神々が愛した幻想郷 ~ Fantasia Variants Dreamed.   作:左右手

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久しぶりの投稿となります。十日以上も間を開けてしまいました…。

というのも、学校が始まり、毎日筋トレやランニング等で凄まじく体力を消費し、帰る頃には疲弊し切って執筆が思うように進まなかったんですねぇこれが。
運動系の学科だから仕方ないと言えば仕方ないのですが…そろそろ余裕が出て来たので、執筆も今までのペースに戻していきたいです。


-あらすじ-
御前試合と称して、いきなり妖夢との試合をする羽目になった紅炎。
妖夢が持つ多彩な技とスピードに翻弄されるも、試合は紅炎が勝利した。



幽冥楼閣の亡霊少女

「…あの時、何故剣を止めたのですか?」

 

背負っていた刀を傍らに起き、縁側に腰掛けてくつろいでいた紅炎に唐突にそう切り出す妖夢。

 

「え? なんでって…」

「教えて下さい! 何故なのですか?」

「わ、分かったッスよ…」

 

鬼気迫る表情で詰め寄ってくる妖夢に対し、若干気圧されつつも対応する紅炎。

 

「別に、あれはわざと止めたって訳じゃないんスよ」

 

「そうなんですか? ならば、何故…」

 

難しい表情で数秒唸った紅炎は、再び顔を上げて言葉を紡ぐ。

 

「…何と言うか、力が抜けたんスよ」

「えっ?」

「こう…急に体から力がふわぁ~っと……良く分からないッスけど、とにかくそんな感じだったッス」

 

要領を得ない表現に、今度は妖夢が難しい表情を浮かべる。

 

「…まぁとにかく、わざと止めた訳じゃないって事ッス!」

 

「はぁ…まぁ、そういう事でしたら、追及はしません」

 

数秒ほど唸った後、渋々と言った調子でそう答えるのであった。

 

 

「あらあら、楽しそうに話してるわねぇ」

 

二人の間に漂っていた気まずい空気を払拭するかのように、にこやかな笑みを浮かべながら語りかける幽々子。

 

「あ、幽々子様!」

 

幽々子の存在に気付き、慌てた様子で立ち上がろうとする妖夢。

それを手で制する幽々子。一瞬固まった妖夢は、再びその場に座り込んだ。

 

「疲れているでしょう? 今は、ゆっくり休んでね」

「…はい」

「よろしい♪ そうね、それじゃあ…」

 

そう答えた妖夢に対して満足気に笑みを浮かべ、妖夢の後ろに座っている紅炎に目を向ける幽々子。

 

「お互い、ちゃんと顔を覚えておきましょうかね」

 

「お、おう? ぁー…そうッスね!」

 

唐突に話を振られた紅炎は、やや言葉に詰まりながらもそう答える。

次の瞬間、何かを思い出したかのように妖夢は顔を上げる。

 

「そうでした…紅炎さん、住む場所はもう決まっているのですか?」

「えっ?」

「あぁ、その事なら心配無いわよ」

 

妖夢の紅炎に対する質問に横から答える幽々子。

 

「本当ですか、幽々子様?」

「ええ、本当よ。 だって、ここに住むんですもの」

「なるほど、ここに……って、え?」

 

何気無い口調で告げられた言葉に、大きな目を更に大きく見開く妖夢。

 

「えっと…幽々子様、今なんと…?」

「もう一度言うわ、彼はここに住む事になったのよ」

「……」

 

再び告げられたその言葉に、今度こそ妖夢は言葉を失った。

 

「あー…まぁ、何だその…迷惑はかけないッス! …多分」

 

その場の空気を払拭しようと、固まっている妖夢に対してそう投げかける紅炎。

 

「うふふ…別に良いのよ? 多少手が掛かる位が子供は可愛げがあるもの」

「俺子供ッスか!?」

「私から見れば、ね♪」

「ひえぇ~…」

 

目の前で固まっている妖夢がいるにも関わらず、そのまま談笑を繰り広げる紅炎と幽々子。

 

暫しの後、漸く意識を取り戻した妖夢は、おもむろにその場で立ち上がる。

 

「んお?」

「あら?」

 

