https://syosetu.org/novel/190134/
今回は、Code-73 盾捨押収-作戦開始(https://syosetu.org/novel/190134/75.html)で描写された北部地区をM16A4の視線で描写しています
次の試合で人間様である赤い彗星様にわざと負けろとでもいうの?
私はこの闘技場のスターよ、常に全力で戦わないと観客たちに失礼よ
それに彼女もそれを望んでいないわ
2060年某日違法闘技場・■■■選手控室内の防犯レコード記録より
俺達S07前線基地部隊を中心のI05地区北部方面部隊は予想以上に強固な鉄血兵の防衛線に手こずっていた
人形を埋め込んだ盾を持ったガードは少ないが、その分通常のリッパ―やイェーガー、それにドラグーンやジャガー等が多く、非常に肉厚で、強固な防衛線が引かれていた
おまけに、数少ないガードがランダムに俺達の前に出てくるので、俺達はペースを崩されて攻め込むタイミングを掴め無かった
だが、マンリヒャーM95/30こと、マンリヒャーさんの援護射撃が北部の戦況を一辺しようしとした
得意技の
衝突を免れた鉄血兵達も回避のために一時的に俺達の攻撃の手が緩み、俺達はそれを見逃さなかった。反撃のチャンスだ
「今だ!」
マンリヒャーさんの叫びが合図となり、隊長のM14さんとP228さんが俺達一斉に号令を発した
「BB小隊、一斉攻撃攻撃!!!!!」
「E01小隊はBB小隊を援護です」
「ワッショイ!!!」
「ゲームの始まりよ、アハハハッハアッハアッハハアハハッハハハハ!!」
M14さんの号令と同時に俺達BB小隊とE01小隊の俺達の少し後方の位置でいるMK48とSDMR以外が、歩行兵器の衝突で陣形が崩れた鉄血兵の防衛陣地に向かって突撃を開始
それと同時にMk48が笑い声と共にダミーを含めた4体で7.62mmNATO弾をばらまき、、前衛のリッパ―やヴェスピドを薙ぎ払うE01小隊とAGS達による面攻撃を凌いだリッパ―やヴェスピドが反撃に転じようするが、M14さんとSDMRの支援下でSMG型人形達の手榴弾、焼夷手榴弾、リーのグレネードで残ったリッパ―を排除する
それと同時に通信が半ば混線しているのか、ASGちゃん達の護衛についているGsh-18さんの声が電脳内に響いていた
「6時の方向にジャガーがいます。チビちゃん達、頼むで!!」
「はい、アゴーニ!!!(撃て)」
リッパ―とは別の場所で陣地を構築して、援護射撃をするジャガーにMK48さんよりも後方で展開するAGSちゃん達が彼女の得物であるAGS-3――30mm自動式グレネードランチャーでジャガーを陣地ごと吹き飛ばす
敵の後方支援が途切れたのと同時に更に敵陣の奥へ切り込みをかけ、それを後方に待機していたジャガーやストライカーがレーザーの弾幕で足止めしようとするのを見て、残ったリッパ―の一体を射殺しつつ、P228さんが号令を発する
「G36Cさん、M1897さん、防御陣形!!」
「了解しました、G36Cさん!」
「はい、フォースシールド起動!」
P228さんの号令と同時にG36Cさんがとエプロン付きメイド服を着たSG型人形のM1987が、俺達の前に出るとそれぞれフォースシールドと腰のアームに接続されたシールドで鉄血の銃撃を防ぐと同時にそれぞれの銃弾と散弾で正面の敵を穴だらけにする
そして、彼女達に続くように俺達も鉄血に銃撃を浴びせて、鉄血の陣営を一気に切り崩していく
鉄血も俺達の進軍を止めようと人質人形を埋め込んだ盾を構えたガードを前に出し、俺達に迫ってくる
だが、俺やP228さんのように近接格闘が得意かつ小回りの利く戦術人形の前ではただ板を持ったカカシも同然だった
人形の盾を持ったガードは通常の盾が重いのか。装備していた銃剣も大型化の弊害で取り回しが悪化しているのか、反応速度も鈍く、盾の構える事を優先しているせいで動きも読みやすかった
俺はガードの懐に潜り込んで、銃剣を突き刺してからの〇距離射撃でP228さんは背後に回り込んで、左手に持ったブレードで首を切り落とすなど倒し方が分かられば、容易く撃破できた
そして、この勢いで俺達北部攻略部隊はスミスさんが囚われている建物まで順調に進んでいくと思わった時、共同相手のJS9さんが死んだふりをしていたイェーガーに狙われた
それに気づいたSDMRの叫び声で俺は振り返り、そのイェーガーを狙おうとしたのと同時に無数の銃撃そのイェーガーを破壊したのだ
俺はとっさに銃撃が飛んできた方向を見て、唖然とした
「飯の恨みで来たが…こんなひでぇ真似して道徳のどの字から教えてほしいみたいだな…!」
「万能者!?」
「なぜここに!?
「というか……あの太陽みたいモノは何!?」
識別名『万能者』――そこにいるだけで大惨事を招く人形の形をした災害とも言うべき存在がが凄まじい怒りを念を放ちつつ、上空に二つの小さな太陽のようなナニカと共に俺達の頭上に現れたのだ
そして、太陽のようなナニカから無数の光が鉄血兵を一掃したのは万能者が現れてすぐに
事だった
小さな太陽から放たれた無数の光が俺達や人質の盾を避けて、鉄血のみを蜂の巣にする光景は一方的な蹂躙としか言いようがなかった
そして、俺はスミスさんが誘拐した鉄屑に対する怒りと憎悪よりも恐怖で一時的に身体が動かなかった
そして、その光がこっちに向かわなかったことに幸運を感じにいられなかった
けど、本当に……運がよかったのかな?
なんとなくだけど、誰かに俺の幸運を吸い取られた気がしないでもないが
あぁ……ここまで私をゾクゾクさせたのは赤い彗星に完敗した時以来よ
万能者……今度会ったら、ちょっと肩もみしてあげようしかしら?
I05地区北部の作戦レコード:S07基地所属戦術人形Mk48の記録モジュールより
前回と今回の前書きは個人的なドルフロ世界での人形達に対する彼女達の認識を表現しています