XV終了後、タイトルのような場面での、とある少女の胸の歌。

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XV終了後、タイトルのような場面での、とある少女の胸の歌。



手に入れた未来との戦場

人を脅かす敵がいる。

握る拳はここにある。

私は喉を震わせる。

 

“未だ分からない。どうして私なのか♪”

 

響く歌。そして体が熱を持つ。力が漲る。

 

“いつも迷ってた。これで正しいのか♪”

 

標的、空飛ぶノイズに向けて跳ぶ。右手で殴り付ける。迫り来る攻撃を左手で弾く。

 

“救えているか。守れているか。この先に、あったかい未来はあるか。いつだって不安だったんだ♪”

 

私を囲い込む空中の敵を、一つづつ殴打する。徒手空拳ではどうしても手間のかかるその殲滅は、遠望からの閃光によって……。

 

“そうやって足掻いていた昨日の先に、今日みたいな未来があった。……あったんだ♪”

 

重力にしたがって落下、地面に着地する。地上にも敵は多く、けれど一時動くのを止めて、私を援護する紫色を、最愛の日だまりを見やった。

 

“ここは握った拳の未来。ここは繋いだ手の未来。だから笑おう(笑わなきゃ)。だってここが、私たちの望んだ未来のはずだから♪”

 

私からなら直ぐにでも手を握りに行ける距離。それでも、表情が分からないくらいには、声が届かないくらいには、遠くにいる彼女。

その事に、どうしようもなく安堵している。

 

“花開いた勇気が、掴み取った未来。みんなとの絆が、取り戻した未来。絶対絶対(絶対に)、これが、私の、望んだ……、未来だぁ♪”

 

ああ、これは、この思いは初めてだ。

私は、立花響は、この歌が彼女に響かなくて良かったと、そんなことを思っている。

 

“響けよぉ♪”

 

私は再び動きだす。拳を握る。地上を駆ける。体の熱くなるのに任せて、倒さなければならない敵を蹂躙する。

 

この胸の歌は、とても痛かった。色々と。

 

・ ・

 

「大丈夫、響?」

「うん。へいき、へっちゃら!」

「そう」

「未来は?」

「私は、響の隣で一緒に戦えることがすごく嬉しいよ。やっぱり、響が遠くにいることが、助けになれないことが、今までずっと苦しかったから」

「そっか……」

「響?」

「…………」

「むー」

「ひゃっ、ひゃうひひゃの、ふぃふ」

「思ってること、ちゃんと言ってくれないの?」

「…………」

「…………」

「……未来は、いつもこんな気持ちだったの?」

「ん?」

「未来が戦っているのが、辛いよ。不安で仕方ないよ。こんな危険な所に、いて欲しくないよ」

「…………」

「私の大好きなあったかい日だまりに、こんなことしてほしくない」

「…………」

「未来、怖い。すごく怖いよ」

「……でも、響は私を守ってくれるんでしょ」

「ぜったいにっ!」

「なら、大丈夫だね。私は、響を信じてるよ」

「……戦わないでは、いてくれない?」

「うん。響が私を守ってくれるように、私も響を守りたいから。これは、譲れない」

「……分かったよ、未来」




……自分で書いといてアレですが、響はこんなことでクヨクヨしない気がします。
解釈違いです、きっと。

でもなぁ、どうなんだろ。
んー、わからん。

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