幻想郷でパン屋、始めました。   作:命麗 命

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おさけだいすき。by作者


おさけだいきらい。byレヴァ

「……ィ…さん、イントさん!!」

 

「ハッ!?」

 

突然の声に、レヴァは勢いよく顔をあげる。

 

「ふぅ、やっと起きたのね、宴会で酒飲んだと思ったらすぐに倒れるんだもん、吃驚するわよ」

 

「……あぁ、そうか」

 

 

段々記憶が戻ってきた。

 

ここは毎度お馴染みの博麗神社。

つい数刻程前まで、異変解決の御祝いと言うことで宴会を開いていた。

霊夢や魔理沙、その他異変関係者の友人や知り合いが招待され、かなりの大人数で馬鹿騒ぎしていた。

まあ、酒の匂いを嗅ぎ付けて色々な野良妖怪も混じっていたが……

無論、私も霊夢達の知り合いと言うことで、無理矢理宴会に参加させられた。

 

いや、そこまでならまだ良い。

問題は、宴会の場に鬼が居た事。

 

実は、私はあまりアルコールの類いは好みではない。

味が嫌いということではない、単に酒に弱いのだ。

恐らく現代日本の平均的な酔いの筈なのだが、幻想郷は別名『酒の都』(今勝手に付けた)必然的に酒が弱いと言うことになる。

 

そして鬼は大の酒好き。

それも宴会であれば誰構わず相手に酒を飲ますだろう。

 

それがキッカケとなり私は酔いに酔って、この有り様と言うわけか。

 

「ところで、この惨状はなんだ?」

 

「……し、知らないわ!?私がイントさんを介抱していたらいつの間にかこうなっていたわよ!?」

 

OK。嘘がバレバレ。

恐らく、私が酔いに任せて暴れたんだろうな。

……ん?

 

「れ、霊夢……こ、この噛み跡は……?」

 

縁側に座っている霊夢を見てみると、首元に誰かが噛んだような跡がある。

心なしか、顔色も悪い。

ま、まさか、まさかとは思うが……

 

「私が……やったのか?」

 

「……まあ、そうなるわね」

 

「ッ!!」

 

顔が熱くなるのを感じた。

今頃私の顔は林檎も真っ青な位赤くなっているだろう。

 

私が、霊夢の血を吸った?

しかも、首筋から?

 

……

 

「まあ、別に酔っていたんだし、怒ってはいないわよ」

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」

 

ピュン。

 

風を切る音がし、気づけばレヴァは遥か空の彼方へと飛んでいってしまった。

 

「……え?え?ちょ、イントさん!?」

 

霊夢は驚いた。

たかだか吸血程度でああもなるのかと。

吸血鬼ならばあれくらい当然なのではないのか?

 

「どういうことなの……?」

 

「ああ、それね」

 

ミュン。

 

変な効果音と共に、紫が現れた!!

霊夢はどうする?

 

○攻撃

□防御

△道具

×逃げる

 

「○連打で」

 

「ちょ、ちょっと待って霊…」

 

「問答無用!!出てけ『夢想封印』!!」

 

しかし、紫には効果が無かった……

 

「はい、スキマ」

 

くぱぁ、と妙にエロティックな音がすると思うと、霊夢の撃ったスペルは隙間の中へ入り、何処かへ消えてしまった。

 

「チッ……で、イントさんがああなったの、理由知ってるんでしょ?教えなさいよ」

 

スペルが当たらなかった事に苛々しながらも、霊夢はぶっきらぼうに言った。

 

「あれね、吸血鬼が首筋から血を吸うときってね………性行為と同じ意味なのよ」

 

「……え?」

 

「わからない?要するにSE【自主規制】よ」

 

霊夢もまた、顔が赤くなった。

 

ちなみに、二人は数日間顔を会わせれなかったとか。

ウブだねぇ、青春だねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わって上空。

レヴァは今自分の出せる最速の速さで空を飛んでいた。(秒速3500km)

ギュンギュン空を飛び回っているせいか、周りに真空刃ができ、下にある木々を切り倒している。

 

「……」

 

レヴァは、今自分に失望している。

幾ら酔っていたとは言え、霊夢にあんな事をしたのだ。

 

しかも、股の部分が少し濡れている。(風で冷たい)

少なくとも、私は興奮していたのだ。

まだ18も行っていない子供に。

最悪だ、穴があったら入りたい、まさにこれ一心だ。

 

『待てッ!逃げるn………』

 

何か声がした。

そして、何かが当たったような気がした。

良くみると、何故か私は血塗れになっていた。

 

「……?」

 

何が起きたんだろう。

誰か引いたのか?

レヴァは自分の下の方を見る。

しかし、何もない。

気のせいか、そう思い、戻ろうとすると……何処からか声がする。

 

『……けて……助けて……』

 

「!?オイッ、大丈夫か!?」

 

声がした方の茂みを探ると、一人の幼い少女が倒れていた。

格好は裸で、体には鞭で叩かれた跡や、殴られて付いたような痣がある。

片方の目蓋は腫れ、涙を流し、鼻血を出している。

 

「誰がこんな酷い事を……ッ!!」

 

『……』

 

「意識が途絶えたか!?不味い、直ぐに手当てをしなければ!!」

 

レヴァは少女を抱え、剛速球で自身の家へと戻っていった……




はたからみればこれレヴァさんがやったみたいだよね。
さて、新キャラ登場ですよ。

喜べロリコン共。獣っ娘幼女だぞ。
少女の名前はステラ・サテラ。
能力も力もない弱小妖怪で、途中で『待てッ!!逃げるn……』って言っていた謎の妖怪K(屑の略)の性奴隷です。
今後、ぱんやさんで住み込みで働いて貰います。
まあ、Kも中級妖怪なんで、蚊の如くプチッと消し炭になりましたが。
クズに出番は与えん。

最近ロリが国宝と言うことを知らない野郎が多すぎて駆逐が大変。
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