【改稿中】銀髪幼女にTSしたニートな僕が過ごした1年間   作:あずももも

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13話 取り戻した(非/否)日常 1/3

「…………………………………………んむ」

 

一瞬で目が覚めた系の目覚めを感じる。

 

昨日の夜からワープしてきた僕は嫌でも子供な肉体に吸い込まれた。

 

……そんなことを考える程度には楽しい夢を見ていたらしい。

 

けど夢ってのは儚いものだから内容はぜんっぜんかけらも覚えてはいない。

でも目が覚めたのに気がついたときには鼻からぴすぴす言ってたし、きっと楽しかったんだろう。

 

なんで夢って覚えていられないんだろうな。

 

「ぴす?」

 

…………………………………………。

 

カゼかって思ったけど鼻づまりじゃないらしい。

 

ただ鼻息が荒いだけだった。

良かった。

 

良かったんだけど良かったないようだったみたいなだけにその内容が散逸したのが悔やまれるところ。

眠気を払うために体をもぞもぞとさせると腕や太ももからシーツや毛布とすれる感覚が伝わってくる。

 

……気持ちいいなぁ。

 

適当に体を伸ばしながら「うー」とか「あー」とか本能のままに出るままにうなっているうちに目が覚めてきた。

 

こんなの男だった頃には間違ってもしなかったけど今じゃ抵抗感ゼロでやってのけている。

 

だって幼女だもん。

精神は肉体に引っ張られるんだからしょうがないんだもん。

 

そんな言い訳。

 

もぞもぞしているだけで気持ちがいいのは触覚が鋭いこの体ならではのものだろう。

 

暗いけど周りははっきりと見えるっていう近視になってない視力の特権をかみしめながらベッドの横の時計のスイッチを切って、今日も目覚ましに勝ったっていうちょっとした嬉しさを感じながらベッドでごろごろする。

 

「あ――………………………………」

 

こういうのって幸せ。

 

 

 

 

髪の毛を自分で切ろうとしたすっぱだかの僕に向かって……いや僕にじゃなくて壁に向けてハサミがすっ飛んでみじんになった、あのときのあの怖いの。

 

そのときに読んでいた本のどこかに似た言葉があったから僕は勝手に「ハサミ事件」とかものすごく適当なネーミングで呼んでいるけど、あの魔法の力を再確認することになったあの時期は大変だった。

 

家に引きこもれば刃物が襲うわ外に出たら強引な人たちに付きまとわれるわ。

ニートに無茶な難題だったって思う。

 

でも、そんないろいろがあってすっかり疲れていたけど季節はもう梅雨。

じとじとと静かな空気でこれだけじとっと休んでいれば充分にエネルギーも戻ってくるというもの。

 

雨って良いよね。

 

きのこが生えそうなくらいの湿度で静かな雨の音を聞いて雨の匂いを嗅ぐのが好き。

 

そんなわけで僕は元気になった。

だっていろいろ吸われてたんだもん。

 

口と体が動く人と一緒にいると……なんというか生命エネルギー的な何かが吸われる感じしない?

 

エネルギーっていうか気力とかMPとかそんな感じのもの。

目には見えないけど確かにある感じのそんなもの。

 

ああ言う人たちに言っても意味分かんないだろうけど僕の仲間には分かるんだろう。

 

僕は今までけっこうな科学信仰で不思議な力とか幽霊とかはまともに取り合ったこともなかったんだけど、実際にこんな目に遭っているわけだ。

 

僕の目で見て肌で感じている以上には信じないわけには行かない。

昔の偉い哲学者の人もそう言っていたもんな。

 

でも、そういう吸ったり吸われたりするエネルギー。

魔法を使える人たち……いるのか分からないけど、そういう人たちならはっきり分かるんじゃないかな。

 

魔力とかSPとか行動力とかそういう概念で表現される何か。

 

