幻想郷でパン屋、始めました。   作:命麗 命

8 / 16
はい出ました、もしもシリーズ。
今回は登場人物に蓬莱と言う人が出てきます。
リクエストしたユーザー様のネームなのですが……まあ、あの人なら喜ぶでしょう。
本編には関係無いのであしからず。

もしもシリーズは個人的に好きなので、本編投稿にしました。


もしもレヴァさんがヤンデレだったら

【もしもレヴァさんがヤンデレだったら】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕の名前は蓬莱。

僕は今、イントさんの家に招待されている。

周りの人から聞くにイントさんは親しい人以外自身の家には入れてくれないそうだ。

となると、僕は比較的親しい人物となる。

こんな美人と友人なんて夢みたいだ。

 

「どうだ、蓬莱、君の口に合うだろうか?慣れないモノだったから、少し手間取ってしまったのだが……」

 

招待の内容は紅茶を一緒に楽しみながらお話でもしよう。と言うものだったのだが、時間が思ったより経ってしまったらしく、気付いた時にはもう夕暮れ時になっていた。

すぐ帰らないと、と思ったのだが、イントさんが『泊まっていってくれ』と期待するような目で話し掛けて来た為に、断る訳にもいかず泊まらせて貰うことになったんだ。

 

「うん!美味しいよ!」

 

夕飯は贅沢にも唐揚げ。

かなり新鮮なものを使っているのか少し血生臭い……なんて事はなく、臭みは全くなくて、表現はしにくいが食べると後を引く味だ。

 

「そうか……良かった」

 

イントさんはニッコリと僕に笑い掛けてくれた。

僕としては限りなく嬉しいが……何でだろう、何か違和感がある。

なんか、目の焦点があってないみたいな……まあ、気のせいだよね。

 

ふと気が付くと、唐揚げが既に無くなっており、手元のご飯やスープも空になっていた。

気が付かない位に美味しかったらしい。自分でも本当に手が止まらなかった。

 

「ご馳走様でした!!」

 

「お粗末様でした……蓬莱、君は本当に良く食べるな。吃驚したよ」

 

「あ、ご、ごめんなさい!!イントさんの事気にせずに食べちゃって……」

 

考えてみると、僕がモシャモシャと食べている間、イントさんは僕を見ているだけだった気がする。

とどのつまり、イントさんが夕御飯を食べていない事になる。

 

「フフッ、良いんだ……私はあとからじっくり頂くから」

 

「?そ、そう?」

 

何か含みのある言い方だった。

僕の心の中に少しだけ不安が募る。

しかし、そこまで大きな不安ではないので、その時は気に止めなかった。

 

「そうだ、冷蔵庫にデザートがあるんだ、良かったら食べるか?」

 

「本当!?食べたいな!」

 

「了解、持ってくるよ」

 

しばらくして、イントさんがデザートを持ってきてくれた。

それは外界で言うゼリーのような物であり、グラスの中でクラッシュされた紅色のゼリーがプルプルと揺れている。飾付けにミントとブルーベリーが乗せてあってとても綺麗だ。

 

「わぁ……綺麗」

 

「ティータイムの時に出そうと思っていたのだが……つい楽しくて忘れていた」

 

「イントさんって本当に器用だね、パンも作れるし、料理もこんなに美味しいし」

 

実を言うと、今僕はニット帽を被っているのだが、それもイントさんの手作りだ。

とても精密に作られていて、販売してもいい程だ。

 

「君の為なら何だってするよ」

 

「っ!?……///い、頂きます!!」

 

急にそんな事を笑顔で言うなんて、反則ですよイントさん……

 

僕は恥ずかしさを紛らす為に一気にデザートを完食した。

多分美味しかったのだろうが、恥ずかしさのあまり味が良く分からなかった。

 

「ふふ……ホント、可愛い……食べちゃいたい」

 

「///……で、でも、イントさんが言うと洒落になりませんよ!!」

 

「まあ、吸血鬼だものな」

 

イントさんは相変わらずクスクスと笑い、僕の反応を楽しんでいる。

 

が、やはり違和感を感じる。

実はデザートを出して来た時にも違和感を感じていた。

デザートは僕用とイントさん用があって、イントさんは2つ同時に持ってきた。

何故、2つとも持ってきたのか?

イントさんはまだ夕食を食べていないのだから、当然食後用のデザートはまだなのでは?

その疑惑が、また不安を募らせる。

 

と、思考を張り巡らしていると、急に眠気が襲い掛かって来た。

それは非常に強力で、ふらりと床に倒れてしまう。

この感覚は生理的欲求から来るものではないとすぐにわかった。

 

「ィントさん………な…で……」

 

「安心して眠って」

 

最後に見たイントさんの顔は、何処か狂ったような笑みを浮かべていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……んぅ、こ、ここは?

 

「起きたのか?蓬莱?」

 

「!!!んっー!!?」

 

イントさん!!と大声で叫ぼうとしたが、口が麻縄で固められている。

手で外そうとするも、手も手錠で固定されており、足にも足枷がついている。

 

「どうしてこんな事を、と聞きたいのだろう?」

 

「んー!!んー!!!」

 

「……君が悪いんだよ?」

 

「!!?」

 

「君が、私の気持ちに気が付いてくれないのがいけないんだよ?私は君にあった時からずっと……ずっとずっとずっっっっっっっと!!君の事が大好きなんだよ?私は君と一緒になりたいのに、君はなんにも気づいてくれない。今日の唐揚げやゼリーも、君の為に頑張って覚えたんだよ?」

 

今のイントさんは、怖い。

狂っている。

狂気に染まっている。

その事を知った僕の顔は青ざめ、涙を流していた。

 

「泣かないで、もう私と君は一心同体なんだ、君一人で何かを背負わなくてもいいんだ」

 

「……?」

 

話が噛み合っていない。

いや、その事よりも、一心同体?どういう事だ?

 

「気づいていなかった?今日君が食べた唐揚げ、私なんだよ?ほら」

 

そう言うとイントさん……いや、彼女はお腹辺りの服を捲り始めた。

そこには包帯が巻いてあり、少し血が滲み出ている。

 

「今日飲んだ紅茶やゼリーにも、私の血が入っていたんだよ?」

 

吐きたい。

今すぐに胃の中にある全ての物を吐き出したい。

けれど、それは縄によって阻まれる。

 

「ねぇ、蓬莱、君は子供は何人欲しい?十人?そうか、君は性欲が強いんだな、良いよ、全部受け止めてあげる。でも、私だけで養えるかな?何、蓬莱も働く?駄目だ、君に無理させられない、私が働いて稼ぐよ。蓬莱と会える時間が少なくなるが、さっき言っただろう?君の為なんだってするよ。ああ、家は何処にたてる?人里にするか?それとも人里から少し離れた場所にするか?私はどちらでも良いぞ、蓬莱と一緒にいられるなら。ああ、でも君はかっこいいからな、余計なゴミ虫が付くから離れた方が良いか?何だっていいか、そんな害虫は私が駆除すればいいからな。ふふ、ふふフ、フフフフフフフフフフフフフフフフ………」

 

そのあと、蓬莱とレヴァを見た者は誰一人居なかったと言う……




文字的に危なかったので終盤適当になっちゃいました。
ヤンデレってこれで良いんですかね?昔見た動画でこんな感じの恋愛ゲーがあった気がするんですけど……
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。