鬼滅廻戦 作:漏瑚可愛いよね
あと今回は少し短いです。
「はァァア!?"宿儺の指"を食べた!?気持ち悪っ!衛生観念どうなってんの!?ほんとにこの人ここに置いておくの姉さん!」
「しのぶ、大丈夫よ。虎杖君が"宿儺の器"というのは証明されてるから急に暴れ出すこともないわ〜」
「だからってこんな得体の知れない男をここに置いておいたらなほ達にどんな悪影響があるか…!」
「俺だって傷ついたりするぞ」
「あなたは黙っててください!私は姉さんと話してるんです!」
「すげえ理不尽」
蝶屋敷、その一室にてしのぶが虎杖の処遇について、柱合会議から帰ってきた姉のカナエに聞いていた。虎杖が”宿儺の指”を食べたこと、器として今後は指を探すこと、そのために蝶屋敷で鬼との戦い方の教育をすること。しかし、しのぶはそのことに猛反発していた。
「そもそも鬼との戦い方なんて育手の方に頼めば良いじゃ無い、どうして私達が教える必要があるの!?」
「そうね、でも虎杖くんには今すぐにでも指の捜索をして欲しいの。今から育手のところに行ってそこで鬼との戦い方を教えるのだと遅いの。だったら近くの蝶屋敷で待機してたしのぶに任せた方が良いじゃない」
「それは…というか私が教えるの!?」
「そうよ?私はここにいる人達の看護や見回り、鬼狩りの任務があるから教えられる時間があまりないの」
「うっ、確かにそうだけど…私だってここでのんびりしてるわけじゃないわ!任務だって…」
「お館様がしばらくしのぶには任務を出さないって言ってたわよ」
「そこまでして…はァー、もう、わかったわよ」
「じゃあ後はお願いね~」
そう言い、カナエは蝶屋敷に運び込まれた患者の様子を見に行った。カナエが去ってからしのぶは虎杖に向き直り、口を開いた。
「私は姉さんのように甘くありませんから」
「あー、そう」
終始、しのぶに押されっぱなしだった虎杖はそう答えることしか出来なかった。
***
虎杖はしのぶに連れられながら蝶屋敷の中を歩いていた。そこへ虎杖は聞き覚えのある声を聞く。
「ギィイヤァアアア!!痛い痛い痛い!なんで足折れてんの!?てかここどこなの!?だれか助けてぇえええ!」
「この声…!」
「あっ、ちょっと勝手に行かないでください!」
しのぶの制止の声を聞かず、声のする部屋に入っていくと先ほど患者の様子を見に行ったカナエと山で会った善一、伊之助、そして炭治郎がベットにいた。
「我妻くん大丈夫!?足が痛いの?処置を間違えたかしら…ごめんね、すぐに痛いのはなくなるからちょっと待っててね」
「あんた誰…!!!いえ!もう大丈夫です!!全然痛くありません!!」
「そう、ならいいけど…。我慢しちゃ駄目よ?」
「はい!!」
「あいつ何やってんだ…」
善一の様子に呆れる虎杖。虎杖が部屋に入ってきたことに炭治郎が気付き声をかける。
「虎杖さん!虎杖さんも蝶屋敷に来たんですね!」
「ああ、竈門達は治療してもらいに来たのか」
「そうなんですけど…」
そう言い、炭治郎は善一の方へ向く。そこでは「うふふ~、あはは~」と笑う善一がいた。
「苦労してんだな」
「いえ、俺は長男なのでこれぐらいはなんともないです」
炭治郎の長男理論に虎杖は疑問に思うがすぐに切り替え、伊之助の方へ視線を向ける。
「ゴメンネ、弱クッテ」
「で、あっちは」
「自分だけ先に気絶してたから落ち込んでるみたいです」
そうか、といいやっぱ苦労してんな、と思う虎杖。そこへしのぶが虎杖の方へ怒りながら近寄ってくる。
「虎杖君!勝手に行かないでください!」
「いやー悪いな、気になったもんだからつい」
炭治郎に何をやらかしたんですか、という視線を向けられ虎杖は居心地が悪くなる。
「もう…姉さんごめんなさい」