ゲーム脳に支配されている気がしなくもないけど存在するのは間違いないって思う。

完全なフィクションだったらゲームだってあんなに熱中できないわけだしな。

 

そう思うと僕的な人間はきっとターン制ゲームで生きていて、JCさんとかJKさんとか勧誘悪魔さんとかはリアルタイム制ゲーム。

 

つまりは人種が違うんだ。

ゲームシステムが違うんだったらしょうがない。

 

うん。

 

そんなどうでもいいことは置いておくとして、とにかく「人に会う」っていう僕にとっては極めて辛い目に遭って苦労したのは外に出たせいだ。

 

夏服をいっぱい買わされてへとへとになって帰ってきて歯も磨かずに泥になって眠ったんだから僕にとっては大変なことだったんだ。

 

きっとあの人たちには分かるまいこの苦労。

 

魔法でこの体に変わってからの9割以上の時間は今まで通りに平和なんだけど、家から出ると必ずと言って良いくらいに何かしらに巻き込まれるのが分かる。

 

僕にとって他人に構われるって言うのはこの上ないストレスなのに。

 

実際にあれからちょこちょこ外に出てみたけどみんな無視してくれないしな。

やっぱり子供の見た目っていうのは興味を引きやすいらしい。

 

当然か。

 

その辺を歩いているだけでもしょっちゅう誰かに声をかけられるもんな。

男だったときとは勝手がぜんぜん違うんだ。

 

なるべく子供がうろついていても不審じゃないタイミングと場所を狙ってちょこっと出歩いていても……特に女性からは頻繁に話しかけられる気がするし。

 

女性といっても子供が居そうな母親とかおばさんとかおばあさんだけど。

 

意外でもなく当然だけど男は目が合っても話しかけてこないことが多い。

くるのはたいてい通学路での見守りの人とか同じく子どもがいるらしい人とか、そのくらいだ。

 

あと公園のおじさんとかおじいさんはフレンドリー。

なぜかは分からないけどジュースとかお菓子をくれようとすることもある。

 

赤の他人から何かをもらった経験なんてそうそうないし「親からダメって言われてる」って断るけども。

犯罪の臭いはしないけど……なにしろこの体だ、悪いことしようってしてる人に近づかれても困るしな。

 

ずーっと家にいると神経がおかしくなるから、そうならない程度に散歩とか買い物程度に……こそこそ出る感じに人目を忍ぶ生活を続けたおかげで季節は過ぎて梅雨。

 

「…………………………………………」

 

……やっぱりニートしていても幼児になっても時間が過ぎるのは速いよなぁ。

 

まぁ本が読み切れないほどにあって映画が観きれないほどにあってゲームもネットもあるんだ、よっぽどのことがなきゃ退屈で死にそうとかないよな。

 

でも梅雨はいい。

 

低い雲と暗い空と雨のための傘やカッパとかで自然な形で姿をぼんやりさせられるから。

おかげでわりと軽装でも女だってばれないからいちいち気にせずに出られる。

 

そんなわけで最近の僕の生活は結局は普段通りだ。

幼児になろうがハサミが乱舞しようが僕って人間が変わらないんだからな。

 

おかげで今日も快適だ。

 

「…………………………ん――……」

 

……そうして現実逃避してたけどそろそろ現実を見なきゃいけない。

 

そう決心した僕はごろごろしながら見ていたスマホの通信アプリを起動する。

 

ぴこぴこぴこぴこって音が鳴る。

 

僕はびくってなる。

 

「…………………………………………」

 

見たくないから普段は落としているそのアプリの画面には20ばかりの新着。

 

……やだなぁ。

 

見たくないなぁ。

 

けど見るって言っちゃったからなぁ。

 

やだなぁ。

 

めんどくさいなぁ。

 

とことん現代社会の情報交換密度に不適応な僕はしぶしぶでチャットなアプリを開く。

 