その音に気付き、二人揃って顔を向ける紅炎と幽々子。

二人の視線を受けて、みるみる顔が赤くなって行く妖夢。

 

胸に手を当てて深呼吸をして息を整え、ゆっくりと口を開く。

 

「…えっと、その…ふ、ふつつかものですが、どうか宜しくお願いしますっ!!」

「いやいやこちらこそ…って、それ俺の台詞~!」

「あらあら…ふふふ、妖夢ったら…」

 

妖夢の口から出た言葉に思わずノリツッコミを入れる紅炎。

そんな二人のやり取りを見ながら、口に手を当てて静かに笑う幽々子。

 

「あ…その…」

「あら、別に良いのよ? 貴方にしてみれば、これから師事する事になる訳だしね」

「あっ…」

 

紅炎の指摘に更に顔を赤くした妖夢に、そっと幽々子が語りかける。

耳まで赤く染まっていた彼女の顔は、徐々に落ち着きを取り戻して行った。

 

「さて…まだ貴方は白玉楼に来たばかりだから、色々分からない事もあるでしょう。

何か分からない事や気になる事があれば、遠慮なく私に頼ってくれて構わないわ。

この家の主として、出来る限り貴方の手助けをしてあげるわ。

…ただし、気分が乗ったらね♪」

 

「お、おぉ…それは、頼もしい…ッスね?」

 

幽々子の言葉を『頼もしい』と称した紅炎は、直後の一言でその発言に疑問を抱くのであった。

そんな紅炎の様子を見て、いたずらっぽく笑う幽々子。その視線は、紅炎を一点に見つめていた。

 

「そうッスねぇ…まぁ、ここでのやり方とか、この世界の事とか、右も左も分からないけど…

けど、一度やると決めたからには俺は一切手を抜いたりはしないッス!

妖夢が強くなりたいって思っているんなら、妖夢が強くなれるように教えられること何でも教える。

俺に何処まで出来るか分からないけど…どうか宜しく、お願いしまス!」

 

幽々子と妖夢の前に片膝を突き、二人に向かって頭を下げる紅炎。

何処か拙くも、誠意に溢れた彼の言葉は、幽々子に二度目の笑みを齎すには十分なものであった。

紅炎の言葉を聞き、妖夢は心の奥底で何か暖かい物がこみ上げるのを感じていた。

 

「こちらこそ、よろしくお願いします!」

「ええ、よろしくね紅炎」

 

そして、二人も同じく頭を下げる。

 

妖夢は、恭しく深々と。

幽々子は、首を横に傾けながら軽い調子で。

 

作法こそ違えど、二人の中には紛れもない歓迎の意志があった。

 

そんな会話に区切りを付けるように、小さく手を叩く幽々子。

部屋に響く乾いた音に、紅炎と妖夢が反応する。

 

「さて、一通りの顔合わせも済んだ事だし、早速ご飯にしましょうか~」

「えっ!? …って、もうそんな時間なんですか?」

 

幽々子の口から出て来たのは、食事を催促する旨の言葉。

既に夕食の時間になってしまったのかと思い、慌てて時間を確認する妖夢。

 

「まだ時間的には3時のおやつなんだけどね~♪」

「なぁ゛っ!?」

 

時計のある部屋まで走ろうと立ち上がった妖夢は、紡がれた幽々子の言葉を受けて盛大にすっ転んだ。

 

「~~っ! 何故今からご飯なのですか!」

 

強打した鼻を押さえ、涙目になりながら訴えかける妖夢。

 

「お腹が空いちゃったんだもの、仕方が無いじゃない」

「また、貴方は…」

 

幽々子のあからさまなまでの奔放な言動に、眉をひそめ、不快感を露わにする妖夢。

 

「それに、紅炎の歓迎会もあるから、準備はすぐに取りかからないとね♪」

「…! …はい!」

 

直後、その表情を驚きの色に染める妖夢。

威勢よく返事をすると、そのまま台所へと向かっていった。

去り際のその表情は笑顔でこそ無かったが、先程までとは違い、不快感は見受けられなかった。

 

「あらあら、慌ただしいわねぇ…」

「そうッスねぇ~」

 