「いいわよこれくらい、それに虎杖君も心配だったみたいだしちょうど良かったんじゃない?」
しのぶはカナエに宥められ、落ち着きを取り戻す。カナエに失礼しますと言い、虎杖を連れ部屋を去って行く。
「竈門、またな」
「はい、次はゆっくり話しましょう」
***
虎杖はしのぶに連れられ、蝶屋敷の敷地内にある訓練場に着く。ここでは蝶屋敷で治療を受けたものが鈍った体を元に戻すための訓練を行っている。しかし、今は炭治郎達しか大きな怪我人はいないためか訓練場にいるのは虎杖としのぶだけである。
「さて、まずはあなたに鬼の基本的な知識を伝えます。まず、鬼について知っていることはありますか」
虎杖は山に向かう途中、炭治郎から聞いたことと山で遭遇した鬼の様子を思い出し、答える。
「人を喰う、強い、死なない、なんとか刀ってので頸を斬るか太陽に当たらないと死なない」
「日輪刀、ですね。ほとんど知ってるじゃないですか。じゃあ鬼の増え方については?」
「うーん、分かんない」
「鬼の首魁、鬼舞辻無惨の血を取り込むことで鬼となり、増えていきます。そのため鬼殺隊は鬼を狩り、鬼舞辻無惨の頸を斬ることを最終目標としています」
「へー、しゃあ宿儺も無惨ってのに血を分けられて鬼になったの?」
「宿儺が鬼である以上、そのはずですが…というか宿儺に聞けばいいんじゃないですか?」
「そうだな、おーい宿儺ァ」
虎杖が呼びかけるも宿儺はピクリとも反応しない。
「本当に制御出来てるんですか?」
「いや仕方ないじゃん、いうこと聞かすことまでは出来ねえよ」
しのぶはハァー、と溜息をつき虎杖に言う。
「宿儺に関しては不死川さん、煉獄さん、悲鳴嶼さんが詳しいはずです。不死川さんに呪力、でしたっけ。それの扱い方を教わる時に宿儺について聞いてください」
「あの白髪のおっさんか」
「あなた不死川さんの前で絶対そんなこと言わないでくださいね」
殺されますよ、と言いったしのぶはそういえば、と何かを思い出し口を開く。
「今更ですが自己紹介をしておきましょう。私は胡蝶しのぶ。階級は甲です。敬ってくれてもいいんですよ」
「俺は虎杖悠仁。好みの女性は尻と身長のでかい人っす。カナエさん、だっけ?みたいな人が好みです。よろしくおなしゃす」
「は?」
突然の告白に額に青筋を立てるしのぶ。虎杖で新作の毒の実験をしようかと考えるしのぶだが、相手にしてはいけないと深呼吸をし、鬼との戦い方を虎杖に教える。
「私達鬼殺隊は"呼吸"という特殊な戦闘技術で鬼と戦います。ですがどうやらあなたは頭が悪く、恐ろしいまでに鈍く、あと馬鹿なので呼吸法の習得は諦めた方がいいでしょう。ですが心配はありません、あなたの小さな脳でも理解できるように説明してあげます」
「おーい、怒りを抑えきれてないぞー」
「理由はあります。一つは短期間で鬼と戦えるようにしなければならないから。指の捜索にはきっと宿儺が協力してくれると思います。宿儺も力を取り戻したいはずですから。ですが、指がある所には鬼も寄せられるので、鬼と戦わなくてはなりません。鬼と戦うには呼吸の習得が必須、だというのに短期間で鬼と戦えるようにならなければなりません」
「呼吸を使わなくても日輪刀を使えばいいんじゃないの?」
「その日輪刀を扱うために呼吸が必要なのです。刀はあなたが思っている程扱うのは簡単ではなく、常に精密な動作が要求されます。そこで呼吸をすることによって身体は強化され、鬼と戦っている最中でも刀を振るうことができます」
「なるほど。じゃあ俺はどうやって戦うことになんの?」
「そこで私です。私ならあなたを鬼と戦えるようにすることが出来ます。きっと姉さんもお館様もこれを見越して私に頼んだと思います」