教えてしまったアドレスからどばっと来るメッセージたち。

まるでスパムだ。

 

けど現実で知り合いになっちゃった相手からだから無下にもできない。

僕には知り合いを無視する度胸なんてないんだ。

スパムな方がマシなまである。

 

一晩でこれだけ増えるのはいつものことだけど「本当にヒマなんだなー」って思いながら目を通していく。

 

まぁ学生っていう会話をしたくてしょうがない生き物相手だからな……しかもJCっていう存在。

どうでもいいことばっかりだけどとにかく送ってくる送ってくる。

 

しかも自分から「メッセージが多すぎるから流し見で!」とか言うだけあってとにかく雑多でどうでもいい感じに会話にもなっていないひとことだらけだ。

 

たまに長文もあるのが困ったところ。

 

どう返事すればいいか分からないから2、3日に1回、それもものすっごく適当な返事しかしないけど、それでも量が減ってきたりしない。

知り合いみんなに同じような事をしているのかもしれないな。

 

SNSとかで間違って学生らしき子のアカウントからフォローされたときみたいなライブ実況的なとりとめもないことしか言っていない。

 

昔のメールだと1通送るたびにわずかながらもお金がかかっていたけど今や何でも無料な世界だ、そのへんのハードルは下がりに下がっているんだろう。

 

すっすっと読んで行ってすいすいってしておしまい。

 

終わっちゃえば何てことはなくても終える前の始めるのが大変って言うあれ。

 

「ふぅ」

 

スマホの音をオフにする必要ができたけど、それ以外には特に変わらない……平和な素晴らしい僕の家の中だけで完結する生活。

 

生活リズムもすっかりと元通り。

素晴らしい毎日。

 

「……くぁ」

 

あぁ、この。

 

外はじめじめでじとじとで蒸し暑い中、こうして家の中でエアコンを強めにして除湿でからからにして暖かい毛布を被ってごろごろする。

 

最高の生活だな。

 

できればこのまま平和な感じで成長するまでの数年を過ごしたいものだ。

お金の心配さえなければ老後までお願いしたいところ。

 

やっぱりニートになるには素質が必要なんだ。

幸運にも僕にはその素質があったからこうしている。

 

何も不安のない素敵な時間。

あとはただ、男に戻れたらってだけだ。

 

 

 

 

最近になってようやく取り戻した最高の1日はいつもこんな感じ。

 

朝はできるだけ日の出の少し前に起きるようにして夜早く寝付けるようにする超健康的なやつだ。

 

かつての引きこもりな時代みたいに昼夜逆転な生活で自律神経と頭と体がおかしくなるのは勘弁だし、普通の人とかけ離れちゃった結果に世間っていうものを理解できなくなるのを防ぐためのルーチーン。

 

興味ないからってニュースとかまったく見ないで映画とかドラマとか本ばっかり読んだりゲームばっかりしてると、ふと僕だけが世界から取り残されたような感覚になるもんな。

 

さすがの僕もあれには困る。

 

知らないあいだに大きな事件が起きていたり知らない造語が流行っていたときの衝撃といったら……それはもう計り知れない。

 

もう何年かで「お兄さん」って呼ばれるのから「おじさん」って呼ばれるようになる僕でも、1回でもそう呼ばれるまでは「お兄さん」で居たいんだ。

 

……今は「お嬢ちゃん」って言うのは……うん、しょうがない。

 

で、規則正しい生活っていうの、学生時代は強制的にあって当たり前のものだったから気にも留めなかったけど、いざ好き勝手できるようになって好き勝手するとそれはもう恐ろしいことになる。

 

普通の人なら長くたって4年の大学生活でおしまいなそれは……僕にとってはこれから死ぬまで永遠に続く時間。

 

ニートをするには自制した生活が不可欠なんだ。

その辺を普通の人は理解できないんだもんな。

 

ある意味こっちの方が大変だってのになぁ。

ニートをちょっとでいいから尊敬して欲しい次第。

 