そんな妖夢を遠目に見送る紅炎と幽々子。

傍から見れば、その光景は子供を見守る親のようであった。

 

 

 

「…だいたい、分かってるッスよ。 何か話、あるんだろ?」

「……」

 

妖夢の足音が途絶えた後、暫くして紅炎が切り出す。

その問いには答えず、紅炎の隣に座る幽々子。

 

「YES…って、解釈するッス」

「どうぞ、お好きに」

 

人の気配の消えた白玉楼の庭を眺めながら、肩を並べて座る二人。

涼しい秋風が冥界に吹き抜け、二人の髪を揺らす。

 

「先ずは、貴方の疑問から答えてあげるわ」

「そうッスねぇ…色々聞きたい事はあるけど、やっぱり『何で俺なのか』って事ッスね」

 

紅炎がそう問いかけると、幽々子は顔を落として考えるような動きを見せた後、再び顔を上げる。

 

「貴方の事は、事前に()()から聞いていたのよ」

 

簡潔に語られた幽々子の言葉に対し、意味が分からないとでも言いたげな表情の紅炎。

 

「口外するなとは言われていないし…別に話しても良いわよね。

その彼女というのは、貴方がこの世界に来る前に出会っているであろう人物の事よ」

「八雲紫…」

 

隠里でであったスキマ妖怪の事を脳裏で反芻し、紅炎は静かにその名を呟く。

 

「彼女は私の友だちなの。 良く春には庭でお花見をしたりするわ。

今回の事も、私にはある程度話してくれたわ。 貴方と共に来た()()、今も元気にしてるみたいね」

「そうなんスか、皆上手くやってるみたいで良かったッス!」

 

今は散り散りになった仲間達の健在を知り、安堵した様子を見せる紅炎。

その後、一つ瞬きをして、表情を再び質問に切り替える。

 

「…で、俺を妖夢の修行相手に任命した理由は?」

「それは簡単。 純粋に、貴方の強さを見込んでの事よ」

 

次いで紅炎が問うたその疑問に、ごく簡潔に答える幽々子。

 

「俺…一応初対面ッスよね? 何で俺の実力知ってるんスか…?」

 

至極当然の疑問を抱き、そう質問する紅炎。

 

「彼女伝で聞かせてもらったのよ、貴方の武勇伝をね」

「武勇伝って…俺そんな大層な事した覚えは無いんスけどねぇ」

「そうかしら? あの男装侍との戦いは凄かったって紫も言ってたけどねぇ」

 

幽々子が告げた言葉から、紅炎は過去に起きた出来事を回想し、やがてその出来事を思い出す。

 

「あぁ、あの時か…。 何処で見てるんスか一体…」

 

その時の記憶を思い出すと同時に、その様子を知っていた紫に対して驚いた様な表情を浮かべる紅炎。

 

「貴方達が外にいた頃から、紫は気にかけていたみたいだけどね」

「本当、何処で見てるんスかねぇ…」

 

更なる事実を知り、驚きを通り越してあきれた様な表情を浮かべる紅炎。

 

「最も、私には紫が何処まで考えているかなんて分からないから、それ以上の事は言えないわ」

「そーッスか…」

 

小さく首を横に振り、これ以上は何も無いというアピールをする幽々子。

更なる情報は見込めないと判断し、次の質問へと移行する紅炎。

 

「俺がこっちに来るって分かってた? …それとも、そっちから呼んだとか?」

 

顎に指を当てて、熟考する幽々子。難しいのか、質問に答えあぐねているようだ。

やがて、右手の人差し指を立てて、口の前に持って行き、お口にチャックのポーズをとる。

 

「それはヒ・ミ・ツ、よぉ。 …まぁ、どちらにしても、私は貴方の事を歓迎するけどね♪」

「そ、そうッスか。 …けど、ありがたいから問題ないッス!」

「うふふ…そうね♪」

 

そうして、二人は笑いあう。

 

暫し笑いあった後、幽々子は目を伏せる。

 

「今度は、私から問わせて貰うわ」

「何スか?」

 

顔を上げた彼女の眼は、真っ直ぐ真剣に紅炎を射抜いていた。

今までとは全く違ったその眼差しに、思わず息を呑む紅炎。

 