「刀以外でも鬼を倒せんのか」
「毒です」
「毒?」
「この刀を見てください」
そう言いしのぶは帯刀していた日輪刀を鞘から抜き、刀身を虎杖に見せる。
「どう思いますか?」
「どうって…そんな細くて頸斬れんの?」
そう、虎杖が言ったようにしのぶの刀は細く、これで頸を斬れるとは思いない形となっている。
「私には鬼の頸を斬れるだけの力がありません」
「じゃあどうすん…あ、それで毒か!」
「そうです。この刀は見てわかるように斬るのではなく刺すことに特化しています。そして刀身に毒を塗ることで鬼に毒を流し込み、殺します」
「でも鬼って毒で死ぬの?」
「通常の毒では死にません。私の使う毒は藤の花という鬼が苦手な花から抽出した成分を利用して毒に転用します。他にも様々な毒がありますがこの毒は下弦の鬼を殺した実績があります」
「ふーん、でも俺、刀持ってないよ」
「拳に塗ったらどうですか?」
「いや、それ毒だよね。拳が溶けたりしないの?」
「毒だからといって溶けたりしませんよ。それに考えても見てください。あなたはある種の猛毒である"宿儺の指"を取り込んでもなんともないんです。きっと、おそらく大丈夫でしょう」
「いや、そこは自信持って言ってくんない!?」
「実際どうなのか試すのでこの毒を飲んでみてください」
「飲むの!?」
心配する虎杖に対し、しのぶは淡々と懐から取り出した毒の入った小瓶を虎杖に渡す。
「ねえ、本当に大丈夫なの?」
「私の見立てが正しければ」
うーん、と唸る虎杖。しかしそれも一瞬。すぐに決心したのか虎杖は小瓶の蓋を開け、口の中に毒を流し込む。
「……どうですか?」
「うーん、特に何も……」
「そうですか。この毒は即効性で、毒の触れた箇所から細胞が死に、徐々に身体が崩れ落ちるものなのですが……」
「怖っ!そんなもの飲ませたの!?」
もっと強力な毒を作る必要がある。そう考えるしのぶ。そこへ虎杖が、否、宿儺がしのぶに声をかける。
「いい毒だ、小娘」
「あっ!お前何勝手に喋ってんだよ!」
「……あなたが宿儺、ですか」
「そうだ。昔、毒を使う剣士と戦ったことがあるがここまで強力なものではなかった。褒めてやる」
「その強力な毒が効いてないように見えますが?」
「確かに強力だ。だがその程度で俺は死なん。それどころが上弦とやらにも効かんぞ」
「へえ、恐怖の象徴ともあろうものが一端の人間に世話焼きですか。暇なんですね」
「この小僧はつまらんからな、外に興味が湧く」
「私に興味がおありで?」
「さて、どうだろうな」
その言葉を最後に宿儺は口を閉じ、以降喋ることはなかった。
「……あなた、よくあんなのと一緒に生きていられますね」
「え、死ねって?」
「そうじゃないです。はァ、無駄に疲れました。今日のところはここまでです。あなたも先日の疲れが取れてないでしょうし、あとはしっかり休息を取ってください。明日から本格的な訓練に移ります」
「押忍」
***
しのぶが虎杖に課す訓練は主に毒の扱い方と戦闘指南である。毒の扱い方は言わずもがな、戦闘指南は戦闘中の身体の使い方である。足の運び方から戦闘の組み立て方。鬼の弱点や鬼の行動指針、そこから生まれる隙。鬼との戦い方をしのぶの知る限り虎杖に教えていた。
そして、訓練が始まってから一ヶ月が経った。
「虎杖君、どうしてあなたはそこまで強いんですか……」
「丈夫な身体に産んでくれた親に感謝だな」
「本当ならあなたの身体を解剖してその強さの秘密を知りたいところですが……」
「いや何言ってんの」
しのぶの持つ医務室で話す虎杖としのぶ。
しのぶの言う通り、虎杖は強かった。もともと戦闘センスが高く、しのぶの教えたこともすぐに飲み込み、自身の力とする。正直、しのぶは虎杖に教えることはもうないと考えていた。