あと戸建てなもんだから朝早くのゴミ出しも地味に大切。

回ってくる回覧板も町内会費も僕は文句も言わずに受け入れている優等生。

 

言うこと「はいはい」って聞いてれば注目されにくいもんな。

前からニートって言う負い目があったから続けてたそれも、今となっては立派な隠れ蓑。

 

どれだけめんどくさくて意味のないものだったとしても守っておかないと目をつけられる。

いちどでも疑惑の目が向くとたちまちにして注目の的になるのが悲しい事実。

 

ご近所は怖いもの。

町内会はもっと怖いもの。

 

「ねえお兄さんちょっとジャンプしてみてよ」みたいな感じのカツアゲみたいって思うけど、たかだか年に数千円だ、きちんと払うに限るもんな。

 

「…………………………………………」

 

……次の集金はどうしよう。

 

ああ言う人たちって日曜日の早朝とかに予告無しで来るからなぁ。

「町内会のです」とか封筒に書いておいてお金置いとくしかないよなぁ……。

 

今の僕が出るわけには行かないしなぁ。

 

こんなにがんばって隠れてるのに素直に家から出て「お巡りさんとこ行こっか?」って言われるとか悲しすぎるもん。

 

だからゴミ出しもがんばってるんだしな。

 

前日に出してもダメ夜中もダメなもんだからがんばって早起きしてるんだから。

まぁ早起きって習慣だし慣れたらどうってことないからいいけど。

 

で、早くに起きて……ぜんぜん汚れはしないけどなんとなく気が済まないから顔をじゃぶっと洗って、長くなってしまった髪の毛を時間をかけて梳いたりして整えて、服選び。

 

そういえば地味に乾燥しやすくなっているらしいもんだから、こんなにじめっとしていても化粧水というものとリップクリームがないと肌がひりひりしてくる。

 

さぼると途端にひりひりするわばりばりしてくるわではっきりと分かるから手が抜けないめんどくささ。

 

これが男女の肌の差なんだろうか。

それとも個人差の範囲で収まるものなんだろうか。

 

よくわからない。

 

「こういうめんどくささと毎朝のひげそりとどっち?」って聞かれたら断然ひげそりを選ぶところだ。

もともとそんなに生えなかったし2日に1回くらいで済んでいたしな。

 

まぁ鏡を見たときのきれいさで言えばもちろんこっちだけど。

やっぱり僕は男だから幼女と言えども女の子の方が良いに決まってる。

 

 

 

 

さて今日の服はどれにしよう。

 

中身がごっそりと入れ替わったクローゼットの前で僕は考え込む。

 

予報だと重い梅雨にしては今日は珍しく晴れて気温は高め。

それなら白系統の……せっかくだしワンピースにしておくか?

 

男だった頃には迷うことのなかった服選び。

それに少しばかりうんうん悩む手間が加わった今日このごろ。

 

ほとんど外に出ることはないから別に気にしなくてもいいんだけど……最近は服を選ぶのがなんとなく楽しくなって来たしな。

 

名前は忘れたJKさんに連れ回されながら教わった服のコーディネートという概念を習得した僕は無敵だ。

 

完全な未知を既知にしてくれたからあの子には感謝……やっぱりそれ以上にひどい目に遭ったから無し無し。

 

要らない感謝をするところだった。

 

基本的な組み合わせっていうものを知っておいて飽きてきたらそれを自己流アレンジって方法がいちばんの基礎で、慣れてきたら流行りを取り入れるといいらしい。

 

服を脱いでは着てを繰り返すだけで2時間ほど付き合わされたおかげで「定番の着こなし」的なものを教え込まれてしまった以上、凝り性の僕にとって毎日2、3着をただ洗って乾いたら着るっていう楽だった生活には戻れなくなったとも言える。

 