「…私は、貴方に期待しても良いのかしら?」

 

彼女の口から零れたのは、力強くも、何処か弱々しく聞こえる言葉。

意表を突かれて固まる紅炎を尻目に、幽々子は静かに語り始める。

 

「妖夢は元々、あの子の祖父の元で修行を続けていたの。

けれど、彼はある日を境に姿を消してしまった。

それ以来、あの子はずっと一人で修行を続けてきた」

 

紅炎は瞳を閉じ、黙って幽々子の言葉を聞き続ける。

 

「貴方がいれば、妖夢は変われるのかしら?

…貴方の事を信じて、妖夢を託しても良いのかしら?」

 

自分が抱えていた想いを、幽々子ははっきりと告げた。

彼女が話終わると同時にその眼を見開き、幽々子の顔を見て、紅炎ははっきりと答える。

 

「自分で決めると良いッスよ」

 

肯定するでも無く、否定するでも無く。

彼は、ただはっきりと、そう答えた。

 

呆気に取られた様子の幽々子を他所に、紅炎は一人語り続ける。

 

「あの時はああ言ったけど、やっぱり不安なんスよね?」

 

その言葉に少しだけ眼を見開く幽々子。

その様子を見逃さず目で確認した紅炎は、少しだけ口角を上げ、言葉を紡ぐ。

 

「けど…誰を信じるのか、どんな事を願うのか…っていうのは、

結局のところ、自分自身で決める事なんだと思うッスよ」

 

左胸に右手を置き、自分の鼓動を確かめるように眼を閉じる紅炎。

 

「だから…信じたければ、自由に信じてくれて良いッスよ。

信じてもらえなかったとしても…俺は、俺に出来る限りの事をするまでッス」

 

そう言い切った紅炎は、再び外の景色を眺め始める。

彼の言葉を受け取った幽々子は、暫く黙り込んでいたが、漸く口を開く。

 

「…貴方は、どうして見ず知らずの人に、そこまでしてあげられるのかしら?」

 

こちらから一方的にとは言え、紅炎の事を知っていたからこそあのような願いが言えた。

だが、彼からすれば完全に初対面であり、且つ願いを聞く義務も道理も無い。

そんな見ず知らずの人物の頼みを二つ返事で了承した事が、幽々子には疑問であった。

 

その問い掛けに対する答えを探すように、じっと庭を見つめ続ける紅炎。

その様子が、どこか遠い目をしているように幽々子には見えた。

 

「自分で言うのもなんだけど、俺お人よしでさ。 困っている人とかいると、放っておけないんだ」

 

頭を掻きながら自嘲的に小さく笑う紅炎。その表情から卑屈さは見て取れない。

膝で立ち、数歩前にせり出す。縁側から望む冥界の空を見上げながら更に言葉を紡ぐ。

 

「ああ。 俺は『自分に正直に生きる』…って、決めてるからな。

人生は短いけど、その短い人生の中でもやれる事はたくさんあるって思ってる。

だから、自分に正直に…お人よしな自分を全面に出してこうって心掛けてるッス」

 

幽々子の方へは振り向かず、空を眺めながらそう語る紅炎。

その言葉は、その場にいる幽々子だけでなく、自分にも言い聞かせているようにも見えた。

 

呆気に取られたような表情だった幽々子は、次第にその表情を喜色に染めていく。

 

「変わっているわね、貴方って」

「良く言われるよ」

 

その言葉に苦笑しながらも、紅炎は言葉を返す。

 

「…まぁ、俺から見れば、この世界の人たちも十分変ってるッスよ」

 

再び、今までの事を回想するように空を見上げる紅炎。

 

「ふふ…そうかもしれないわね。

けれど、ここは幻想の世界。 普通じゃないのが、普通なの。

だから安心してお人よししてなさい」

「なんだそりゃ」

 

そう言って、口に手を当てて微笑む幽々子。

その妙な言い回しの言動に思わず笑みを零す紅炎。

 

ひとしきり互いに笑いあった後、二人間に静寂が訪れる。

 

「…ところで」

「ぁん?」

 