「こちらが新作の毒です。腕に塗ってみてください」
「そんなお菓子作ったみたいな感覚で言わないでよ。やるけどさ」
虎杖はしのぶから毒を受け取り、指示通り毒を腕に塗る。しばらくしても毒による影響がないと悟った虎杖はしのぶに自慢げに言う。
「今回も俺の勝ちだな、胡蝶さん」
「やはり、効きませんか」
「ま、俺の秘めたる才能が?爆発しちゃった的な?」
「毒に耐性があるだけであなたに才能はこれっぽっちもありません。剣士の才能も」
戦闘の才能を除いては、と言う言葉を心の中で付け加えるしのぶ。
実際、虎杖は戦闘に関する才能はずば抜けている。前述したように虎杖はしのぶの教えを僅か一週間でモノにし、さらに常人離れした身体能力。そこへ宿儺の力。宿儺の力は未だに制御出来ていないがもし、出来るようになれば下弦の鬼は勿論、上弦の鬼、更には鬼舞辻無惨の頸へ届き得る可能性がある。宿儺の力を制御できれば虎杖はまさに、鬼殺隊の鬼札となる。
しかし、虎杖には致命的な問題がある。それは──。
「呼吸が使えないとなると今後、鬼と戦うのは厳しくなってきますね」
虎杖は呼吸が使えない。しのぶは虎杖の身体能力、飲み込みの速さからもしかすると短期間で呼吸を習得出来るかもしれない、そう考え、虎杖に呼吸の訓練を行った。
しかし、虎杖は呼吸を習得出来なかった。二、三週間で習得しろというのも酷な話だがそういう問題ではないとしのぶの勘が告げていた。虎杖の常人離れした身体能力、その代償として呼吸が使えない身体となっているのか、それとも宿儺という不安分子が邪魔しているのか、それとも──。
「私の毒も下弦には効きますが上弦に効くかどうかはわかりません。宿儺のいう通り上弦に効かないのであれば毒以外の戦い方も考えなければなりません。そこで呼吸を習得して欲しかったのですが……霞柱様の様な剣士の才能は無かったみたいですね。聞いてますか?虎杖君」
「才能ナシ……刀持ってカッコよく戦いたかった……」
才能なしという言葉にひどく落ち込む虎杖。その様子を呆れた目で見つめるしのぶ。そこへ医務室の扉から扉を叩く音がした。
「しのぶ、ちょっといいかしら」
「あ、姉さん。入って入って」
しのぶの言葉を聞き、医務室へ入ってきたのはカナエと実弥だった。
「あ、カナエさんと……不死川さん、だっけ?」
「え、か、風柱様!?どうしてここに!?」
「何だァ、ここにいちゃ悪いのかァ?」
「い、いや、そういう訳では……姉さん、一体…?」
「不死川さんが虎杖君に稽古つけるみたいなの、だからここまで案内してたの」
後はお願いね〜、とカナエは言い、医務室から出て行った。
「器のガキ、行くぞ」
「え、どこに」
「決まってんだろォ。指の捜索だァ」
不死川は不機嫌そうに言い、虎杖を連れて医務室から出て行った。
***
虎杖と不死川が屋敷の廊下を歩いていると正面から見覚えのある人が走ってきた。
「チッ、鬼連れの坊主かァ」
「お、竈門。どしたの」
「悠仁!話は後で!俺は今からこの人に頭突きをしなきゃいけない!」
は?と虎杖が口をポカンと開ける。そんな虎杖に構わず炭治郎は大きく踏み込んで頭を振りかぶった。
「んなもん当たる訳ねェだろォが」
「ぐえっ」
炭治郎の渾身の頭突きはすんなり躱され、その上足を引っ掛けられ炭治郎は勢いよく転んだ。
「坊主ゥ、何しに来たァ」
「妹があなたに刺されたのでその分頭突きをしに来ました!」
「そうかいそれはご苦労なこった。とっとと消えろォ」
「いや、あれはどうかと思うぞサネミン」
「器のガキはすっこんでろォ。あと次それ言ったら殺す」
