MALE DOLLS外伝集   作:ガンアーク弐式

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今回は危険指定存在徘徊中(https://syosetu.org/novel/190378/)のコラボ企画編です

遅れた上に、すごくダイジェスト気味ですね
そして、全体に進展もほとんどありません……どっちかというと本筋からそれて調査にいそしむS07前線基地チームに視線を向けています


グリフィンの奇妙な航海:スキマの探検記録

上陸班として上陸したアラマキは自身の背後にG36C、リーを率いて鬱蒼と茂るジャングルの中を進んでいた

戦闘を進むアラマキは自身をジャングル迷彩を施した強化スーツで身を包み、右太ももにコルトガバメントが収まったホルスターが巻かれ、背中にスーツの予備バッテリーや給水システムやレーション、予備弾薬等を収納したバックを背負い、左腰には大ぶりな斧を提げていた

その手にはドットサイトとバックアップサイト、フェアグリップを取り付けたSCAR-Hが握りしめていた

彼が握り占めていたライフルのストックとグリップには包帯が補強材のように巻かれていた

 

「最初の話からして予想していましたが立派なジャングルですわ」

「うん、S07地区の現存林とは大違いだ」

 

感嘆の声を上げる二人にアラマキは笑いだした

 

「はぁはぁ、ロシアや東欧の森と熱帯雨林の動植物は全く違うからの」

「じゃあ、おじいちゃんはこんなジャングルを何度も言った事あるの?」

「そうじゃな……二人共警戒しろ」

 

リーの質問に答えようとした瞬間、不吉な気配を感じたアラマキが唸るように話した

それを聞いた二人もとっさに各々の銃器を構え、アラマキもSA58のセーフティを解除した

そして、視界が悪いジャングルの木々の影に潜むソレに気づいた

 

「上からじゃ、制圧射撃!!!!!」

 

アラマキの号令と共に銃口を向けると同時に、リー達も同様に同じ向け、発砲する

銃声とノズルフラッシュ共に放たれた弾幕が木々の影から飛び出した大型の蜂や蜘蛛に無数の穴を刻み、地面に叩き落とした

 

「蜂と蜘蛛の群れ!?」

「数も大きさも尋常じゃありませんわ!?」

「やはり、この虫も島の防衛システムの一種か……総員、まだ来るぞ!!!!」

 

他の被害を無視するように迫りくる四方から迫りくる蟲の大群にも怯まずにアサルトライフルをフルオートで掃射し、蟲を撃ち落としてくる

アラマキに続いて、リー達も迫りくる蟲に対抗すべくジャングル内に銃声とノズルフラッシュを響かせながら、銃弾を叩き込んだ

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

新島の沿岸海域の一角で、車体部をホバーユニットに換装したワカの作業用ユニットとM16A4とSG550を乗せた小型ボートが停泊していた

 

作業ユニットにはワカは乗っておらず、代わりに接続部に命綱を兼ねた有線式通信用ケーブルが海中へ伸びていた

ケーブルの先ではワカが自身のセンサーやカメラを用いて、海中の様子を探査していた

ワカが得た情報はケーブルを介してM16A4が手に持っている端末に表示され、彼ははそれを興味深げに見ている

彼の手元には愛銃のM16A4と専用の粒子砲である武器庫改がいざと言うときに備えて、置かれていた

 

そして、その隣でSG550が愛銃を片手に周囲を警戒してる隣でM16A4は一台の形態端末を操作しながら呟いた

 

「え~と、海底の地形は大体周辺の島のそれと大差変化なし、海中は……ずいぶんと変異した生物と通常の生物が混在していますね」

「あのサメほどじゃないけど、変異した生物がいるから油断はできないね」

「さっきもナイフみたいな魚が俺達めがけて海面が飛び出してきたからね……武器庫改を盾にしたから何ともなかったが」

 

M16A4が遠い目でボートの一部に視線を落とした

すると彼の視線にはボートの一部が抉られたように破損しているのが見え、ため息をついた

そして、武器庫改の表面には海面から飛び出した魚の血で汚れ、魚のヒレがボートの底に深々と付き去っていた

 

「早く調査を切り上げて、調査船に戻りたい気分ですよ……他の所じゃ巨大なヤシガニが現れたらしいですから」

「確かに、どんな生物が……あ、ワカさんお帰りなさい!!」

 

SG550が憂鬱な表情を浮かべて海面を見つめていると水しぶきと共に頭部にライトを付けたワカが顔を出した

それをみたSG550がうれしそうに声を掛けるとワカも少し疲れたような口調で話し始めた

 

「どうもここら辺はさきほどのダツもどき以外に、特筆すべきことはなかったな……じゃあ、調査船に一度戻る」

「分かりました……M16A4さん、ボートを動かしてください」

「あ、はい」

 

SG550の指示でM16A4がボートを動かす準備をする傍らでワカは再度作業用ユニットとドッキングする

そして、作業ユニットに異常が無い事を確認したワカはボートの方に視線を向けた

 

「M16A4、動かす準備はいいか?」

「あ、はい……こちらも大丈夫です」

「じゃあ、行くぞ」

 

ワカはそう言って、作業ユニットのホバーを起動させると調査船に向かって滑走し始め、それの後ろを二人が乗ったボートが付いていく

 

 

だが、この時三人は知らなかった

上陸組が想定外の三文字では納められない事態に遭遇していた事もまだ、知らなかった

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