焼きたてホッカホカのモフモフのパンが食べたいお(´;ω;`)
って思ってたらいつの間にか書いていた。
な、何を言っているのかわからn(ry
ここは幻想郷。全てを受け入れる幻想の地。
幻想郷には、私達の暮らす世界では居ないような、まさに『幻想』の巣窟である。
妖精や妖怪、魔法使いに神様だって、そこいらへんをスタスタと当たり前のように通り、当たり前のように会話している。
勿論、人だっている。
今、私がいるのは、その人々が住居としている『人里』の中にあるこじんまりとした家。私の暮らす家だ。
私は「イント・レヴァイナット」言っておくが人では無い。吸血鬼、と言う外国の妖怪だ。
さて、いきなりだが諸君、主に日本人に聞こう。
この世に主食が米やうどんしか無かったらどう思う?
私は別に大丈夫………と、甘く見ていてはいけない。
何故なら……
「パンパンパンパンパンパンパン…………」(ブツブツ)
今の私の様になるからだ。
幻想郷に移住して早数ヵ月、私は一欠片もパンを口にしていない。
そりゃあ、単純に考えれば分かる事だ。
幻想郷は閉ざされた世界。外の文化など取り入れる筈もない。
ましてや元から生産していると考えるなんて大馬鹿者のすることだ。何せこの地は元々ニホンの土地なのだからな。
そして、さっきも言ったが私は外国の妖怪。パンが主食だったから尚更だ。
と、パンの魅力に洗脳されつつ、外に耳を傾けると、元気で明るい声が聞こえてくる。
「おーい!!イっちゃーん!!大丈夫かーい!!?」
「パンパンパンパン………ハッ!?も、申し訳ないです、おばさん」
私は、洗脳を一時的に振りほどき、自宅の玄関から飛び出て、おばさんに挨拶する。この方はおばさん。この住宅街のムードメーカー的存在で、以外に人気がある。歳は結構若い。
ちなみに、イっちゃんと言うのは私のあだ名だ。外人の名前は言いづらいらしい。
「全く……心配掛けさせないで遅れよ、アンタが良くても、コッチは気が気じゃ無いんだからね!?」
「はぁ……スミマセン」
「まあ、謝る事じゃ無いんだけどねぇ……ところで、さっきまでブツブツうわ言見たいに言ってた、『パン』ってのは一体なんなんだい?」
「あぁ……やっぱり知らないよね……パンって言うのは食品の事です。此処に来る前はご飯と同じように食べてましたよ……しかし、おばさんがいった通り、この幻想郷にはパンが普及していないのです……良く食べていましたから、数ヵ月も口にしていないと気が狂いそうで……」
嗚呼、パンよ。どうして幻想郷に無いのか?あんな美味しい物が、何故?
「ふ、ふぅん、そうなのかい………そんなに食べたいなら、作れば良いんじゃないかい?」
………へ?
「……お、おばさん、い、今、何て、言いました?」
「え、えっと、そんなにその『パン』ってのが食べたいんなら、自分で作れば良いんじゃないかい?食べ物なんだろう?」
………
「………」
「………………それだ!」
「うぇい!?」
そうか、そうだおばさん!!
売って無いなら作れば良いんだ!!
どうしてそんな簡単な事に気が付かなかったんだ私!!
ああくそ!!数時間前の私をぶん殴ってやりたい!!
となると、まずは材料だ!!
幸い、イースト菌は私の能力で上質な物が手に入る。
質は悪いが小麦粉は棚にあった筈だ!!
卵も新鮮な物が沢山ある。
よし、出来る、できるぞぉ!!
「おばさん、恩に着る!!出来上がったら一緒に食べよう!!」
「お、おぅ!?なんかよくわからんが頑張れ!!」
私は、おばさんの返事も聞かずにダッシュで台所へ向かった。
「フフフ……石窯焼きのパン……胸が踊るようだ!!」
どうやら、完璧にパンにのめり込んでしまったようだ。
…………予想以上に楽しい。
と、まぁ、店を出すのは多分2話からです。
期待していた方、申し訳ありません。
ちなみに主人公の能力は
『菌を操る程度の能力』
例えば、風邪になったとするじゃ無いですか。
この能力があれば、一瞬で風邪なんて無くなります。
菌を集める事も可能だし、自ら作り出す事も出来ます。
ウェーイ、チート