数分程続いた静寂を破るように、幽々子が紅炎に問いかける。

 

「貴方、前世の記憶って、信じているかしら?」

「前世の記憶…ッスか?」

 

幽々子の口から出た『前世の記憶』という単語に首を傾げる紅炎。

質問の意味を理解しあぐねている紅炎に助け船を出すように、幽々子が説明を入れる。

 

「要するに『自分が生まれる前は○○だった』みたいな事を覚えているか、って事よ」

 

そう説明を受ければ、納得したように数度頷く紅炎。

だが、次の瞬間にその表情は再び難しい物へと変わるのだった。

 

「…正直、俺にはそういうの全く無いんスよね。

世の中にはそういう人もいるのかも知れないけど、少なくとも俺には無いッスね」

 

紅炎の中には、そういった前世の記憶は無かった。

その言葉に少しだけ残念そうな表情になるも、再び笑みをたたえる幽々子。

 

「そう…まぁ、それが普通なんだけどね」

 

何気なく放たれた『普通』という単語に反応し、顔を上げる紅炎。

 

「普通じゃないのが普通じゃ無かったんスか?」

「この場合の普通は向こうとは変わらないわ」

「…普通の定義が分からなくなってきたッス」

 

悪戯っぽく語る幽々子の言葉によって、頭を抱えて唸る紅炎。

紅炎の中では『普通』という単語がゲシュタルト崩壊を起こしかけていた。

 

「あらあら、もう真面目な話が出来る雰囲気じゃないわね」

「勘弁してほしいッスよ~…」

 

参った様子の紅炎を見て、少しだけ申し訳なさそうに苦笑する幽々子。

今まで続いた会話に区切りを付けるように、小さく手を叩く幽々子。

乾いた音が部屋に響き、その会話は一先ずの決着を迎えた。

 

「じゃ、話はおしまいね。 悪いわね、時間を取らせちゃって」

「別に構わないッスよ~」

 

話が終わったと知れば、その表情を幾分か柔らかい物へと変える紅炎。

後ろ手を突いて、楽な姿勢でくつろぎ始める。

 

隣に座る幽々子は、目を細めながら紅炎を眺める。

その視線に気付いたのか、顔を上げて幽々子の方を見上げる紅炎。

 

「何スか?」

「いいえ、何でもないわ。 …改めて、よろしくね紅炎」

「お? …おう、よろしくッス!」

 

二人の視線が合い、また互いに笑う。

 

太陽のように純朴な笑顔、桜のように華やかな笑顔。

静寂に包まれた冥界の一角に、二つの笑顔が輝いた。

 

 

 

(『うつし世に黄泉帰りし(かか)の御魂』ねぇ…。 紫の言う事は時々さっぱり分からないわ)

 

(けれど、もしも彼がそうだとすれば…やっぱり、彼は『転生者』なのかしらねぇ…)

 

 

 




転生者、紅炎の巻。

最後の幽々子の独白の部分、地味に紅炎の正体を示唆していたりします。
気付けた人はスゴイです。拍手を送りたいです。

転生物の小説は数あれど、その多くは神様転生だと思われます。
ですが、ここで言う『転生』とは、『輪廻転生』等、宗教的な意味合いでの転生です。
ありがちな王道展開とはまた違った転生の在り方も、良いんじゃないか?
あ、でもやっぱり神様転生系のお話も面白くて好きです(優柔不断)


あと、幽々子が言っていた男装侍というのは、旧作『東方封魔録』に登場する明羅の事です。
女なのに、霊夢も惚れる程のイケメンであるそうです(公式)
本編にも…出せたら良いな。旧作の知名度の低さに少し肩を落とす日々…。


タイトル通り、今回は幽々子との絡みがメインでお送りいたしました。
普段から妖夢の事を振り回しまくっている幽々子ですが、やはり心配な気持ちはあるようです。

紅炎は、彼女が心から『信じられる』ような人になれるのでしょうか。

社会人に近い感覚になった途端、今までがどれ程楽だったかが身にしみて分かります。
時間が…時間が欲しい…ッ!


次回、「半人半霊の庭師」。みょんな展開にしてみたいです。
4月26日、投稿予定です(投稿するとは言っていない)


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