世の中には知らなくてもいいものがいっぱいあるというのに。

ほら、知らぬがなんとやらとか言うし。

 

そのせいであのときに買ったものの他に通販で買い始めたせいで、春になってから買った女物の服がかつての男物の量をとっくに越えている現象が起きている。

 

つまりは結構散財したんだ。

ひとつひとつは安くてもちりつも。

 

服って自分で選んで買うのがこんなに楽しかったのかって知れたのは大きいかもだけど……ちょっと買いすぎた気がする。

 

でもあのとき疲れ切ってだるってしてたけどどうにかカウンターから買ったのを送る機転を働かせられた僕はえらい。

 

ものすごくえらい。

 

「私が持っていってあげるから」「お家にご招待して」「ダメでもせめてお家を外からでも眺めたいの」なんていうのだけはどうにかして抑えたからな。

 

あんな子が家に来たら一発でアウトだ。

 

ご近所的に。

 

ひとり暮らしの男の家に幼女とJKが入るとどうなるかなんてその辺の子供だって分かるもんな。

 

しかもなんかすごそうな事情に見合わないただの一軒家だっていうのがバレるし。

いくらなんでも即日でついた嘘がバレるのは悲惨すぎる。

 

失望のまなざしとそのフォローこそ耐えがたいものはないんだ。

 

……む、今日はこれでいいか。

 

鏡の下半分に映っているのは、ケアをしているおかげでつやっと伸びる銀の長髪と前髪をそろそろ切ろうとして忘れていたのを思い出した眠そうな顔に、白のワンピースに黒のタイツ。

 

「うむ」

 

今日の僕は「お嬢さま」に見えなくもない。

 

タイツって暑そうだと思っていたけど、いざ履いてみると風がいい具合に抜けるから1枚多く着ているのに涼しく感じるんだよなぁ……不思議だ。

 

ぱんつを履いているはずの股とお尻まですーすーと実に気持ちが良い。

すべすべするから動いても気持ちいいし手で触っても気持ちいい。

 

とりあえずで春から秋までは快適な気がする。

 

材質が合わないものを履くとかゆくてかゆい地獄だけど合ったものを履くと快適なタイツ。

こういうところは女の方が良いなって思う。

 

男だとこういうのは無理だもんな。

 

ポーズを取っているときに理解した「しな」を作る感じにしてみる。

まるで僕じゃないかわいらしい子供がいるような錯覚を覚える。

 

……似合っているなぁ。

 

JKさんが着せ替え好きなの、ちょっと分かった気がする。

この格好で外に出られないことがもったいないくらいにはかわいいもんな。

 

幼いのもこれはこれで悪くないって思うし。

 

僕もなかなかにかわ――――――――――

 

「………………………………」

 

僕はおもむろに頭を振りかぶって「ごんっ」と鏡に……ちょっとだけ痛い程度に打ち付ける。

 

……やばい。

 

ごんっごんっ。

 

最近思考が……今みたいになるもんだから、ちょっとまずい気がする。

 

頭をぶんぶんと振るのに合わせて髪の毛が傘のようにぶわっと広がってぱさりと落ちるのを感じて目を開くと、細くなった脚とちっちゃくなった足の甲が黒いタイツに包まれている手前にワンピースの裾がひらひらしているのが見える。

 

ごんっごんっ。

 

……こんな格好で外に出て誰かに褒めてもらいたいなんてバカげたことをちょっとだけでも思うだなんて。

 

ごんっごんっ。

 

……こうして服を選ぶことでこれからカムフラージュしなきゃいけない女の子とか女の人な生活をちょっとだけでも理解できるようになってきたのは良いことなんだとは思う。

 

でも、それはそれ。

僕は男なんだ。

 

男だからスカートとかタイツに惹かれるのはしょうがないんだけど、それを自分で着ている姿を見せたいって思うのはやばいんだ。

 

しばらくのあいだ、僕の頭からはごんっごんっと音が響いていた。

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