再上陸したアラマキ一行が航空機が不時着箇所の調査する様子を描写しました
そして、今回すごく短めです
調査船 会議室内
「原因関係の詳細関しては、有識者と船の国連の奴らと一緒にどうするかで今考えているから後で話すが……恐らくもう一回上陸するなこりゃ」
「じゃろうな……」
「ですわね……」
調査船の会議室での万能者の言葉にアラマキは目に手を押さえ、その隣でG36Cがため息をついた
二人の脳内には、つい先ほどのジャングルで遭遇した蟲の大群との死闘や異常な蔓植物によって上陸班全員が拘束された上に軍隊アリの大群に襲撃された事が浮かび上がっていた
「今度はS07前線基地の人形全員で上陸するしかないな……特に高い火力を持つ武器庫改を装備しているM16A4とワカじゃ同行させよう」
「ワカさんは作業ユニットを装備させますか?」
「無論、そして可能な限り銃火器を搭載させればいいんじゃが……」
アラマキはため息をつくと会議室の隅に立つ右腕が大剣と一体化した人型ELID――通称、蛮族に視線を向けた
それと同時に、万能者も視線を向け、叫んだ
「そして・・・・・オマエだ、なんでここにいるんだよ!?」
「ココ ニ ツワモノ ガ イル カン ガ シタ タダ ソレダケ デ キタ ソシテ ソノ カン ハ セイカイ ダッタ ナ」
「・・・・勘だけでこの島に来んなよ・・・・・・というかいつ頃きたんだよ・・・・・・下手したら確認できてない頃に来てるかもしれんぞこりゃ」
(蛮族に、第六感に近いモノを有しているのか)
万能者と蛮族のやり取りを聞いて各々が頭を抱える中で、アラマキだけは冷静に蛮族について考えていた
そして、その後の会議で原因調査のために再度上陸する事が決定した
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
未確認島 航空機不時着地点
アラマキ達一行を含む調査隊は幾度の蟲や植物の襲撃を退けて、万能者が島の現地民から聞き出した航空地着陸地点にたどり着いた調査隊一行が見たのは、鬱蒼としたジャングルの中に取り残された航空機の残骸を発見した
そして、各自が手分けして調査を進める中でリーは航空機の一部らしき錆びついた部品の一部を興味深げに見ていた
「詳しい事は分からないけど、これは軍用機……それも当時のモノだと最新鋭の機体だね」
「そうなのですか?」
「うん、ジャンク屋時代にこ同じ軍用機の残骸のサルページを手伝った時にみた残骸とがあるから」
G36Cの質問にリーが頷くのと同じ頃、別の場所でワカとSG550は航空機の積み荷であったであろうドラム缶の残骸であろう金属片を見つけた
その破片にはハザートマークが描かれ、裏に内容物であろう緑色の液体が付着しているのを見て、SG550は顔をしかめた
「これが積み荷だろうな……緑色の怪しい液体が付着しているな」
「しかも、完全にハザートマークが書かれている触ったから手が溶けそう」
ワカの作業用ユニットのロボットアームで破片を掴むとそれを見た万能者が後ろから声を掛けた
「お、ペンギン見つけたのか?」
「積み荷……ドラム缶の破片だ。ご丁寧に中身らしき液体も付着しているぞ」
「よし、俺がそれを鑑定してやるからちょっと貸してくれ」
万能者はそう言って金属片をロボットアームから少し乱暴に引き抜くと金属を調べ始める
「おい、慎重に扱え!!」
「え……触れても大丈夫なんですか?」
SG550の不安をよそに鑑定を終えた万能者はそれを二人に伝えた
「調べてみたんだが……この緑色の液体か粘液みたいのは
「な……まずいんじゃないのか?」
「それって……積み荷は生物兵器だったの?」
「断定はできんが……ヤバイモノに違いないだろう」
万能者の言葉に唖然とするワカ達に対して、万能者は遠い目で申し訳なく話した
すると別方向を調べていたM16A4が叫び声が彼らの耳に入った
「こっちにほとんど無傷なドラム缶がありましたよ!!!」
「無事なドラム缶だと……ハザートマークが書かれているか!?」
「はい、かすれていますが描かれています!!」
「よし、それは無事な積み荷じゃ……ワシ達が向かうまで動かすなよ」
彼の呼び声を聞いた調査隊の面々が集まるのを見て、ワカは小さく呟いた
「謎の菌類が入ったドラム缶……否や予感しかしないぞ」
そして、ワカの不安は3時間後……もう一カ所の調査地点である儀式場に到着した際に的中する事になった
短めですが、今回はここまで
次話は周り次第ですが、儀式場での地獄での彼らのあがきを描写する予定です