神々が愛した幻想郷 ~ Fantasia Variants Dreamed. 作:左右手
ネタバレしない程度に、プロフィールを載せます。
此処は幻想郷の何処か。
その場所を知る者は、此処にいる者達以外殆どいない。
スキマを開き、幻想郷の様子を眺める妖怪が一人。
その妖怪の式―八雲藍は、自身の存在に気付き、スキマを閉じた妖怪に声をかける。
「紫様、宜しいでしょうか」
その式の言葉に、幻想郷の管理者―八雲紫は微笑を浮かべる。
「ええ、藍。 …アレは、まとまったかしら?」
「はっ、此方に」
そう言って手渡したのは、数枚の紙。
それらを渡された紫は、一番上にある紙を手に取り、目を通す。
「……」
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一通りの作業を終え、時間に余裕が出来たので、兼ねてより仰せ付かっていた件の外来人の情報及び、これまでの経過をまとめる事にした。
しかし、今回は余りにも情報が不足しており、外の世界においても殆ど資料としては残されていなかった。
その為、この幻想郷においての既知の情報をまとめた形となる、と前置いておく。
外来人に関する情報-ジーク・フォン・アーカード-
名前:ジーク・フォン・アーカード Sieg von Alucard
性別:男
種族:吸血鬼
年齢:不明(本人の言によれば千年以上は生きている模様)
身長:168cm
体重:58kg
血液型:O型
誕生日:11月10日
国籍:ドイツ
外見:肩甲骨辺りまで伸びた長めの銀髪、右目は黄色、左目は隠れていて確認できなかった。吸血鬼特有の翼も確認。
常に微笑を浮かべており、何を考えているのかが全く読み取れない。
非常にマイペースで、相手のペースに合わせて会話をする事は少ないようだ。
嘗ての異変の首謀者である、湖の館に住まう吸血鬼、レミリア・スカーレットの兄であり、
幻想郷へと訪れた事で、実に150年の歳月を経て再会したのだという。
姓が違う為、恐らく血縁者では無いと思われるが、彼がどういった経緯でスカーレット家と関わるようになったのかは目下調査中である。
戦闘を披露したのは神社で一度のみであるが、その戦闘では魔法のみを使用していた辺り、戦闘でも魔法を好んで使うようである。
弾幕を反射したり、吸収、合成するような魔法を用いたりと、非常に多彩な魔術を披露した。
吸血鬼の持つ身体能力を生かした場面は今のところ確認できていないが、レミリア以上の実力があるとの情報はレミリア本人の口から確認できた。
頻繁に妖怪の山等で交流を図っているようだが、現在の所は何ら軋轢が生じている様子は無い。
だが、もしもの事がある為、いざという時の為に警戒は怠らないようにしておく所存である。
能力:魔法を使う程度の能力(本人申告)
以上を持って、報告を終了する。
詳細な情報が判明次第、随時追記・修正していく次第である。
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「相変わらず、カタい文面ねぇ」
「そうでしょうか?」
「…まぁ、良いわ。 …ところで」
「はい、なんでしょう?」
「監視も良いけど、プライベートだって尊重してあげなきゃよ?」
「それを貴方が仰いますか」
「……」
幻想郷の何処かにある場所。
妖怪と式は今日もまた、割とどうでもいいやり取りを繰り広げているのであった。
この報告書ですが、主に八雲藍が外の世界に赴いて、その人物に関する情報を集めたり、何処かでスキマから監視していたり、或いは直接ソイツの所に赴いてインタビューしたりして得た情報をまとめた物…という設定です。
ジークの所にはインタビューしに行った模様。
彼の事ですから、多くは気前良く答えた事でしょう。ただし、かなりマイペースに。
割とナルシストな彼の自分語りが続く中、眉一つ動かさずにインタビューを続けられた藍は、きっと鋼のメンタルの持ち主に違いない。
ちなみに彼がワラキア公ヴラド3世…即ちドラキュラ公と同じ誕生日なのは全くの偶然です。
物語が進んでいくにつれ、此処のまとめも更新されるかもしれません。
随時、とは銘打ってありますが、その実は不定期に他なりません。
予期せぬ事情で執筆が遅れる事も無きにしも非ずなので、気長に待って頂ければ幸いです。