「いえいえ。今回は任務の帰りに寄らせていただいたのです。これでも柱ですから、流石にそれだけで柱は動きませんよ」
笑いながら雫は答えると表情をピクリとも変えずに短く言う。
「ならはよう帰れ」
何だあの温度差。雫って人は仲のいい人と話している感じなのに金継は無愛想でぶっきら棒そのまま話している。
もしかして金継の態度に気付いていないのか? いいや、そんなことは絶対に有り得ない。意図としてあの温度を保っている。柱って皆ああなのか......。
「柱って凄いな......」
腰を落とし、顔の半分が出るように覗きながら呟いていると、彼女は笑顔のまま別れを告げていた。
「分かりました。任務は遂行しましたので帰らせていただきます」
雫が金継に挨拶をした所で突然、左近次が刀に手を乗せた。
「雫さん。鬼の匂いがします」
「っ!」
まるで心臓を鷲掴みされたように胸が高鳴る。
匂い? そんなことが分かるのか。まずい、ここで正体がばれたら無惨様の命令を始める前に失敗してしまう!
焦る僕は無意識に畳の上に置いてある刀を見る。そして、刀に手を伸ばそうとした瞬間、金継が口を開く。
「ついさっき鬼を狩って来たからな。あの娘の身体を見ただろ。きっとその血のせいで臭っているのだろうよ」
「それに、ここの森にはかなりの鬼がいますからね。そこから風に乗って来たのかも知れませんよ?」
「―――そうですね。申し訳ありません。私の勘違いでした」
刀から手を離すと二人に頭を下げ謝った。
「ふん。用事は済んだだろう。はよう帰れ」
「そうですねそれではお暇させて頂きます。行きますよ左近次」
「はい」
そう言うと二人は瞬く間に姿を消し去って行った。それを見てホッと息を吐く僕に木刀を携えて小屋に入って来た金継が言ったのだ。
「自分の姿を見てみろ」
「え? ―――あ」
血が畳に滴り落ち、赤い斑点が出来ていた。
―――まずい。
そう思った時にはもう遅く、目の前には木刀が迫ってきていた。
「血塗れのままで畳に上がる奴があるか!」
「す、すいません!」
この時。初めて声を出して怒られた。あの鬼のような形相はこの先ずっと忘れないだろう。後から本人に聞いたのだが、金継は綺麗好きで時間があれば掃除をしているとか何とか......。