「サネミン!俺はあなたを柱とは認めない!むん!」
「殺されてェのか?殺されてェんだな?よォしわかったァ。殺す」
手をゴキッと鳴らしながら怒りの表情を浮かべる不死川は炭治郎に近づいていく。虎杖が対処間違ったかなと反省していると前方からカナエがやってきた。
「あらあら〜、騒がしいと思ったらサネミンさんですか。ここは怪我人を治療する施設であって怪我人を出す施設ではないんですよ」
「どいつもこいつもォ……!」
「ここで暴れるようならあなたはここに立ち入り禁止になってもらう他、好物がおはぎだということをバラしますよ〜」
「サネミンさんはおはぎが好きなんですか!俺も好きですよ!妹に謝ったら仲直りの印として俺がおはぎを作りますよ!」
「……」
「ちょ、あんたら、煽りすぎっ……ぶふっ」
その後、暴れ回る実弥を三人で必死に抑えていた。
***
実弥が落ちたを取り戻し、指の捜索に向かうため蝶屋敷を出発しようとしたところカナエが実弥に謝罪する。
「ごめんなさいね、楽しそうだったからつい」
「次巫山戯たら胡蝶でも殺す」
「あらあら〜、それは気をつけないとね」
でも、とカナエは付け加える。
「禰豆子ちゃんのこと、謝ったらどう?一ヶ月ここで監視してたけど彼女は紛れもなく人間よ。人を襲おうなんてしなかったわ」
「それはここが戦いの場じゃねェからだァ。窮地にこそ人の本性は現れるゥ」
「だから連れて行くの?炭治郎君と禰豆子ちゃんを」
カナエは出発の準備をする炭治郎と禰豆子に目を向ける。
「それもあるがなァ、もう一つある」
「何かしら」
「あの坊主は鬼舞辻無惨を殺すと言ったァ、そんな力が本当にあるかここで見極めるゥ」
「もし無かったら?」
「あの鬼を殺す」
「ふうん、でも彼はもう簡単には倒れない強さを持ってるわよ」
「あァ?」
「炭治郎君、全集中の呼吸・常中を習得したわ」
「それがどうしたァ」
「確かに私たち柱には届かない。けど炭治郎君からは可能性を感じるの」
炭治郎という小さな歯車が現れたことで停滞していた状況が大きく変わる。そんな予感。
「……くだらねェなァ」
「そう?私は結構期待してるわ」
「カナエさん!不死川さん!準備できました!あと不死川さんは妹に謝ってください!」
「結果を出せェ、話はそれからだァ」
「素直じゃねえなサネミン」
「チッ、もういい行くぞォ」
「待って、よかったらしのぶも連れて行ったらどうかしら?」
しのぶ、とカナエが呼ぶとすぐにしのぶが現れる。
「事情は姉さんから聞いてます。指の捜索をするのであれば戦力は多いほうがいいのでは?」
「階級は甲かァ、お前は鬼連れ坊主のサポートをしてろォ。俺は器のガキを見る」
「わかりました」
出発の準備が整い、虎杖と炭治郎は世話になった蝶屋敷の主であるカナエに礼を言う。
「カナエさん、短い間だったけどあざした!」
「俺からもありがとうございました!善逸と伊之助のことをよろしくお願いします」
「わかったわ、彼らも全集中の呼吸・常中を習得したら任務に出ると思うから伝いたいことがあるなら伝えておくわ」
「いえ、あの二人は強いのでどんなことがあっても死なずにまた会えると思います。ですので伝えたいことはその時に言います!」
「そう、じゃあ頑張ってね」
その言葉を最後に虎杖、炭治郎、実弥、しのぶの四人は指の捜索へと向かった。
虎杖が訓練した一ヶ月間、虎杖と炭治郎一行は仲良くなっています。
もともと一ヶ月間の行動も書いていたのですが無駄に長くなったので全部消して一ヶ月後に飛ばしました。
ですので、炭治郎が急に虎杖に名前呼びでため口だったシーンはわかりにくかったかもしれないです。
他にも、キャラの口調が変だったり、表現がおかしかったら気軽に言ったください。